本日はコロナ禍で中止していた宙組公演の初日。
無事、舞台の幕が上がったようで本当に良かったです。
私はというと、この土日で
月組『今夜、ロマンス劇場で』のmy初日を迎えることが出来ました。
細かな感想については、近々もう1回観劇する予定ですので
その後に書こうと思うのですが、
本日は月城かなと&海乃美月率いる新生月組に対して、
感じたことを正直に書いていきます。
私自身の立場(しょーもないブロガーとはいえ)を一旦脇に置いとくくらい、
沸き上がった感情をどーーーしても書き留めたくて。
殴り書きですが、どうぞお付き合いください。
新生月組に感じた「勢い」
月組『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』ですが、
それはそれはもう素晴らしい公演でした。
久しぶりに芝居、レビューどちらも当たり公演だったな、
というのが簡単な全体感想なのですが、それだけではありません。
新生月組から感じる、言いようのない躍動感に、
私は感動してしまったのです。
このブログをご覧になっている皆さんも、
テレビや芸能に触れていて一度や二度くらい、
これから一気に人気者へと登りつめるのだろうな、という
謎の勢いみたいなものを感じたことがあると思うのです。
例えば「抱いてHOLD ON ME!」を歌ってた頃のモーニング娘。とか、
「上海ハニー」を歌ってた頃のORANGE RANGEとか、
「GIRL TALK」で再ヒットとなった安室奈美恵とか(世代バレ半端ないな笑)、
最近だとYOASOBIの曲を聞いて感じたかなぁ。つまり、こういうもの。
実は私が宝塚を見ていて、それを感じた瞬間が一度だけ有りました。
それが望海風斗&真彩希帆のお披露目公演であった、
雪組『ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』。
あの公演を見た瞬間、これまで見てきたものと違う何かが舞台上で光り輝き、
私の心を掴み離さなかった。
それが今、この月組公演で「同じ何か」を感じたのでした。
こと雪組に関して言えば、それはきっとトップコンビの圧倒的歌唱力、
だけでなく、安定した実力からくる舞台上の安心感と、
単純に作品が良かったがゆえ、だと思います。
じゃあ月組は?同じく単純な作品の良さもありますが、
それはやっぱりトップコンビの芝居力、
だけでなく、安定した実力からくる舞台上の安心感でしょう。
トップコンビの売りが明確であるからして、
組子たち全員が伸び伸び実力を発揮できていて、
それがまた『今夜、ロマンス劇場で』という多幸感溢れる作品だからこそ、
見ていてハートフルな気持ちにさせてくれました。
とにかく、今の月組の上昇気流感はとんでもない。
何かとてつもないものが始まってしまう気がする。
だから一人でも多く、月組公演を見に行った方が良い!!
とはいえチケットは完売していますから、ライブ配信で良いから、是非。
それをどうしても伝えたくて、この記事を書き始めました。
彩海せらへの大いなる期待
そして。
望海風斗&真彩希帆コンビ時代の、
もっと絞ると『ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』の輝きの恩恵に預かったのは、
他でもない、朝美絢でしょう。
あのサン=ジュストという役は、彼女にとってまさに当たり役。
月組から逃がして貰えたことで生まれたスターとしての覚悟が役と交差し、
また新生雪組の勢いが倍掛けとなり、一気にスターダムへと押し上がります。
じゃあ今の月組において、そのポジションは誰にあたるのか。
私は暁千星だと思いました。
まずもって、ここにきて彼女の成長曲線がとんでもない!!
何よりも歌の安定感。明らかに歌唱力が向上していて、
声の伸び、情感、どれをとっても「歌える」部類に進化していました。
芝居心は滑舌含め常に研究中かもしれませんが、
とはいえ今回の大蛇丸は間の取り方で笑いを取るという
高度な技巧を見せていますし、
一番は男役としての覚悟が、ついにありありと感じられたことです。
こりゃあ新生月組で人気スターになっちまうな、と思ったのですが、
そうだったわ、彼女は星組へ組替えするんじゃーーーーーーーーん!!
なんでやああああああああああああああああああああああ!!
っと一人心の中で叫んでしまいました。笑
そして、そんな暁千星ポジションに納まる人材として、
寄こされたのが彩海せらということに、
今更ながら妙に納得していましましたね。
可愛らしい顔立ちながら芝居心があり、かつ歌もダンスも比較的なんでも出来る。
何より彩海せらも望海&真彩人気の恩恵に預かり、
アンダー100期の中では抜群の知名度と勢いを感じる逸材です。
まさに目指すは朝美絢、組替えで一気に人気を集め、
路線として爆進することが期待されているのでしょう。
惜しむらくはお披露目公演から合流出来なかったことですが、
月城&海乃コンビの勢いはまだ続くはず。
是非このチャンスを生かし、大いなる飛躍を遂げて欲しいなと思います。
新規ホイホイかもしれない新生月組
そんなわけで。
新生月組は、もしかしたら望海政権雪組に続く、
いわゆる新規ホイホイな組かもしれません。
重ねてになりますが、是非皆さん、
今の月組は一回は見といた方が良いよ!!
と声を大にして勧めたいと思います。
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コメント
ということはつまり、アレですね、そこらへんの中学生だった後藤真希が加入した『LOVEマシーン』だったり、九州の兄ちゃんだったTAKAHIROがボーカルに就任した『Lovers again』のEXILEだったり、みたいな事になりますね。(世代)
遅れてきたスーパースターになりますね、彩海さんが。中堅どころも伸び盛りで、娘役も粒揃いで、組の勢いがフルスイングし続けるわけですね。
ふぅ、グレードギャッツビー、取れるかなぁ(遠い目)
『Lovers again』のEXILEはまさしくドンピシャで例で書こうと思ったくらいなのですが、現役世代的にはキャリオンとかチュートレとか6人体制に妙な愛着があったり。笑
て脱線しましたが、グレートギャツビー楽しみ過ぎますよね。実は管理人と遠征しようか迷い中です。
いつも楽しく、興味深く拝見しております。
記事を読ませていただき、らそうゆうことだったのかぁ、と、至極納得しております。
元々、お芝居巧者揃いの組だとは思っていましたが、トップコンビの安定感が、組全体にゆきとどき、劇場を包み込んでくれるようで…。
大劇場でも、宝塚を初めてみたよ、という方の声を見聞きしました。初観劇の友人もいます。
自らを、カリスマ性はないと語っていた月城さんですが、新規ファンを拡大する新生月組の熱量の要であり、秘めたる牽引力を持つトップさんなのか、と思います。
舞浜と、次の本公演も期待大です。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
蒼汰様の、いつも客観的で、公平であろうとする姿勢に、ああ、自分はもうちょっと冷静にならねばとたびたび反省しております。
いつも冷静な蒼汰様が、今回は熱い!文章の端々から、初めて宝塚を見た時のような、人生でなんども味わえない高揚感が漂っていらっしゃる。
映画版の「今夜、ロマンス劇場で」は正直「うーん、そこそこやなあ」で、月組公演はライビュ待ちですが、がぜん楽しみになってきました。
蒼汰さん
早速月組公演をご覧になられたんですね!そして記事にしてくださりありがとうございます。ギャッツビーも貸切を当てた方が良さそうだなと思いました笑。
東上公演が取れるか分からないので、これが「月組の暁千星」見納めになるかもしれないと思うと寂しすぎて……。星組に行っても、いつかトップになっても応援し続けますが、やっぱり寂しい辛い気持ちは残りそうです。これがヅカオタ先輩方が味わってこられた痛みなのか、、、と勝手に浸っております笑。
ロマンス劇場の方は、ラストが宝塚から少し変更になってるようですね。新公の演出を参考にされたのでしょうか。
雪組の和希そら君といい、お披露目の次の公演からの新しい路線投入が流行りなのでしょうか、彩海せら君が新しく入る次作も楽しみです。次作の新公も楽しみ。
各組が中止や延期という中で、博多座も宝塚のお披露目も無事に全公演を完走し、新トップは持ってる人なのかもしれませんね。
蒼汰様
熱弁、思いを汲み取りました。
東京公演ではキャンセル待ち状態の方も多い模様。
私はムラで一回観劇できて、幸せのシャワーを浴びました〜
暁さんは弟的な存在感だったのが、男役の色気が増したと、感じた一人です。
宝塚を初めて見る人に安心して薦められる作品だと、蒼汰さんのコメントを読んで、お墨付きの自信を持ちました。(笑)
蒼汰様
いつも楽しく拝見させていただいてます。
新生月組公演を私は大劇場で本公演3回新公を1回観劇しました。
おっしゃる通り何度でも観たくなる本当に素晴らしい公演でしたね。
トップコンビお二人の美しい姿と芝居に、只々感動するばかり。映画は観ていないのですがハッピーエンドで終わって良かった!と毎回涙でぐしゃぐしゃになりながら劇場をあとにしていました。
ジャズのショーは正直
ついていけるのか心配でしたが、こちらも回を重ねるたびに、その素晴らしさに
感動していました。
ありちゃんは
観るたびに進化されていて
あの伸びのある
歌声には感動すら覚えました。(1789で観た不安定そうな?お芝居や歌と比べ物になりません)
星組に移動するのはとても寂しいのですが雪組からみえる
あみちゃんも応援しているジェンヌさんなので期待しています。
ただ私は月組の101期生推しなので、(特に結愛かれんちゃんと彩音星凪君)が今後どうなっていくのか注目しています。
月城さんがロングインタビューの中
でお芝居でもショーでも常に相手に対して本気でいる、そこに嘘があってはならないとお話されていました。
決して早すぎる抜擢ではなく全くタイプの違うトップさん5人を見て育ち組替えも経験している…
いつも控え目な彼女ですが、一歩一歩着実に進みながら積み上げた自信と誠実さが今の月組に大きく作用している気がします。
見目麗しく歌が上手い!宝塚ってやっぱりいいよね!!と思えるトップスターに巡り会うことができて幸せです。
月組は中止にもならず、みな一丸となってムラでのお披露目を終えました。今、いつ中止になるか分からないという状況の中、いつも以上にプレッシャーもあったろうなぁと思います。
映画がとても好きだったし、ポスターも素敵でこの作品にはとても期待していたのですがトップのお二人も鳳月さんもとても素晴らしく、本当に月組みんなのまとまりを感じました。
暁千星さん一派と健司のやりとりは本当におかしくて思い出しては笑っています。
うちの母は宝塚に興味がないのに私が連れ出すものだから渋々見てるようなものですが暁千星さんだけはお気に入りのようで(IAFAの時から気になる模様)「今日もあの子いたね」と特別見ているようです笑
ショーのFULL SWING!もとても良かった。まさにこれからの勢いを感じるひと時でした。
東京公演も無事に千秋楽を迎えられますよう祈るばかりです。
新生月組の、月城、鳳月、暁、風間の並びが個性的でとても良くて喜んでいたら解体されようとしています(涙)
ですが、新公主演の礼華が芝居、ショー共にとても目立っており、路線娘役も下級生は歌ウマが育っています。今後も楽しみです。
組替えされ月組生となった彩海さんは、
雪組が縣→かせきょーと超御曹司路線を明確に打ち出した今、うまく逃がされたなと思います。
雪組の育成方針は、しれっと以前に戻りましたね。
(思わずおかえり!って思ってしまいました笑)
月組は上に100期101期と詰まっていますから、、どこまで上り詰めれるか。まずは新公主演成功でしょうか。
掴んだチャンスを活かせるよう期待しています。