ここ最近の、そして近くやって来る将来の宝塚人事について、
色々とと思うところがありまして…。
今日は、明確なデータや根拠に基づいた分析というよりも、
あくまで私自身の体感的な印象、いわばつぶやきに近い人事考察を、
そこはかとなく書き綴ってみようと思います。
第1回は、水美舞斗のこれからについてという、
非常にセンシティブな話題から。
水美舞斗・宙組トップへのラストチャンス
鳳月杏の任期が4作が確定した今、
水美舞斗の月組落下傘説はほぼ消滅した、と見てよいでしょう。
現月組2番手の風間柚乃は100期生。
仮に次期トップを引き継ぐとすれば研13〜14あたりで、
まさにトップ就任の適齢期、何の問題もありません。
したがって、水美舞斗にトップの可能性が残されているとすれば、
桜木みなとの後任として宙組トップに就任する、
この一択のみになってしまいました。
果たして、それは現実的にあり得るのでしょうか?
まず最初に書いておくと、
私は桜木みなとの任期は4作だと考えています。
その最大の根拠は、2028年1月1日に宙組30周年を迎えることです。
この記念すべき節目を、
初の生え抜きにして10代目トップの桜木みなとが祝う、
この一点のために、これまでの人事を進めてきたといっても過言ではありません。
ゆえに、ここを外すことは絶対にないでしょう。
そして、彼女が4作目で退団すれば、
次の11代目トップは「宙組30周年の顔」として売り出すことができます。
まさに一石二鳥、この流れは劇団の既定路線と見て間違いないと思います。
では、その11代目トップに水美舞斗は名乗りを上げられるのか?
計算上は可能です。同じく中卒入団の鳳月杏が研19で就任し、
任期4作を務めたことを踏まえると、水美舞斗が研19を迎えるのは2027年度。
もし本人に、「3作でなくてもいい、せめてハログバ(2作)でいいからトップに!」
という強い意志があるならば、
その夢は、2028年度にギリギリ叶う可能性があるのかもしれません。
95期生の魔法が解ける時
け、ど。
正直なところ、現実的にはかなり厳しいのではないかと思っています。
そもそも劇団は、彼女をそこまでしてでもトップにしたい!!と
あまり思っていなそう、というのが一点。
そしてもう一つ、
これは本来、私が口にしてはいけない立場だと思いますが、
それでもあえて言わせていただきますと、
…もう、95期生は充分ではないでしょうか?
私が以前、鳳月杏が任期4作路線に舵を切った際に批判したところ、
「95期だって同じだろ」とお返しをいただきました。
はい、本当にその通りだと思います。
95期生も研17ですよ?超高学年ですよ?
もうアンバサ世代に色んなもを譲っていくタイミングのはずです。
これを引き際と言わずして、何と言いましょう?
そんな「95期もそろそろ…」という空気がここ最近特に濃く漂っている気がして、
それは95期ファンの私ですらその流れを感じ取っているのですから、
そうでない人から見れば「やっと気づいたのか」と思われても仕方ありません。
それに、95期という黄金世代の7人を抱えながら、
劇団がそれを最後まで活かしきれなかったという現実もある。
ここでさらに引っ張っても、もはや意味を見出しにくいというのが正直なところです。
実際、水美舞斗が宙組にやって来たことも、
オラオラいてこましたるで!!みたいな雰囲気にもっとなるかと思いきや、
実際そうでもないのかな、と体感的に思ったり…。
それはファンの熱が冷めたというよりも、
むしろ本人の中に何らかの覚悟が芽生えているからなのではないか、
そしてファンがその心情を何となく察しているのではないか、
そんなふうに感じています。
今からハレーションが怖い
なぜ、こんなことを書いているかというと、
仮に水美舞斗がトップにならなかった場合の
ファンのハレーションが怖いからです。←
ここまで水美舞斗を引っ張っておきながら、
しかも最後は宙組テコ入れとかいう禁じ手を使っておきながら、
劇団はどう決着をつける気なのか…。
でも、柚香光&礼真琴に水美舞斗&瀬央ゆりあの決着をつけさせなかったけど、
結局は朝美絢と桜木みなとに決着をつけさせたことを踏まえるに、
劇団はなーんも考えてないんだろうな、と思ったり。
95期の終焉が、
そして夢物語が終わったあとの彼女たちの関わり方がどうなっていくのか、
今からそれを想像すると、はぁ、気が重い…そんな2025年秋でした。
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コメント
いつも記事を楽しく拝見してます。
記事の通りマイティはトップ就任は厳しいでしょうね、、、。最大のセールスポイントであった高い集客力も、宙組の大劇場のチケット捌けを見るに精彩を欠いているように見えます。
恐れずに言えば、桜木さん体制ではチケット捌けに大分の不安があったためのマイティの登板だったと思いますが、マイティの強さはかつての花組レイマイコンビの強さであって、単体ではそこまでではなくなってしまったのかもしれません。
故に桜木さんが短期で退団されてもマイティのトップ就任は厳しいと思いますし、劇団もそもそも拘ることはないでしょう。永遠輝さん暁さんレベルの御曹司だと劇団は何がなんでもになるのでしょうが。
これからも鋭い見解の記事もお待ちしてます。
鳳月と水美の「引き際」は断じて同じではないと思います。何故なら鳳月はトップという立場を手にしており、水美はその手前にいながら手にしていないからです。
同列に語る人も宝塚がどれほど「トップ」とその他が違うか、退団後もその差がついて回るかを知らないわけはないでしょう。トップという立場は辞めない限り一人しか座れないのも知っているはずです。
鳳月の4作は選ばれし立場を得ながら「3作じゃ足りない、もっと欲しい」と言っている状態、水美の今の立場は現状「その他」でしかない。
育ちから見て、水美の4作以上を望むなら論外と思います。何なら3作でも多めなくらい。しかし立場を得た者がもっともっとと望むことと、その立場すら得られていない者を同列に語ることはできないと思います。
確かに細かな違いはあるですけど、けどそれって外野からしたらそこまで細かい差じゃないと思うんですよね…。
いつも楽しく興味深く、拝見しております。
蒼汰さんの95期生への愛、を痛感させるかのような、つぶやき…の記事。
いづれくる終焉を、見守り、見届けたいと切望します。
自分は人事予想屋さんが嫌いです。他の方が嫌いかどうかは知りませんので以下自分の感想です。
ここまで持ち上げてきておいて、いざ予想が外れそうになると「本人の覚悟が決まった」などの逃げの布石を一生懸命打っていらっしゃるあたりが不誠実に感じます。
今後も人事予想屋さんとしてブログを続けたいものと思いますが、こういう雑誌の占いのような不誠実な内容を役者という他人の実名を挙げて好きに書いているあたりが信頼できなくて嫌いなのだなと思いました。
この感想には「うんざり」のお返事が来るものと思います。ご批判には反論せず文句を言っておくあたりも無責任に思いますがそれはご自身のブログなので自由と言えば自由ですね。
まさしく芯を喰ったコメントをありがとうございます。
そうですね、不誠実ですね。私は中途半端な言い方をするのが嫌いなので、なりそう、ならなそう、なって欲しい、そういうものを直接的に表現してきて、それこそが誠実だと思っていましたけれど、でもそれはそこまで自分自身の予想に対してそこまで思い入れがないからこそ出来る芸当であって、実際そうならそうになった途端にクルクル手の平を返してしまうのだから、物凄く不誠実なのだなと改めて実感しました。