雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想

さてさて、せっかく早めに雪組公演を見たのですから

リクエストも頂いたことですし、

さっそく感想を書いていこうと思います。

 

とはいえ、小池氏は宝塚と東京で

演出等をちょいちょい変えながら完成系へ仕上げていく印象なので

今回は宝塚編の第一インスピレーションとしてまとめたいと思います。

 

最初にハッキリ書きますと、

今作は映画版『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』とはほぼ別物。

 

今回の上演のために映画版を見て事前予習したのですが

もしかしたら見ておかない方が

作品を楽しめるかもしれないなぁと正直思いました。

 

小池氏と雪組が紡ぐ新たなギャング物語

 

映画版『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の話のキモは

少年時代のまま、友の世界の中だけで生きたかったヌードルスと

全てを捨てでも上り詰めたかったマックスの友情とすれ違いなのですが、

 

そこはやっぱり宝塚、

皇帝になるためにとことん手を汚さざるを得なかったヌードルスと

女王になるために表の世界で必死に生き、一瞬でもショービジネスの頂点に立ったデボラの

格差恋愛にスポットを当てた話へと改変されていました。

 

アレンジ上手な小池氏の手腕により、

特に第1幕は非常にすっきりまとめられていた印象です。

 

悪ガキ4人組の日常、デボラと語り合う将来の夢、

マックスと出会うことで運命が廻り始め、

バグジーと警官を刺殺することで刑務所へ送還されてしまう。

 

7年後に出所し、大人になったみんなとの再会。

日の当たった道で成功者の道を着実に歩き進めるデボラと

裏社会で生きるしかなく悪に手を染めていくヌードルス。

 

デボラ旅立ちの前夜、

深紅の薔薇に包まれた部屋でヌードルスが告げた

ありったけの熱い思慕いは彼女に届くことはなく…。

 

薔薇の香りに包まれて 俺の愛が散っていく

その花びらは知っている 愛は枯れないことを

俺の愛は枯れない

 

いやー、ヌードルス重いわー。笑

裏社会を生きる新興勢力のドンとは思えないほどの純情さ。

 

望海風斗が全力の歌唱力でその感情をぶつけてくるので

笑っちゃうほどの激重物語となっております。

 

そんなこってり作風の中でも、幼少期のバーレッスンや、

摩天楼の最上階で繰り広げられる豪華絢爛なショー(潤沢な収益がここに‼︎)など、

映画版には無い分かりやすい「THE・宝塚」的シーンも多く、

非常に見応えのある、素晴らしい作品になっていました。

 

第2幕で気になった2つの改変

 

とはいえですよ、確かに素敵な物語だったと思いますが

原作を見てしまった身としては気になる改変が2つほどありました。

 

1つ目はマックスのアホっぷり。

映画版マックスは、マフィアたちだけでなく、

隙あらばヌードルスすら出し抜こうとするくらい抜け目のない男。

 

それが実直で不器用なヌードルスとの対比となっていたわけですが、

宝塚版のマックスって、

ただの考えなしのアホっ子になっているような…。笑

 

特に銀行襲撃をしようと計画するくだり。

わざわざ「不動産投資に失敗した」なんて設定要りました?

 

百歩譲って、それがジミーとの繋がりを深めるための書き足しだとしても、

わざわざヌードルスたちに告げる必要があったのかな?という。

 

普通に「今後手広く仕事するにはもっとお金が必要だから」等

それっぽいことを言って友人たちすら騙すとかの方が

原作に近いような、と素人ながら思ってしまいました。

 

そしてもう1つ、

なんでこんなにダビデの星を押すんでしょう。

もとい、こんなにも宗教感を押し出す描写が多いんでしょうかね。

 

皆さんご存知の通り、

ダビデの星はユダヤ教のシンボルマーク。

 

公演中、ヌードルスが自身とデボラの格差について

「輝く星と地上の石」と嘆く描写がありますが、

その象徴として、ダビデの「星」を当てがうのに丁度良かったのは理解できます。

 

とはいえですよ、途中からダビデの星は

もはや神様の代わりになり、

ヌードルスが「教えてくれダビデの星よ」と歌いながら問いかけまくります。笑

 

個人的に衝撃だったのは、ヌードルスが警察にリークするべきか否か悩む場面で

突然、(ダビデの星)に許しを請いだしたことでしょうかね。

いやいや、あんたそんな霊験あらたかなタイプでは無いでしょうに。

 

ですが、このあたりは映画版未視聴で見に行った管理人masaさんは

「別に気にならなかった」らしいので

原作を知っているからこその違和感なのかもしれません。

 

オリジナルキャラの活躍っぷり

 

とはいえ、さすが天下の小池修一郎。

映画版には存在しないオリジナルキャラの活躍っぷりも見どころの1つでした。

 

一番際立ってたのは、綾凰華のニックですかね。

ヌードルスたちと同じく、貧困街の出でありながら

才能一つで表舞台に躍り出て大活躍するデボラの良き相方。

 

爽やかで可愛らしいルックスの綾に非常に合っていましたし、

デボラ真彩とは同期ですから、

そのあたりの関係性も上手に反映されていたように思います。

 

そしてスピークイージーの歌姫なる

新たな肩書きを得た朝美絢のキャロル。

 

宝塚版では宝石店の店長夫人が別に出てきますので

もはや完全にオリジナルキャラと言って差し支えないでしょう。

(しかしなぜ店長夫人に嗜虐的性癖を残したのだろう…。)

 

個人的には想像していたよりもイイ人でビックリしましたが、

白く輝くデボラの対の存在として

舞台での黒々しい強い輝きは目を見張るものがありました。

 

さらに映画版では出番の少ない彩凪翔演じるジミーは

宝塚版では黒幕と化すという驚きの展開。笑

 

映画版のマックスの腹黒さを吸収し、

新たなキャラとして生まれ変わったわけですが

特に2幕での活躍っぷりに、彩凪への配慮を感じてしまったのもまた事実。

 

1幕では開始1時間出てこないわけですが、

物語の鍵として後半は舞台を荒らしまくり。

こちらも想像よりは美味しい役どころだったイメージです。

 

悲劇が似合う男役・望海風斗

 

この作品の最大のポイントは

最近では珍しい「誰も救われない物語」であることだと思います。

 

禁酒法時代のアメリカを懸命に生きた少年少女たちは、

夢破れ、野望に足をすくわれ、

うら淋しい壮年期をそれぞれ迎えている。

 

過ぎ去った輝かしい日々を慈しみ、

だけどその時代には帰れないことも知っている大人たちの、

諸行無常の響きのような公演と言えるでしょう。

 

いやー、さすが悲劇が似合う男役・望海風斗の

集大成だなぁと思いますよね。

 

原作映画を見てしまったからこそ

突っ込みたいところはチョコチョコあるのですが

(なぜあの「アマポーラ」が無いんだ!!…版権等の大人の事情がありそうですけど。笑)

それでもさすが小池修一郎ともいうべき

高クオリティ作品であることは間違いありません。

 

次回東京でもまた観られることを楽しみに待ちたいと思います。

キャスト別感想もそちらで書きます!!

 

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コメント

  1. 柚子 より:

    ヌードルス、デボラ、マックスの3人については
    映画で予習せずに舞台を観た方が良いかなーと思いました。
    そのぐらいキャラ変されていたし(特にマックス)、
    「このシーンが好き!」って所が出てこなかったりして
    消化不良になりそうで(汗)

    キャロル(朝美さん)が、普通にかわいい女の人になっていましたね。
    宝石屋からの愛人設定の方が面白そうで、
    一癖も二癖もある朝美さんキャロルが見たかったのですが
    娘役さんの役が少なすぎますし、仕方ないですね。
    感情移入しやすいキャラだし、ナンバーも多くて目立っていましたね。

    ジミー(彩凪さん)は、エクステンデット版だと舞台と同じく黒幕設定なんですよね。
    ベイリーに引導を渡す場面があります。
    でも、そうなるまでのマックスとの繋がりが映画に描かれておらず、
    そこが小池先生のこだわりポイントだったのかな…と。
    出番が後半に集中しているけど、おいしい役なのでは?と思いました。彩凪さんがそのように見せただけかもしれませんが。

    その割りをくったのがマックスというか。
    マックスの有能さがほとんど見えない
    むしろドジばっかり踏んでる印象になったのが残念です。
    マックスとジミーの繋がり設定はそのままに、マックスを
    もうちょっとキレ者に描けなかったかなあ?と思います。

    長文失礼しました。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      キャロルがある意味で一番普通、というかマトモな感性をもっている人になっていたのが映画版を見た身としては驚きでした。笑
      もはや「キャロル」でない別の名前でも良いくらいですが…あえてキャロルにしたかったんだろうなぁと舞台を見ながらヒシヒシと感じましたね。
      やっぱりジミーはそういうキャラなんですね。そのつながりを小池氏なりに膨らましたということなのでしょう。おしゃる通り、それを踏まえてマックスをもう少しカッコ良く描いて欲しかったですね。
      まぁそこまで考えるのは欲張りかもしれませんが。笑

  2. れな より:

    いつも楽しく拝読しております!
    ダビデの星が多用されているということなのですが、ヌードルスの本名は「デイヴィッド・ヌードルス・アーロンソン」、デイヴィッド=ダビデということに掛けているのかな?という解釈に至りました。
    「教えてくれダビデの星よ」では、神に助けを求めるプラスα自問自答のようなものを感じました。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      なるほど確かに。もちろん名前はルーツを表しているんでしょうけれど、自問自答って考えると興味深いですね!!

  3. よしのあつこ より:

    私も先週、大劇場で観劇してきました。めずらしく(笑)友会でチケットが確保できたので。
    私は原作は見ない(読まない)派なので、すんなり特に疑問も持たずに観劇できましたね。以前、原作を読んで観劇して、とってもがっかりしたので、それ以降原作を知らないまま観劇しています(苦笑)
    でも蒼汰さんの感想にはうなずいたり、なるほど~と思ったり。
    望海さんには悲劇が似合う・・思えば本公演は凱旋門以外は全て死んでしまう役で、今回もまさしく諸行無常。。上手い例えですね。
    でも宝塚にしては、ちょっと重すぎじゃないか・・と思いましたね。
    私も東京でも観劇するので、受け取り方が変わるかな、と楽しみです。
    もし機会があれば、映画を見てみたい気がしますが、TVで長編だと寝てしまいそうです(笑)

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      今回は楽しみ過ぎてめっちゃ予習してしまいましたけど、なるほどそういう失敗もあるのだなと勉強になりました。笑
      確かに宝塚の世界観の中では重すぎでしたよね。まぁそれも望海風斗でしか描けないからと言ってしまえば、上演する価値もあるのかなぁと思わなくはなかったり
      開始30分の激しい描写さえ通り越せば普通の映画になると思いますので、ぜひ挑戦してみて下さい!!。原作を見ると精いっぱい美化してるのが分かって面白いと思います。笑

  4. おすぎ より:

    遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
    また、大劇場デビューおめでとうございます!
    今年も楽しい観劇ができますように。

    雪組の感想ありがとうございました。映画版は観ようと思いつつ長すぎて躊躇していたのですが、迷わずに観ないと決められました。
    手持ちのチケットが東宝千秋楽間近の日程なので、私が観劇する時はマイナーチェンジ済みの完成形になっていそうで楽しみです。
    それにしても、個人的に望海トップ時代に彩風さんにちゃんとした敵役・悪役をやってほしいです。
    身内や友人でなくて、IAFAの月城さんみたいなすごく嫌な奴とか。ちょっと古いけど花の業平の基経みたいな、自分なりの正義があって最後まで和解しないもの。
    今回の蒼汰さんの感想を読んでも、どうしても舎弟感が…実際に観たらそうでもないのでしょうか?
    次代に向けて頑張ってほしいです。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      確かに言われてみると正統派悪役がないまま2番手時代を終えてしまいそうですね。ダントンも衛門も今回も「イイヤツ」というか「情けな系」でしたし。
      たぶん公演をご覧いただければ分かりますけど、全然相対してないないのでそういう意味ではご期待されているものではないと思います。笑
      次の本公演がどうなるかですけど…どうなんでしょうね。ウエクミに期待しておきましょう。
      あ、ワンスはいずれにせよ素晴らしい公演ですので、お楽しみに!!お互い今年も素敵な観劇ライフになりますように!!

  5. なえ より:

    コメントは少々お久しぶりですがずっと拝見しています!

    私も先日○年ぶりに大劇場へ足を運びましたがやっぱり生は良いですね(*^^*)

    蒼汰さんのおっしゃることにいちいちうなづきながら読ませていただきました
    私も予習したのですがとくにダビデは気になりました(店長夫人のキャラも…

    終わってから母(予習なし)が 次はもっと幸せにおわるお話がいいわ と
    言っていたのですが 雪組でミー&マイガールみたいなのってなんかイメージ
    できなくない? と聞くと うーん… そうね…と言ってましたw

    キャスト別も楽しみにしています!
    お身体に無理のない範囲で更新してくださいませm(__)m

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      予習をしてしまったがゆえに逆に気になりましたよねー、いろいろと。
      雪組は次がもし本当に彩風&潤花コンビになれば、それこそミーマイ的世界観になりそうですので、それまでのお楽しみってことでしょうかね。笑
      いや、もしかしたら次の本公演がそうなるかもしれませんが…果たして。

  6. 玉子 より:

    雪組感想をありがとうございます!
    そうたさんの感想は、内容を客観的に細かく見ているのでとても参考になります。
    再来週に見に行くので、そうたさんの感想が知れて良かったです。そうたさんの感想とあらすじで予習し、原作は見ないで観劇します。
    私も大劇場は初めてで、なのでそちらの感想も楽しみです。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      たぶん原作を見ない方がしっくりいくかもと思われるので、もしかしたらご覧になった後で見た方がビックリしないかもしれません。笑
      初めての大劇場なんですねー!!いろいろと新鮮だと思うのでぜひ楽しんでいらしてください。^^

  7. ちょっこー より:

    たしかに、映画見ない方がいいかもしれないですね。

    ちよっと間違い探しみたいな味方してしまうので、もったいないなと。

    宗教色は僕も少し違和感を抱きました。
    映画版のヌードルスを見れば、そう思いますが、全く別人と思えば、良い演出だったようにも思います。

    宝塚版のヌードルスってめちゃくちゃ弱くて脆い性格なので、宗教や神に依存するのは理にかなってるというか、リアリティが出て良いと思いましたね。

    個人的に気になったのは、長官のパーティの招待状をデボラでなく長官本人が出して、デボラは来ちゃダメと言ってたこと。

    映画版は全く逆だったと記憶してるのですが、「あれ?逆になってる。」と違和感を感じてしまったのでラストシーンなのに集中出来なくて勿体なかったなぁと。

    デボラは止めようとした方が優しさが出てよかったかもしれませんが。

    なんにせよ、「これはこれ」と別物で十分楽しめるので見なくて良いとの意見に賛成です!

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      確かにもう完全なる別人格として「意外と繊細な人」と思ってみていると、そこまで違和感がないのかもしれませんね。
      原作を読むとこんな弊害があることを今回初めて勉強になりました。笑
      確か招待状は謎の宛先→墓場→ロッカーみたいにいろいろと辿っていって、途中でキャロルやデボラに会って、みたいな複雑な経路をたどっていったような?
      どっちにしろデボラは止めていた(そして息子が出てきた…そういえば息子の描写は完全カットでしたね)けれど、宝塚版の方が愛を感じられるなと思いますね。

  8. こんちゃん より:

    蒼汰さま
    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科ですが今度ムラに遠征を決めた地方民です。

    あら、「アマポーラ」が使われていないんですか。私は映画版を見て一番印象的だったのは、暴力と性の匂いに満ちた陰惨な画面に突如響く、アルカイックな笛の音です。ギリシャ神話の半獣神パンがニンフと関係を持とうとするも、ニンフは川辺の葦に姿を変えて拒絶する。パンがその葦を笛にして吹き鳴らす古代の悲調が肺腑をえぐるように響く、あの笛の音。あのメロディに合わせて望海さんが哀切に思いを吐露してくれるのかなあと期待していたのですが・・・音楽は全編宝塚オリジナルなのかなあ。

    ダビデの星強調の理由・・・ポスターを見てイタリア・マフィアの話をやると思い込んでいる人が多かったとか(笑)

    ・・・いえね、ずっとワンスとエルハポンのポスターを並べて張ってありますでしょう、昭和のころは日曜の昼下がりにテレビでよくエルハポンのポスターみたいな雰囲気の西部劇をやっておりましね、セルジオ・レオーネといったらその手のマカロニ・ウエスタン(イタリア製なんちゃって西部劇)の監督のイメージなんですよ。あの並びを見て、ワンスもイタリアン・マフィアの話と思って見るお客が多いだろうなと・・・

    ・・・すいません、遠征の際は真面目に考えながら楽しんできます。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      そうなんですよー、あの印象的(宝塚的)なシーンと音色がなくてびっくりでした。いや、たぶんなかったと思います、たぶん。
      確かにエルハポンのポスターと一緒に張ってあると、一昔前っぽいですね。笑
      ビジュアルが完全にマフィアものですからね。まぁそういう雰囲気を期待した方にも十分答えている作品だったかなぁとは思います。特に冒頭のシーンでお腹いっぱいです!!

  9. さちこ より:

    はじめてコメントさせて頂きます。
    いつもフラットな感想や考察を書いてくださるので、肩入れ(笑)しすぎそうになった際に蒼汰さんのブログを読ませて頂いて冷静に私の中でも気持ちをまとめさせて頂いております!
    今回、「誰も救われない」終わり方にポッカーンとしてしまったのですが「トップ2人が生きて終わっただけ良し」と思うようになりました。笑
    宗教色が濃く出てる部分は望海さんの歌声に全てかっ攫われて歌詞まで入って来なかったのですが、教会のセットは勝手にファントム(地下のお庭のシーン)へのオマージュみたいなものかと思っていました!真彩さんのバレエレッスンでの歌唱でクリスティーヌを思い出してしまったから余計に…
    東京へのブラッシュアップがどうなったのかまた感想を楽しみにしています!
    長々と失礼しました!

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      「トップ2人が生きて終わっただけ良し」って確かにそうですね。笑
      今までどちらかが絶対死ぬコンビでしたものね、そういう意味ではハッピーエンド…ではないけれども、まぁ新たなエンドスタイルなのかもしれません。笑
      実はファントムへのオマージュはちょこちょこ感じました!!デボラのショーシーンの節回しでビストロと同じメロだったものがあったような…ほかにもいろいろと。
      東京に向けどのように変わっていくのか、本当に楽しみですね!!
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。^^

  10. るる より:

    以前に月組さん云々で、ど素人のくせにコメントさせていただいたものです。

    ほぼほぼ初めての宝塚歌劇(25年前頃に行ったかもです)、観て参りました。

    結論:とても楽しかったです!なんという皆さまのカッコ良さ!そしてゴージャスな舞台空間!
    トップお二人の歌と演技の素晴らしいことに感じいり、何度も小声で「すごーーい…」と呟く始末。だいもんさん(素人のくせに笑)の歌声ダンス、色気や全てにやられてしまいました。
    前半に比べて後半がバタバタした感はありましたが、舞台ではよくあること。最後のレビュー?も含めて堪能して満足。スターさんたちのショップをうろうろしてほんの少し雪組グッズを買わせてもらいました。
    本当はだいもんさんのグッズを購入しようかと思ったんですが、これ以上はまる訳には!と自主規制。買いたくなるほど素晴らしかったんですね。
    またぜひ他の組も観たいと考えたのですが、あまりに素敵だったので次のハードルがあがってしまいました。
    たぶんチケットが取れないと思いますが、次のお薦めはおありですか?今回の観劇で、歌が下手な方はないなあと思いましたので、そこも含めてお教えください。

    本当に華やかで素晴らしかったです。今回は誘わなかった、いつも一緒に行く芝居友達に「凄いよ宝塚!」と感激のメールをしたくらいです。

    やあ、はまりたくないわー笑
    まずーい

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      楽しんでご観劇されたようで良かったです!!なんだか自分の初めての観劇したときの様を読んでいるようでワクワクしました。笑
      沼にハマっていくと怖いですよねー。いつかブログを書くようになるかもしれませんよ←
      お薦め…うーん、今回の雪組公演の雰囲気が楽しめた場合はやはり星組ロミジュリになるんでしょうかねー。
      個人的にはショー作品も違う楽しさがあるのでぜひ見て頂きたいのですが、1本物の増加でそんなになくて。
      ということで総合すると雪組の次の公演なんでしょうけど、いかんせんチケットが…。頑張って取ってみて下さい。笑

  11. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    見てきましたー。とりあえず、宿題だったダビデの星について考えながら観劇していて、なぜか自分の幼少時代を思い出したので忘れないうちに。

    子どもの頃、父といっしょにチャンバラ時代劇を見ていた時、何人かの芸能人について「この俳優さんのお父さんを知っている。旅役者の一座の座長だった」「この演歌歌手さんのお母さんが近所に住んでいた。浪曲のお師匠さんだった」的なことを言っていた記憶があります。

    さらには「昔神戸からヤクザが来て、地元のテキヤと喧嘩していた」などと言うんですよ。なんでこんな田舎にそんな話がいくつもあるのか、冗談だろうと思っていました。

    長じるにつれ、それは嘘ではなかったこと、そしてその根源に被差別の構造があることも気がつきました。貧困率・進学率などで明らかな差があり、就職・結婚における差別が公然と行われていて、学歴もコネもない者が成りあがる為に芸・スポーツの道か、あるいは反社会的な道に進むことがある時代は日本にもあったのです。

    日本で「ユダヤ」のイメージというと、ロスチャイルド的大富豪、富裕層の娘であったアンネがホロコーストの犠牲になったこと、ノーベル賞受賞者多数、といったイメージが強くて、東欧系ユダヤ人への差別による貧困問題についての認識が薄いかもしれません。

    「ワンス~」でダビデの星が要所要所に出てくるのは、ヌードルス達の人生の選択の根っこに「ユダヤであること」による差別があること、差別に対する矜持としてダビデの星があることを強調しているのかな、と思いました。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      むしろ本作を上演するにあたって「ユダヤであること」をことさら強調しているような印象です。制作発表のアナウンスでもその旨話していましたしね。
      貧困からの成り上がりという話になると、そういうバックグランウドを強調した方が展開しやすいのかなという
      小池氏の意図が感じられる脚本だったなぁと穿った気持ちになってしまったりもします。笑

  12. こんちゃん より:

    蒼汰様

    返信ありがとうございます。ライビュ専科の地方民です。

    自分は別に腐女子脳というわけでもないと思うんですけども(汗)今回のお話はヌードルスは第1幕のラストの時点で盛大にフラれて、第2幕は実質ヒロイン不在なんですよね。ヌードルスがダビデの星の下でマックスを密告するかどうか煩悶しているのを見ているとですね。

    現代のLGBTとかBLという意味でなくて、戦国武将の衆道とか、ヤクザの義兄弟ものに見える男同士の、友情という言葉では言い尽くせない苛烈な憧れとか、執着とか、愛憎をはらんだ関係を感じてですね。

    わざわざ凝った呼び出し方をして「俺を撃ってくれ」このセリフに究極の愛の告白みを感じました(汗)もう歌舞伎の「心中 恋の道行き」感が・・・

    戦国ものとかヤクザものとか、究極の男社会の話について、所詮女性は部外者なので、この感想を男性ファンが見たらどうお感じになるのかなあ、と思いまして・・・(汗)

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      そう考えると、そういった男同士の友情と執着と愛憎の物語って、実に宝塚的な描き方だなぁと思いますけど、
      とはいえ映画版よりもそのカラーが薄れてしまっている(というか別物)なのはいささか残念だなぁと思います。その色を打ち出そうとすればもっと出せたはずですし。
      やはり宝塚的には男女のラブも大切にしたいのかなーと見ながら思った次第です。だけど普通の舞台作品に比べれば、よっぽど男同士の密感が濃いですよね。笑