さて、鳳月杏＆天紫珠李のプレお披露目公演にして、
宝塚名作シリーズの再演となる、
『琥珀色の雨に濡れて』の配役が発表されました。
個人的感想をさっくりまとめていきます。
フランソワーズをめぐる攻防
まず、既に主要3役はそれぞれ、
クロードが鳳月杏、シャロンが天紫珠李、
そしてルイが水美舞斗であることは既に発表済み。
で、ここに食い込んで来る美味しい娘2格のフランソワーズは、
103期生の白河りりに大決定!!
はい、104期生のきよら羽龍との直接対決を制したことになります。
ま、最近の彼女の推されっぷりを見るに、
そうなるんじゃないかなーと思っていましたが、
実際取ったことはプチ驚きですし、
何よりきよら羽龍の梯子の外されっぷりに改めて驚きますね。
…いや、きよら羽龍の梯子って、2022年あたりからケガが続き、
風間バウの後に何度もあった外箱ヒロを取れなかったり、
エトワールを単独でやらせて貰えないどころか日替わりだったり、
ずっと、ずーっと、ずーーーっと外されっぱなしなんですよ。
で、やっと宙組への組替えで梯子が架かったと思ったらそれも外れて、
結局月組にステイせざるを得ないとなればポジションがなく、
下級生の花妃舞音や別格枠の白河りりに圧され、と、
マジで「持ってないな」と驚くばかりです。
そんな彼女はジュヌヴィエーヴ役。
雪組版は妃華ゆきの、星組版は五條まりな。
う、うーーーーーーーん。
確かに綺麗どころですけど新進気鋭枠ではないわな。
なお、フランソワーズが波線上だからといって、
「これで白河りりはトップ娘役一直線だ」と短絡的に言っちゃう人は、
雪組版と星組版の配役表を眺めてから出直して来てもらって。←
ただ、鳳月政権月組では白河りりを、
美味しい娘2格の1人として扱う気満々なのはよく分かりました。
実力もギラギラもあり、
歌が不得手な天紫珠李を支える人材としてはピッタリですね。
まずは『琥珀色の雨に濡れて』での名場面・四重奏を、
ぜひ頑張って支えて上げて欲しいです。
その他の配役について
で、3番手格のミッシェル（雪組版は真那春人）は101期生の礼華はる。
スター序列的には極めて順当ですが、
鳳月杏演じる主人公の親友役を演じるにはだいぶ学年が離れていますので、
ここはひとつスターの見せどころでしょう。
ジゴローズは予想通り、英かおと、七城雅、一輝翔琉あたりと、
すごく順当なメンバーですし、
この中だと一番目立つピエールが七城雅なあたりも、
すごーく極めて順当ですね。
あと、クラブの女主人・エヴァが白雪さち花なのが胸アツ…。
演目が発表された時からずっと言い続けてきましたけど願いが叶った…。
あの登場のシーンを彼女が歌うと想像するだけでワクワクしますね。
で、そんな彼女と不思議な縁の有る（ネタバレ回避）、
シャルル役が夢奈瑠音とな。
花組版では夏美よう様が演じたような役どころですが、
雪組版も星組版も中堅に振ってましたし、
役が少ない作品なので、こんな登板も有りかなと思いました。
彼女は単純に芝居や場の支配力が上手いですし、ね。
普通に楽しみな『琥珀色の雨に濡れて』
こう書き出してみると、
全体的に極めて順当な配役だと思いました。
何より月組イケメン中堅若手ーズが、
揃いも揃ってジゴロをやるのが良いですね…。
はぁ、早く英かおとのジゴロが見たい。←
そして水美舞斗の落下という大カンフル剤が、
新生月組にどのような影響をもたらすのかを含め、
今から非常に楽しみです!!
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コメント
お久しぶりにコメントお送りさせていただきます、こぼたです！時々に色々考えながら公演を見ては拍手を送り、こちらのブログも拝見しておりました。
フランソワーズはきよらさんだと思っていたので、発表時は度肝を抜かれてしまいました。
が、りりさんの経歴を考えると、なるほどな〜と思いました。りりさんが宝塚を志した理由と鳳月さんとのリンクを考えると、琥珀〜の役と重なってとても綺麗だなと感じました。学年的に餞別にもなりえそうな気がします。
が、個人的に気になったのは、ショーもりりさんが娘2を取るか。即ち、水美さんと組むか です。
水美さんと同郷で同じ中卒入団。早くに抜擢されるも、その後はなかなか上がれず。しかし得意の歌を磨き、エトワールを何度も務め上げ、優秀な人材であることを証明し続ける（水美さんの場合はダンスですかね）
もし 水美さんが月組に移動するのであれば、諦めずに己の武器を磨いて証明し続けた二人が報われる系のストーリーを描きやすいなぁと感じました。水美さんの個性も補い合える気がしますし。
最近は同じような境遇を辿った二人がコンビを組む傾向にあると思っているので、 もし 相手役が水美さんなら、歌＋物語性ではりりさんに軍配が上がりそうかな〜と思っています。
ショーも娘2として水美さんと組むようであれば、今回の全ツで水美さんとの相性確認の可能性もあるのかな？と思ったりもしております。
今回の発表ではりりさん（水美さん）に注目してしまいましたが、鳳月さん・天紫さん率いる月組の新たな一歩、とても楽しみです！劇場でしっかりと拍手を送ってきます！！！
コメントありがとうございます。
個人的には水美落下傘なら相手役はきよら一択！って思ってたところに水美花妃もありかも…？と思ってたところなので、まさかの水美白河も面白いかもしれませんね。お互いギラギラ系で立ち位置的に似てるわねと思ってましたけど、まさか同郷とは…。
コメント返信ありがとうございました。嬉しいです！
1点だけすみません、私が伝えたかった 水美さんと同郷 というのは大阪府出身という意味で、スクールという意味はないです…！（りりさんのスクールを存じ上げず…すみません。）一応念のためお伝えさせて頂きました。
水美白河、二人とも水に縁のあるお名前なんですね。劇団、お名前のご縁も好きそう…と今思いました笑
こんにちは
いつも拝読させて頂いております。
今回、
ジェヌビエーブをめぐる攻防→フランソワーズをめぐる攻防ではございませんか？
あと
ジェヌビエーブが破線上だからといって→これもフランソワーズではないかと思いますので一度ご確認を頂ければと思いました。
こちらが誤っておりましたら申し訳ございません。
ご指摘ありがとうございます！訂正させて頂きます。
先日の娘役戦線で、アンダー103期であるなら白河りりちゃんも対象になるのではないかと(著しく可能性は低そうだけど)申し上げた者です。まさかこんな事態になろうとは(笑)。
とはいえおっしゃる通り、2012年の星組、2017年の雪組と振り返るとここに配されたからといって…という役回りでもありますね。ただこの作品、男女四角関係を除くと、ギリギリミシェルが美味しいくらいで、あと皆男女烏合の衆感が否めず(ジュヌヴィエーヴはWikiの解説読んでようやく役回りを思い出す始末)、お羽ちゃんの改めての売り込みを考えると、チャンスを逸したイメージは拭えない。
ところで、最近直前の外箱でやたらめったら美味しい娘役って次公演のフラグなこと少なくないですが… まさかね