芹香斗亜の任期が見える?・宙組大劇場公演演目決定に思う

 

宙組の次の大劇場公演の演目が発表されました。

公演情報

【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】

宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』

■作・演出:大野拓史

 

ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle』

■作・演出:田渕大輔

■主演:芹香斗亜、春乃さくら

 

色んな意味で「想定通り」

 

芝居演目は例の事件で幻の公演となった、

『PAGAD』の演出家・田渕大輔氏による新作くハートフルコメディ。

 

同時公演のショーは、例の事件でお蔵となっていた、

『宝塚110年の恋のうた』が満を持しての登場という、

まさしくダブルリベンジ公演となりました。

 

うーん、これはまた何というか、

アンチお花畑層が大ブチ切れしそうな演目内容だな、と正直思いました。

 

だってひっそりと公演を通常運行に乗せる、ではなく、

敢えての110周年記念奉舞ですよ?

しかもよく見たらフッツーに1月1日から公演するっぽいですし???

 

そんな敢えて神経を逆撫でするようなことをしなくても…、

と思ってしまう一方で。

 

『大海賊』で全国ツアーを巡らせる時点で、

「何を言われても通常進行に戻そう」という劇団の意思を感じていたので、

個人的には「さもありなん」って感じです。

 

オリジナル作品&ショーは使いまわしということは、

予算的にあまりお金がかからず済みそうですし、

正月だしギリ110周年だし記念奉舞でちょうどエエ!!という

ざっくりな計算をした様子が見て取れます…。

 

芹香斗亜の任期の話

 

そして同時に、芹香斗亜は『Le Grand Escalier』で退団しないどころか、

次作でも退団しない、すなわち、

任期4作を全うするコースで走っているのだなと改めて強く思いました。

(というのは全ツが発表された時から薄々感じていたので…。)

 

そもそも私は、彼女がトップに就任した時から、

「任期4作」と予想していました。

 

長き2番手スターの果ての高学年トップ就任、

というのは元星組トップの安蘭けいを彷彿とさせ、

スッキリすっぱり走り抜け、

代表作を生みながら4作で退団するのが綺麗だと思ったからです。

 

で、そんな予想通り当初の想定任期が4作だという前提で、

例の事件が起きようと、

劇団は当初の契約通りに履行することにしているのかな?

と私は勝手に邪推しているということです。

 

そりゃ法的に契約条項をチラつかせられたら、

劇団も「はいクビ」とは出来ない。

 

だったらもう、本人が納得いくまでどうぞおやりになったら?

ってことで予算がかかってなさそうな全ツ→大劇場と、

消化試合のように進行しているように見えてるんですよね。

劇団的にはサンドバックがいてくれた方が楽でしょうし…と残酷なことを言ってみる。(小声)

 

 

110周年で起きた咎を一身に引き受けてでも、

スポットライトを浴び続けるというのが彼女の選択なのであれば、

それを見届けるのがファンの矜持ってヤツでしょう。

 

とりあえず私は引き続き動向を見守りたいと思います。

 

2025年のスケジュール

 

そして同時に、2025年上半期の暫定スケジュールも出ました。

 

 

こんな感じで先々まで発表されるの、なんだか久しぶりですね。

少しずつコロナ禍から戻っていているのを感じられて、

とても良きです。

 

け、ど。

やっぱり1公演がなげえええええええええええええええ。

 

フツーに1ヶ月半公演するし、

雪組の東なんて体感2か月弱も公演するってことですよね。

とんでもねーな!!

 

これでタカラジェンヌの勤怠環境の改善に繋がるなら仕方ないですけど、

エンタメ興行としては結構致命的ですよね。

このままだと年8公演どころか、年7.5公演になりそうな勢いです。

ま、これも今後の動向を注視するしかありませんね。

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    来年まだ発表されていない期間もムラ6週間+東京6週間のペースで組まれるとしたら、2025年のスケジュールは花組0.5,宙組1,月組0.5,雪組1,星組1,花組1,月組1,宙組1,雪組0.5= 花組1.5作、月組1.5作、雪組1.5作、星組1作、宙組2作=計7.5作

    芹香さんの退団が早くても2025年末だとすると、桜木さんのお披露目公演は2026年に。水美さんが鳳月さんの後任を狙うとしても2026年以降就任とすれば、礼さんが後2作計10作で2026年春頃退団もあり得るんでしょうか。
    ですが、今後1作の公演期間が長くなることで、おそらく1人のトップスターの任期作数も削られるだろうと考えると、やはり礼さんは2025年夏退団説が濃厚な気がします。

    人事の新陳代謝のスピードが遅くなることは今後のタカラジェンヌの人生に大きく影響しそうです。それこそ、組内の空気の入れ替えが出来るのか、そこがとても心配です。

  2. YK より:

    記事をいつも楽しく拝見してます。
    芹香さんは4作〜5作くらいしそうな雰囲気ですよね、昨年の悲劇とは無関係ですみたいな空気感出してるし。Le Grand Escalierは興味本位で申し込みましたが、自分は熱烈な宙組ファンではないので次以降は友会も申込は見送りしようかなと思ってます、基本的に全組観劇派なんですけどね、、、。
    劇団の方針とはいえ、何もなかったかのようにやり過ごすのは自分的にちょっと違うかなと思うので、操り人形みたいで少し残念というか。
    どうやったら宙組のイメージアップになるのか劇団に真剣に考えて欲しいと思いますが、最近は諦め気味です。
    不毛なコメント失礼しました&今後も楽しい記事お待ちしてます。

  3. イレーヌ より:

    RRRの正月公演チケットが吹っ飛んだ身としては、その発端となった宙組が通常通り正月公演を遂行することにモヤモヤせざるを得ません…

  4. あず より:

    個人的にキキちゃんには4作やってほしいけど、ずんちゃんの実年齢(すみれコードすみません)が気になって……。
    普通であればじゃあずんちゃん組替え?と思うのですが、生え抜きトップの期待を背負ってますもんね。
    私はあまり生え抜きにこだわらないんですが、御本人はどうなのかなあと考えてしまいます。
    もちろん御本人が全然あと5年くらいやりますよ!って劇団に言ってる可能性もあるので、要らぬ心配かもしれないですが。

  5. orange芋 より:

    ラズルタズルの内容が次の世代に引導を渡すような内容ぽく見えて(穿りすぎ?笑)深読みしていましたが、4作全うされるのでしょうね。
    アビーとキャロルの配役はどうなるのか楽しみです。

    しかし、よりにもよって1日から!?とびっくりしたのは皆さんもですよね。
    該当者といわれる方たちが退団すればいい問題でもないものの、1年の始まりを寿ぐ日に宙組かぁ、とモヤッとしてしまいました。
    私も星組のお正月公演が飛びましたので余計に。