最高のプレゼント・雪組『愛の不時着』感想①

 

朝美絢＆夢白あやのプレお披露目公演、

雪組『愛の不時着』をブログ開設6周年の日に観劇して参りました。

 

 

ありとあらゆるツテのある管理人すらチケットが取れず、

なんとか1回観ることが出来ました。

 

私なりの感想を綴っていきます。

 

最高のプレゼント

 

まず一言。最高だったね!!

『愛の不時着』はNetflixにおいて世界190ヶ国で配信され大ヒットした韓国ドラマ。放映時期がちょうどコロナ禍だったこともあり、普段ドラマを見ない層にも受け、大変知名度も完成度が高い作品。ですが、ドラマ版は一話が90分近くで全16話という超大作ですから、これを3時間でどうまとめるのかと不安もあったのですが、杞憂でしたね。冗長な部分をザクザク切り落とし、必要な部分だけをうまーくかいつまんでまとめられた、まさしく「忙しい人のための『愛の不時着』」という感じ。韓国でミュージカル化され、日本でも上演していますけど、ぶっちゃけあまり変わってないんですかね？とにかくよくまとまっていました。

あらすじはというと…主人公は無骨な北朝鮮の軍人（イケメン←重要）。ヒロインは韓国の財閥令嬢かつ実業家で、パラグライダーで飛行中に突然の竜巻に巻き込まれ、軍事境界線を越え北朝鮮に不時着してしまう。韓国に帰ろうと奔走するヒロインだが、悪役である保衛司令部少佐に見つかりそうになった所を間一髪で主人公が助け、自宅に匿うことになる。ともに過ごすうちに互いに恋愛感情を抱くようになるが、主人公には北朝鮮の社長令嬢である本物の婚約者がいたのであった…。みたいな感じ。

笑っちゃうほど典型的な韓国ドラマ調メロドラマで、これが宝塚の主なメインの客層に響かないはずがない!!ドラマ版に比べて復讐劇の要素がだいぶ薄まり、ほんわかラブロマンス感が強まりましたけど、それがかえって食べ心地が良くなったような気もします。ま、原作ファンとしてはちょいちょいツッコミたいところもありますし、なんなら原作を知らない方々は、特に後半は少し置いてけぼりになったんじゃないかと心配する部分もあるのですが、ノープロブレム。だって朝美絢×夢白あやの顔圧と芝居でなんとかしてますから!!ってことでチケットが取れなかった方はぜひ配信を見ましょう。12月28日ですよ!!私はおかわりする予定です!!（宣伝）

 

朝美絢の新たな境地

 

主人公のリ・ジョンヒョクを演じた朝美絢。いやー、カッコ良かったですね!!原作のヒョンビンは、ザ・男の中の男とも言うべき筋骨隆々の短髪マッチョ野郎であり、それをそのまま再現するのは当然難しいわけですけど、朝美絢らしい顔面の良い無骨な軍人像をよく作り上げていたと思います。分かりやすく言うところのツンデレなリ・ジョンヒョク、これってどこかで見たことあるなと思ったら、あれだわ、『A-EN』のアーサーだわ。

最初はお仕事上等でつれない態度だけど、美人なヒロインの一挙一動に少しずつムズかゆくなっていって、メロメロになっちゃうんだけど気がない態度を取る感じ、うーーーーーーーん、二次元!!だけど『A-EN』の時にはない大人な男の色香があるのが良いですね？？？眉間に皺を寄せてヤレヤレしている感じ、すっごく良い。こんな男は現実には居ないわけですけど、もし居てくれたらとキュンキュン妄想させてしまうだけのパワーがある、それが朝美絢です。ありがとう。←

個人的には後半のメロメロモードの、命をかけてヒロインを守る主人公もカッコ良いのですが、やっぱり前半の心ぐらいついている頃に萌えを感じますね。特に初雪のシーンやら、1幕最後のシーンは、ドラマで内容を知っているはずなのにうっかり感動してしまいました。

途中で差し込まれるコメディなノリも含め、物語に吸引させてくれる芝居力が彼女にはあると思うし、もともと持つスター性、そして圧倒的なビジュアルが重なり、まさにハマり役の一つになったんじゃないかと思います。

 

夢白無双が凄い

 

そしてヒロインの夢白あや。まずもってヒロインのユン・セリに似合い過ぎるーーーーーーーー!!美人だけど飄々としている雰囲気がピッタリだし、何より今風の韓流メイク？フェイス？がドハマリしていて、特に後半の韓国編の服がよくもまぁ似合うこと…!!あまりに美人で発光し過ぎて、私はもう彼女にも釘付けでした。

とにかく出番が多くて、まさに夢白無双という感じ。ヒロインというよりもはやW主人公なのでは？という勢いですが、それでも良いのです。だって朝美絢との並びがとにかく美し過ぎるから!!

いや、本当に凄いよ？美と美の殴り合い。いや、殴り合いではなく正しくは「調和している」んですけど、とにかく並んだ時のしっくり感が凄い。明るく溌剌とした夢白セリと、無骨で生真面目な朝美ジョンヒョクだからこそ、互いに惹かれ合っていくのが分かるし、説得力があるし、そもそも作画がピッタリ過ぎるというね。この2人が主演する『愛の不時着』をやろうと決めた上層部、本当に素晴らしいです。

また、リ・ジョンヒョクの部下チームやら、街のおばさま連中とのやり取りの中に光る、不敵な感じも夢白あやにピッタリで、まさしくハマり役でした。兎にも角にも出番が多く、娘役好きの方々的にも大喜びな作品なんじゃないかと思います。

 

後半に続く

 

この熱量で書いていったら記事が二つになりました。笑

ってことでその他のキャスト感想と、

脚本についての少しばかりの文句は、後半に続きます。

 

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