真風涼帆の退団、芹香斗亜のトップ就任決定の報、
水美舞斗の専科異動、そして綺城ひか理の帰郷組替えと、
新体制に向け着々と動き始めている2023年初頭。
それに合わせ、そろそろ次の組替えが起きるのではないか?と思うわけで、
本日はその動きや震源地について、色々と考えていきたいと思います。
2023年新体制について
まずは、水美舞斗の専科異動、芹香斗亜のトップ就任が完了し、
これにより組替えが何も起こらず全員が順当に玉突きで上がると仮定した場合、
番手は以下のようになります。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 | |
トップ | 柚香 | 月城 | 彩風 | 礼 | 芹香 |
2番手 | 永久輝 | 鳳月 | 朝美 | 瀬央 | 桜木 |
3番手 | 聖乃 | 風間 | 和希 | 暁 | 瑠風 |
4番手 | 綺城? | 礼華 | 縣 | 極美 | 鷹翔 |
どうでしょう?
こう見ると、色々とツッコミどころがありますね。
ってことで組別視点と学年別進展で、それぞれ考えていきます。
組替えの次なる震源地は?組別視点編
まず、組替えが起こる可能性が最も高いと思われるのが宙組です。
トップが変わると、それに合わせ人事が動くのが通例ですが、
宙組には嫌~なジンクスがありまして、
それは「生え抜きが2番手に上がる瞬間に他組の御曹司がやって来る」こと。
これにより、今まで何人もの生え抜きスターが涙を飲ん来たわけですが、
現在その立ち位置にいる桜木みなとが果たして順当に上がれるかどうか、
まずはここが一番の鍵となるでしょう。
なお小川理事長時代は、他組からの補填が就任1作目から合流が多かったのに対し、
木場理事長に変わってからは2作目合流が続いているため、
(彩風雪組の和希そら、月城月組の彩海せらなど)
もしかしたら動くのは2023年から2024年にかけてかもしれません。
そしてこの場合は、桜木みなとより下にやって来る可能性が高いことになります。
そしてもう一組が、花組。
これまで筆頭組として路線をバリバリ生み出す印象の強い組ですが、
現在は珍しく聖乃あすかより下にその候補生が居ない状態。
本来であれば希波らいとがその枠に相当するはずなのですが、
相次ぐ休演の影響なのかイマイチその勢いを感じず、
だからといってライバル蓋枠の侑輝大弥もそこまでアゲアゲでもなく、
という、なんとも微妙な感じに。
その結果、暫定として4番手に納まるのが、
たぶん上級生別格枠の綺城ひか理になるわけで、
この下級生ゾーンにもなんらかの動きがあるのではないかと予想出来ます。
組替えの次なる震源地は?アンバサ編
続いて、世代別の視点で考えてみましょう。
アンダー95期の正路線組が、永久輝せあ→花組、暁千星→星組と、
きちんとトップロードが敷かれたことにより、
重要な動きはその下の世代、つまりアンバサラインになると思われます。
で、水美舞斗の異動により聖乃あすかが3番手に昇格すれば、
ともにツートップとして上がってきた同期の風間柚乃と並ぶことになる。
とすれば、続いて番手的に昇格するのは、
この2人の後ろにいる縣千か極美慎になるはずです。
ところが、雪組は朝美絢&和希そら、
星組は瀬央ゆりあ&暁千星の並びが強固のため、すぐに上がる様子は無い。
よって、縣千か極美慎が上がるためには、
この4人のうちの誰かが動く(辞める)か、自分がどこかに動かねばなりません。
では、どこに?
と考えると、その行き先候補は宙組のみ。
芹香斗亜&桜木みなと昇格により空くであろう3番手枠に納まるしかありません。
けど、宙組にはご存知の通り瑠風輝が居ます。
彼女がアンバサ侵略を阻止するには、東上主演を果たすしかない、
ってことで次の宙組の別箱公演(トップ主演の裏)が何になるのか、
非常に気になるところ。
…と、ここまで書いておいてなんですが、
同じアンバサメンでも、聖乃風間ラインと極美縣ラインには、
大きな溝(少なくとも一緒にフォトブックを出していない)があるように見え、
極美・縣の2人がすぐに3番手に上がるとも思えないんですよね。
ってことでアンバサ後続組は、もうしばらくステイかなと予想しています。
やはり万博終了の2025年まで動かすつもりはないのでしょうか…?
蛇足ですが…仮に暁千星が永久輝せあに続いて2番手に昇格するがために、瀬央ゆりあが水美舞斗同様、専科異動or退団したとすれば、順番的に極美慎が3番手に昇格出来るよう上手く調整してありますよね。逆に極美慎をすぐに3番手に上げるつもりがなければ、瀬央と暁のW体制を引っ張ったり、なんなら瀬央を別格上級生枠にしといても良いわけで。このあたりは互いの立場が作用しあう、人事的に実に興味深い関係だと言えます。
組替えの次なる震源地は?104・105期編
ラストは、新公学年の組替えについてです。
まずは期待の105期生ですが、各組に路線候補生が溢れ人材過多状態。
特に星組は稀惺かずと・大希颯、宙組は大路りせ・泉堂成と2人ずつ居るため、
主演カードを与えるために他組へ輩出する可能性があると思います。
特に星組はそのあたりが上手ですからね。(小声)
…ですが、月組には既に主演が決定している七城雅が在籍、
花組には美空真瑠、雪組には紀城ゆりやが路線役を振られ育成中と、
まさしく混戦状態。果たしてシャッフルは起きるのでしょうか?
その一方で、なかなか日の目を浴びない104期生ですが、
花組は天城れいん、月組は真弘蓮、雪組は蒼波黎也、星組は碧音斗和、宙組は真白悠希、
あたりが一応顔が売れている路線候補メンバーでしょう。
ただ、本人の持ち味と組体制とがイマイチ合っていないパターンも有り、
それを解消し、主演カードを与えるために組替えが起きるかもしれません。
そもそも組替えが起きるのか?
以上、2023年以降の新体制に向けて色々と書いてきましたが、
男役に限って言えば、そんなに動くような気配が無い気がする…、
と書くと、我ながら大規模組替えが起こったりするわけで。笑
まぁなんだかんだ劇団の采配は間違っていないと信じていますので、
果たしてどのような動きを見せるのか、焦らず注視したいと思います。
☆★☆★☆
ランキング参加始めました!!
ぜひポチっとお願いします↓↓
コメント
蒼汰さん
いつも楽しく拝読しております。今回の考察も興味深いです。
宙組の組内からのトップ娘が昇格と発表された宙組は(天彩さんだったとしても)、やはりマンネリが否めず新しい風が必要と感じています。
風色さんを動かせないとすると、異動対象は瑠風さん、鷹翔さん、亜音さんの誰かで月組の礼華はるさんか花組の希波らいとさんと、、、、なんて想像しています。
素敵なスターですので、それぞれがより輝ける組にブラッシュアップされることを願います。
水美さんは専科からどな組に出演されるかも楽しみです。
宙組中心の組替えがあるとすればメインは亜音さんじゃないでしょうか。
今回亜音さんが新公主演しなかったのは組内に次の新公主演者を育てることを優先したのだと思います。(それ以外に逃す理由が思いつかない)
行き先は、和希さん夢白さんのいる雪あたりでしょうか。
新公2回バウ2番手1回ですから縣さんの下、華世さんの上に収まりそうです。
または希波さんが雪で亜音さんが花とか?
個人的には亜音さんは花が一番しっくりきます。
蒼汰様
興味深い、表にしてみるとわかりやすい考察ですね。
思うに、明日海さんがトップ就任時、エリザベートで、組み替え前の望海、他、今や各組でトップとなるドリームチームみたいなことが、後になってわかることですが、どこかの組であるのではないかと、想像するのです。専科特出含めて。
宙組お披露目の裏公演が何か、注目してます。
スカステで、人気が出る仕掛け、外部出演で話題作るとか、頑張ってほしいです。
いつも楽しく、拝見しております。
4番手までの組別表をみせていただき、雪組の安定感が!今さらですが、和希さんの雪への組替に、感謝しかありません(劇団様、ありがとうございます。)
宝塚大劇場で月組観劇たけなわなだけに、どうしても鳳月さんの2度目のディナーショーの開催が、何を意味するのかが気になります。
来週は109期の文化祭もあり、入団されてきます。
様々、進化してゆくのでしょうね。
組別番手表を参考にすると、今のままの花組で待望のエリザベート、でき……ないよね!?となります。笑 ※一応書いておくと、柚香政権での話です。
まだ合流してからの扱いがわからないので何とも言えませんが、ルドルフ(4番手)が綺城さん?(組替えなしと仮定して希波さんと役替わりだとしても)いやいや同期永久輝さん(フランツ)の子ども役やるかさすがに?みたいな、疑問符がたくさん付きます。まあゴリ押しでできなくはないと思いますが。かといってそれを回避するために革命家の役になってしまうと、実力者なんだからちゃんと使ってあげなよ、と思ってしまいます。
永久輝政権になればしっくりきそうです(フランツ=聖乃、ルキーニ=綺城)。綺城さんは星組に行っていたとはいえ、花組は普通に新公主演も経験した古巣。風通しを良くするために誰かしらは永久輝さんトップ前(直後)は花組輸入組替え確実だと考えています。
蛇足ですが、番手表見てると今の雪組が夢白さん込みで一番ぴったりに見えます。エリザベートやるなら。望み薄ですけどね。
宙組のマンネリなくすためには多めの輸出組替えと少なめの輸入組替えが理想です。すぐに(今の理事長的にも)カードを切るのか否か。不安なのが、宙組は、輸出組替えが栄転ではなく実質左遷(蓋要員)になる確率も(過去の前例から見て)高いので…それは、怖いです。