追想・異人たちのルネサンス【雑記】

去年のちょうど今頃、

東京大劇場で公演されていた『異人たちのルネサンス』の

スカステでの放送が先月から開始されています。

 

皆さん、もうご覧になられましたか?

 

久しぶりにこの作品を見て色々と思うところがあり、

心に浮かぶつれづれを書いていきます。

少々説教臭いかもしれません。笑

 

個人的ヒット作『異人たちのルネサンス』

 

さて、この『異人たちのルネサンス』という作品。

世間での評判は、もっぱら「駄作」扱いでした。

 

説明不足の脚本に、全体的に暗い舞台演出。

スターの任にあっていないキャスト配役等いろいろ言われ

あの『邪馬台国の風』を越える駄作?なんて声を聞くこともしばしば。

 

だけどね。

私この作品、大好きだったんですよ。

 

個人的に西洋美術の分野に明るいため、

中世ヨーロッパに対する説明不足は脳内補完できたし、

何よりあの暗い舞台演出は「暗黒の中世」を上手に表現していたと思う。

 

衣装やセットも中世の再現という点では完璧で

見ていて「さすが宝塚!!」と感動した覚えがあります。

 

そして配役に関して、確かになんで真風にダ・ヴィンチ?って感じだけど

悩める天才画家って絶対的に任じゃない役もきちんとこなしていたし、

星風も芹香も愛月も、みんな美味しく演じていましたよね。

 

圧巻のフィナーレも最高でしたし、

夢白あやの芝居力に唸らせられた公演でもありました。

 

そして改めてスカステの放送を見て思いました。

やっぱりこの作品好きだわぁって。

 

自分が狂おしいほど好きなものが、

世間では微妙な扱いなことって、意外とよくありますよね。

 

それでも自分が好きならそれで良いじゃないか、

むしろチケット代を払った分の価値を感じられてラッキーと

この作品を通して感じたのでした。笑

 

『異人たちのルネサンス』は原点でもある

 

そしてこの作品は同時に、

私のブロガーとしての原点とも言うべき作品でもあります。

 

今から約1年前、私は1ヶ月限定でブログを開設しました。

思いのほか評判が良く、その後1ヶ月延長しましたが

その後も続けるかどうか正直迷っていたんですよね。

 

そんな時、大劇場で公演していたのが『異人たちのルネサンス』。

自分は面白いと感じた作品のに、

世間の皆様はそう思っていないようだった。

 

だから、脚本で描き切れていない中世の設定等を、

私が勝手に補完するような記事を書いたところ、

 

数名の方から「おかげで作品をより理解することが出来た」

お褒めの言葉を頂きまして。

ここで初めて、ブロガーをやって良かったなぁと思ったんですよね。笑

 

もちろん舞台の裏設定的な内容を書くことは

脚本家の意図とは別の方向に転がしてしまうこともあるかもしれない。

 

だけど、自分が記事を書くことで

見えない何かに対して「なるほど」と納得して貰えるようなことが起きれば

ブログを続ける意義があるのかもしれないと思い至り、

アメブロではなく個人ブログでの運営継続を決定したのでした。

 

ブログ移転・開設1周年のお礼を込めて

 

というわけで、そんな流れで開設した

この「ルネサンス・宝塚」も、本日12月1日で丸1年となりました。

 

ここまでやってこれたのも、多くの皆様からのコメントや叱咤激励、

そして「ブログ村」へのアクセスのおかげです。

本当にありがとうございます!!

 

もうお気づきの方もいると思うのですが

この「ルネサンス・宝塚」というブログ名は、

『異人たちのルネサンス』に敬意を込め、拝借させて頂いてます。笑

 

スカステで久しぶりに公演映像を見て

1年あっという間だったけど楽しかったなぁと感慨深くなりました。

 

自分の考えや思いを発信するというのは

想像以上に大変な作業だとこの1年、本当に身に染みて実感したわけですが、

これからも飽きるまでは続けると思いますので、笑

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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コメント

  1. はる より:

    ブログ移転1周年、おめでとうございます!!
    もう1年経ちましたか、早いですね。毎回、楽しませて頂いております。
    モヤモヤをスッキリさせて頂いております。本当に有難うございます!!
    お仕事、お忙しそうですのにサクサクと分かりやすく書いてらして頭の回転が早い方なのでしょうね。
    蒼汰さんも管理人さんも鋭い考察力と深い宝塚愛を感じております。
    これからもよろしくお願い致します!

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      我ながらもう1年ですよー。あっという間ですよね。
      サクサク書きながらも愛が伝わるよう書いているつもりなので、それが伝わっていたら嬉しいなぁと思います!!
      こちらこそいつもコメントありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。^^

  2. bera より:

    こんにちは、蒼汰さん

    西洋美術史は学生時代少し学んだ程度ですが、ルネサンス時代は特に興味深く好きでした。
    私も『異人たちのルネサンス』を駄作とは思ってない一人です。
    宝塚初心者なので最近の舞台しか知りませんが、宝塚であのレオナルドが主人公になるとは思ってもいませんでしたし、興奮しました。
    でも、ラストのモナリザの絵は大きすぎて、興醒めしました。そこだけが私が思う唯一の欠点です。
    2階席の後方から見えなくても
    絵は実物大かもう少し小さくして欲しかったです(笑)
    蒼汰さんはどうですか?

    真風さんのレオナルドは私の知っているレオナルドでした。何より本人と同じイケメンでしたしね。
    今でも、時々観るほど大好きな作品です。プロローグから始まり音楽もレオナルド真風が歌う曲も演者たちも魅力的で、フィナーレナンバーも全てが大好きです。
    ブログ名は、ルネサンス=再生・復興から付けたのだと思っていました!
    さすが蒼汰さんはスケールが大きくて深いなあと思っていました(笑)
    いつも読んでいますよ
    これからも楽しみにしています。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      私も実物を見ているので「デカッ!!」と思ったクチですが…私たちの知っている実物とは別物(習作とか)という解釈を勝手にしています。笑
      あ、もちろん「歌劇の企業としての再生と復興」からも取っているんですけどね。いわゆるダブルミーニングというやつです。笑
      これからもどうぞよろしくお願いいたします!!

  3. 和世 より:

    『異人たちのルネサンス』大劇場で観劇しました。
    一般的に、あまり好意的評価はされなかった?んですね。
    個人的には良かった作品です。
    同じく描かれなかった(が故に分かりにくかった)時代背景等を補う分ぐらいの知を持っていたからかもしれませんが…。

    ダヴィンチの弟子になりたかった天彩峰里さんが印象に残っています。
    お披露目公演では役柄もあり、キャンキャンされていた星風さんも
    大人っぽい雰囲気を纏われていて、随分良い方向に変わられたなと思いました。
    いろいろ言われるようですが、代役も務められた夢白あやさん、
    私も好きです(歌唱力以外の技術は一定、備えていらっしゃるので)。

    自分の好きな作品が万人受けする必要はありませんが、もうちょっと
    評価されても良いのでは?と思うもの、ありますね(笑)
    (『KEAN』がその筆頭なのです)

    ただ好きじゃないという理由で、実力や技術以外の側面までこき下ろす人も少なくない中、説得性のある内容なので納得しながら拝読しています。
    (好きなジェンヌさんでも、然るべき批判はあって普通ですし、無批判が良いわけではない)

    今後とも、よろしくお願い致します。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      あの公演での天彩さん、良い味だしてましたよねー。星風さんも本人の色とは全く逆にキャラを演じたわけですが、良い意味で裏切られ良かったと私も思います。
      私結構駄作と言われる作品もイケるクチっぽいので(夢幻無双とか。笑)逆に簡単に元が取れてラッキーなのかもしれません。笑
      お褒めの言葉を頂き恐縮です。これからも皆さんに納得していただけるような記事を書いていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!!

  4. こっとん より:

    蒼汰さま

    1周年おめでとうございます!
    プレ1周年のコメントでも書いたかもしれませんが、鋭い視点と言葉のチョイスで考察されていて、いつも勉強になっています。
    「異人たちのルネサンス」…本当は観に行くはずだったのですが、体調不良で観に行けず……感想は様々見たり聞いたりしましたが、生で観れなかったことが悔しかったです。
    (だからこそ博多へ遠征してでも初宝塚、初宙組観劇に行くエネルギーを持ったのですが笑)
    感想は人さまざまでも大事なのはそこから自分が何を感じるか、ですよね。
    これからも応援しています。
    お体に気を付けてお過ごしください。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      2度目のコメントありがとうございます‼
      そのエネルギーで博多座まで行こうという思いに至られるのが凄いですね。笑
      私も来年は初めての遠征を企画中です。これからもどうぞよろしくお願いいたします!!^^

  5. ちゃとらし より:

    はじめまして。
    私も異人逹のルネサンス密かに大好きです。
    悩める若き芸術家に傲慢な権力者、その愛人、ゲスの極み司教と、キャストの個性とのギャップがあるからこそそれを”演じている”ところが魅力的でした。
    それにレオナルドがカテリーナに惹かれる理由、カテリーナがレオナルドに心を開いた理由も、幼少期の思い出や”小鳥”や”翼”といったメタファーを使って実に分かりやすく説明されていたと思うのですが、、、
    暗くて地味なせいでしょうかね…
    この作品を好きな方がいて嬉しく思いました。

    これからもブログの更新楽しみにしています。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      全文同意です。笑
      それぞれのキャストの演じっぷりも良かったですし、舞台演出や曲(「堕天使の子守歌」やら「罪は仮面になすりつけ」とか印象的なフレーズ多いですよね)も好きでした。
      何よりも最後のモナリザの微笑みの理由の説明とか「決まった!!」って感じですよね。残念ながら地味がゆえに語られないのが悲しいところです…笑
      こちらこそ今後とも何卒よろしくお願いいたします!!

  6. lulukumiclayton より:

    蒼太さま

    いつも楽しんで拝読させていただきています。
    なくては、ならないブログです。絶対です!(笑まじで)

    できましたらお忙しいかと思いますが
    ずっと続けていっていただきたいです。

    1年間ありがとうございます。
    そして
    おめでとうございます。

    これからも書き続けてください。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      わわわ、そこまで熱い思いをお伝えいただきありがとうございます。笑
      ブロガーとして1年続けてきてよかったなぁと思いました。^^
      しばらくは飽きる様子がないのでまだまだ頑張れそうです!!今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!

  7. なえ より:

    一周年おめでとうございます!

    こちらを拝見したのが最近でして(過去記事も読ませていただきましたが)
    続けていただいていなかったら出会えないところでした

    いつも鋭く的確なご意見 楽しく拝読しています
    先日も体調を崩されていたようですが健康第一!の上で 無理をしない範囲で継続を期待していますm(__)m

    (実は再度宝塚にはまりすぎた結果スカステ契約しようとしましたが
     その前にCS工事待ちでしてまだ見られないのです(T_T)

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      最近ご来訪いただけたということで、過去の記事まで読んでいただけて嬉しいです!!
      (遡っていくと記事を通して持論が変遷していく様が見られて面白いかもしれませんが…笑)
      実は意外と体調崩しがちなのと、別の用事が重なり上手タイミングで記事が書けなかったりするのですが、これからも無理せず頑張っていこうと思います。^^
      今後とも何卒よろしくお願いいたします!!あ、早く工事が終わると良いですねー。

  8. まさ より:

    こんにちは。
    私は『異人たちのルネサンス』作品
    あまり好きな作品ではなく…でした。

    みんな最後にバタバタと亡くなっていき
    芹香さんも亡くなったと思っていたら
    なぜか生きていて「???」となり…苦笑
    最後にモナリザが出てきたことも「…」と。
    星風さんをどう見たらモナリザになるの…
    それなら肖像画にしてあげてよ…と。苦笑
    (レオナルド・ダ・ヴィンチではなく
    あくまでモチーフにしたオリジナルの
    中世の芸術家…という設定など。)

    それでも、蒼汰さんのブログを拝見して
    「なるほど…そういうことか…」と思い、
    「この作品をここまで考えることが…!」
    と衝撃が走った記憶があります。笑

    このブログを拝見してから、見直したい…
    と思いましたが、スカステも入っておらず
    Blu-rayを買うこともなく…で観れず。

    WOWOWやBSで放送していただける…
    機会があれば、また観てみたいです。笑
    これからもブログを楽しみにしてます。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      確かに芹香さんの謎の復活やら突っ込みどころ満載でもある作品でもありましたね。笑
      わわわ、そう言って頂けて嬉しいです!!BSでいつか放送されないかなーと私も思ってるんですが(スカステよりカメラ割が良いので)難しそうですよね。
      機会があればぜひもう一度見てみて下さい!!これからもどうぞよろしくお願いいたします。^^

    • ミルクティー より:

      ブログ移転一周年おめでとうございます!

      先日スカステで異人たちのルネサンスを見ましたが、このブログで予習(?)していたおかげで楽しく観ることが出来ました!

      真風さんのビジュアル、芹香さんの飄々としたキャラクターなど、宙組の男役充実してるなーと思いました。

      とても面白かったのですが、設定をそのままに上田先生が脚本を書いていたら、ロレンツォやカテリーナをもっと掘り下げたりして、駄作扱いではなく名作になっていただろうなと観ながら思いました。(小声)

      世間の評価と自分の好きな作品が違う時ってありますよね。私は星組のショーESTRELLASが好きです。

      体調に気を付けてくださいね。またブログ楽しみにしております。

      • 蒼汰 蒼汰 より:

        コメントありがとうございます‼
        わわわ、そう言って頂けて嬉しいです。^^
        確かに上田氏だったらどう演出するでしょうねぇ。カルナバルのシーンとか演出方法が結構似てるなぁと思ったのですが(人波の群れとか)
        人物像に関しては全然違うものになりそうですよね・・・田淵氏と上田氏は同期ですしライバルでしょうからあまり大声では言えませんが。笑
        これからもどうぞよろしくお願いいたします!!

  9. こんちゃん より:

    蒼汰様

    一周年おめでとうございます!いつも蒼汰様の論理的で鋭い分析を楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    私はたまに都市部に出張した折に、時間があれば展覧会を覗く程度のライト美術ファンなのですが、古典絵画ってホントに初心者のころは「本物そっくりで上手!」という感想しか持てませんでした。笑 その後ギリシャ神話や聖書についての解説本などを読み、絵の背景にあるストーリーを知ってから見ると「なるほど、この場面をこう表現しましたか」と画家と1対1で会話しているような気分になったり、人物のセリフを考えてみたり、主体的に面白がれるようになって、楽しみが増えました。

    昭和生まれの私は地上波でチャンバラ時代劇、まんが日本昔話や世界名作劇場を見ていた世代で、それらから宝塚の舞台の世界とも重なる時代劇のお約束的な知識を得ていた気もします。

    月組の無限無双のネット酷評の嵐の折も思いましたが、平成世代の方はもうその手の時代劇作品は地上波では放送されなくなり、歴史ものの知識は学校の授業で習う以外は主体的に探しに行かないと享受できない存在になっているのかもしれませんね。(今度の学習指導要領の改訂でマリーアントワネットが必須項目から外れるかも、というご時世。)先生方、予備知識がなくてもそれなりに、知識があればもっと楽しい作品を書いてくださいませ。

    ネットに「わからない=駄作だ!」、といった言説が飛び交う中、蒼汰様の幅広い教養を土台にした観劇感想はとても示唆深く楽しみにしております。くれぐれもご無理なさらぬよう。では。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      こちらこそいつもコメントありがとうございます‼
      西洋美術はじめ、芸術文化は当時の背景を知らないと真意を理解できないものがあるのも事実。
      そういう意味で今作は観客に対する優しさが足りない作品だったと言えるかもしれません。笑
      とはいえ、逆に背景さえ知って頂ければ楽しめるのになぁとも思うわけで、その一助になれてれば嬉しいなとエゴですが感じております。
      改めて今後とも何卒よろしくお願いいたします!!

  10. KAO より:

    移転一周年、おめでとうございます!
    思えば蒼汰さんのブログに出会ったのは異人たちのルネサンスの記事でした…あーじゃないこーじゃないと言っている記事が多い中、深い考察が書かれていて「この人は信用できそうだぞ」と感じたのを覚えています。
    そのあとしばらくして、移転されたことを知って追いかけてきて、コメントを残しはじめて今に至る…すっかり蒼汰さんのファンです!
    それにしても、データに基づく冷静な視点、鋭い洞察力、そしてなにより読みやすい文章…いやほんと、蒼汰さんってどれだけすごい人なのよ、と思いながら毎日チェックしています(  ̄ー ̄)
    朝美絢さんへの愛を語る記事も大好きです笑
    今後の記事も楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *)

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      いつもコメントありがとうございます‼
      個人的に結構危ない記事(炎上するかなと心配になって掲載しようかどうかギリギリまで悩むもの)にいつもコメント頂いているので、実はひそかに安心しておりました。笑
      そんな風に言って頂けて嬉しい&恐縮です…。これからもお楽しみ頂けるよう初心を忘れず頑張っていければと思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします!!

  11. めー より:

    1周年おめでとうございます!!
    もう1周年なんですねー。

    私は異人たちのルネサンスがとても好きだったのですが、友達の評判はすこぶる悪くて。そんな時に蒼汰さんの感想、考察を拝見してとても嬉しかったし、なるほどと思ったことを覚えています。

    ありがとうございました。と、我がごとのようにお礼を言いたくなるほどに!

    レオナルドダヴィンチと言うお役は名前は知ってるけど…?
    という方が多くて、演じるには難しいように思っていましたが、真風さんは地味に感じるお役をしっかり演じられていたと思います。

    この作品はモナリザを描くに至った一考察。として面白いな、と思っています。

    本来、観る側が何に興味があるか、で感想も変わるという点ではわかりやすい作品だったように思います。

    と言うことで、蒼友さんのブログを読み続けようと思ったきっかけのブログでした。

    これからも企業目線の考察を楽しみにしています。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      いつもコメントありがとうございます‼
      そう言って頂けて嬉しいです。^^
      個人的に真風涼さんのダヴインチはビジュアル的にも素敵でしたし、鬱屈感も出ていて素晴らしかったなぁと思います。
      観る側の興味で感想も変わる、確かにそうかもしれません。
      これからも自分の価値観を大切に更新して参りますので、どうそよろしくお願いいたします!!

  12. ふれんちとーすと より:

     私は、偉人達のルネサンスが宝塚初観劇でした。
    レビューのときの世界観に圧倒され、お芝居はどんなものが見れるんだろう、と楽しみにしながら休憩時間を過ごしたこと、パレードでジェンヌさんたちがタカラジェンヌのスーパーキラキラオーラに圧倒され、宝塚ってすごいと思いながら帰路に着いたことを覚えています。
     私は、蒼汰さんのように西洋美術に詳しい訳でもなく、ジェンヌさんのお顔と名前も一致しないレベルで観劇しましたが、面白い作品だなぁと思いました。
     確かに、所々わからないところもありましたがそれでも十分に楽しむことが出来ました。
     しかし、世間の反応を見てみると、ここが駄目だとか、何故こうなったんだとかの批判ばかりでびっくりしました。
     そんな中、蒼汰さんのブログでは、解説や感想は勿論、とても深いところまで考察されていていいなぁと思いました。
     だから、私は蒼汰さんのブログを読み続けているのです。
     他の方の記事は感情が先走ったものが多い中、蒼汰さんはいつも一旦落ち着こう精神で感情が先走りしていない記事で私は感嘆の声を上げています。
     日々変わりゆく人事などに混乱したときはいつもこのブログに頼らせて頂いています。
     これからも、記事を楽しみに待っています!

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼お褒めの言葉をいただき恐縮です。
      あの作品は前半が和物の世界観が満載で、後半が芝居でそのまま圧巻のフィナーレでしたから、
      ある意味で一度で三度くらい美味しい公演でしたよね。タカラジェンヌのキラキラオーラを真正面からお請けになったことでしょう。
      「一旦落ち着こう」は私がブログを運営するうえで座右の銘にしているところもあるので、そう言って頂けて嬉しいです。
      とはいえ管理人からは「そりゃライトファンだから落ち着けるんだろ」とも言われるのですが。笑
      今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!

  13. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    「異人たちのルネサンス」スカステでやっと拝見しました。古典演劇的、グランドホテル的というのでしょうか、フィレンツェの徒歩圏内にありながら交わらない世界に住んでいる異能の者たちが、メディチの婚礼とカーニバルという非日常の祝祭で因縁の出会い、数日のうちにバタバタと悲劇の結末。オペラとか歌舞伎でよくあるお約束展開だよねと思いながら楽しめました(^^)

    もし植じいが「異人たちのルネサンス」を演出したら

    ・カーテン前で下級生が一言ずつフィレンツェの政情を説明
    ・グイド司教が「美しさは罪♪微笑みさえ罪♪」
    ・カタリナの夢の中で少女時代のカタリナが白い鳥の衣装で「どうして私は飛んではいけないの?罪って何?」
    ・最期、少女時代にレオナルドにもらえなかった絵を見ながら「この天使が私の魂で、私は魂の抜けた絵姿だったのです」

    おお、だいぶわかりやすく・・・

    ・・・失礼しました。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      カーテン前で説明とか、少女時代のカタリナが語り掛けるとか、まさしくありそうで笑ってしまいました。笑