宙組公演『Hotel Svizra House』にて、
真風涼帆、潤花、芹香斗亜の他に
遥羽ららが破線上に載っていることがプチ話題になっていましたね。
同時期開催の和希バウ『夢千鳥』ては
破線上ヒロインが不在であるのとは対照的で、
遥羽の娘2ポジションとしての存在感が示されたなぁという感じ。
本日はそんな娘2ポジションのスターについて、
思っていることを書いていきます。
娘2ポジションという存在の難しさ
小川理事長就任以後、スターの序列をボカすということをせず、
明確に番手を決めていっている印象があります。
これは娘役においても同様で、
「TAKARAZUKA REVUE 2019」では振袖紹介コーナーにて
各組の娘2ポジションのスターたちをハッキリ示していました。
すなわち、花組は城妃美伶、月組は海乃美月、
雪組は朝月希和、星組は有沙瞳、そして宙組は遥羽らら。
それが間もなく新体制になると、
たぶん花組は音くり寿に、雪組は彩みちるに変わると思われ、
そして月組は海乃の進退によりどう転ぶか、という感じなのでしょう。
ここまで全組でハッキリ娘役2番手を示してるのって、
結構レアじゃありません?
そもそも、宝塚というスター制度を取る世界で、
トップスターならびにトップ娘役は同時に5人しかなれません。
トップになれないならせめて2番手まで上げてあげよう。
上級生の扱いを大切にしている今、
もしかしたら劇団にはそんな意図があるのかもしれない。
だけど娘2ポジションというのは、
扱いが非常に難しい存在でもあります。
なぜなら、そんな単純に目立つ立ち位置に上がれば、
その人自身の人気も上がっていくからです。
人気が上がるのは良いことでしょう?
そうなんだけれども、そうなると当然、
「トップに立って欲しい」と願うファンが自然発生的に増えます。
そうすると何が問題なのか。
「アイツはトップ娘役になれて、なぜあの子はトップに立てないのか」という
いわゆる「報われ論者」が一定数出てくることです。
そしてそう思うだけならまだしも、
逆にトップ娘役の「至らない点」を執拗に攻撃するような
いわゆるアンチが生まれる可能性も有るのです。
「若い娘役アレルギー」は勿体ない
以前から思ってましたけど、
若い娘役を異様に毛嫌いする人っていません?
今の娘役はロリ化している!!
あれもこれも出来ていなくてトップ娘役失格!!みたいな。
…そうかなぁ?
現任で言うと美園、真彩ってロリ系じゃないし、
頭身も含めれば舞空瞳も普通の女性感有るし
その前の仙名、花乃、綺咲、妃海、実咲あたりも別にだし、
今現在最も叩かれてるだろう潤花、夢白も大人っぽいですよね?
そりゃお前は男だからだろこのロリコン野郎!!とか言われそうですけど、
全員それぞれ一芸に秀でているか、あるいはオールマイティな娘役たちですし、
「なんでお前が?」と言うような人は、少なくとも私は居ないと思っています。
(現在のトップ娘役選抜はある程度の技術レベルが保証されてますよね。)
そして同時に、いわゆる娘2ポジションの人たちも
全員素晴らしいスターたちに違いありません。
つまりまぁ、トップ娘役の座というのは、
結局はトップとの相性と、運と、タイミングなんですよね。
絶対なれると思った人がなれなかったり、
あるいはまさかという人がひょいとなってしまうもの。
だからこそ娘2ポジションまで昇格し、
その立場を任されるというのはとても素晴らしいことであり、
その事をファンも少しは認めてあげればいいのに…と思ったりします。
もちろん、中には朝月希和のように
トップ娘役に昇格する逆転ホームランパターンもあるのが、
宝塚人事の面白さなわけですが…
当然ながら毎回有るわけではありません。
「好きな人に報われて欲しい」と思う気持ちは分かりますが、
若い娘役の良いところ探しをするのもまた、
宝塚の一つの楽しみなのではないでしょうか。
アツい気持ちは分かるけれども
なぜにこんな記事を書いたかというと、
先日の劇団の誹謗中傷への対応のニュースが出た際、
「文句を言われるような人事をする劇団も悪い」という意見を散見したからです。
うーん、皆さんはどう思われます?
当然、意味不明な人事に怒る気持ちは分かりますが、
攻められるべきはスターではなく、
その人事決定をした劇団にあるというのが私たちの持論です。
もちろん、スターを心から応援しているからこそ
「是非トップ娘役に!!」と願う気持ちは分かりますし、
それが叶わなかった時に残念だ、悔しいと思うのは当然ですけれど、
だからといって別の誰かを攻撃するのは、私は違うと思います。
娘役の地位向上として生まれた娘2ポジションのはずなのに、
ファンにとっても、劇団や本人にとっても、
なんだか難しい立場だなぁと改めて思う蒼汰なのでした。
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コメント
生徒の処遇の問題は古くからありますよね。
私個人は最近10年くらいの劇団人事は信頼していいんじゃないかと思っています。宝塚の舞台は、スターが1人いれば作れるというものではないので、トップスターを頂点としつつも、より多くのスターが輝いているほうが、生徒もファンも幸せなんじゃないかと。
生徒の意識も、長い時間をかけて、変わってきているように思います。誰かとの競争ではなく、自分を高めた先に見えるものもあるというように。
私たちが夢の舞台を観続けられるのは、舞台に関わる全ての人たちのおかげですし、とりわけ夢を具現化してくれる生徒の存在無くして宝塚歌劇は成り立たないですよね。
ファンが足を引っ張ってはいけないように思います。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
オリンピックの表彰台を見ていると、
金メダル取ったら、そりゃ笑顔でしょう。
銀メダリストより、銅メダリストのほうが嬉しそうだったりしません?
銅メダル:メダル(外箱ヒロ)取れてよかったー
銀メダル:くっ金メダル(トップ)に届かなかった!
この差、な。
あと、宝塚で言えば管理職か専科の学年になると、どーでもいいんですけど、
研7くらいのころは、研3くらいの子がちやほやされていると、もやもやしましたわ。
SNSの投稿者の年齢はわかりませんが、若さで乗り切れる時期を過ぎ、それに代わるものをまだ見つけられずにもがいていた頃の自らを重ねているのでしょうかねえ。すぐ自己投影するタイプの方っていますからねえ←
本当にその通りです!!
報われ論がそもそも好きじゃない私としては、若手のトップ娘役の方達が叩かれるのが本当に理解できなくて…。
舞台上で特に輝ける方はきちんと劇団側も要所要所で活躍の場を設けていらっしゃると思います。ご自分の贔屓さんを大切にされて、他へ敵意を向けるのはやめていただきたいです…。人事を決めるのは劇団で、ジェンヌさんの影の努力や実績評価をすべてきちんと見てるのも劇団ですよね。。我々は極々一角しか見ることが出来ませんし…
ただ、最近の傾向なのか存じませんが、娘2からトップ娘役になることって珍しいんでしょうかね…?
朝月さんは娘2から上がりましたが、ほかのトップ娘役さんたちは違うような。男役の路線と違ってトップ娘役路線と娘役2番手路線(別格とも違う)があるように感じます。
どんな立場でも全力で応えてくれてる姿をただ私たちは全力で応援したいです。
娘2にトップ娘役を期待するか?というと、私は必ずしもそうは思いません。その辺は男役とは違うように思います。
以前、トップ娘のまわりには、実力ある娘2がいたものです。春風ひとみさん、仁科有里さん、洲悠花さん、峰岡奈知さん、etc…
ファンは、この人たちがトップになれなくても必ずしも不遇とは思わなかったのでは、と思います。むしろ、こうした別格2番手娘役の存在が舞台に厚みを加えていることを分かっており、歓迎していたと思います。
今のようにミュージカル化している宝塚では、歌、芝居、踊り、三拍子そろった娘役が圧倒的に有利ですが、昔は、たとえば歌が苦手なトップでも、歌ウマの二番手や別格が歌えればそれでよかったんです。座付きがそれに合った台本書きますし。だから、二番手や別格でも、見せ場は与えられたし、必ずしもトップにならなくても大事にされたし、やりがいも昔よりあったと思います。
舞風りらさんも、トップ娘役に決まる前は、今の宝塚は昔のように別格として活躍する娘役が少ないように思うので、自分がそんな存在になれたら、というようなことを話しておられました。
本来、娘2は娘1と立派に共存するものですが、娘2を難しい存在としてしまう今の宝塚歌劇の在り方が見直されてもいいように思います。
今はトップ娘役とそれ以外の娘役の扱いに差がありすぎて、やはりトップ娘役にとファンは望んでしまうんでしょうね。
洲悠花さんはトップ娘役の白城さんと同列に近い扱いで(特にショー)そしてそれを不自然に思わなかったんですよね。昔の宝塚スペシャル的なTMP音楽祭なんか見てると今では考えられないくらいトップ娘役さん以外がメインになる場面も多く、そしてそれが華やかで見応えがあって。
個人的には経験が一通り済んだであろう6~8年目くらいの就任のほうが安心して見ていられるので好きですが、タイミングありきなので若い就任でも全然構いませんけどね。
結局娘役好きとしては、トップ娘役以外が活躍できる場面をもっと下さいって感じです。
音楽は料理と一緒。
勝つか負けるかではない
その人の口に合うか、合わないかってことだ。
星組の『ロックオペラモーツァルト』のモーツァルトの台詞です。
宝塚人事にあれこれ意見を聞くと、これを思います。
宝塚は『シェフのおまかせ』しかないレストランと一緒だと思います。
客は用意された料理を純粋に楽しめば良い。
もし出されるシェフの味が口に合わないなら「この料理は私の口に合わないので料理を変えろ!」ではなく、文句を言う側が通うレストランを変えるべき(口に合う日が来るまで他の趣味を探すべき)と。
そして忘れられてる様ですが、いくら『お客様を大事に』とはいえ、劇団は劇団自身のものなのですから人事も演目も自由にやる権利があるはずです。(他の会社では株主でもない客が人事にまで口出すなんてあり得ないですよね。)
ちなみに私は若い娘役さん好きです。辛辣な事を言いますが宝塚を好きになった小学生の頃、やはり大人っぽいの娘役さんもいましたが、自分の親の年頃の娘役さんはどうしても『オバサン』に見えてしまった記憶が……(>_<)自分が大人になったらもちろん充分若くて可愛くみえるようになりましたが。
これからのジェンヌさんを育てるため、幼い女の子に憧れてもらうためにも若いプリンセス的な娘役さんは必要ではと思ってます。
スミスです。いつも楽しく拝読しております。
確かに今はトップになれなければ報われないと言う方が増えましたよね。トップ娘役になることだけが報われるということなのか、いつも疑問でした。
わたしは観劇の度にいろいろな方の魅力を発見しますが、特に中堅娘役さんに多く、トップさんになるよりも違うお芝居のこういうお役がみたい、こういうダンスが観たいという気持ちにさせられます。そういった方には、トップさんになるよりも長く多くの作品に出演される姿を観たいと思ってしまいます。
トップになりたいという気持ちはもちろんあると思いますが、生徒さんの中にもそれだけじゃないと思っている方もいると思うのです。もちろんトップ娘役さんになられた方の中でもきっと、トップになって退団を意識しながら作品を作るということをしたくない方もいたんではないかなと。。
報われる、というのは本当に勝手なファン心理だなと思いますし、その勝手な気持ちだけで誰かを攻撃するのは本当にやってはいけないことですよね。全文同意です。
それから、これはわたしの勝手な気持ちですが、娘2や別格をしっかり提示してくるときって、大体その組のその時の状況(内部の状態も含め)が安定しているときなのではないかなと思っています。
私なりのつたない考察ですが…
男役さんからトキメキを頂いているファンとしては、常にヒロインを演じるトップ娘役は自分と重ね合わせる存在なんだと思います。(私はデュエットダンスの時は、大好きなトップさんでも不思議と目は娘役さんを目で追ってしまい、幸せそうだな、とか、そうだよね!ここでトップさんの顔ずっと見てたいよね!とか興奮してます…笑)
なのでトップ娘役の候補というのも、事前に心づもりをしておかないと感情移入できず、必然と娘2ポジの方も良いところを探そう、好きになろうと良く見るようになるのです…が!!
気持ちの整理もついて、この人なら…!(どんな立場だよって感じですが…)と思った頃、2、3年目でひょいと出てきた若手娘役がトップ確定なんてなった時は、正直気持ちが追いつかない時があります。(姑目線で、結婚するなら長いあいだ付き合ってたあの彼女の方がよかった!なにこの若い子は!みたいな感じでしょうか。だからといって誹謗中傷は絶対悪です。)
逆に朝月さんは別格よりの娘2だと思ってたので、今、準備真っ最中です。笑
最近はこういった経験を生かし、蒼汰さんのブログで若手娘役も勉強し、なかなかスカステでは映らない若手の方も目で追うようにして、あの子が抜擢された子ね!と把握するようにしていますが、娘2ポジの方を応援したくなる気持ち、とてもよくわかります。
娘2ポジが固定化していると、宝塚を観たことない友人をリピートで誘った時、この間の演目ではあの役をしてた人が今回は…と説明できるのでとても良いですが、(そこからファンを増やす理事長の作戦?!)ヒロイン=トップ娘の宝塚のシステム上、報われ論の矛先が違うところへ行く可能性もあり、本当に確定している場合を除いて、もっと多くの娘役に機会を与えるという意味でも、娘2は固定しない方が良いのかもしれないですね。
私、娘2ポジション大好きです。
彩吹真央ファンの自分としては、やっぱり大月さゆさんが娘2をしていた頃(水トップ後期時代)が大好きでして。水、愛原、彩吹、音月、大月と綺麗なピラミッドが出来ていたんですよね。並んでも5人で収まりがいいですし。番手がはっきりしているのは劇団にとってはのちのち面倒なことになるのかもしれませんが、やっぱり観ている側としては楽しいものだなぁと実感したものです。トップ娘役が歌が苦手なら歌うまの娘2がいれば安心ですし、逆もまた然り。あそこまでピラミッドが出来上がっており、且つ組子がまとまっていたトップ円熟期だったからこそ、宝塚史上初の客席参加型を成功させられたのかなと思ってます(ご存知かもしれませんが客席参加型はリオデブラボーが最初でして、あれでまた新しい宝塚の形が生まれたような気がします)。
彼女は東上で一緒だった彩吹の相手役という印象が強く、退団でもサヨナラショーでデュエットをするなどまるで彩吹と添い遂げるような形。惜しまれはしても娘役としれは好印象の退団だったような。でも男2と娘2が同時に退団したのでその後の雪組は苦労したものですが……それだけ苦い思い出があっても、やっぱり娘2っていて欲しいんですよねー。トップ娘役にならなくても実力のある娘役には輝いていて欲しいものです。
こんにちは。
いつも、楽しみに拝見しております。
大好きなトップさんの隣には、素敵な娘役さんがいてほしいと、願う一ファンです。
男役さんより短命(?)な娘役さん達の、可能性を開花させるチャンスが、それぞれに増えるといいな、とも願います。
そしてまた、大好きな娘役さんを、ゴールの決まっている立場にはならずに、ずーと見ていたい、在団していてほしい、応援したい、というワガママな気持ちも、あります。
今までは、トップ男役さんの魅力に牽引され、全組の観劇をしてきた私ですが、
時の流れと共に、それも変わるんだろうなとも、思っています。
娘2は娘役芸の熟達した方が多いですね。娘2は娘役芸の到達点として十分報われているように思います。
そして人気のある娘役を娘1にしてしまうより、娘2に留まってもらう方が判官贔屓の人気も余計に出てくるし、若い娘1はそれはそれで支持者が出てくるし、劇団としては嬉しいんじゃないの…と邪推したり(笑)
不平不満が出るような異動をする劇団が悪いというコメントに、誰もが満足する100点満点の人事なんてないと、昔先輩に言われたことを思い出しました。勤め人としては、どんなに不平不満があろうと配置された所で頑張るしかありません。
異動を決めるのも役を決めるのも劇団。おっしゃる通り、ジェンヌさんに責任はありません。ジェンヌさんを責めるのはまさにお門違いというものでしょう。
ただ、人事の責任が劇団にあるからといって、説明責任を果たせ!というのも、おかしな話です。ワイドショーの国会中継見過ぎじゃないの?と、失笑してしまいました。
一時期、誹謗中傷アカウントを観察していましたが、自分の願望と劇団の方針が一致するはずだ!と考えている方が多く、その期待が裏切られると誹謗中傷に走るという、自分と
、劇団という別の意思を持つものをきちんと区別できていないように見受けられました。
そして相対評価の方が多く、若い娘1とベテラン娘2や前任者を比較する、花組と月組を比較する等々、比較して褒貶する。こうして比較して舞台を観る限り批判しなくなることはないだろうと思いました。
面と向かって相手に言えるかを考えてからSNSに書きたいものです。
今日の記事もうんうん頷きながら読んでしまいました。
若い娘役嫌いな人、Twitterでよく見かけます。そして「娘役2」ポジションを持ち上げて数百いいねを稼ぐ…笑
私は女性ですが、舞空・潤・夢白の三名は大人っぽさが魅力だと感じており、この三人を始めとした若手娘役が大好きです。
そして、娘役2は決して可哀想な立ち位置ではないと思います。「その他大勢」しかやらずに退団していくジェンヌさんが大勢いる中で、名前があり、台詞があり、人気も付き、階段降りまでできる。また、若くで抜擢され数年で辞めていく本命娘と違い、本人が望むまで舞台の上にいられる。無駄なヘイトを買うこともない。
それは間違いなく美味しい立ち位置なのではないでしょうか?
トップになるだけが宝塚じゃありません、彼女たちを「報われていない存在」と断じるのはある種の失礼だと思っています。
最後に、寒暖差の激しい季節ですから、どうかお二方ともにご自愛くださいませ。いつも楽しく拝見しております。
娘役のファンなので娘役の記事嬉しいです。
私は現在多分娘3ポジションくらいにあたる生徒さんのファンですが、トップ娘役さん達を見ていると、素直に大変だろうなあと思います。
学年の離れたトップさんの隣に立ち「相手役」と言われるだけでも相当なプレッシャーでしょうし、その華奢な身体に批判や嫉妬を一身に受けるなんて、気の弱い自分では想像も出来ません。笑
娘役に限らず番手が上がれは当たり前ではあるのですが、単純にセリフ量もショーの運動量もすさまじく、どんどん痩せ細ってしまったり……それでもいつもたおやかに微笑んで「幸せです」と言えるなんて、年若い娘さん達なのになんて立派なんだろうというも感動してしまいます。
星風まどかちゃんの花組トップ娘役、楽しみなのはもちろんなのですが、一瞬専科入りした事で「専科で研10、研15を超えてどんどん貫録を増すまどかちゃんの娘役としての姿を見てみたいなあ」と思ってしまいました。
花總まりさん程長く同じ生徒さんがトップ娘役で居続けるのは後に続く娘役のモチベーションや劇団の集客等諸々を考えて良くないと思うのですが、トップ娘役になったら退団までのカウントダウン、と考えると本当に寂しいですね。
トップ娘役になれる事が本人にとってもファンにとっても幸せな事なのは当たり前なのですが、その分気苦労やどうしても聞こえてきてしまうネガティブな言葉も多いでしょうし、贔屓の今のポジションくらいがファンとしては一番気楽に楽しめるのかもしれないです。
そして、どうしても退団後に男性と組んで踊ったりラブシーンを演じるOGを見るのが苦手で、退団後はなかなか熱心に応援する事が出来ないもので、贔屓にはトップ娘役になるよりも、専科さんや組長さんをはじめ上級生の方々のように、宝塚に長くいてくれたら、少しでも長くタカラジェンヌとして応援させてもらえたら、と秘かに願ってしまいます。
全く身勝手で、贔屓にとっては失礼な願いなのかもしれませんが。