明日海りお、望海風斗、礼真琴と、
最近は歌唱力が高いスターが人気を博す傾向があります。
その一方で、過剰な実力偏重主義派に対する苦言として
「そもそも宝塚に歌唱力は不要である」という
いわゆる過激派ビジュアル主義の反論が聞かれるわけだけれども、
ちょっと待って欲しい。
本当にそうでしょうか?
というわけで本日は、
宝塚歌唱力論争における私の考えをまとめていきます。
宝塚に歌唱力は必要無いという嘘
まず、最初に私の考えを簡潔に述べておくと、
宝塚とは「男役芸を魅せる」ショービジネスであり、
歌唱力は「ダンス」「芝居」「顔」「スタイル」「所作」「声」などを含め、
それを形作る1つのファクターでしかないと思っています。
そのうえで「宝塚に歌唱力は必要か?不要か?」と聞かれれば
「あるにこしたことはない」というのが私の考えです。
その理由はなぜか。
確かに過去には、歌唱力を武器にせずとも
人気トップスターとして君臨した人たちが大勢います。
例えば、柚希礼音、瀬奈じゅん、真琴つばさ、真矢みき、など。
彼女たちはダンスや芝居を基礎とする、
男役芸で人気を博したスターたちでした。
じゃあ彼女たちは歌が壊滅的に下手かと言われればそうではなく、
普通に「聞ける」レベルだと思うのです。
この「普通に聞ける」というのが重要ですよね。
確かに、スターとしてある程度の階段を登るために
「歌が上手い」必要はありません。
だけどその一方で、宝塚という夢から覚めてしまうほど
聞くに堪えないレベルで「歌が下手」では
人気スターにはなり難いというのが私の考えです。
タカラジェンヌにとってトップスターになることは、
ゴールではなく、あくまでスタートであり、
トップに君臨したら「そのスターのファンにだけ愛されればいい」のではなく、
「より多くの人に宝塚の魅力を届ける」ことが仕事になります。
そのためには「歌が下手」よりかは、
あくまでも「普通に聞ける」レベルであることが
求められるんじゃないかと思うわけです。
「普通に聞ける」って何なのよ
じゃあ「普通に聞ける」って何なのよって話ですよね。笑
個人的にそれが一番評せる歴代トップスターは真琴つばさ、
現トップスターで言うと真風涼帆だと思っています。
歌が下手と一言でいってもその症状は様々で、
「音程が取れない型」「リズム感がない型」「悪声型」に分けたとします。
※歌が不得手な路線スターがどれにあてはまるか皆さん是非考えてみましょう。(小声)
人によって許容出来る範囲が異なってくると思うのですが、
私はこの中だと「悪声」つまり言葉として明瞭でないと悲しくなってくるし、
「音程が取れていない」と聞いてて酔ってしまうタチでして、
「リズム感がない」が最も気にならない要素なんですよね。
リズム感が無い系トップの代表格と言えば、真風涼帆。
ただし彼女の場合は若手時代の素っ頓狂な歌唱力から
ここまでレベルを引き上げたというのがまず凄いのですが、笑
少なくとも私は「みんなが言うほど歌下手ではないのでは?」と思っています。
真琴つばさも同様で、彼女は不思議な歌い方をする人ですけど、
(同期の夏河ゆらが「ウァー」って吠えてるだけと評してましたが、まさに。笑)
とはいえ滑舌は良いし、音程もそこそこハマっていたと思う。
結局のところ「普通に聞ける」とは、確かに歌が下手な部分もあるけれども、
男役芸の足を引っ張らない程度の実力があり、
最終的には自身の魅力で観衆に気にしなくさせる程度のことだと言えるでしょう。
真風涼帆の歌唱力はまさにそのレベルであり、
そんな不完全的魅力こそが、私が以前から彼女を評している
「古き良き宝塚」を想起させるポイントなのかもしれませんね。
歌唱力が求められる本当の存在は
その一方で、いわゆる「歌が下手」な部類のスターでも、
人気トップとして活躍した人たちもいます。
例えば、早霧せいな、和央ようか、麻路さき、など。
ただし彼女たちには共通点があって、
それは相手役が咲妃みゆ、花總まり、白城あやか(他)と、
娘役としてハイレベルな人たちが当てがわれていたことです。
スター単体では歌唱力がアレだけれど、
能力値の高い娘役と組むことでそれが気にならなくなり、
宝塚らしい夢々しさを構築し、提供することが出来る。
そういう意味だと、宝塚で真に歌唱力を必要とされるのは
男役よりもむしろ娘役の方かもしれません。
ということで次章に続きます。
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コメント
歌唱力がハイレベルだと本当に見応え聴き応えがあります。
でも、そんなレベルのスターはそうは居ないし…
私は声質や歌い方が生理的にダメというのがあって、トド理事、春野すみれとか和央ようか、龍真咲あたりは苦手な方でした。
マリコさんやちぎちゃんは声質そのものに難があってかなり下手だったけど何故だか好きなスターでした^^;
マミちゃんは癖がある歌い方だから嫌いな人もいるでしょうけど、私はあの低音で伸びのある歌声が好きでした。
アナザーワールドなんか今聴いても好き〜と思っちゃいます。
男役としてのビジュアル、演技力、ダンス力、歌唱力…その相互的なバランスのなかで、どこか自分のツボに嵌ると好きになるんでしょうね。
下手でもギリギリ歌に芝居心があればOKですが、やはり、みりおやだいもん、まこっちゃんのようにハイレベルだと歌に説得力があるし、芝居に深く入り込めますよね。
芝居のなかで感情が昂じて歌になる…歌唱力が高い人はそこの流れがスムーズだし説得力が違います。
歌も芝居のうち。
美声でなくても、歌に表現力があれば芝居に入り込めますよね。
私は、やっぱり歌劇団だから歌が上手くて芝居力のある人がより良いに決まってると思ってます。
なんたって、グランドフィナーレでトップスターが大階段の真ん中でスポットライトを浴びる瞬間!
何とも得もいわれぬカタルシスじゃあないですか。
ここで宝塚の深い沼に嵌ると私は思っていて、だからこそ、このカタルシスの瞬間…、最後の最後、肝心要なところでズッコケるような歌しか歌えない人は脇にすっこんでいて欲しいんですよね。
この最後の瞬間、圧倒的な歌唱で劇場の空気を支配できるスターこそトップで居て欲しい。
昔はスターというばトップスターしか居なかったと汀夏子がいってましたけど、昨今はスターが多すぎ?笑
こんばんは。
和央ようかさん、私の中では『突出した何かはないが、バランス良くまとまっている人』のイメージが強かったので、歌ヘタ枠で名前が挙がるとは……え、そんなヘタでした?
早霧せいなさんは余り見たことがないので言及出来ませんが、麻路さきさんについては、『これでいい……のか?』から、『これでいいんだ』になり、そのうち『なんかマリコさんの歌を聴くと安心する』という変な中毒みたいになりましたw そういう意味では私の許容量はかなり広い方なのかもしれません。
コメントありがとうございます‼︎
実は記事を書く前のプロト段階で和央さんの名前は入れてなかったのですが、管理人の鶴の一声で入りました。笑
彼女は歌下手ではないけれど、とはいえ結構聞く人を選ぶタイプですよねー。
同様に麻路さんも書くのに迷った(彼女は決して白城さんに支えられて立っていたわけでないからby星贔屓の管理人)のですが、
こちらは私の一存で入れさせて頂きました。笑
と言ってもエリザと国境の無い地図くらいしか拝見してないのですが、彼女は歌が下手とかそういう次元の人では無いですよね。おっしゃる通り、あれがクセになるというか。
そういう方が多かったからこそ人気トップになったんだと思いますし、それも語り尽くせぬ魅力の一つですよね。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。
「あー、ヅカオタ人生で、一度でいいから贔屓の歌に聞きほれてみたいなあ」と思っているスカステ専科の地方民です。
真風氏はねえ・・・個人的にはリズム感が無いというか、劇団四季の母音法っぽいというか、「一音一音が真珠の粒のように同じ大きさで、きれいに揃って等間隔になってなければならない」にとらわれて、すべての音がわかりすぎて、
で、かえってボーカロイド的というか、何を伝えたいのかよくわからなくなっているのではないか、とファンとしては思っているのですが(汗)
男役の歌へたにも程度があって
・「歌が苦手」=「男役のキーで歌うのが苦手」レベル(ほとんどこれ)
・「歌が無理」レベル
前者は「下級生時代歌下手だったのに、トップになって歌えるようになったね」例で、女性はだいたい27~32歳くらいの間に加齢により声帯が伸びてきて、キーが下がる時期があるのでね。男役のキーで歌いやすくなったのでしょう。
後者はさすがにトップさんでは滅多にいないけれど・・・ノーコメント!
私の中では、階段の真ん中で降りて来る人は、一応普通に聞ける人認識です。その中で偶に上手い人がいるのが宝塚なんだと(怒られるかな)
真風さんも歌微妙だよな…と思ってましたが、近くに上手いと言う人もいまして成る程許容範囲の違いだなと。
私は、珠城さん好きですけど、流石に歌が上手いとは言えないですが、普通に聞ける範囲ですし、色々言われている柚香さんも芝居の中だとあまり気にならないです。
歌唱力あった方がいいですが、アイドル的な売り方認識だったので、歌唱力について色々言われているのを見ると、へ〜って感じです。
麻路さきさん、歌唱力が高い一路さんのトートに続いて、再演のトート。ご本人も当初はやる気満々というよりは困惑したという話も聞きますが、それでも男役芸で見事にトートをものにし、確かその年のミュージカル誌でも高く評価され、凄い!と思ったものです。
最近は海外ミュージカル多いので、トップ娘役になるには歌上手が条件になってしまっているように思います。昔は娘1はそこそこしか歌えなくても、容姿や相性がよければ、別に歌姫置けば、成立できていたんですけどね。その意味でしっとりした大人系娘トップがいないのは残念です。
お久しぶりです!こんばんは!
今日の記事首がもげるほど(笑)
頷きました。私は真風さんがトップになってから過去の作品を観させていただきましたが、正直歌はズッコケました。それが今やあれだけ歌える様になったのですから、ご本人の努力も凄いと思います。私は何と言っても彼女の声が大好きなのです。暖かみがあって、多少の田舎臭さや英語が日本語英語の様な感じは否めないのですが、
あの癒し系ボイスはいつまでも聴いていたいと思うほどです。人によってはよって感じ方は様々だと思いますし
自分が好きならいいや、と最近は思います。歌唱力第一主義の方の意見も良くわかります。私も歌うまさんは大好きですから、でも宝塚は総合的な魅せ方をする所ですから、その人が心地良ければ良いのかと。今日は真風さんの事を書いて下さりありがとうございます。
あれ?たかこさんて歌上手ですたよね?あれ、わたしの勘違いかな。なんとなく歌ウマなイメージがありましたが…。むしろ花總まりの歌唱力のほうが低かったようにも感じてましたが…。まあ、微妙なレベルだったのでしょうかねぇ。
現トップで壊滅的なのは珠城氏だと私は思ってます。まず御披露目公演制作発表でズッコケました。
よく言われる通り、常に半音ピッチが低い…絶対音感のある聴き手(←これ重要)からしたら耐えられないのではないでしょうか?その前トップが(どんなにそのクセに嫌悪反応を示されようと)決して音を外さない人だったので、余計落差が…。
また、エリザのような聴く側全員正しい旋律を知っている楽曲で改変を行ったのも、下手だという印象を強くしました。
まぁ、同情するとしたら、彼女の不幸は歌下手にも関わらず、次から次へと歌唱力の要求される海外ミュージカルをあてがわれた事でしょう。
名作を多数与える事で実績作りという劇団側の意図は明白でしたが、逆に器で無いことを露呈する結果となってしまった。
本人も、あれだけチャンスを与えられ続けたのに、それに一切応えられなかったのだから、仕方ないです。
そもそも新公スカピンで紅子様に劣るとも勝らない歌唱力を披露した所で何故切らなかったのか…
ましてその欠点をビジュアルや総合芸で打ち消す技量もないですし(これは見る人の好みで大きく評価が分かれるのでしょう。が、紅子様との決定的な差ではないでしょうか?)。
ちなみに真風さんは確かに上手い訳じゃない、特に歌詞は聞き取りにくい場面が多々見られました。でも昔の壊滅的評価を思えば聴いてて不快でないレベルまで持っていったのは評価していいでしょう。何より男役としての正統派的魅力で多少の欠点は許容していいと思わせられてしまいましたから(笑)
リズム感は欠落している人も確かにいますが(笑)、上手い人が正しい音程とリズムで歌唱可能な上で、表現上あえて崩す、こともありますからね。、一概に下手要素と決めつけられない、難しい所です。
私は音程が取れていない(ピッチのズレを含め)、棒読み歌唱の方に
あっちゃ~(苦笑)と思うタイプです。
現在で言えば月・花のトップさんが苦手です。
仰る通り、真風さんは歌唱力を上げられたと思います。
望海さんのような絶対的に高い歌唱力をお持ちの方は稀だと思いますし
独特のクセがある方(龍さんや轟さん)は、嫌いじゃないんです。
トップさんが歌えない方だと、必然的に観劇欲がなくなってしまう私は、一定のファン層からは目の敵にされそうですが…。
音(程)が外れると何を歌っているのか分からないし、棒読み歌唱は
どんな歌も全部同じにしか聞こえないのが嫌なんです。
トップさんはそのお立場上、絶対的に(ソロ)歌唱場面が多いので
やっぱり歌える方に就いて頂くのが、個人的には一番です。
議論の先取りかもしれませんが、歌えなくても(壊滅的でも)
許される(許せた)と思うトップ娘役(格)さんは、
檀れいさん・伶美うららさん・綺咲愛里さんの三名だと考えています。
檀さんと伶美さんは圧倒的美貌で、綺咲さんは舞台度胸(臆さないお姿)で(壊滅的)歌唱力を帳消しにされたと認識しています。
私もトップはある程度歌えていればいい派ですが、過去のトップでは大和悠河さんと陽月華さんのコンビは許せないレベルで(苦笑)
ビジュアルは申し分ないコンビでしたが、二人とも歌が壊滅的なのは致命傷でしたね。
蒼汰さんのおっしゃるとおり、せめて娘役トップが歌ウマだったら、まだもう少し長くトップだったかも?なんて思ってしまいます。
和央さんは少しクセのある歌い方だったので、好みがわかれるのかな。
春野さんは「ベルベットの歌声」と賞賛?されていましたが、個人的には男役しては声が高くて苦手でしたね。またがなる様な怒り方の芝居も好きじゃなかった(歌とは関係ないですね)
現花組トップコンビも歌はかなり微妙な印象ですが、宝塚ってトップに合った楽曲を創るので、なんとかなるかな、なんて思っていますが、とにかく公演を観てみないと、ね^^
でも大和&陽月よりはマシでは?と思っています。
麻路さんはとんでもない歌唱力のマイナス値を包容力と色気でひっくり返せるとんでもないスターでしたね。
その二代前の日向さん毬藻さんもなかなか素敵な歌唱力でしたが、私はこのコンビが一番最初に好きになったコンビです。
だいきほのような歌ウマも好きですが、そうじゃない人でも惹き付けられる魅力(スター性というモノですね)があればトップ大歓迎です(*´∀`*)
日向さんは背も大きいけど声も大きい。
大きい事は良いことだー!とニコニコ堂々と歌ってたので丸め込まれてました(笑)
柚香さんはまだハラハラしますが、日向さんのように堂々と、麻路さんのように本人の魅力を最大限に活かす方向で推せば心配ないと思ってます。
中途半端が一番本人にも観客にも良くないです。
麻路さん時代のショーに「ジュビレーション」という作品があるのですが、オープニングは銀橋で2番手の稔さんが歌い、麻路さんは本舞台で歌わず堂々と立ってオーラ出しまくりと、なんて正しい使い方だと唸りました。
麻路さんの在り方は一つの指針になるんじゃないでしょうか。
巧いに越したことはない…同感です。私は声量がないとちょっと悲しくなりますが、好きな声質だったりするとまぁいいかなーと思います。それより、歌下手に定評のあるスターさんを執拗に責め立て、揶揄している人を見かけるとモヤモヤしますね。
こんにちは。
歌唱力不要はちょっと暴論ですね。せいぜい全員が歌上手である必要はないというくらいでしょうか?
初めてさんへの訴求力にはそこまで影響ないかと。。。
ズッコけるような歌下手に対して、歌上手だったねという感想を聞くこと数回。
はまる人は初見が歌下手だろうが宝塚にはまるし、歌唱力重視なら、歌うまスターの方に行くだけかと。
ただし映像化作品、CDには生舞台ブーストがない分、売上には歌下手、上手はかなり影響してるのでは?
いつも楽しく読んでいます。
好きになるスターの共通点は華やか、かっこいい、スタイルよし(手足がすらっと長い)顔きれい(キリッと大きすぎず)、ダンスが美しい(キレキレだけでなく優雅さも)立ち振舞いも美しい…トップは舞台上の誰よりもかっこよく美しくいてほしい…なので、必然的に歌上手さんはあまりいません。
歌上手さんは首が短く太い、スタイル難の人が多くないですか?
でも歌は不要などと思ってるわけでもないです。下手より上手い方がいいに決まってます。
ただ、あまりにも歌の苦手なスターをトップに相応しくないなど叩く意見がまかり通っているようで、反発的に歌なんてどうでもよくない?(他にシンガーの生徒が舞台にいるんだから)と言いたくなるときはあります。
歌劇団なのに、としつこく言う人には、英語表記はミュージカルカンパニーではなくレビューですよと言いたい。
また、歌至上主義の人はよく、歌を気にしないフアンを見下した物言いをするので、そこもつい反発したくなる原因かも。
見た目の美しさに惑わされ音楽の良し悪しも分からない愚か者、みたいにね。
スターにときめくのは宝塚にしかない文化で、絶対音感がー、聞くに耐えないーとか言われたら、じゃあオペラ観に行けば?と思ってしまいます。
コメントありがとうございます‼
そうですね、最近の歌ウマさんは特にスタイル難な方が多いので、必然的にスタイル派の人とぶつかる印象があります。
昔は兼ね備えた方も多かったんでしょうけれど…なかなか三拍子揃う人はいない現状なんですかね…。
そしておっしゃる通り、歌が上手いことが当然過ぎてそうでない人を叩く意見はいかがかと思うというご意見もよく分かります。
分かるんですけれど、逆に「歌がうまいだけでビジュアル難なら宝塚じゃない、他を見に行くべき」的な意見も同じ数量と熱量で目にするので、
正直私は、どっちもどっちだと思います。もちろん、歌もビジュアルも兼ね備えている人が一番良いんですけどね。
いつも楽しく拝見させていただいています。
歌唱力…私はそこそこ聴けるレベルならOK派ですね。
歌唱力よりも、元々自分も芝居をかじっていたので、芝居が下手な方が耐えられない派です。
芝居ができる人が好きなので、総合的に芝居ができる人の方が、歌も役の感情で歌い、踊っても役の感情で踊り…とお芝居中に「ここからは歌います!」「ここからは踊ります!」という風にいちいち見ているこちらの気持ちが分断されないので、気持ちが良いんです。(意味わかりにくいかと思いますが…すみません)
なので、一般的に歌ウマと言われているトップさんでもお芝居がイマイチだと、急に歌になったら声張り上げて歌いだし、役の気持ちが伝わってこない…。
逆に歌ヘタと言われているトップさんでも、丁寧に役になりきろうとされているとちゃんと気持ちが伝わってくるから良い舞台観たなぁとなるタイプです。
…ですが、絶対音感があるので、歌っている間ずっとオケとのピッチがズレたままという方が1番聞いていられません。これは好みの問題というより、ピッチズレにより船酔いのような状態になるので身体的に無理ということなのですが…
宝塚なので、男役芸娘役芸としてのレベルが高い方がやっぱり好きかもです。その方がどこまで宝塚の男役として、娘役として追求されているかという姿、成長の過程を拝見するのが好きです。
いつも楽しく拝見しております。
歌は上手いほど良いのは当然ですが、歌の下手さはどこまで許せるかという自分判断になりますね。
トップは歌ダンス芝居ショーなど全てをやらなくてはいけない立場ですから、下手だかろやらない逃げ対策をすれば組子からの信頼が落ちると昔聞いたことがあります。
トップという立場は総合エンターテイナーと思っていますので、一つ欠点があれば他の得意分野でカバーしてバランスを取ることで許せる範囲が決まる気がします。
そしてトップは相手役の影響も大きいと考えています。
トップへの視点を変え欠点を悪目立ちさせずオブラートにし支えるという意味とトップコンビの印象はそのままトップの好感度に繋がるような気がします。
好感度が上がると結局許される範囲が広がります。
宝塚での上手い下手かは主観基準で語ることが多いので答えが出ない永遠のテーマ。
だから面白いとも言えますね。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しています。 2回目の投稿になります。
龍真咲の記事の時に、
「何を言われようと「龍真咲スタイル」を貫いたこと」
そうトップスターの条件、そうだなと思いました。
今回のコロナ騒動で、自宅時間が増えて自分がファンになってからの映像色いろいろ観て
その時代、その時代のトップスターは、舞台技術が足りていない所を、
そのトップスター本人の魅力で輝かせていたなと
私は、現役の時の龍は苦手でした。退団の時の千秋楽のライブ中継をみて
その魅力に気が付きました。
今回は柚香光の事が本当に心配なったからです。(苦手なスターではありません)
全国ツアーのエキサイターのショーをみて、大丈夫?その後2018年のタカラヅカスペシャル
短いソロ場面でも? 一番は公演2日目なのに、声を潰していて本当に大丈夫と思ったダンスオリンピアの公演です。これからが始まりなのに、ほんとに大丈夫かなと
声を潰しとことによる自身のなさが出ていました。
頑張って、自らの光で輝いて欲しいと
珠城りょうも、エリザベート公演を観て、本当に心配になりました。
退団時の記者会見を観ても、自身のなさがわかりました。
こちら名前が挙がっている人以外でも、愛華みれ、紫吹淳、天海祐希、大和悠河、などの、歌大丈夫と思ったトップスターも当時もいま観たら、本当に自らの光で輝いていました。
やはり、舞台の質が向上している今は、ある程度の歌唱力は必要だと思います。
これからも、楽しみにしています。
いつも拝読させていただいております^ ^
私にとって自粛期間はもう1ヶ月も前に終わってしまっていますが、その自粛中に公演をスカステやBlu-rayで飽きるほど観ておりました(飽きておりませんが笑)
色々観ていてふと思ったことがあるのですが、歌が上手いかどうかは声質次第だなということです。
またその発声の方法にもよりますが、声の質はとても大事だなと密かに感じておりまして。
例えば、柚希さんや早霧さんみたいな方はこもっているような声で、聴いていてモヤモヤする方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
どう頑張って発声方法を変えてもその声にしか聴こえないみたいな…
今回はトップスターさんのお話ですが、この声について一番思ったのが綺咲さんと水乃さんなんですよね。
あのお二方は声質が似ていて、もうどうにもできないような声だなと思うんです。
裏声でも地声とあまり変わらない声ですし、伸びやかでもなく、歌っているのが辛そうとすら思うといいますか。
それでもファンの方はたくさんいるから、舞台の質を上げるなら歌唱力はもちろん欠かせないと思いますよね。
”古き良き”と歌うまの両立でいいと思います。笑
とりあえず「ビジュアルもお芝居もいいなと思っていたけど、歌を聴いてちょっと残念…でも好きだな応援したい」と思わせてくれるジェンヌさんがトップになられる方々なんだろうと思います。笑
コメントありがとうございます‼
結局は「声質」ってまさしくその通りで、芝居も歌も、結局は自分の生まれ持った声なんですよね。
実は私が苦手だった柚希さん、早霧さん、現役だと愛月さんって、結局「悪声」の人たちだなぁと振り返って思います。
でもそれを宝塚のスター性でひっくり返せるのがなのだから、つくづく面白いなぁと思ったり。
「ビジュアルもお芝居もいいなと思っていたけど、歌を聴いてちょっと残念…でも好きだな応援したい」ってまさしく宝塚の心理ですよね。