トップ娘役人事に思う私のヒュポテシス

トップ娘役人事といえば、

トップスターとの相性や動向にどうしても影響されることがあり

過去振り返ると予定調和でいかないことや、読めない部分が多々あります。

 

そんな中、昨今の娘役人事に関して

よく「トップ娘役が低年齢化している!!」とか

「もっと修行させるべきだ!!」的な意見をよく聞きますが…

 

そ う で す か ?

 

確かにそういう印象もある気がしなくもないですが、

私の中では勝手ながら

昔の方が若い就任が多いイメージなんですよね。

 

トップ娘役就任学年まとめ

 

ということで調べてみました、

1990年代以降の娘役就任学年は以下の通りです。

※自力で調べていますので間違いがあったらすいません・・・。

 

【研14就任】

渚あき

 

【研10就任】

ふづき美世

ひびき美都

紫城るい

仙名彩世(現花組トップ娘役)

 

【研9就任】

毬藻えり

彩乃かなみ

遠野あすか

 

【研8就任】

紫とも

月影瞳

檀れい

星奈優里

白羽ゆり

舞風りら

陽月華

愛加あゆ

 

【研7就任】

紺野まひる

夢咲ねね

妃海風

綺咲愛里(現星組トップ娘役)

 

【研6就任】

純名里沙

風花舞

大鳥れい

蒼乃夕妃

愛原実花

真彩希帆(現雪組トップ娘役)

美園さくら(現月組トップ娘役)

 

【研5就任】

白城あやか

桜乃彩音

蘭乃はな

舞羽美海

野々すみ花

咲妃みゆ

花乃まりあ

 

【研4就任】

鮎ゆうき

森奈みはる

花總まり

愛希れいか

実咲凜音

星風まどか(現宙組トップ娘役)

 

【研3就任】

麻乃佳世

千ほさち

映美くらら

 

 

ちなみに過去には神奈美帆(研3就任)黒木瞳(研2就任)もいますし

やはりこう見ると、今が特別若いというわけではなさそうです。

 

じゃあなんで「トップ娘役の若年齢化」を感じるのでしょう?

 

それはたぶん、トップ娘役に就任するまでに「試練」が無いというか、

本公演で目立つ場面が少なかったり、

組替えをして嫌でも名前が売れるという状況がないから、かもしれません。

 

トップ娘役の「生え抜き化」

 

以前のブログで私は

トップ娘役人事が生え抜き化しているという記事を書きました。

(外部サイト)トップ娘役が「生え抜き」優先化している?

 

事実現在のトップ娘役は

仙名・美園・綺咲・星風が生え抜きスター。

 

言い換えれば、今のトップ人事において

トップスターに似合いそうな人をわざわざ他組から寄越したのって

望海風斗・真彩希帆コンビくらいなわけですよね。

 

少し前まで、娘役人事って本当にフレキシブルで

一度就任した後に組替えしたり(花總、檀、白羽)

新公学年のうちからがんがん組替えさせたり(例多数)いろいろありました。

 

けど最近は、星風と美園の抜擢を見るにつけ

自組の中でなんとかしよう感がめちゃめちゃ強まってる気がします。

 

つまり、97~98期生にウヨウヨといるトップ娘役候補をあえて選ばず、

それまであまり抜擢されていなかった美園を上げることにしたり、

 

星風なんて出来過ぎているほど用意周到にトップへのレールが敷かれていて

20周年に真風と風コンビを結成し『シトラスの風』を再演しているわけで…。

 

そう考えると、よっぽどのことがない限り

もはや自組でトップ娘役は育成しよう、という劇団の意思を

感じずにはいられません。

 

トップ娘役人事に私が勝手に思っている仮説

 

なぜ、突然そんなことを言い出したかというと

舞空瞳、潤花、夢白あや、きよら羽龍と

次世代娘役候補がどんどん生まれていきますが

 

もはやハナから誰が相手役かを想定の上で配属し、

育成されてるんじゃないかと最近うっすら感じるからです。

 

そしてさらに裏を返せば、

トップスター人事もほとんど今は滞りなく計画的に進んでおり

 

次期からその次くらいまでの想定がほぼ済んでいる、

ということが言えるんじゃないかなーと思うわけで。

 

私は100周年以降から本格的なファンになったニワカですが

その頃の人事発表は常に阿鼻叫喚で、

ブログもSNSも荒れまくりなイメージでして

 

それに比べると最近は

「でしょうね」人事が本当に増えたと思うんです。

 

組替えや抜擢、特に「変則人事」はスターの修行に使われる荒療治であり

なかば劇薬みたいなものですから

そういうのが減ったのはファンの精神安定上私は良いことだと思いますが、

 

逆に娘役人事は新公学年内で決まることが多いことを考えると

最早入団前から勝負が始まっているとも言えるわけで

なかなかに大変なんだなーと思ってしまいます。

 

もちろん、人事とは期待通りにいかないことも多々ありますから

(例えば思いもよらないスターに人気が出たりなど)

そう簡単にいかないのが外野から見てると楽しいわけですけど。笑

 

そろそろ花組トップ娘役の動向が判明するわけですが

果たして劇団側はどんな計画を立てていることでしょう。

 

そしてこんな計画的に進んでいるはずの人事において

礼真琴の相手役が全く予測できないというのも非常に面白いわけですが、

それはまた別の機会に。

 

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コメント

  1. やんちゃの精 より:

    細かいところで申し訳ないのですが、
    舞風りらさんは研8就任
    映美くららさんは研3就任
    ではないでしょうか?

    • masa 蒼汰 より:

      コメントとご指摘ありがとうございます!!
      確認しましたらその通りでしたので訂正させて頂きました…本当にありがとうございます!!

  2. 桜かのん より:

    蒼汰さん

    オールドファンですが、鋭い読みに納得しながら読ませていただきました。

    娘役は学生時代からある程度トップ候補が決まるかもしれません。
    黒木瞳などは、「音楽学校受験時」から大地真央の嫁候補だったらしいですから。

    卒業時の文化祭でも、明らかにこの子は路線に上がるだろう、というのは分かりますもんね。

    礼真琴くんのお嫁さんは誰なのか、本当に気になるところです。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!
      私もその話を聞いたことがありますが、まぁ確かにと思うと同時に
      結果ゴールデンコンビになったわけですからさすがの審美眼だと言えるのかもしれません。笑

      文化祭も行ったことないのですが、ご覧になった方でそうおっしゃる方も多いですよねー。
      苛烈な競争はだいぶ最初から始まるんですね…。

  3. ともじの嫁 より:

    こんにちは!
    体調を崩していたとのことで、大丈夫ですか?
    昨日タカスペのLVを観てきました。各組揃い踏み(宙のキキちゃんが観られず残念!)で、素晴らしかったです。紅白歌合戦のように5時間位して欲しい!笑
    花組推しの私は、25日はソワソワして仕事になりません。みりおちゃんが、やもめでいいのか?でも若い娘は嫌?と勝手にモヤモヤしています。私的には、もし4番目の妻を娶るなら、しろきみちゃんかなぁ~。。
    そして、マイティが星組に異動?なんてことも考えたり。。
    兎に角、心穏やかでいられないクリスマスです!

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!半日寝てましたら治りました。笑
      タカスペ羨ましいです!!年々内容が駆け足になってるようですもんねー。
      もはや武道館とかで盛大にやって欲しいですが、スターさんへの負担も半端ないですから仕方ないですよね。笑

      明日から人事発表ラッシュが続くと思うと気が気じゃないですよねー。
      凄まじいクリスマスプレゼントになりそうです。笑

  4. jasmineagain より:

    いつも楽しみに拝読させて頂いています。ひとつだけ、森奈みはるさんは研5就任ではないでしょうか?

  5. jasmineagain より:

    再度失礼致します。森奈みはるさんについてですが、1992年2月からの「スパルタカス」が御披露目公演ですので、厳密には研4でのトップ娘役就任ですね。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントとご指摘ありがとうございます!!
      確かにちょうど研4と研5の間なんですね。笑
      訂正させていただきました!!いろいろと勉強不足で申し訳ありません…。

  6. Shin より:

    いつも楽しみに読ませていただいてます。

    私が好きだった紫ともは研8くらいで杜けあきの相手役としてトップになりましたが、ファンの間ではかなり「遅咲き」という扱いだったように思います。

    それを考えると特に最近のトップ娘役が若年化しているとも思えないのですが…

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!
      紫ともさんが抜けていたため加筆いたしました・・・個人的に「忠臣蔵」好きだったので我ながら不覚です。
      彼女は2度の組替え、かつ出戻り就任ですのでだいぶイレギュラーですよね。

  7. 真水りん より:

    初めまして。
    男性目線のニュートラルで、それでいて愛のある考察を毎回楽しみに拝読しています。

    ところで1990年以降に就任した娘役トップの中に紫ともさんのお名前がないのですが…
    硏いくつで就任されたかは忘れてしまいましたが、1992年の就任です。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!
      杜けあきさん好きなのにすっかり抜けていました・・・申し訳ございません。
      調べたところ研8就任のようなので加筆させていただきました!!

  8. はっぱ より:

    ふづき美世、そんなに遅くないと思いますが…

    • masa 蒼汰 より:

      ご指摘ありがとうございます!!
      詳しく調べたら研10のようでした・・・訂正させて頂きます。

  9. マーニャ より:

    はじめまして
    時折、楽しく記事を拝見しております。

    以前の記事に申し訳ありませんが、風花舞さんのトップ娘役就任は研6の終わりだと思います。
    同期の純名里沙さんが花組娘役トップに就任した後でした。

    抜擢は早かったのですが、トップ娘役就任は遅かったです。
    でも、実力がついてからのトップだったので、素晴らしい舞台を堪能できました。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      ご指摘ありがとうございます。
      調べたら『CAN-CAN』がお披露目なんですかね?研6?研7?なんか難しくなってきました…。笑
      というわけで訂正させて頂きます。素晴らしいダンサーさんのようですね。
      先日放送された『黒い瞳』でちょっぴり堪能させて頂きました‼