『神々の土地』と『出島小宇宙戦争』の聖地巡礼

私の宝塚にハマる前の一番の趣味は「旅行」。

国内33都道府県制覇、海外は年2回ペースで行っておりました。

 

2020年は宝塚好きが高じて、

いわゆる聖地巡礼をしてみたんです。しかも2回も。

 

1つ目は『神々の土地』に代表される数多の名作が生まれたロシア。

2つ目は最近『出島小宇宙戦争』の舞台となった長崎県。

 

いつかネタにせねばと思いつつも、

果たして誰が興味があるのか分からんなぁと躊躇してしまい、

今の今までお伝えしていなかったのですが、

もう年の瀬ですからね。せっかくなので書いていこうと思います。

 

『神々の土地』の聖地を巡る

 

時は、今年の2月。

まだギリッギリコロナ禍に見舞われる直前。笑

 

もともとロマノフ史が好きだったこと、

世界5大美術館の最後の砦(他4つは制覇済み)に早く行きたかったこと、

そして『アナスタシア』も上演されるし…と思い立ち、

わざわざ極寒のロシアに行って参りましたとも。

 

 

 

せっかくなので『神々の土地』の名場面とともに

サンクトペテルブルクの街をご案内します。

 

エルミタージュ美術館(冬宮殿)

 

 

「エ~ルミタ~ジュ エ~ルミタ~ジュ ペテルブルクの王宮♪」

でお馴染みのエルミタージュ美術館。

 

現在は世界5代美術館の1つに数えられる建造物ですが、

当時はロマノフ朝時代の王宮(冬宮殿)。

 

『神々の土地』では、寿つかさ演じるマリア皇太后が居住し、

皇后アレクサンドラとのバチバチ場面の舞台となっています。

 

 

 

近衛騎兵隊の任官式の階段のシーンが思い出されます…。

いや、実際はもっと広いでしょうけれど。笑

 

エカテリーナ宮殿(ツァールスコエ・セロー)

 

「ツァールスコエ・セローと大本営を行ったり来たりで

なかなかこちらには ま い れ ま せ ん 」

という皇后アレクサンドラの名言でお馴染みのエカテリーナ宮殿。

 

「ツァールスコエ・セロー」とは実際には地名のことで、

サンクトペテルブルク都市部から約25㎞程離れた場所に位置し、

いわゆる別邸(夏宮殿)がエカテリーナ宮殿です。

 

 

 

 

外観はエルミタージュ美術館とほとんど同じですが、こちらの方が小規模。

だけれども当時の王宮の雰囲気をそのまま残している部屋が多く、

肖像画もた~くさん有りました。

 

『神々の土地』では詳細な描写がありませんでしたが、

たぶんニコライ一家が主に居住していた場所という設定のはずなので、

怪我をしたアレクセイが運ばれたり、ドミトリーとオリガの結婚発表、

そしてラスプーチンとの死闘の場となった宮殿でもあります。

残念ながら神聖なイコンはありませんでしたが。笑

 

 

と、ここまではサンクトペテルブルクの有名観光地ですので、

最後はマイナーなこちら!!

 

フェリックス・ユスポフの邸宅(モイカ宮殿)

 

わざわざ行ってきましたよ!!

真風涼帆が演じたフェリックス・ユスポフの邸宅。笑

 

 

見た目はただのちょっぴり豪華な家ですが、

中は豪華な装飾はもちろん、演奏会用のホールがあったりと

さすが富豪の家!!という感じ。

 

史実では朝夏演じるドミトリーとともに、

ラスプーチンを暗殺した場所でもあります。(薄暗い部屋でした…。)

 

残念ながら建物全体で撮影不可な場が多かったため

写真があまり無いのが残念ですが、ご本人の写真はありました。

 

 

うーん、イケメン。

少しはサンクトペテルブルクの雰囲気が伝わったでしょうか?

 

『出島小宇宙戦争』の聖地を巡る

 

もう時効だと思いますので書きますと、

実は秋頃にGO TO キャンペーンを活用し長崎に行って参りました。

 

そもそもの発端は、管理人が英かおとに興味を持ち、

そこから『出島小宇宙戦争』ブームが私たちの中で起こったこと。

 

「今年の秋は海外行けないし、だったら長崎に行こう!!」

と思い立ち、私にとって34都道府県目として行って参りました。

 

 

ということで出島!!

 

実は行くまで知らなかったんですけど、

出島って長崎市内にあるんですね。(アホ発言)

 

 

 

趣のある街並みで、

「この道をカゲヤスたちが走り抜けていったのかもねぇ」

空想して遊んでいました。

 

 

これをやりたいがためだけに

管理人はわざわざ公演パンフを購入してました。笑

 

そしてせっかく長崎まで来たので

ハウステンボス歌劇団を後学のため観に行こうと思ってたんです。

 

 

そしたら、

チケットが既に売り切れてたーーーーー!!

 

 

ということで外観だけ。笑

 

もし見に行かれる方がいらっしゃるようなら、

予約していから行くことをお勧めします。

 

宝塚に彩られる毎日

 

そういえば、少し前に小洒落たバー的なところに入ったら

カルヴァドスがあったので試しに飲んでみたんですよね。

 

私はいわゆるイケル口なので大丈夫でしたが、

これを番組内で一気飲みした真彩希帆すげぇなって改めて思いました。笑

 

こんな感じで、直接観劇するでなく、

何でもない日々の中でふとした瞬間に宝塚を感じて楽しむのも、

また一興かもしれません。

 

コロナが落ち着いたら、またどこかに出掛けたいなぁと

希望に夢膨らませる蒼汰なのでした。

 

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コメント

  1. kmabojp より:

    ちなつさんと出島!
    嬉しい写真をありがとうございます。
    翔ちゃん退団のカウントダウンが近づき落ち着かない中、
    一服の清涼剤となりました。

  2. 優浜 より:

    いつも楽しく興味深く読ませていただいています。ありがとうございます!

    作品の聖地を巡る旅、とても素敵だなと思い気持ちが明るくなりました!
    パンフを入れての撮影もテンションが上がりますね。やってみたいです!
    そしてハウステンボスに歌劇団があるとは!びっくりしました。

    何かの番組でジェンヌさんが、作品の舞台となる土地の空気に触れ、香りや湿度などを感じることは役作りにもつながるというようなお話をされていたなあと思い出しました。
    今回改めて、旅の楽しさや大切さを感じました。ただ海外へはなかなか出かけられませんので、もし機会がありましたらまたシェアさせていただけると嬉しいです。

    今年は特にこちらのブログ、そしてみなさまのコメントから宝塚を更に学び、魅力をたくさん感じながら日々を過ごすことができ感謝しております。
    年内にもう一度?更新してくださることを少しだけ期待しつつ、来年のスタートを楽しみにしておりますのでよろしくお願い致します!
    みなさまお身体を大切に、どうぞよいお年をお迎えください。

  3. あやこ より:

    ちょっと!なんですかこの記事は!
    めちゃくちゃ楽しいじゃないですか!(喜)
    宝塚歌劇のお芝居って、史実や地理にもわりと忠実ですし、観光地での感激も、ひときわ濃密に感じられますよね。
    黄金に輝く宮殿のお写真と、瑠風パパが、ららアレクセイをだっこして、担ぎ込むシーン(詳しくはアナスタシアをお楽しみに!)が、脳内でぴったりとマッチしております。
    やっぱりロシアは、真っ白な景色がオツですね。

    私も、歴史と旅行が好きなので、巡礼地で、いろいろな事がリンクした時の、ジーン。。。とする感じ(伝わります?)が、蘇りました。
    ドイツもフランスも岩手も、行きたいところが多すぎて困ります笑。

    のびのびと聖地巡礼できる日が来ますように!ですね。

  4. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    素敵な写真を、宝塚の芝居の歌詞&セリフとともに掲載していただき、ありがとうございます。

    最近は全く海外旅行ができませんが、独身時代ウイーンに旅行し、マイヤーリンクに行って、ルドルフとマリーが心中した部屋(今は礼拝室になっていた)で、祈りの言葉がわからないので

    「ルドルフ、どこなの、聞こえてるーの 寒くないの 震えてるの?」

    とシシィの代わりに歌ってきたのを思い出しました。

    蒼汰様、他にもいろいろ宝塚ゆかりの場所の写真をお持ちでしたら、ぜひまた、こんな宝塚世界紀行的な企画をUPしてくださいませ。

  5. メイ より:

    神々の土地・・私にとって今のところ、ウエクミ作品では一番大好きな公演です。少しだけあの世界に入れた気分になりました。ありがとうございます。
    まぁ欲を言えば、ドミトリーとイリナが踊ったロシアの原野も見てみたいですが。短い観光では無理ですね^^
    それにしても真風、じゃないフェリックスのお屋敷は素敵ですね!いわゆるアールデコ風?白金にある旧朝香宮邸(東京都写真美術館?)に似ているような。もし住むなら宮殿じゃなくてこちらですね(絶対住めないけど)
    ハウステンボス歌劇団、すごい人気なんですね。こちらならいつか行けるかも。

  6. k より:

    ああ……やっぱり今のお若い方にはまぁ様なんですねぇ。
    ロシアというとショーちゃんの退団公演が浮かぶ私はもう歳かw
    今や『某ジャニーズのママ』として有名になったOGが皇帝陛下でした……。

    >こんちゃんさん
    私は
    『マリー、来週の月曜日、旅に出よう』
    『貴方とご一緒なら、何処へでも』
    紫苑×白城
    で、暫くぼーっとしてました(真顔)。

  7. MS より:

    ロシア、いいですね。
    神々の土地も何回も観劇しましたが、今回のアナスタシアにすっかりハマってしまった身としては、蒼汰さんの聖地巡礼の様子に、また胸が熱くなりました。
    1幕はユスポフの邸宅が舞台ですしね、本当にギリギリに素晴らしい旅をされたのですね。
    今は、自由に海外旅行が出来なくなり、このような旅行記は、自分も行った気になって幸せな気分になります。
    ありがとうございました。

  8. なか より:

    蒼太さま
    素敵ですよ!今回の記事!。
    私の中での蒼太像が更にグ〜ッと多面的にグレートアップです!!。
    (お目にかかれる事はないと思いますが、私の中で勝手にイメージ蒼太さんが存在しています。(笑))

    人は何をきっかけに興味をもつか…。
    宝塚はその時の観劇だけでなく、ジェンヌさんたちのパワーが作品の魅力が、様々な興味の芽(学びたい知りたい)を刺激してくれる力がありますね。

    いつも読み応えのある記事をありがとうございます。来年もいつもの切り口鮮やかな論評に加え、紀行編を楽しみにしています。

  9. 松本典子 より:

    素敵な巡礼ですねー。

    わたしはもともと神社が好きで三輪山によく登拝するのですが、
    のちに好きになった「月雲の皇子」で衣通姫が三輪山の巫女さんで、、、

    自分が好きになった作品がもともと自分が好きだった場所だったという逆パターンの巡礼(?)をしたことがあります。

    福岡県の宗像神社に参拝した際、その先の島に「天の川伝説のもとになった神社」をみつけ「まさか?蛍村のもとになった場所かな?」とワクワクしました!

    好きになった作品は場所的なものもご縁があるのかもしれません。

  10. ねこまさ より:

    私もドンカルロスの聖地でスペインに行きました。
    共感できます!

  11. AKIRA より:

    旅は良いですね!
     私もプチ旅行は結構好きでして色々と散策しております。でも残念ながら宝塚とのリンクは無縁でして・・・こうしたお話はとても参考になります。しかしロシアは寒そうですね。私的にはNO THANKS!なのですが。
     出島小宇宙戦争はスカステで録画したものの最後まで見切れていません。鳳月さんに興味があるので見たいと思っていますのでまたゆっくりと鑑賞してみたいと思います。

  12. らすく より:

    こんにちは。
    すっごく楽しい記事でございました!
    まぁ様退団公演 神々の土地
    大好きで何度も見返している作品です!
    その聖地のお写真、楽しく拝見いたしました。
    講演に想いを馳せながらゆかりの地を巡る…
    素敵な旅ですね〜
    いつかわたしも行ってみたい♡

    今年も1年、とても楽しくブログを読ませていただきました!
    また来年も、たくさんの鋭い考察を楽しみにしています。
    良いお年をお迎えください。

  13. まだむ より:

    こんにちは
    ロシア行かれたのでね。私も最近、アナスタシアや神々の土地を観て、是非訪れたいと思ってました。
    建物も素敵ですし、エルミタージュ美術館の所蔵品も気になる!
    お写真拝見して行きたい気持ちが一層強くなりました。
    今回の訪問先は全てサンクトペテルブルク滞在で周れるのでしょうか。
    自由に海外旅行へ行ける日が戻ってきたら、アルザスを巡るバージに乗ろう!と決めてましたが、こちらは日数もお金も掛かりますので、まだまだ働かなくてはいけない間にまず、日本から比較的近くて日数もそれ程要らないロシアから行ってみようと、この記事を読んでワクワクしながら考えております。
    ちなつさん大好きな私としては、出島も心惹かれました。長崎はこじんまりしていて、さっと巡るには出島良さそうですね。あの舞台で無駄にカッコよかった(笑)ちなつさんを思い出しました。こちらはダンナを丸め込んで大分の地獄蒸しとともに車で巡るのが良さそう。そのためにも安心して旅に出れる状況が来なければ。
    ああ、旅行したい!

  14. ちょっこー より:

    僕もサンクトペテルブルク行ったことあります!
    エルミタージュ美術館楽しかったですね!
    旅行記、面白いのでまたお願いします

  15. ともじの嫁 より:

    こんにちは!
    聖地巡礼編、素晴らしい~!!
    ゴージャス&粋な旅でしたね。
    私も、ロシアは無理でも長崎は行ってみたい。
    是非、コロナ収束の折りには、壬生義士伝と阿弖流為の聖地巡礼においでくださいませ。御案内いたしますよ。笑
    今年も楽しいブログを有難うございました。感謝です!
    良いお年を。

  16. かあこ より:

    いつも楽しませていただいております。
    蒼汰様、管理人様 よくぞ英かおとくんに気づいてくださいました!

    アンナカレーニナで「めっちゃいい笑顔の子がいる!」と気になり、それからすっかりハマってしまっています。
    その時に同時に気になった蒼真せれんくん。(めっちゃイケメンおる!)
    二人とも顔良し、スタイル良し、ダンス良し、芝居良し、歌良し。
    (せれんくんの歌はわかりませんが…)
    なんで、もっと推さない?って疑問です。
    二人ともほんの少し違う期なら、色々人生変わっていたのかも…と少し残念に思います。

  17. コスモスハート より:

    蒼汰様

    今年一年、楽しく読ませていただきました。
    ちなつさんのプログラム写真と石碑がナイス!楽しそう。こういう使い方もあったとは、気づきませんでした。

    まあ様退団公演は観劇に行かれず、映像で我慢したのですが、まさかの真風さん演じている役のお屋敷まで写真で見られて、ありがたやー、自分じゃ到底無理なのですが、こういう所で巡り会うとは予想外でした。
    本人の写真、真風さんに負けず劣らずな美形、またまた興味が湧いてきました。

    アナスタシアが東京は始まりますが、ロシア革命の歴史というか、その後、ペレストロイカまで本を読んでいたけれど、多分途中で疲れてやめた〜。真面目に読み直そう、新年の抱負にしようかな。

    来年も楽しみにしております。