礼真琴が『ロミオとジュリエット』を再演するらしい。
『ロミオとジュリエット』と言えば、
長くファンから再演が熱望されていた大作ミュージカルであり、
礼にとっては初の新公主演を射止めた公演でもありますから
このタイミングでの再演は、まさしく神采配。
そんな『ロミオとジュリエット』は前回の上演時に
その版権料＆投資費の高さから
4年連続（星→雪→月→星）公演することで利益を回収したわけですから、
礼主演での星組再演が決まった今、
もしかしたらこのまま他の組で再演が続く可能性が高いわけで。
その最有力候補と言えば、
ともに新公主演を果たしている雪組の彩風咲奈だったわけですが、
相手役候補の潤花が組替えしたことにより、
可能性は…どうなんでしょう。
とは言え最近のトップスター陣といえば
『エリザベート』『ファントム』『オーシャンズ11』など
任期中に必ず１度は一本物大作の再演をやるのが通例。
では、次期トップスター陣は一体何の再演をやるのでしょう？
超ライトファンたる私が、
勝手に妄想（予想ではない）していきたいと思います!!
彩風咲奈：新公再演『ロミジュリ』の行方
まずは本題の彩風咲奈。
前述の通り、私はてっきり新公再演でもある
『ロミジュリ』お披露目でもするもんかと思っていたのですが
相手役が潤花でなくなったことにより、
可能性はなんとも言えなくなったと思っています。
と言いますのも、潤の組替えにより相手役候補になったのが、
有沙瞳、彩みちる、夢白あやあたりになるわけですけど、
みんなジュリエットというキャラではないですよね、正直。
じゃあ他に何が考えられるかと言えば…『エリザベート』？
確かに有沙瞳が相手役だとしたら、
彩凪フランツ含め組体制的に非常に似合いそう。
（ただしその場合はお披露目ではなく、任期3作目あたりでしょう。）
でも個人的に『エリザベート』は
御VISA様を背負う永久輝せあまで温存するんじゃないかとも思うわけで、
2018年月組版まで再演続きでしたから、さすがに頻発することはなさそう。
そんな中、一つ気がかりなのは、
同じくオーストリアミュージカルの『I AM FROM AUSTRIA』の存在。
ご存じの通り、昨年珠城りょう主演で公演した作品ですが、
もし仮に今までの海外ミュージカル同様、
この作品も再演ありきで劇団が買い上げたものだとしたら、
主演出来そうなのが彩風体制雪組しかなさそうな現状です。
個人的には全くありがたくないのですが、笑
とはいえ契約上そうなっていたら…逃れられませんからねぇ。
ここまで考えて、やっぱりベストは
『ロミジュリ』再演だなぁという意見に落ち着きました。
求む!!雪組版『ロミジュリ』!!
芹香斗亜：なんでも似合う優等生
続いて、同期の芹香斗亜。
彼女が新公主演した1本物作品といえば『オーシャンズ11』ですが、
既に真風体制宙組で再演し、ラスティー役を演じているからないでしょう。
個人的に彼女の持ち味と言えば、
カラっとした爽やかさとレジスタンス気質だと思うので
見たいなと思うのは『THE SCARLET PIMPERNEL』『1789』あたり。
特に『1789』は再演ありきな公演だったと思いますし、
礼真琴が『ロミジュリ』を取った今、
『1789』が最も似合う次期トップスターは彼女かもと空想してみたり。
けどまぁ現実的には『THE SCARLET PIMPERNEL』でしょうかねー。
仮に再来年に芹香斗亜が就任して再演するとしたら
紅ゆずる主演から5年も経つことになりますから、可能性としては充分高そう。
もちろん潤花氏との『ロミジュリ』も可能性有り。
あるいは『太王四神記』だとか『ME AND MY GIRL』だとか、
彼女が過去に出演した作品も、正直似合わないことは無い。
こう考えたら、彼女って本当に役を選ばないというか
「THe・王道」な人なんだなぁとつくづく思った私でした。
愛月ひかる＆月城かなと：空想難儀
ここまでは楽しく空想出来たのですが、
こっから空想すらも難儀な作業になっていきます。笑
まずは愛月ひかる。
記事の展開上、月城より先に書いていますが、
彼女の場合はまずトップ路線なのかどうかすら怪しいわけですけど、それは置いといて…。
何やるんだろう、さっぱり想像つかない。
個人的には大空祐飛と親和性が高そうなので
『カサブランカ』『誰がために鐘は鳴る』あたりでしょうかね。
個人的には愛月版『カサブランカ』とかめちゃめちゃ見てみたいですけど、
この作品は『ナポレオン』『るろ剣』『ポーの一族』『ONCE～』などと同様、
当時の体制ありきで作られた作品だと思うので、再演は難しそうな印象。
そしてもう1つの大作『誰がために鐘は鳴る』ですが、
実は私、映像すら見たことないのです。（小声）
少なくともここ2年間はスカステ放送されてませんよね…？
どんな話なんでしょう。面白いのかな？めっちゃ見たいねんけど。
とはいえ彼女は、古き良き王道が似合うタイプですので
それこそ平成初期の大作を持ってくるのも有りなのかもしれませんね。
で、さらに想像が難しいのが月城かなと。
トップリーチのはずなのに、上演演目のイメージが沸かないというのは
彼女の新公主演演目に大作が無いからでしょうかね。
ここまで挙げた作品の中で彼女のイメージの作品はなく、
じゃあ和物の一本物を現代に蘇らせるかと言われたら、それも微妙。
伝家の宝刀『ベルサイユのばら』という最終手段もありますけれど、
はっきり言ってそれは月城かなとの無駄遣いというもの。
もっと似合う作品は他にもあるはず。
ということで、もし仮に一本物再演を「絶対やらねばならぬ」としたら
何の作品を観たいか、皆さんのご意見をお待ちしております。笑
とはいえ、もし彼女が月組で上がるとしたら、
月組は『グランドホテル』『PUCK』『アルジェの男』と
2本物公演のうち片方を再演物とするという手法も取ることも多い印象なので、
それこそ『霧深きエルベのほとり』のように
過去の名作を現代に蘇らせる方がよっぽど良さそうですけどね。
95期生で想像してみたのだけれど…。
実はこの記事の内容、
前回までの『95期生 Best Acting Selection』の執筆中に
「後続5名がもしトップにたったら何を主演して欲しいか」を考えたら
面白いかなぁと思っていたのです、が。
上述の通り、月城かなとは特に思い浮かばず、
桜木朝美水美は持ち味が似ているので
みんなして『1789』やったら？という結論になってしまって
大して膨らまなかったんですよね。笑
ただ一つ言えるのは、もし仮に瀬央ゆりあが高齢でトップに立った場合に
絶ーっ対に「ガイズ＆ドールズ」をやるだろうなということでしょうか。
あと柚香光、ね。果たして彼女は何をやるのでしょう。
想像出来るのは『ME AND MY GIRL』くらいですけど、
この前のタカスペでお遊びでやったんでしたっけ？じゃあ可能性は無いかぁ。
…などと考えるGW自粛中の1日でした。
自粛で暇だからこんな空想遊びばっかりしている今日この頃です。
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コメント
「1789」は汎用性高いんでしょうか？ロナンは結構な難曲をでずっぱりで歌い続ける歌唱力と喉の強さが要求されると思いますが。
IAFAはコンテンポラリー感が命の作品に思われるので、早く再演しないと旬を逸してしまうと思います。再演ありきの契約だったら厳しいですね。。
エリザベートはもういいです。劇団推しの箔付けに使われるのはウンザリ。
「ベルサイユのばら」はウンザリ、という意見もあるでしょうが、オスカルこそ究極の男役ですから(反論却下)、月城さんあたりにやらせる意味もあるのではないでしょうか。
キキちゃんの強みは、相手役を選ばないこと、どんな演目でもすんなり収まるところ、といった汎用性の高さですよね〜。何でもござれで良いと思います^_^
れいこさんには、ハードルの高い「忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜」の再演が実現すれば最高ですね。組子の結集力がキーとなりますが。
芹香版1789はぜひ観たいです！歌える男役が多い宙組なのできっと安心してみられるのではないかな？と思います。もしやるなら鷹翔さんに「私は神だ」を歌ってほしいんですが、どうかなあ…
月城さんが再演するなら、やっぱり和物が似合いそうです。「花の業平」はどうでしょう？あとはアナスタシアを宝塚で再演するなら、月城さんに回ってくるだろうと思います。
お久しぶりです。妄想ごっこお付き合いさせてくださいね。
「風と共に去りぬ」いかがでしょうか？（版権云々は無視）
雪組 彩風バトラー 彩凪アシュレ 朝美スカーレット 煌羽ベル 新人公演 縣バトラー 彩海スカーレット
単に見たいだけやろ！ と突っ込んでください・・・
愛月・月城のバトラーも似合うだろうなぁ と思うのですが、いかんせん現娘１（予定も含めて）が幼さない（可愛い系）ので、パンチのいるスカーレット役が思いつきません。やはり男役さんがやった方がいいのか・・・
柚香バトラー 永久輝アシュレもいいかな。でも華のスカーレットはないワァ 聖乃にやってもらおう。あ！水美の役がない
公演のない自粛中のとりとめのない妄想ごっこで失礼しました（笑）
礼真琴と舞空瞳にはオーシャンズ11がピッタリだと思うので、6,7作目あたりでぜひ再演してもらいたいです。
彩風咲奈は相手役が読めなさすぎて演目が想像もつきません。まさかの、ベルばらで娘役ぼかしなんて、、、考えすぎですかね(咲翔推しとしては悶絶待ったなしですが)
あーさは「PUCK」と「あかねさす紫の花」あたりはいかがですか？
あと演目はともかく坂本龍馬似合いそうな気がしてます。両方蠍座だしww
「翼ある人々」もいけそうな気がします。
月城さんは「川霧の橋」をお願いしたいです。剣幸さんの退団公演でまだ再演されてません。「星逢一夜」もいいなー。あと「華麗なるギャツビー」ですか？「ラストプレイ」とかぶりますが、、、
るろ剣は礼真琴さんなら再演できそうだと思ってますー。
ずんちゃん「月雲の皇子」どうでしょうかねぇ。
妄想広がり楽しませていただきました。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。YouTube専科の地方民です。
自分の職場はリモートワークに対応しておらず、毎日通勤していて、ふだんとさして変わらず過ごしております。
地方民ゆえ生観劇不足は耐性があるのですが、うどん屋が自粛して、出来立てのうどんが食べられないほうが地味に堪えます（笑）
溜まったスカステ録画を消化しようにも、家族がずっと家にいるゆえ捗らず、気が付けばボリジョイ劇場が配信しているバレエの舞台録画をきれいだなあとぼーっと見ていたり
（宝塚のショーは、心が疲れているとキラキラ刺激が強かったり、贔屓はどうしているかなあと寂しくなったりする時がありまして）
こんな時、ちまちまとブログを更新するのが救いだったりします。
で、最近、自分は特に宝塚ファンでもなかった、ということに気が付きました（おいおい）
正確には、自分は宝塚の個々のスターさんや作品よりも、少女歌劇という日本独自の文化、その成り立ちの背後に何があるのか、この贔屓への想いの正体はなんなのか、文化人類学的な興味のほうが勝っているかもしれない、と気づきました。
これもブログを始めた効用？かもしれません。
コロナ禍というとんでもない状況下ですが、何か気づきがあるならそれは意味があるのだろう、と自分を励ましつつ、感染流行が終息し観劇できる日を信じて生きております。
蒼汰様、masa様とも、お体に気を付けてお過ごしください。
劇団はファンの熱が冷めないように、画像やビデオメッセージなど四苦八苦している様子も伺えるので、公演再開後は絶対ぽしゃらない作品で攻めてくるように思います（笑）。
その意味で、彩風咲菜さんお披露目エリザもあり得そうな気がするんですけどね。。。（個人的にはロミジュリ見たいですが）
「花の業平」なら、月城さんの基経が見たかったです。徹底的に冷酷でぶれない役。月城さん、お顔はきれいなのですが、私には、何だか今一つはっきりしない優柔不断の男役像に見えてしまうんですよね・・・なので、悪に徹した基経で一皮むいてほしかったです。
あと、他の方がギャツビーを挙げていますが、月城さんには野心ある屈折したヒーローは合わないような気がします。
私的には、男役は2つのタイプに大別できると思うんです。卑しい身分から這い上がるのが似合う屈折野心タイプと、生まれながらに良い育ちで生活感ない良家の子息正統派タイプ。月城さんは後者ですね。ラストプレイもお上手でしたが、とても借金に苦しむ作家には見えませんでしたし。
あー、早く宝塚舞台、見たいですね。
キキちゃんは安蘭けいさんと縁が深いので（安蘭さんお披露目公演が初舞台、お付きをしていて愛称のキキは安蘭さんがつけた等）その代表作スカピンはぜひやってほしいと思います。
私は彩風潤花の雪組、キキ夢白の宙組をあきらめていないものですから当初予定通り（誰が決めた？）
雪組はロミジュリで男役の役替り祭り、縣の死と彩海の愛ですね。
宙組は夢白マルグリット、もえこショーヴラン（ずん組替えと思うので）、そらアルマン、るいまきせロベスピエール。夢白さんがあの歌をしっとり聞かせられるようにぜひなってもらいたいです。
愛月さんは作品は思いつかないのですが、重厚華麗な史劇とか大型コンビものが見たいのでそれこそ潤花さんのような男役並みの押し出しで華やかな人と組んだらさぞ豪華だと思うのですが（クレオパトラでもスカーレットでも）また娘役の華麗さを自分の華麗さにプラスできるのは愛月さんじゃないかと思ったり（間違ってもお婿さんにならないｗ）でもそうすると彩風さんの相手役がなくなる、困りましたねｗｗ
こんにちは。
度々のコメント連投ご容赦下さい。
実は昨今私の懸念していた内容とタイムリーだったもので……。
仰る通り、ここ最近は版権付きの海外ミュージカル、毎年のように公演されてましたよね。客入りの良さや話題性、昨今のミュージカルブームの要因も大きいのでしょう。
ただ、今回のこの長期の休演。
後ろに阪急がついているとはいえ、阪急も本体(デパート、電鉄、旅行社)が危うい程、経営がひっ迫しているのは間違いありません。
ですから、もともと豪華な舞台の割にお金の無い劇団が、今後高い海外ミュージカルを買えるか？と言われるとしばらく難しいのでは、と思わざるを得ません。
特に海外ミュージカルにはスポンサーがつきものです。ただ、今回のコロナの影響で他所の会社のスポンサーになる体力の残る会社はどれ程あるでしょう。また、貸切り公演も同じ理由でかなり減るのではないかと考えています。
今後はしばらく座付きの作家・演出家の多用が続くのではないでしょうか。最近では別箱に回されがちな過去の名作の再演もあるかもしれませんね。
何れにしても、一日も早い再開が待ち遠しい限りです。
こんにちは。とても興味深かったです。
大作＝1本物、海外ミュー、イケコ作品でしょうか。
芹香さんのスカピンはそう思いますよね。ラスティーや群盗で見たいなと思いました。keyさんの書いてらっしゃる通りだし。そう、芹香さんは王道、レジスタンスで王子なのですよ（笑）案外、柚希さんの役が想像しやすいのですが、全然案外でもないですね。やっぱり星っ子なのだなと思います。
彩風さんと潤さんでロミジュリって想像しやすかったですね。95%ないと思いますが、きよらさんが来るとしたら途中でエリザなんて手もあるのかなと。でもエリザは2024年までないかなと思っています（コロナ前から）。VISA様もそうですが、暁さんが丁度いいタイミングですね。。
月城さんと愛月さんの「空想が難儀」に笑ってしまいました。愛ちゃんは何でもこいですよ（恋する青年だって…）。誰がため～いいではないですか！あれ歌うまばかり（ここが一番難しい）で再演して欲しいですねえ。
月城さんで見たいのは川霧。1本物ではないですね（笑）初演のハードルが高いけれど多分許されるでしょう。となるとお相手は夢白さんで見たかったり。夢白さんと和物は未知数ですが。でも逆に月城さんにショーのイメージがなくて、蒼汰さんも月組のショーの少なさを指摘されていますが、そのせいでしょうね。再演1本物が思いつかなければ新作で。誰かがお金を出してくれれば。
ところでBW作品は多様性がテーマで（IAFAもそうかもしれませんが）宝塚が得意で日本人が好きな西洋コスプレは少なくなってきましたよね。その中でアナスタシアはロシア革命、パリ、貴族、ドレスと夢ある作品がよく見つかったと思います。梅芸版を見ましたが音楽とダンスも王道ミュージカルで素晴らしかったです。アナスタシアも宝塚のレパートリーに入っていくでしょうね。まずは宙組での上演を楽しみに待っています。一方で今後も宝塚で海外ミューを上演していくか。目指すところは輸出なのだと思いますが、輸入もなくなるわけではないと思います。梅芸と連動しているわけだし。とにかく色々ストップしているので梅芸＝宝塚の買い付け情報が読めません。
人気アップのための1本ものというより、版権を考えると、さらにショーはお金がかかることを考えると、今後は昔の再演含めて自作1本物の出番は多くなるかもしれませんね。
ついでに柚香さんでベルばらをぜひ。劇団の財産ですからたまにどこかがやるべきです。小雨を見たいです（その相手でイメージするのはVISA様なのですが）。お披露目か2本目にセルフ再演でエリザがくると思いましたが、はいからさんという技に出ましたね。正解です。
愛月さんは骨太なイメージもあるので風共のバトラー船長が見たいですね。
モブさんの演出（学芸会風なアレ）をアレンジすれば現代でも受けれられる作品で。
月城さんは長身で美形なのでうたかたの恋が見たいです。
相手役がどなたになるのか？で変わりますが(笑)
日本物の美しさもありますが、杜けあきさんよりは一路真輝さん・稔幸さん寄りですね。雪之丞、花の業平が似合いそうです。