来たぜ大作一本物!!・雪組『蒼穹の昴』上演決定!!

 

ささ、待ちに待った次の雪組の大劇場公演が発表になりましたよ!!

 

公演情報

【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】

グランド・ミュージカル『蒼穹の昴』

~浅田次郎作「蒼穹の昴」(講談社文庫)より~

■脚本・演出:原田諒

■主演:彩風咲奈、朝月希和

 

やはり来たか任期3作目にして大作一本物!!

内容は、なんと久しぶりの中国王朝物ですぞ!!

 

久しぶりの中国王朝物にプチ興奮!!

 

まず最初に言っておきたいのは、

やっぱし『ガイズ&ドールズ』は来なかったかぁということ。笑

 

すこーしばかり期待していたので残念ですが、

彩風咲奈と朝月希和のキャリア的には、

ひいては宝塚ファン的には新作の一本物大作の方が嬉しいですよねっていう。

 

演目は、浅田次郎作の大ヒット小説にして、

2010年にテレビドラマ化までされた「蒼穹の昴」。

 

まずもって中国王朝物を宝塚の大劇場で上演するのって、

なんだか久しぶりな気がしません?

もしかして一本物だと2010年の花組『虞美人』ぶりでしょうか?

 

過去には『花舞う長安』や韓国が舞台の『太王四神記』だとか、

結構アジアものも多く上演していたイメージ。

 

ですが、最近のミュージカルブーム、

つまり西洋が舞台の作品に押され微妙に下火な流れでしたから、

「目新しさ」という点は大きな武器かもしれません。

 

中国王朝物はとにかく舞台や衣装が豪華絢爛で見応えがあるでしょうし、

私自身、いつか中華物を見てみたいなと思っていたので普通に楽しみ!!

 

また、彩風咲奈によるコスチュームプレイも期待大ですね。

やはり彼女は衣装で楽しませるタイプという評価なんだなという感じだし、

漫画原作→和物→アジア系一本物大作、という、

ここまで早霧せいなとほぼ同じ流れであることも印象深いです。

 

ただし、かたや悲劇の和物からの二次原作の和物大作、

かたや和風喜劇からの大河系中国王朝大作ですから、

やはりスター性に合わせた作品選びがなされているな、と思いますね。

 

そして演出は原田諒先生、

大劇場一本物デビューおめでとうございます。

先生は重苦しい作品が得意なイメージがあるので、今から期待大です。

 

内容とキャストについて

 

私は原作未読なのですが、

ドラマを少し齧ったらしい管理人の母の証言によると、

メインキャストは梁文秀、李春児、西太后の3名。

 

公演解説を読む限り、主人公は梁文秀で、

2番手である朝美絢が、たぶん李春児。

 

梁文秀は「梁家屯の地主の次男」

「熾烈な科挙の試験に首席で合格」ってまさに彩風咲奈だし、

李春児は「極貧の少年」にして「西太后の側近へと昇りつめてゆく」のだから、

まさに朝美絢ドンピシャって感じ。

 

朝月希和は、たぶん李春児の妹にして

梁文秀と恋仲(?)になる玲玲でしょうかね?読み仮名あるし。笑

 

じゃあ西太后は誰だろう…。

和希そらだと女役通り越して女帝役になってしまうから、

専科の誰か、それこそ凪七瑠海登板も有り得るかもしれません。

 

ってことは光緒帝が和希そら?

管理人の母的には「縣千くんとか似合うと思うよ」だそうなので、

もしかしたら別の、それこそ屈強な男役を振られるかもしれません。

 

なお、物語には暗躍する「謎の女」役がいて、

「夢白さん似合うと思うなぁ」by管理人の母だそうなので、

こちらも合わせて楽しみにしたいと思います。

 

うーむ、やっぱり配役妄想している時が一番楽しいですね。笑

上演は来年末頃、今から楽しみで仕方ありません!!

 

2022年東京大劇場公演が出揃った!!

 

そして今回の発表により、

2022年東京大劇場公演の演目が全て出揃いました。

 

 

やはり予想通り、2022年は演目数を年9作に戻してきましたね。

このうち1本物は現在上演中の『NEVER SAY GOODBYE』と、

『グレートギャツビー』『蒼穹の昴』の3作。

 

それぞれ、1つは真風涼帆の大劇場初舞台公演の再演。

1つは月城かなとと関連が深いスコット・フィッツジェラルドの再演、

そして小説原作物のオリジナル作品となっています。

 

改めて海外ミュージカルが上演出来ない苦境が見えますし、

そこから何とかして話題作を生み出そうという

劇団の涙ぐましい努力が感じられますね。

 

特に、海外ミュージカルが大劇場で出来ない分、

小説や日本の映画を原作にした作品が続いているのが顕著だな、と。

文庫は帯を宝塚仕様にすれば売上げが伸びますし、まさにwin-win。

 

コロナ禍で公演が中止になる事態も起きていますが、

1日でも多く舞台の幕が開き続けますようにと祈ると同時に、

2022年も宝塚を全力で楽しませて貰おうと思います!!

 

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コメント

  1. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    光緒帝の肖像を見たら、切れ長の眼差しが縣っぽいですね。縣光緒帝だと生命力が強すぎて、和希西太后に幽閉されても脱走しそうですが(笑)

    西太后は凛城さんもありかもしれませんね。

    しかし劇中では、「梁文秀」を(リァン・ウェンシウ)と呼ぶのか、(りょうぶんしゅう)なのか。

    普段アメリカ人をジョンとかメアリーとか呼んでいるので、リャンとかリイとか現地読み?で呼んでもよいのでしょうが、うーん。

    TVニュースでは習近平を「シー・ジンピン」より「しゅうきんぺい」と呼んでいることが多いのですが、どっちに合わせるのでしょうね?

  2. きおづき より:

    こんばんは。記事面白く拝読しました。
    大陸王朝もの一本…!劇団も私も彩風さんに日向薫さんの面影を見ていることがよくわかりました笑。
    このドラマ観ていました!
    私は、春児を「チュンル」と発音して欲しい派です。
    中国のドラマであるにもかかわらず日本の女優田中裕子さん扮する西太后と春児にスポットライトが当たっていたような印象。(主演のふたりである文秀と春児が画面に現れたときなんとも言えない華のあるのが春児のように思えてならなかったのです)
    思い切って朝月さんの女帝なんて観てみたいですけどさすがに無理でしょうか。

    文秀と恋仲っぽくなるのは玲玲じゃなくて謎の女だったかな?とおぼろげな記憶を引っ張り出しつつ…玲玲はすごく健気なんですけどね。
    夢白さんと「健気」はきっと新境地だしどうなるんでしょうね。

  3. 12がつ より:

    ガイズ、来ませんでしたね!
    でも、逆にこっちの方が新鮮で楽しみになっています。
    早速原作を手配、U-NEXTでドラマを見ていますが面白いです。
    解説にあるので朝月さんは玲玲なんだろうけど、ミセスチャン(多分管理人のお母様が夢白さんに、と言ったのでは?)の方が素敵な印象でした。
    西太后は凪七さんかな?と思いつつ、輝月ゆうまさんに期待を込めて1票とします!
    皇帝は縣さんで!
    髪型は気になるところですが、とっても楽しみです!

  4. コスモスハート より:

    蒼汰様

    蒼穹の昴、NHKで放送していた当時、連続で見たり、見られなかったり、田中裕子さんが、西太后をどうやって中国語の中で演技されて撮影されていたか不思議に思っていた。
    西太后、苦手だったけど、田中裕子さんを通して見ると、母性を感じ、ちょっと共感したっけ。。。
    原田先生の作品は大好きなので、どう味付けしてくださるのか、楽しみ。

  5. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    雪組さん。わぁ、中国王朝なんですね。和物が江戸なので、彩風さんでの公家さんはないなぁと残念に思っていましたが、清朝ですか…。観たいです。
    朝美さんは、青天からアポロンを経て、大国で悪に染まる役どころなんでしょうか。
    和希さんも、スリはやるし恋に溺れて身を崩し、幽閉の帝となるのか…。
    まなはるさんの役どころは、はたして?

    彩風さんと朝月さんのビジュアルも、一幕二幕通しての芝居と共に、楽しみでなりません。しっくりと似合うことでしょう。待ち遠しいです。

  6. ちょっこー より:

    一本物でもないし、王朝ものでもないという意味では違うかもしれないけど一応玄耀の谷も中国ものでしたね!
    あのときも衣装よかった。
    愛月ひかるとか悪役側だけ豪華でしたけど笑
    久しぶりの一本物、楽しみですね!

  7. より:

    いつも楽しく拝見しています。
    蒼穹の昴、原作小説が大好きで彩風さん率いる雪組での上演に大興奮しています。
    原作小説とドラマとだと随分と雰囲気が違います。原作小説だと文秀、春児のツートップのような構成です。エピソードの繋がりとしては文秀と光緒帝、春児と西太后というペアになっているので、私は彩風さん文秀、朝月さん玲玲、朝美さんが光緒帝だと思っています。和希さんは日本人記者かなぁと。あらすじには名前が出てませんでしたが、トップコンビにとって重要な役回りなので。
    春児は、エピソードをざっくりカットした上で、縣さんかなぁと。出番が減ったとしても原作小説では主人公格という箔も付きますので、期待の若手枠の登板な気がします。西太后については演出をどうするのかに左右されそうです。文秀のエピソードを中心にすると、西太后はあまり出番がなかったような記憶がありますので。

    どちらにしてもとても楽しみです。

  8. ちー より:

    いつも楽しく拝見しております。
    いやー来ましたね、新作の超大作!
    元々原作が大好きな事よりあまりの興奮で夢介の存在が一瞬頭から消えてしまいました。

    既にご存知の皆さんのご指摘の通り、原作では春児が主演でしたが、宝塚公式ページでの第一報として出た公演解説でも既に記載の通り、「文秀を主軸に」とのことなので彩風さんが主演として文秀になるのは間違いないでしょう。

    また公演解説で、春児については文秀と対になるような記載をされており文量かなり多い事を考えると原作同様に春児が大きなお役になることは間違いないと考えられます。糞拾いの極貧からセルフ宦官で西太后の側近にまで成り上がるととても娘役トップにさせられるお役ではないので順当に行けば2番手朝美絢さんだと信じていますが、これが万が一にも和希さんや縣千さんだった場合は、大きな論争を巻き起こしてしまいそう…。ここは是非平和に行って頂きたいところです。雪組を追っている身としては、文秀、春児の関係は、まるで宝塚における咲ちゃん、あーさの当て書きかな?と思われくらいピッタリですので。

    非常に魅力的な女性のお役も多い原作ですが、如何せん、ラブロマンスの要素は原作・ドラマとも特に物語の重要な要素ではないので、その点、トップコンビのラブな関係を期待し宝塚を観劇される方たちには辛い演目かもしれません。原田先生のこれまでの作品を考えると、トップコンビのラブ要素がない事を気にされる先生ではなさそうなので、原作よりの文秀&光緒帝vs春児&西太后の関係に軸を置いた骨太人間ドラマになる気がしております。

    朝月さんのお役が何なのか(西太后?玲玲?ミセスチャン?)この点が続報の最も気になる点です。