結婚の可否より問題なこと・スター超高齢化問題

 

乗り遅れてしまって大変申し訳ないのですが、

村上社長が「結婚で退団を見直し検討」発言が話題となりました。

 

SNSを中心にファンは騒然としていたようですが、

私自身の考えを書いていきます。

 

結婚という選択は枷なのか

 

今回の村上社長の発言は、宝塚が株式会社化したからこその発言・展望であり、そこまで実行性が伴うものではない(つまりガス抜き)と思いますが、私の意見としては現役タカラジェンヌの結婚には反対です。

既婚女性が演じる男性に萌えないだろう、という元も子もない理由もそうなのですが、果たして本人たちにメリットがあるんですかね?仮に妊娠→出産したら産休取るの?復帰後も家族のフォローとか必須じゃない?体系維持も大変だよね?子無し選択ならば、現役生がただ「籍を入れる」という行為に意味なんてあるの?と諸々考えてしまいます。

例えば、専科生の結婚は良いのかもしれません。それこそ凛城きら、輝月ゆうま、小桜ほのかあたりのメンバーがそういう選択肢を取っても、なるほどねと私は納得出来ます。が、そういう例を作ってしまうと、箸にも棒にも掛からないようなハイパーモブな下級生が「私、妊娠出産するんで専科行かせてね」と言われても、企業は拒めなくなるんじゃないのかな、と。

そもそも宝塚は「未婚女性が男装する」ことでその付加価値を高めているのであるからして、そんな特殊性をわざわざ否定する必要はないと思います。ちなみに、同様の理由で男性の入団も当然ながら反対です。これは宝塚に限らず、例えば甲子園球児や力士に男性しかいないのと同様。職業選択の自由、無意味な多様性の発狂とは別個のものとして考えるべき、というのが一ファンとしての意見です。

 

スター超高齢化問題

 

むしろ、結婚するという決断=退団であるならば、そのタイミングの提供をもっと早めてあげるべきだ、と私は考えます。特にここ最近はスターの高年齢化が著し過ぎますよね。

もちろんコロナの影響があるのは分かりますが、研19就任の鳳月杏が任期4作やるかもしれないとか、現在研17の朝美・桜木の95期後発組がやっとトップに就任して、という今の状況は、明らかに異常です。退団したら40歳近くだなんて、ハナから色んなものを諦めろと言ってるようなもの。そして今の100期前後、105期前後の育成状況を見るに、この方向に加速していく舵取りをしている気がしてなりません。

もうさ、最近みんな「辞めないで」って言いすぎなんですよ。「可哀想」「報われて」好き勝手言うのは構わないけれど、じゃあただ無為に居座ることが正解だと私は思いません。

そもそも一般社会でも自分がこの仕事に向いていないかも?と思うようなら一刻も早く、一区切りとしては3年程で辞めるべきだし、異動もなく、昇進もないまま淡々と過ごしていても7年くらいで飽きてくる。「男役10年」とはよく言ったもので、確かに特殊技能を身に着け魅せられるようになるまでにそれくらいの期間は必要だけれど、美しい華でいられるのはせいぜい2年くらい。あとは枯れていく一方なわけで、スター格が研12までにほぼ辞めていくのは自然の摂理でしょう。さらに「娘役も10年」なんてマジでトチ狂ってる意見だなと思っていて、ただでさえ役の少ない娘役がモブのまま長年拘束されるのは、果たして健全なのでしょうか?

そしてセカンドキャリアの選択肢が一気に狭まる35歳前後を目途にトップスターは解放してあげるべきだと私は思いますけどね。そりゃ本人の強い意思で高年齢まで居座る選択を否定はしないし、そういう需要もあるでしょうけど、せいぜい5組中1組だけ。あとはトップ就任を研12~13を平均に、任期5作以内で解放してあげて、新陳代謝を活発にクルクル回してあげた方が、よっぽど健全だと私は思います。

 

年間作数が少なるなるのだから

 

つまり、現役タカラジェンヌに結婚という選択肢を与えるのではなく、もうやり切った!!と早いうちに納得して退団→結婚出来るよう若いうちからガンガン使っていった方が良いのでは?というのが私の主張です。もう100期生が研12であることを思えば、今更礼華はるがバウ主演したりしとる場合じゃないんよ、早いとこ103期以下にバンバン経験させないと!!

そりゃ突然上級生を切った下に降ったらチケット売れない問題に直面してしまうけど、徐々に徐々にハードルを下げていけば良いのに、年間作数少なくなるからって徐々に上げてってどうすんねん!!逆やろ!!

…と思う私なのでした。

 

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コメント

  1. カンタ より:

    >果たして本人たちにメリットがあるんですかね?
    それは本人たちが決めることで、別に反対する理由にならないのでは。
    また唐突にこの話を理事長が切り出したのは、内部からそのような要望が多かったから、という理由も推測できませんか?内部からの要望がないのであれば、企業はわざわざ自社に不利益を被るような制度改正はしないと思うので。

    >例えば、専科生の結婚は良いのかもしれません
    それであれば、なぜ結婚に反対するのでしょうか。

    >「私、妊娠出産するんで専科行かせてね」と言われても、企業は拒めなくなる
    別に契約社員なので、企業側が嫌なら契約更新しなければよいだけなのでは。
    もちろん「更新期待権」にまつわる問題は生じるかもしれませんが、そこはこれまで劣悪な労働環境においても生徒に有無一つ言わせないような素晴らしい労務管理をしている宝塚株式会社であれば、優秀な労務士を雇ってうまいことやるでしょう。

    >そもそも宝塚は「未婚女性が男装する」ことでその価値を高めているのである
    根拠は?あと娘役や専科についてはどうでしょうか。既婚の娘役や専科も否定しますか?
    ちなみに、私はその女性が未婚だろうが既婚だろうがどっちでもよいです。むしろ「適齢期」を過ぎてまで未婚なままでいなければいけない環境を想像すると、そちらのほうが心苦しいので、むしろ本人が結婚したいなら早く結婚してほしいと思います。

    >タイミングの提供をもっと早めてあげるべきだ
    そうするとあなたの言う「付加価値」が下がるのでは?未熟な男役がトップにならざるを得ない状況を作ってしまう可能性もあるので。
    別に無理矢理高齢にさせてからトップにしているわけではないでしょう。トップに値する水準に達するまでの技量が、大体の場合高齢になるまで鍛錬しないと身につかないから高齢になってしまっているのと思うので。実際、別にトップの水準に達していると思われる方は早期就任していますし。

    • masa 蒼汰 より:

      言い返ししかされてないので主訴が読めないのですが、つまりカンタ様はタカラジェンヌの結婚に賛成ということなのでしょうか?その希望が叶うと良いですねぇ。

  2. YK より:

    いつも楽しく記事を拝見してます。
    結婚しても在団できるのは理想論としてはありですが、現実的には厳しいですよね。ファンの少ないジェンヌは在団してるだけでとてもお金が掛かるのが事実である以上、それを許せる旦那さんは相当限られるし、寧ろ変な虫を寄せ付けてしまいそうなのが懸念です。(かつての欧州のロマンティックバレエみたいに)
    スターの高齢化は時流なので仕方ないのかな、と個人的には思ってます。外の芸能界も高齢化が激しいですし。
    故に私設ファンクラブの集金(=ほぼ年金扱い?)が益々重要になってしまうのではとも思っています。
    これからも楽しい記事をお待ちしております。

  3. ねねちゃん より:

    現役生の結婚、ジェンヌさんとしてもファンとしてもメリットがあまりに無いですよね……
    専科のみとするにしても、仰るとおり芸を極めていない方の行き場になるのは個人的にとても嫌です。

    スターの高年齢化についても、本当にその通りで!
    演目数が少なくなって熟すまでの期間が長くなるでしょうし、簡単に首を切れなくなると思うので在籍年数が全体的に長くなりますし、循環は悪くなる。事の発端からして、良くない流れにまたなるのではと思ってます。

    もし分かればなのですが、音楽学校の枠が50人︎→45人→40人となった背景って何でしょうか?
    管理できる人数は有限、しかし出ていく人が少なくなるのであれば、入ってくる人を減らすことになりそうだなと……

    • 音凪ゆう より:

      横から失礼します。
      音楽学校の枠については、もともと40人程度だったところ、宙組ができたことに伴う人数調整を目的に、50人定員としたのだと思います。
      そして、各組の人数が均等になったことから、また40人に戻したのだと認識しています。

  4. 杏津美 より:

    なんだかんだ言ってもまだ10倍の競争倍率があるのだから、残念ながら入れなかった人のためにも最低新人公演卒業の研7までは居てほしいと思う。反面トップは4作ぐらいが限界、別箱組み合わせても2年で惜しまれつつ辞めるのがいいと思う。礼さんが本公演9作で退団になりますが、5作以上のトップは彼女を最後にしていただきたいと思う。

  5. りす より:

    現役生の結婚を認めるに関しては、会社化した影響(労基的に結婚を理由に解雇することはNG)で、成文化させるのは難しいと考えていたので特に不思議では無いのですが、現実的には厳しいとは思います。これで認められたからといって在団したままそこに踏み切れる生徒がどれだけいるか… 結婚したことで起こりうる理由で休演などしたらスターとしてのキャリアに響きますし。

    若手をもっとガンガン使っていけ、大変納得です。
    雪組の一人っ子とは言わずとも2人っ子くらいにして欲しいですね……

  6. トムヤムクン より:

    私もジェンヌさん結婚は反対です!限られた専科の方はそうゆう選択肢もありと思いますが、、。
    卒業は寂しいけどトップスター任期はながくしてほしくない。いろいろなトップスターを観たいし、贔屓ジェンヌさんが卒業後どんな風に活動なさるのか、学年が上になるにつれ劇団内での上がりのスタイルがみえてくると気になってくるのもファン心理。卒業の日まで健やかに伸びやかに頑張って欲しい、そして卒業したら自分のスタイルで活動していってほしい、て思いますー。

  7. みなとのシブキ より:

    蒼汰さまの意見にほぼ同意同感です。完全でないのは、決める権利は彼女達にあることと、私は既婚者であることを感じさせなければ気にしないかもしれないから。 でもなってみないとわからないですね。
    専科ならいいと思いますが、我も我もじゃ困りますよね。
    村上社長の言葉は世間の批判をかわすためのものだと思っています。 
    現実的には毎年40人入団してくるのだから産休明けにもとのポジションに復帰するのは不可能でしょう。
    高齢就任についてはスターの成長具合で一概には言えませんが、ファンの期待を背負って下りるに下りられず は多々あるでしょうね。
    「私のお気に入りスターをトップにしろ」とうるさかった私が言える分際じゃないけれど、特殊な環境でタカラジェンヌを演じてもらっているわけですから、ある程度の年齢になったら解放してあげるのがよいと思います。

  8. あんがす より:

    結婚を鐘の音として退団するというのが一番スマートだと思います。
    宝塚は常に団員が入れ替わって新陳代謝していくのが良いところなのですから、わざわざそれを阻害するようなことをやる必要はないと思います。

  9. May より:

    運動量の多いジェンヌさんは体の年齢も若いままなのか?、ある程度の学年までいった男役OGさんでも普通にご出産されていてすごいなーと思いがちですが、瀬奈じゅんさんのインタビューなどを拝見すると、やっぱりトップ層は体を酷使してライフステージに影響が、、、と思ったりもします。
    35歳前後で卒業できるようなサイクルに変えていくのは、悪くないと思います。

    個人的には、宝塚の良さって、ラブシーンが生々しくならない点にあると思っていまして、既婚になることでそこに男性の影が介在してしまうとノイズになるなと(スミマセン)非日常の少女漫画感を味わいに来ているわけですから。
    既婚okの歌舞伎とは、対称にできないですよね。

  10. 夏みかん より:

    本人にメリットがあるのか?
    それは各自が決めることなので、制度としては結婚可であって良いと思います。仕事優先か家庭優先か両立か、どうやって生きるのか悩むのは全ての女性に共通の宿命です。一般人でも結婚しないで仕事に全力投球したければ自分でそれを選ぶし、両立したい人は何かを諦めながら人生のバランスを取っていくのだから、タカラジェンヌだけが例外というのはもう無理でしょう。

    トップクラスの人は両立なんて無理!ということは、ファンが騒がなくてもご本人たちが一番よくわかっていらっしゃるはずです。専科生でなくても「路線にはなれないけど、群舞でいいから結婚で辞めたくない」という人だっているはずで、そういう人も退団しなくていい選択肢はあるべきだし、結婚を公表する必要もないと思います。
    タカラジェンヌが夢を売るフェアリーであっても、どう生きるか、本人が選ぶ権利を持っていることが重要だと思います。自分で選んだ納得のいく人生を生きて、舞台で素晴らしいものを見せてくれることを願っています。

    • アンナ より:

      私もこちらのご意見に同意です
      蒼汰さんの「35歳前後でトップさんを解放」のご意見にも同意です

      今回の発信は年齢層高めのファン、長年のファンに向けてというより
      10代20代のファン、将来ファンやタカラジェンヌになるかもしれない若い層に向けて(例えが適切か分かりませんが男性の育休制度のように)受け入れられるのに時間がかかる事を見越してなのかなぁと感じました

  11. まめ より:

    はじめまして。いつも拝読しております。
    朝美さん・桜木さんの95期後続組のようやくの就任について、蒼汰さまのおっしゃる通りだと強く共感いたしました。
    私は朝美さんのファンなのですが、30代前半で退団して順調にセカンドキャリアを築き始めている同期の月城さんや柚香さんのことを考えられずにはいられません。朝美さんが退団する頃には40を目前に控えたご年齢になっているでしょう。もちろん40代で活躍していらっしゃる先輩方はたくさんいますが、その中に一から飛び込んでいくにはいささか遅すぎ、映像にシフトするにしてもどの枠を…?と考えてしまいます。
    大好きな方が心から望んでいた舞台での姿を楽しみたい気持ちや第二の俳優人生を心待ちにする一方、どうしても不安がぬぐえない昨今です。これからも更新楽しみにしております。

  12. orange芋 より:

    こんにちは!
    このニュース、蒼汰さんの記事を見て思い出したのは明日海りおさんのことです。ご両親は宝塚受験に反対、普通に女性として結婚して幸せになってほしいと思ってらしたが、りおさん本人の熱い思いに許されたというお話です。

    これは年を取った今、どちらのサイドの気持ちもわかりますし、りおさんは立派なトップスターとして宝塚に多大な貢献をしてくださいました。
    退団後もテレビや舞台でも活躍して目を見張りますが、ご両親はどう思ってらしたのかなと。
    トップになってすぐに退団はできないし、退団後にはもうそこそこの年齢になってしまっている、結婚は良くても子供を欲されてる場合、厳しいものがあるよな…と思っていました。

    これは宝塚に関わらず仕事をしている女性にとっても悩ましい問題ですよね。

    ファンはスターに夢を見たいですが、スター本人も幸せになってほしい、この矛盾した考えは過去から今もなお続く思いなのだと思います。

  13. はとこ より:

    会社化した以上、結婚を禁止することはできないのでしょうけど、別にそれをいちいち発言しなくて良くない?と思いました。
    ミッキーの中の人の話なんて聞きたくないのと同じです。

  14. みんみん より:

    今まで通りで!が希望です。結婚の見えないハードル撤廃で残る人が多くなり新陳代謝が鈍っていけば衰退の一歩を辿るのではないでしょうか。
    SKD(松竹)はトップスターが還暦まで辞めなくてそれも廃団の一因じゃないかと在団されていた方が言ってました。現代人は若い(端的ですが)ので本人達が納得していれば多少トップの就任年齢が高くなるのは許容なのかもしれませんが、在任期間となると今まで通りシビアに思ってしまいそうです。
    話は変わりますが、今の理事長って不確定なことをよくつるっと公言しますね。改革の論点ずらしの一つではないかと杞憂しハラハラしています。

  15. あず より:

    未婚条件がなくなることだけを発表しておいても後はいちいち誰が結婚しましたとか発表しないでしょうから、結婚しようがしまいが私たちは知る由もないし人気にも影響しないのでは?と思いますがどうなんでしょうね。
    今までも事実婚状態の専科さんはいましたし、籍が入ってるかどうかを客が気にする場面ってあるのかな。
    別に劇団が結婚後も残ってくださいと頼んでいるわけでも早く結婚しなさいと言ってるわけでもなく当たり前にあるはずの労働者の権利の問題ですし、私は本人が出来ると思うならやればいいと思います。
    隠し通すもよし、結婚を発表してもキムタク的に人気を保てると思うなら発表してもよし。もちろんそれでファンをやめるのも自由ですし、ファンが減れば役付きに影響はするでしょうね。

    妊娠出産は体調不良により休演扱いになればどうしてもある程度察せてしまうけど、それを理由に劇団側から退団を促すのはやはり時代にそぐわないと感じます。
    本人が無理だと思えば自分から退団するでしょうし周囲のサポートや体型管理云々も生徒側が考えることであって劇団が強制することではないしそれが許される時代でもない。
    有名バレエ団でも出産後プリンシバルに復帰する人が多くはないですがいますし、最近だと花乃まりあちゃんも出産してすぐに舞台に立ってました。
    みちこさんもギリギリまで働いて出産直後もすぐに働いてましたし、あれほどパワフルに舞台に立てる人なら現役生でやられても、もしかしたら気付かないかもしれません。
    現役時代の激務を理由に実際は無理だから結婚反対と言う人がOGにもいましたが、まさにその激務をどうにかしようとしてるんですよね?本題はそっちですよね?と思いますし。

    私はずっと「劇団が本気で働き方改革をして労基に則った運用を目指すならば、過重労働の犠牲の上に作られていた舞台クオリティと人気、利益率を保つのは無理。それでもやらなきゃいけない状況になってしまったのだから、劇団も生徒もファンも全員が痛みを伴う改革を覚悟すべき。いいとこ取りは出来ない」と思っているので、現役生とヒアリングを重ねている今そういう結論になったならばそれは変えるべきことだったんだと思うし、劇団が「やってます感」を出すためだけに安易に決めたことで現役生は誰も望んでいないというような状況でないといいなと思います。
    なので生徒が望んでいるなら結婚後の在団賛成、生徒からの要望がないのに劇団が1人で踊ってるだけなら反対……というかもっと真面目にやれ!結局何も変える気がないのか?と疑う立場です。
    どちらなのか判断出来る日がいつになるかは分かりませんが、やはりまだ劇団を信じたいし、前者であってほしいと願いながら見守ろうと思います。

  16. ABC より:

    例の問題を契機として堰を切ったかのようにいろいろな改革や変化が次々となされています。
    ついには結婚の可否、いやそもそも女性限定がどうなのかという、もはや宝塚が宝塚である根源的部分にまで令和の価値観や法的問題、社会の目が向けられています。
    しかしこれは劇団が自ら招来したことでしょう。
    例の問題はあくまで宙組の問題であり、加害者の悪行であり、その者をしっかりと断罪するだけで済んだものを、後手に回り隠蔽に走り、悪手に悪手を重ねて労働環境のせいだとか、劇団の改革を行いますだとか、論点ずらしをやめない結果、どんどん話が大きくなり自らをより面倒な事態に追い込んでいます。

  17. akoo より:

    いつも楽しく拝見しています。
    結婚について、案外受け入れているファンの方も多いのだと、私の周辺の反応との違いに驚いています。
    宝塚歌劇の特異性と、それで成り立っている100年以上の歴史を思うと、世の中の流れに従うこともないのかな~とも思うのですが。
    ぶっちゃけ、どこかのコンサルの意見なんじゃ??タカラジェンヌの皆さんのぞんでるんだっけ?と思ったニュースでした。

    スターさんたちの高齢化は本当に。。。セカンドキャリアの選択肢問題も確かにですね。
    1公演の期間が長くなって、お稽古期間が短さと、1日2公演の日がすくなくなりハードさは軽減されたものの、1ヶ月半体力・気力を維持しないといけない緊張感も何気につらいんじゃないかなと思っています。

  18. はる より:

    高齢就任は、「金の卵」が少なくなってきているせいもあるんじゃないかな…と思ってしまいます。

    エンタメの幅は本当に多様化してきました。
    スマホさえあれば素人が何でも発信出来る、世界と繋がれる、バズりを見たメディアから出演要請が来る、男装女装やコスプレをして飲食店で働ける時代。ただでさえ少ない「綺麗で華があり、実家が太い」女性が、宝塚を選ばなくなってきてるんじゃないかな。
    舞空プロみたいな、もてはやされた逸材は即上げられているのを見ると「今一つ決め手にかけるから、上げるまで時間がかかる」パターンが多くなっちゃったんじゃないかと。

  19. 726 より:

    結婚や家庭との両立に関しては、あまりにプライベートな問題なので、私もむしろ人事の停滞の方が気になります。
    鳳月・朝美・桜木と高学年就任が連続したのは、言うまでもなく96期以下のスター不足の穴埋めとコロナ禍による3ケタ期スターの育成の遅れ、更に個別の事情で言えば、何としても生え抜きトップを出さなければいけないのに上が詰まっていた宙組、といろいろな事情が重なってのことで、流石に今ほどの状況は一時的なものだとは思います。ただ、劇団全体の状況を考えれば「致し方ない」という面はあっても、当然、各スター個人としては、ここに至るまでの長い道のりで、結婚を含む退団後のキャリアに葛藤が全くなかったはずはないことは想像できます。
    彼女たちの後任は基本的に3ケタ期に移行していくはずなので、多少状況は解消されるように見えますが、例えば、鳳月杏の後任が仮に風間柚乃だとして就任学年は早くて研13、通常任期で彩海せらに繋ぐとしたら彩海の就任は研14以降?うーん遅いですよね…月組を例に取りましたけど、他組も礼真琴・柚香光並みに早期就任できる状況の人が誰もおらず、理想が平均12〜13でも、現実は研14〜15くらいになりそう。

    トップの椅子は限られていますから、トップになるならないに関わらず若手をどんどん使って新陳代謝を促すべきというのは本当にそのとおりだと思います。あと、少し前には存在していた「トップ路線ではないけれど路線並みに活躍する別格」的な人がいなくなりましたよね。結婚OKになったとしても、限られた宝塚人生と思い定めて舞台に立つ人がほとんどでしょうから、実力やスター性がある生徒が限られた時間の中で存分に輝ける宝塚であってほしいものです。

  20. じゅじゅ より:

    いつも読み応えのある記事をありがとうございます。
    今回の結婚問題については、唐突でどう捉えたものか惑っています。

    宝塚は、少女漫画的世界を具現化するために、女性(ジェンヌさん)の一番輝いている時間を搾取するエンタメだと思っているので、生々しい現実は入り込んで欲しくはない派です。
    民間会社ですから、入団時に「未婚であること」を条件とし、双方合意の上で契約するのではダメなのでしょうか。
    私は寡聞にして知らなかったのですが、女性限定も問題視されているのでしょうか?
    株式会社化することで宝塚の強みを手放さねばならないというのは、浅学の身には理解し難いです。
    今は、外部のミュージカルも盛んですので、第二の人生の選び方は種々あるように感じます。
    第二の人生を選べるよう、若手にもチャンスを、というご意見には賛同です!

    時代遅れの人間ですが、宝塚が宝塚でなくなることは避けて欲しいなと思っています。

  21. ひつじ より:

    こんばんは、初めてコメントいたします。
    スターの超高齢化について同意しかありません。

    女性の色々なライフステージ、トップさんにかかる身体的な負荷、酷なようですが容姿のピークなどを考えると、

    30歳前後でトップ就任
    遅くとも35歳くらいまでにその方のピークの美しさのある中でご退団

    が色々な意味で良いと思ってます。
    同じ女性から見ると、35くらいを境目に

    (今いらっしゃる高齢トップの方々についての個別指摘、非難ではありません)

    そして、そうなれば自ずとトップ以外の進退を決める時期も決まるはず。
    トップになれないのであれば早く出る、などの方もあると思いますし、であれば30前後くらいで進退を決められると人生やりやすいはず。

    5組中1組くらいは高齢トップがいても味変で良いかもしれませんが。

    もっと新陳代謝していって欲しいです。
    チケット捌きの問題が発生するのであれば、なんとか演目や作家さんの育成を頑張って欲しいところです…

  22. コスモスハート より:

    蒼汰様

    結婚しても在籍可能、というのも選択できる、ということにしていれば、全ての人がそうなるか。というのとは別と思います。
    スター育成の方に問題提起されていることに私も同意。

    バウ主演は、研5あたりで、経験してもらい、スターを育成してほしいと思います。
    プロ野球なども、路線変更は早めにさせるのが良いと言われています。
    多様性は求められても、力仕事が女性ではできないことがあると同様、宝塚独自の文化を全て否定する必要もないと思います。

  23. ヒルトップのうさぎ より:

    浅い浅いファンですので。外野からの声(の一部)だと、読み流してください。

    うさぎは、あずさんと蒼汰さん、二人の意見にうなずきつつ読みました(一番考えが、近いかな・・・と思って)単純に、30代半ば・・・かな? トップさんが遅くても、と思います。
     次にどんな道に進むのかな在団中は、考えるヒマもないくらいだと拝察しますので・・・そうしてたいていのジェンヌさん(トップ娘役含む、劇団以外でも名前が知れていた方以外・・・)は、セカンドキャリア、舞台関係のお仕事は、厳しいと自覚してはおられると感じています。

     ので。会社として、労働基準監督署(そうとうの強い力を持っています、最近は・・・)が規約違反? 指導を、されたのもあるのでは? 誰が犯人なのか?という言い方は、よくないです。うさぎは、全員(裏方も含めて)の空気があり、独特の世界、ショービジネスの世界・・・「観客が増えない」というか、映画館でも先細りの時代になっているし、エンタメの限界といってしまえば、見もふたもないですが。
     遠くにいて観劇も、大劇場までは一度だけだし。九州北部くらいの観劇(ライブ観劇含む、ライビュー配信も。たまに程度です・・・)そのうち、トウキョウに歌舞伎座と、東宝での観劇をするのが、田舎の住人のユメ(笑)でしがらみに追われているので・・・蒼汰さんのブログを「指針」にしております。これからもどうぞ、レポートよろしくお願いします。脱兎

  24. たね より:

    「タカラジェンヌと結婚」、「トップスター高齢化」問題、色々なご意見があるなと。
    私個人は、宝塚歌劇団の付加価値として『独身女性の男装とパフォーマンス』はこのままで良いと願っています。
    音楽学校入学~歌劇団入団、一生在団するわけではないから、『時分の花』を咲かせて退団していくことが美しい卒業だと思います。
    だから、いじめ問題が発生しても、いつかは卒業するから、それまでの辛抱=忍耐となっていた訳です。
    しかし、例の事件が宝塚のイメージに汚点となり、起死回生のための改革で、表面上の労基法への擦り合わせを始めたのかなと思います。
    長い間、宝塚を観てきましたが、ベルばら前はトップスターは短命でした。
    ベルばら四天王以降、スターが渋滞して、新専科に移行、2番手切りなどの残念なことに。
    もちろん、才能とスター性がある方は抜擢されましたし、以前は在団中に外部の舞台やテレビドラマに出演されたり、多様な活動も。
    需要と供給があるからです。
    宝塚歌劇団は思っている以上に政財界や芸能界との繋がりは深いと思います。
    私たちファンが望むような改革がなされるかは分かりません。
    ただ、時代に合った改革はある程度されると期待しています(労働問題等)

    湊汰さんが仰る通り研5くらいで有望な若手はバウ主演などありだと思います。
    別格スターも必要です。
    どんどん活性化を図るべきですね。
    専科の充実が必要ならば、以前のように演劇、歌、ダンスの専門別に戻しても良いかと。層が厚くなれば作品の充実に繋がります。老け役はある程度上手い人がしないと無理がありますから。
    多くの人に活躍の機会があれば、入団する価値と希望が見えますから。
    厳しさ、苦しいだけでなく、青春の時間を楽しく過ごして夢の世界を魅せていただきたいと思います。

  25. ゆり より:

    激しく同意です。トップスターの高齢化、どうにかならないかなとずっとおもっておりました。
    私は現在30代半ばで4歳の息子を育てつつ第2子妊娠中、アンダー100期のとあるジェンヌさんを贔屓として応援しています。
    贔屓の方の発言などから、きっと子ども好きなんだろうな♪と思うことが多いです。贔屓が男役を好きだと言って日々精進する姿にありがたさを感じつつも、将来のトップ確定(であろう)贔屓がこれから番手をさらに進めて、トップになり、退団するころには贔屓は確実に現在の私と同じくらい、もしくはもっと上だろうなと。私は、男役としてがんばる贔屓に日頃からたくさん夢を見させてもらってる分、女性として幸せになって欲しいという気持ちがとても強いです。
    自身が退団後に結婚する予定の方がもうすでにいて、退団したらすぐに結婚し妊娠する予定ならまだしも、退団した時点でアラフォーというのは、なかなか女性として酷なことではと正直思ってしまいます。もちろん、一般人のアラフォーより格段にビジュが良いので、その心配はないと言われればそれまでですが、妊娠や出産ってやはりタイムリミットがあるので。。
    もちろん、それを分かったうえで贔屓が選んだ道だからと言ってしまえばそれまでですが、夢を追いかけてここまでがんばってきて、今更自身の結婚や妊娠出産のために志半ばで辞めるなんて選択肢ないでしょうし、、。かといって、トップスターになって退団した頃には30代後半というのもなかなか厳しい現実だなと思います。
    かといって、もし贔屓の方が既婚者となって男役を演じるというのは、興ざめしてしまうのでそのようなことは望んでいません。
    スターが上に上がっていくスピード感をもう少し早めていただき、若いうちからバンバン登用させてトップスターの高齢化を食い止めてほしいです。

  26. hinako より:

    蒼汰さんがおっしゃっていること、本当に同意です。

    宝塚を見ていてトップの高齢化につくづく否定派でした。結婚・妊娠出産の難しさもありますが、外部のミュージカルヒロインは皆若い女の方ばかりで(最近はアイドル上がりも…)、本家大元でやってきたトップがせっかく満を持して退団してもヒロインになるにはちょっと歳いってて無理か…と思うこともありました。実力は十分通用するのにもったいないなと。
    ただ、だからといって既婚は嫌です。叩かれそうですが。男役に夢を見ている部分もあるので、その方が結婚=もう1つの側面では女性、というのがチラついて嫌ですね。

    つまり、既婚は夢が壊れるから嫌だし、退団して外部でバリバリヒロインやってほしい。となると、早期就任がいいと思います。礼さんこそもう少し早くても問題なかったのでは?と思ってしまいます。朝美桜木も遅い。別箱何回とか、全ツとか、必要条件を削ってもいいんじゃないですかね。長年のファンの方々に怒られますかね、申し訳ありません。でもそう考えずにはいられないのです、宝塚がゴールではありませんから。。