さて、現在公演中の星組公演『めぐり会いは再び next generation』の
舞台写真が発表されたわけですが、
気になる点がいくつかありまして…。
本日はそこから思ったことを書いていきます。
瀬央ゆりあの番手扱いについて
まず一番の衝撃は瀬央ゆりあの写真枚数が4枚であること。
よ、よ、よ、4枚…?!
当ブログで定点観測しているスターランキングから推察するに、
暫定2番「目」の場合、少なくとも5枚は欲しかったところ。
実際、永久輝せあに差されつつある水美舞斗も、
しっかり舞台写真は5枚出ていることから、
ここに水美舞斗>瀬央ゆりあという序列が生まれたことになります。
振り返ってみると瀬央ゆりあは、
主な出演者扱い(つまり波線上)でもなく、ポスターinでもなく、芝居スチールもなく、
カレンダー関係も出ておらず、雑誌関係の表紙も現段階では飾っていない。
つまり、ここまでの扱いは暫定2番というより、
むしろ3番手相当扱いに近く、
永久輝・暁・和希・桜木ラインと同等のように見えます。
思い出されるのは宝塚グラフ1月号の正月ポート。
既に愛月ひかるが抜けていたにも関わらず、サイズが小さかったことについて、
「その時点で2番目昇格していないから」と理解していたのですが、
どうやら2番「目」相当扱いすらしなそうな情勢です。
瀬央ゆりあVS暁千星の行方
ここで気になるのは暁千星との路線バトルの行方ですよ。
暁千星が3番手羽根を背負わず、
瀬央ゆりあが不定羽根とはいえ背負ったことから、
暁千星の組替え後、瀬央ゆりあ>暁千星になると思っていました。
だがしかし、舞台写真が同じ4枚で揃ったことから、
少なくとも瀬央ゆりあ≧暁千星という構図になります。
大した違いは無さそうに見えます?
いやいや、完全なる上下関係にならなかったことから、
どこかのタイミングで暁千星が追い抜く可能性が出て来ました。
それが組替え直後なのか、
組替えしてから徐々に抜かしていくかは分かりませんが、
とにかく、その地ならしをした、というのが個人的印象です。
…とは言えですよ、瀬央ゆりあにとっては、
ある意味それで良かったかもしれません。
次期トップ確実の暁千星が完全に下に入った場合、
遠からず退団するか、どこかへ異動するかの選択肢しかありませんでしたが、
暁千星にあっさり抜かれることで、別格上級生という選択肢が生まれるからです。
本人もギラギラで番手を上げていくキャラというわけでもなさそうだし、
礼真琴も暁千星も童顔系でスター性の違う彼女の存在意義は大きく、
細く長く活躍する可能性が非常に高い。
水美舞斗VS永久輝せあでバチバチ戦わせて求心力を上げる花組と違い、
星組は揉め事を起こさず、それとなく明示してくるあたりに、
組カラーの違いが如実に出るなぁと思ったのでした。
ひっそり序列を上げる極美慎
そして、ひっそりと舞台写真が2枚に増えた極美慎。
上がる上がると言われながらなかなか上がらなかった彼女ですが、
暁千星の組替えアナウンスが掛かった今、そのタイミングだと見計らったのでしょう。
これで綺城ひか理と天華えまを完全に抜かしたことになります。
星組は暁千星の組替えに伴い、
礼真琴→(暁千星/瀬央ゆりあ)→極美慎と序列をハッキリ明示し、
礼真琴の任期後半に向け、体制を整えてきたようです。
ついに人事が動き出した様相である星組。
基本的に人事上手な組ですが、果たして最終形態までどのように動かしていくのか、
その今後が気になるところです。
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コメント
ソウタさんが以前言われておられた『上級生に優しい星組』の意味が、このごろ身に染みます。
『上級生至上主義』とは違う。(これはどっちかというと花組)
今後の瀬央さんには、七海さんや天寿さんのように、のびのびと活躍して頂くのも素敵だな、と感じています。
いい渋みが出てきた綺城さん、バラエティ班の気配がしてきた天華さんと共に、爆踊りエリートたぬきトリオ(叱られるぞ)とは違った魅力で、星組を盛り上げていってほしいですね。
「爆踊りエリートたぬきトリオ」に爆笑してしまいました。
疲れ果てた金曜日に笑いをいただいた感謝で、思わず割込みコメントしてしまいすみません。
そしてあやこさん、ありがとうございます!笑
(蒼太さんのブログ、毎記事欠かさず楽しく読ませていただいております!!)
いつも楽しく、興味深く拝見しております。
瀬央さんが変形(?)羽根を背負って階段降りするのをみた頃、山合の宝塚市には散り始めの桜が舞っていたような記憶があります。
東上を無事に終え、ドラマシティ公演も始まり、大千秋楽の翌日には星組生となる暁さんが、星組デビューするのは9月の全ツになるのでしょうか。暫くお休みがとれるのかな。
生徒数が多いという星組。
中でも入団10年勤務を越えた98期生は、組替の暁さんを含めて6名。どの組も昨年あたりから徐々に、新たな道へ旅立つ98期生が続いているかの印象があります。
星組も…、あるのかもしれません。
95期後続組生のあり方(置かれ方?)がわかりやすくなりつつある中、9678トリオの近々の行方と、100期~の未来が、さらりと明かされてくるのかと思うと、少しでも観劇に間が空くと、穏やかではいられない心境です。
星組の再開と初舞台生の口上が、明日から無事に行われますように。
いつも楽しく拝見しております。
こちらのブログの考察を読むまで、てっきり95期トップ戦線7人の序列は、水舞さんより瀬央さんのほうが上なのかと思っていました。瀬央さんはバウも主演2・5回で水舞さんより多いですし、東上作品もオリジナルの新作。でも、水舞さんのほうがポスターinしてたり、写真枚数が多かったりするのですね。宝塚人事、とても興味深いです。
気が早いですが、瀬央さんはトップになれなかったとしても、涼紫央さんのようにディナーショーや退団ショーをさせてあげてほしいなぁと思っています。天寿さんにも異例のミュージックパフォーマンスをプレゼントする星組さんなので…期待しております。
いつも「なるほどなぁ」と思いながらブログを拝見しています。
今回の星組さんのこと、瀬央さんを応援している身としては、もう、ショックすぎて、目の前が真っ暗になっています。
同期の礼さんがトップだから、瀬央さんトップがないのは承知の上で、同じ立場の水美さんと一緒かなぁと…。
ですが、昨年末からの瀬央さんへの対応があまりにもで…。
ブログに書かれているように、「別格上級生」と言うのもありかもしれまんが、私はまだ、それを受け入れることができずにいます。
逆恨みだと分かってはいますが、とてもネガティブな感情で物事を見てしまって、大好きだったはずの宝塚が、日々の癒しだった宝塚が、今は辛くて悲しい存在になってしまいました。
とは言え、明日からの星組再開は嬉しく思っています。千秋楽まで、無事に幕が上がることを祈っています。
らららんらんさんのお気持ち、すごーく分かります!
私も大好きな生徒さんが卒業を発表して悲しい気持ちでいますが、今はただ公演が無事に行われること、それだけを祈ってます。
贔屓がトップの座に近づいてきた!トップになった!というぐらいでずーっと延々にループしないかな…と常々思っています。
宝塚を好きになってまだ浅いので贔屓の退団という出来事にまだ出合ってません。もちろん、他に好きな生徒さんはいたのでその方たちが退団されるのは本当に悲しかったです。なので贔屓が退団となると今後どうしたらいいのかとなる気持ちになることはあわせてみなさんの様子でよく分かります。
別格、専科で一日でも長く在団してほしい?
なにかそれも違う気がするような、なんといったらいいんでしょう。
どんどん下から新しい才能が上がってくるたびに冒頭で書いたことを思ってしまう、それは贅沢な妄想なのかもしれませんね。