ラスチャンを掴むのは?チキチキ!!106期生路線レース

 

宝塚歌劇団が「95期再び」を狙って超育成中の105期生

…よりも早く抜擢され、猛プッシュされまくっているのが106期生の華世京。

いまだ研6ながらバウ主演を果たし、

単純に上から数えると既に雪組4番「目」スター。

 

…そんな彼女の勢いというか存在感で誤魔化されてますけど、

実は106期生の新公主演経験者って彼女だけなんですよ。

冷静に考えればこれは由々しき事態です。

 

新公卒業まで残り1年半、

果たして誰が新公主演を果たし、路線カードを配られるのか、

フラットな目線で考えていきたいと思います。

 

月組:和真あさ乃

 

まずは月組の和真あさ乃。

「微妙路線候補だけど大本命」というなんとも矛盾したポジションですが、

けれども、新人公演主演を果たすのはほぼ確実だろうと思っています。

 

入団成績は3番と好成績。

その実力は折り紙付きで、特に高い歌唱力と芝居力、

さらに渋さを感じさせる男役らしい演技が強みです。

これまでも路線寄りの役を着実にこなしキャリアを積んできました。

 

ただ前作『ゴールデン・リバティ』で休演してしまい、

路線候補としては大きな痛手になるかに思えました。

 

しかし、最新作『GUYS AND DOLLS』では

礼華はるが演じるナイスリー・ジョンソン役を任され、

着実にステップアップを続けています。

 

月組はもともとラスチャンカードを果敢に配る風潮ですし、

1期上の七城雅が盤石なだけに、

和真あさ乃にチャンスが巡ってくる可能性は依然として高いといえます。

ここから一気に抜け出せるかどうか、注目ですね。

 

宙組:鳳城のあん

 

続いては宙組の鳳城のあん。

入団成績は4番と、和真あさ乃の次。

 

106期は小柄な男役が多い学年ですが、彼女は174cmという抜群の長身。

そこに加えて高い歌唱力と安定した芝居力も兼ね備えた、

まさにフィジカル・実力ともに強者です。

 

ただ、その出来すぎる実力ゆえに、

最近は路線よりも老け役に回されることが多く、

路線から外れてしまうのではと我ながら勝手に危惧していました。

 

ところが次作『PRINCE OF LEGEND』では、

なんと暫定3番手・鷹翔千空の本役を掴み、首の皮一枚つながった格好に。

 

宙組は上に大路りせ・泉堂成、下に奈央麗斗と有望株がひしめいており、

しかも「あの宙組」ですからね……。

トップ路線の可能性はかなり厳しいのが現実かもしれません。

 

それでも、新公主演を経験するか否かで今後のポジションは大きく変わります。

まずはチャンスの芽が巡ることを祈りたいところです。

 

星組:樹澄せいや

 

続いては星組の樹澄せいや。

ここまで紹介した2人が成績優秀者なのに対し、彼女の入団成績は34番と下位。

正直、歌唱力も芝居力もまだ課題が多く、

発声からしてアチャーという評価も聞こえるレベルです。

 

しかし、彼女の武器は一際目を引く美貌と172cmの抜群のスタイル。

舞台度胸もあり、常にどっしりと構えて芯の太さを感じさせるのも魅力で、

さすが星組スターという感じがします。

 

1期上には実力派ながら小柄な稀惺かずと、

2期下には本命として迎えたはずなのに推し切れていない馳琉輝がいる状況。

この布陣は、逆に樹澄せいやにチャンスが回ってくる追い風とも言えます。

 

106期生のダークホースとして、

一気に化ける可能性を秘めていて、非常に興味深いです。

 

花組:鏡星珠・遼美来・宇咲瞬

 

ラストが混迷極まる花組。

なんと候補生が現時点で3名もいます。

 

安定した芝居力が強みの鏡星珠、

愛音羽麗似の麗しいビジュアルが際立つ遼美来、

そして『悪魔城ドラキュラ』で2番手格を取り存在感を強めた宇咲瞬。

 

この名前漢字3文字トリオは、まさに三つ巴。

元々は鏡星珠が早々に新公主演を取ると思われていたのに、なかなか抜擢が来ず、

その間に遼美来が頭角を現し……かと思いきやこちらもステイ。

そして気づけば宇咲瞬が台頭してきた、という意外過ぎる展開です。

 

ちなみに入団成績は鏡星珠・遼美来・宇咲瞬、

身長も鏡星珠(169.5)・遼美来(169)・宇咲瞬(168)とほぼ横並び。

…いやしかし、小柄だな!!

 

花組は「男役の組」と呼ばれるだけあって、

候補が複数いるときは思い切ってカードを配る傾向にあります。

ですが、ここまで3人ともステイ状態が続いているのは少々不思議です。

 

他組で有望株が次々と浮上している現状を考えると、

このまま3人とも主演を取らずに終わる可能性すら否定できませんが、

その一方で花組はアンダー100期以下が本命不在過ぎて

空きだらけという状況なわけですが…果たして?

 

残りの1年半の攻防に期待!!

 

こう見ると106期生は97期生の状況に似ている気がしますね。

この代は超本命かつ現在花組トップスターの永久輝せあと、

それ以外に3名がほぼ最終学年で主演を取り、結果的に4人が路線枠となりました。

 

106期生も華世京の独走と思われがちですが、

成績・ビジュアル・舞台度胸と、それぞれ武器は違えど、

いずれの生徒も一発の抜擢で路線へと

名乗りを挙げられるのが宝塚の面白さでしょう。

 

果たして誰が真ん中へと駆け上がるためのチケットが配られるのか、

その行方をこれからも楽しみに追いかけていきたいと思います。

 

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