しれっと月組の次回大劇場演目が発表されましたので、
さっくり所感を書いていきたいと思います。
三国志炎戯『RYOFU』
■脚本・演出:栗田優香
Amazing Fantasy『水晶宮殿』
■作・演出:齋藤吉正
■主演:鳳月杏、天紫珠李
普通に楽しみで羨ましい
まず、芝居は栗田先生による新作中華物。
いいなーーーーーーーーー、素直に羨ましいです。←
栗田先生といえば、今やポスト上田久美子の最右翼とも言われる存在。
これまで発表された作品はどれも佳作揃いで、
安定したクオリティを誇る敏腕演出家。
どうやら育休でしばらく表舞台を離れていたようですが、
今回の作品は2023年『万華鏡百景色』以来、約3年ぶりの復帰作。
待っていたファンも多いのではないでしょうか。
大劇場公演としては、
花組『蒼月抄』に続いてアジア圏を舞台にした作品が連続するというのは、
宝塚としてはかなり珍しい流れ。
しかも『蒼月抄』は熊倉先生の大劇場デビュー作でありますし、
若手演出家の新鮮な空気が連続で感じられて良いですね。
そしてショーは齋藤先生!
ショーで月組に登板されるのは珍しいなと思って調べたら、
霧矢大夢の『Misty Station』ぶりでしょうか。
とはいえ……サイトー先生、どんだけクリスタルが大好きなの?←
つい最近も『JAGUAR BEAT』で使ったばかりやんけ!!
ま、サイトーショーは一定の打率を持つ安心感がありますし、
栗田先生の芝居と組み合わせは「当たり確定」と言っても過言ではない布陣。
素直に月組が羨ましいですぅ。
なるほど分からん
さて、問題はこの演目が
鳳月杏&天紫珠李にとって任期3作目であること。
すなわち本作がサヨナラ公演であるか否か、なわけですが…。
正直に言って良いですか?
さ っ ぱ り 分 か り ま せ ん ね 。
演目の説明文を読む限り全くもってサヨナラ感はないけれど、
でも鳳月杏の退団公演が中華モノというのは、確かにそれっぽい。
サイトー先生も、そこまで鳳月杏と縁があるわけでもなさそうですし、
サヨナラ演目を担当するのかな?と思う一方で、
『Misty Station』『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』と、
一時期は退団公演登板だった時期もあるわけで?
ただ、本作がサヨナラ公演じゃなかったとしたら、
4作目何するんだろう?と素直に思っちゃいますよね。
この「当たり」っぽい作品で退場いただいた方が、
物語的には綺麗な気がするけれど…。
ま、この答え合わせは比較的すぐにやって来ると思いますので、
今回は一先ず「保留」ということで。
天紫珠李が強過ぎる件
そーんなことよりも。
今回の演目の詳細を見て感したのは、
天紫珠李の扱い(人事的な意味ではなく)が強過ぎることです。
芝居の方は中国三大美女のひとりである貂蝉で、
ショーの方は伝説のプリンセス、だそうな?
ダブルファムファタールって、どんだけ?????
ま、彼女は『FULL SWING!』でも
謎に金ぴか雷神様みたいな役もやっていましたし、
そのゴージャスな雰囲気が演出家にそういう役どころを想起させるのでしょう。
けれど、なんだか月城かなとが海乃美月の婿感があったように、
鳳月杏にも天紫珠李の婿感を感じてしまう今日この頃。
まぁ鳳月杏は誠実に人を思う役が似合うからこそ、
そういう関係性で描こうとしてしまうのは仕方ないのかもしれませんね。
以上、感想でした。
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コメント
月組でサイトー先生のショーはMisty Station以来では…?
ほ、本当だ…自分で書いておきながら…
月組 ホント羨ましいです。私の宙組は野口先生による男役見本市2度目‥
栗田先生のお芝居はハズレないでしょう。
齋藤先生のショー ジャガビー?って思いましたよ。
レビュー本で指田・竹田・栗田3氏の鼎談ありましたね。ファンに演出家不足!と度々言われるので ちゃんと育成している と示したのでしょうか。
指田先生が蜷川幸雄が好きというのはなるほどそうかも。でも私は指田先生に北国を感じるので、いつかラテンショーをやりたいとの言葉には‥?結びつきません。
記事テーマからそれてしまいました スミマセン。
あれ、すごく読み応えありましたよね。3人が3人とも想像通りのキャラクターで納得しながら読み進めてしまいました。笑