99期3人娘の去就・2人目のトップ娘役は出るのか?

 

永久輝せあがトップ昇格確定になったことで、

97期生は海乃美月とあわせて合計2名のトップ就任となりました。

95期・96期が早々にトップスターを複数名輩出したのに比べると、

細く長い道のりを歩んだような印象がありますね。

 

とはいえ98期生は男役も娘役もたくさんの路線スターを生んだにも関わらず、

トップになったのはいまだ真彩希帆1名のみ。

けど、暁千星が控えていますから、ここの合計2名も固いでしょう。

 

で、今にわかに注目を集めているのが、

元祖不遇の期こと99期生です。

特に娘役3人は、色んな意味で各組で大活躍中。

本日はそんな99期3人娘について、まとめていきます。

 

小桜ほのか・実力の星組の一人として

 

まずは星組の小桜ほのか。

北翔&妃海の退団公演である『桜華に舞え』で新公初ヒロイン。

続く『THE SCARLET PIMPERNEL』ではエトワールに抜擢。

 

と、ここまでは順調だったにも関わらず、

紅&綺咲政権期では長い長い不遇の扱いを受け続けます。

 

何せ1期上には池銀様を背負った有沙瞳が雪組からやって来て、

強過ぎる娘2ポジションとして長き春を迎える一方、

綺麗どころの上級生別格である音波みのり、歌ウマ枠の天彩峰里、

ビジュアル特化の星蘭ひとみ&水乃ゆりと、娘役戦線は大混戦模様。

 

それもそのはず、星組は礼真琴の相手役探しをしていたわけですが、

結局は花組から舞空瞳のお輿入れが決定。

 

その交代劇の最中で放った一撃が、『アルジェの男』のアナベル。

この時の彼女の研ぎ澄まされた存在感は本当に凄かった!!

 

それが評価されたのかは分かりませんが、

政権交代後の『ロックオペラ モーツァルト』からやっと陽の目を浴び、

『シラノ・ド・ベルジュラック』でいわゆる理事ヒロの大抜擢。

『ロミオとジュリエット』で再びのエトワール、

そして『ベアタ・ベアトリクス』でバウヒロインを務めます。

 

星組は現在、暁千星の相手役探しを遂行中で、

トップ娘役戦線は105期生以下に移りつつあるわけですが、

そんな中でも彼女は有沙瞳の退団後、

正式な娘2格として美味しい役どころを取りつつ、

『Le Rouge et le Noir』『ME AND MY GIRL』では夫人役を取るなど、

上級生として自由自在なポジションで存在感を示しています。

 

歌劇の組レポの交代劇に(私は)深い意味は感じられませんが、

暖かみと厚みのある歌唱力と、

清楚な小娘からアクの強い老け役までこなせる芝居力で、

実力特化の星組を構成する重要なスターの一人として活躍中です。

 

野々花ひまり・典型的ラッキー娘2

 

続いて、雪組の野々花ひまり。

1期上に星南のぞみ、有沙瞳、同期に彩みちるを抱え、

若手時代は微妙路線中の微妙路線だった彼女。

 

なにせ当時の雪組は望海風斗の相手役探しが難航中。

結局真彩希帆のお輿入れが決まり(前の項と同じパターンだな)

前任の咲妃みゆの退団公演であった『幕末太陽傳』で新公初ヒロイン。

 

2度目は『ファントム』でしたが、

これは当時の超路線だった潤花の風よけ、という見方が強かった点で、

いかに立ち位置がビミョーだったかが分かるでしょう。

 

その後、真彩希帆の退団発表後、

コロナ禍の中で潤花が宙組へ異動、夢白あやがトレードで組替え、

果たして次期はどうなる?

と思っていたら、朝月希和が花組と反復横跳びしてトップに就任。

 

その最中、星南のぞみが退団し、彩みちるが月組へ組替えし…と、

気付いたらあーら不思議、視界は良好、

『ほんものの魔法使』での初の外箱ヒロインを経て、

突然彼女の前に娘2格のポジションがストンと落ちてきたのでした。

 

彼女がラッキー娘2ポジションといわれる所以は、

最初からトップ路線に絡んでいなかったがために、

「路線落ち」特有の悲壮感が一切無いところ。

 

そして『BONNIE & CLYDE』ブランチ、

『双曲線上のカルテ』クラリーチェなど、いかにも別格娘2な役を美味しく、

良い塩梅で演じ切ってしまえる実力の高さと、

それが嫌味なく光るベストな立ち位置にあります。

 

また、大劇場のフィナーレなどでの彼女の美しいドレス捌きや、

上級生娘役ならではの硝子細工のような静謐な動きは、

目を見張るものがありますね。

 

きっと、今が別格娘2ポジションとして最も美味しい時期、

ではありますが、それにしても雪組にも次世代の波が迫っていますので、

色んな意味でそろそろなのかな、

と雪組ファンとしてはひっそり覚悟している今日この頃です。

 

彩みちる・ラストチャンスは微笑むのか

 

ラストは月組の彩みちる。

入団時は雪組に配属、『星逢一夜』『るろうに剣心』と2作連続で新公ヒロイン、

そして本公演では主要キャストの1人、明神弥彦として階段降りも果たす。

 

続く『ドン・ジュアン』で東上ヒロインを務め、

まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。

後に月組トップ娘役となった美園さくらと並んで99期のツートップだった、

のに、ここで望海風斗の相手役というチャンスを1回逃すことになります。

 

いやいや焦ることはない、『CAPTAIN NEMO』で2度目の東上ヒロを経て、

『壬生義士伝』で3度目の新公ヒロインに登板。

 

そして当時物議を醸しまくった、『炎のボレロ』ですよ。

本来はポスターにも載った潤花単独ヒロインの予定だったにも関わらず、

突然彩みちるとW娘2体制にしたかと思ったら、潤花は宙組に組替え。

 

おっとこれは彩みちるにチャンスが巡って来たかと思ったら、

なんとビックリ、先輩の朝月希和が(略)。

これで彩風咲奈の相手役という2度目のチャンスを逃すことになります。

 

さてどうすると思っていたら、

『星逢一夜』で組んだ月城かなととの縁をつたい、

まさかの月組への組替えが大決定。

 

ファンは「月城かなとの後妻に!!」と願っていた様子ですが、

残念ながら現実はそう甘くなく、

『ELPIDIO』で3度目の東上ヒロインを取るものの、

天紫珠李と月組お得意のW娘2ポジションを当てがわれたと思っていたら、

『DEATH TAKES A HOLIDAY』ではまごうことなく完全老婆役と脇道に。

 

そうこうしている間に月城かなとは退団が決定。

3度目はチャンスすら巡ってきませんでした。

 

路線としてはこれでジ・エンド、と思っていたら、

なんとビックリ月城かなとと同時退団は行わず、まさかのステイ。

そう、鳳月杏の相手役という4度目のチャンスを賭けることにしたっぽいです。

 

彼女は研12と高学年でありながら、

いまだ娘役としてのフレッシュさを維持しているし、何よりも体感人気が凄い。

上級生が抜け、天彩峰里がクラッシュしている今、

別格娘役の中だと最上位の勢いがある気がするんですよね。

 

その人気にあやかって、果たして月組の救世主登板が起こりうるのか、

今後の発表が気になるところです。

 

99期生に2人目のトップ娘役が出るのか?

 

各組で別格娘2ポジションとして活躍している3名ですが、

実は人事的に非常に気になる点が。

 

平成宝塚史以降、トップは75期を除き、2人以上輩出してきました。

特に男役のトップが危ぶまれた90期、91期は、

なかば無理やりトップ娘役を2人輩出したことから、

「99期も2人以上出すのでは?」とずっと言われ続けています。

 

ってことで、この宝塚110周年にかかる人事変動こそが、

99期生にとっての色んな意味でのラストチャンスなんですよね。

果たして本当に2人目が出るのでしょうか?

 

実力的にもカード的にも、誰がなっても問題ないと思いますし、

逆にならなかったとしても決して不幸ではなく、

今後も各組の柱として活躍してくれることは間違いありません。

次なる発表を静かに、心して待ちたいと思います。

 

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コメント

  1. ずんだもち より:

    星組の振り分けはまだ出ませんが、小桜さん BIG FISH でヒロイン格になって、有沙 瞳と同じ道筋?と少し不安です。
    彩さんは「デスホリ」では、どこかに回想シーンでもあって若返って出て来るかと待っていたらそれもなく‥
    トップ娘はないということなのかと少し寂しく思いました。
    小桜さん、彩さん、野々花さん、演技派だしビジュアルも360度変身可能な方達なので、トップになれば演目はバリエーションが広がって、楽しそうではあります。
    GRAPH来月号は星風・聖乃・風間の100期トリオなんですね。
    いよいよ100期男役の頂上アタックが始まったんだとすると、水面下では相手役候補が何人もあがってるでしょうし。
    各組で3桁台のトップ娘が活躍中。天紫さんも101期で遅く見えるくらいですから99期からは難しいかなと思います。