夢華あみ・悲しきジュリエットの伝説

 

今月が最後となるスカイステージ特別企画

「ロミオとジュリエット過去作品まるっと5ヶ月連続放送」。

 

私は昨年発売されたBlu-ray Boxを購入したため、

その恩恵を預かることはほとんどありませんでしたが、

長年の悲願を一つ叶えることが出来ました。

 

それは雪組の夢華あみジュリエット版を見ること!!

待ちに待ち続け、ついに10月の放送で拝見することが出来たのです。

 

悲劇の雪組版『ロミオとジュリエット』

 

で、見た。

感想を書きます。

 

抜群に上手かった!!

 

入団1年目とは思えない程の圧倒的歌唱力、しかもヒロイン声。

トップの音月桂も歌ウマスターのため、まさに耳福。

 

…なんだけれども、それだけなんだな。

1年目らしい残念な化粧力、はこの際置いておいて、

トップの相手役として、血の通った芝居が出来ていないように見える。

 

夢華の方に明らかな遠慮が見えるし、

キスシーンなんて映像で見ても分かるくらいおっかなビックリ。

若さゆえの早急な恋によって身を滅ぼす少年少女の物語なのに、

ぜーんぜん愛し合っているように見えない。

 

けど、そりゃ当然である。

繰り返し書くけれども、相手役たる夢華あみは入団1年目の大抜擢。

ヒロインとして音月を支えろなんて、到底無理な話です。

 

しかもこれで、ちゃんと正式な相手役として迎えられているのなら、

音月桂も上級生の器量を持って上手く教え導けたかもしれない。

 

けれど皆さんご存知の通り、当時の雪組はトップ娘役不在状態であり、

それはつまり舞羽美海とのWジュリエット体制を取った本作。

さらに1年前に彩吹真央が2番手退団、からの前トップ水夏希が退団してからの

音月桂のトップ就任作品であり、本人にそんな余裕もない。

 

さらに96期生騒動最中でのこの抜擢なのだから、

こんな無茶苦茶な状況、まさに正気の沙汰ではない。

改めて見ていて、劇団はなんと鬼畜な所業をしたことだろう。

 

1幕早々に暗闇の中、一人で銀橋に出て歌う夢華あみの、

なんとも心許なそうな姿は、本当に痛々しい…。

果たしてどんな思いだったのでしょう。

 

結果、夢華あみは途中から休演してしまうし、

三拍子揃ったスーパースターであったはずの音月桂も求心力が低下、

ここからたった4作での早期退団となってしまいます。

 

夢華あみ・悲しきジュリエット

 

その後、夢華あみは『灼熱の彼方』で星乃あんりとWヒロ、

『ベルサイユのばら』で2度目の新公ヒロをやり(1回目は入団直後の『ロジェ』)、

『Shall we ダンス?』で、普通の娘役のようにあっさり退団してしまう。

 

その期間、わずか4年。

彗星の如く駆け、抜け砕け散っていったのでした。

そう、まさにジュリエットのように…。

 

そんな、雪組版『ロミオとジュリエット』からちょうど10年。

現在のトップ娘役は…夢華と同期、96期生の朝月希和。

 

もし仮に。

あんな出来事なんて起きなければ…というifは有り得ないので、

劇団が「正しい」対応を取り、きちんと丁寧に育成していれば、

今、トップ娘役に立っているのは、夢華あみだったかもしれない。

 

同タイプだった仙名彩世、美園さくらがトップ娘役になれたことを考えると、

いくらでもやりようがあったよねと思ってしまうのです。

 

…けれどそれは、つまらない感傷に過ぎません。

今や夢華あみはとっくに名を本名に変え、外部で活躍しています。

 

ちなみに私は柚希礼音主演の『マタ・ハリ』で彼女を拝見していて、

アンサンブルですから大活躍!!というわけではなかったけれど、

確かな実力で舞台をしっかり支えていました。

 

そもそも、彼女はトップ娘役というタイプではなく、

圧倒的実力で脇を支える女役に向くタイプに思いますので、

トップ娘役になっても、批判される一方だったかもしれない。

 

それに朝月希和も、彼女なりに今、雪組で活躍していますし、

あるべき姿で歴史が進行したと、思うしかないのでしょう。

 

十年一歴史と言いますが、あれだけの大騒動となった96期生問題の、

しかもその渦中の雪組で、朝月希和が活躍し、和希そらがやって来ること、

そしてそれが暖かく迎えられていることこそが、

「時の経過」というもヤツなんでしょうね。

 

私が劇団に一言物申したいこと

 

ところで、わたしゃ劇団に一言物申したい。

Blu-ray Boxに夢華あみジュリエット版を収録しなかったのは何故?、と。

 

だって当時「これぞ正しいやり方だ」と大見えを切って彼女を大抜擢し、

そして様々な人材をすり減らしたわけじゃないですか。

だけどその瞬間、舞台が、そして人生劇場があったのは事実。

今更無かったことにしようだなんて、そんな虫のいい話は無いぜ。

 

ちなみに、私は最新の星組版含め全ての作品に目を通したうえで、

この雪組夢華版『ロミオとジュリエット』が一番好きかもしれません。

だって上手いんだもん。ミュージカルは歌ウマこそ正義!!

 

夢華さん、確かに相対する芝居はソコソコですけれど、

逆にソロ芝居、ソロ歌唱は本当に絶品。

 

特にロレンス神父から薬を貰い、

バルコニーで未来に賭け、歌いながら服する場面は凄い!!

真っ白に輝く照明の効果もあり、マ ジ で 神がかってます。

 

しかも、今の歌ウマ至上主義ファンが増えたことを思うと、

判官贔屓効果も相まって、Blu-ray Boxに入れていれば

再評価の流れになったような気がするんですけどね。

まぁ商品単価は高くなってしまいますが。笑

 

瀬奈トート版『エリザベート』と双璧をなす、

当時の劇団の無茶苦茶が分かる闇のエナジーを湛えた作品、かと思いきや、

意外と平均点の高い作品で、私は好きですよ、という話でした。

 

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コメント

  1. ポリスのママ より:

    私も同感です。いろんなジュリエットを拝見させていただきましたが、綺麗な声、歌、夢華あみさんがしっくりきましたね。実演も見ましたが良かったですよ。劇団も考えての抜擢だったと思います。今から思えば不運な巡り合わせだったのでしょうね。

  2. イリス より:

    同感です!私、初めて宝塚を観たのが、宝塚大劇場での夢華版ジュリエットでした。音月さん、夢華さん、まっつ、晴華みどりさん、一樹千尋さんの歌声に圧倒されて(あと奏乃はるとさんも良かった!)、それまで観たこともないくせに偏見を持っていた宝塚を見る目が変わり、一気に宝塚ファンになりました。

    これ以降、宝塚を観劇するようになったものの、この作品ほどの感動にまだ出会えてないほど、一番好きな作品&役者の組み合わせです。彼女が休演したのも知らずに東京まで遠征して観に行きました。笑。当時のDVDも買いましたが、美海ちゃん版しか収録されていないので残念でした。夢華あみちゃんの歌声は、ずっと聞いていたいな、というほど透明感のある素敵な声でした。当時宝塚のシステムを何も知らなかったので、大抜擢というか普通の納得の抜擢じゃん、他に誰がこれほどの声で歌えるのだろう?と思ってました。笑。正直、美海ちゃんが一人でこの役をゲットできなかったのは実力的に仕方ないだろう、と思ってました(そしてそう思う宝塚ファンはいない・・・の?と、ネットを読み漁りながらびっくりしてました。宝塚って独特だな、と。)。宝塚初心者だったもので・・・(^_^;)。

    あみちゃん版を観た日が、初観劇だったので、全体を見ようとしてオペラなしで観ていたので、余計にそう思ったのかな。笑。

    とはいえ、誰もこの作品を再評価することはないのかと、長年悲しい思いでいました。今日、蒼汰さんに取り上げて頂けて、私の思いが◯年ぶりに、成仏しました。ありがとうございます。笑

  3. いち読者 より:

    いつもブログ拝見致しております。
    常々同感だなと思うことも多く、
    今回初めてコメントさせて頂きます。
    先日、初めて私も夢華あみバージョンの雪組ロミジュリを見て、まさしく同感。
    ここに歌うまジュリエットいたわ、と思い同期の朝月希和との、立場の違いを思い、劇団の鬼畜ぶりを嘆きました。

    とはいえ、イジメ問題諸々考えたら
    自業自得なのか、贖罪なのか、
    何が、正しかったのかわかりませんが
    時間の経過が一番であることは確かなようです。

  4. るかるか より:

    いつも興味深く拝見しております。

    あみちゃん…
    本当にタイミングや、劇団の対応が悪すぎました。
    ジュリエットじゃなくて、
    乳母役に大抜擢!とかだったら、
    未来は変わっていたかな…?笑

    歌はもちろん素晴らしかったですが、まだ垢抜けない、ぎこちない粗削りな部分もまた、それはそれでジュリエットらしくて良かったようにも思います。

    かくいう私も、当時は「確かに上手だけれど、あの96期だし…」と、余計な感情がチラついてしまって、あみちゃんに対して正当な評価が出来ていなかったように思います。
    退団挨拶では「長い長い4年間でした」と。そう言わせてしまったのは紛れもなく観客のせいだなと…

    トップ娘役になったあみちゃん、
    あるいは新公を卒業し、別格的なお役で組を支えるあみちゃんも観てみたかったな…

    外部でご活躍されていて何よりです。

  5. うちやね より:

    視聴して本当に驚きました。当時まだ入団1年目!?
    まさにヒロインな声と歌唱力で、その良し悪しはともかく夢華さんにならジュリエットがこなせるだろう、と判断したのも分かります。

    と同時に心許なさもひしひしと画面越しに伝わり、急に与えられた立場がどれだけ大変だったのだろうかと…。もしじっくり上がっていればと意味のないifを色々考えてしまいますが、外部では今生田先生演出の藤ヶ谷さん&真彩さんのドン・ジュアンで絶賛されておられますし、劇団でも雪組さんと96期さんの大活躍を見ているとなるべくして今の状態になったのだなとも思います。

    当時の事情をふんわりとしかしらない身ですが、私は夢華あみさんの娘役が、そしてそのジュリエットがとても好きになりました。見ることが出来てよかったです!

  6. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    96期事件については当事者たちは裁判になり、週刊誌などで報道され動員が低下していた宝塚の客離れがさらに進み、96期のみならず97期~99期あたりまでの男役人気スターの少なさを思うと、長く尾をひきましたね。

    (今は感じないのですが、100期以降のスターの笑顔の屈託のなさに比べて、昔は96期~99期のスターさんの笑顔にどこか陰を感じました)

    96期事件はあの期固有の特殊事例ではなく、対応を誤ればまたおきかねない事件だったと思っています。

    96期事件の遠因には、宝塚音楽学校の明文化されていない不文律のお約束が増えすぎて、暗黙のルールを破ったら連帯責任、と言う文化が行き過ぎたこともあったのでしょうか。

    最近ニュースで宝塚音楽学校のルール(不文律含め)が時代に合わせて変更されたというニュースが流れたり、音楽学校が民放バラエティの取材を受けたりしていますね。

    守るべきもの、時代に合わせて変えていいものを見極めて、柔軟に変わっていってほしいです。ルールがジェンヌの笑顔を凍らせるものでなく”朗らかに”いられるためのものであってほしい。

    追伸 

    先日の宝塚OGコンサートで、凪七さんがシシィ役で瀬奈さんと「私が踊る時」をデュエットされていました。瀬奈さん、ちょっと笑いをこらえた風でしたし、アントニーとクレオパトラの痴話げんかみたいでしたけど(笑)

    もう

    あんな時代もあったねと いつか笑って歌えるわ

    になったのかな。

    夢華さんを、雪組100周年コンサートに呼んでほしいです。ジュリエットを笑顔で歌ってほしいです。

  7. おしお より:

    この件で皆が「なんで劇団がこんなことをしたのか」と理由が分からないと書くのかが解らない。
     他の96期娘役を上げるためのスケープゴートなのがはっきりしているのに。
     彼女を必要以上に持ち上げて、アンチも一般ファンも不満をため込んだ。昔見たブログに、「ジュリエットをやらせることで劇団は『彼女は百年に1人の逸材です(100点満点です)』と宣伝しことになる。いくら何でもそれはないから、普通なら60点(並)の彼女の評価は、100を基準にするから-40点になる」とありました(概略です)。(天海祐希に研1で「大劇場の主役」を一ヶ月やらせたらどうだったのか、を想像してもらえれば良いかと)
     彼女を叩きまくって、ファンのガス抜きができたせいで、他の娘役を上げやすくなり、実際複数の娘1を輩出することができた。彼女を本当は上げる気がなかったのは、体格的に予想できます(彼女の体格に比べると音月も次期予定の早霧も小さいのでーー「真の実力者はトップになれない」がアルアルの劇団でもあります)。
     そして、いじめ事件をうまく収められなかった劇団への批判をそらすのにも成功しています。
     当時の掲示板の書き込みで彼女の母親が「劇団に騙された」と愚痴っていた というのを見たことがありますがありそうな話であります。

  8. AKKO より:

    私も先日、スカステの放送で初めて夢華ジュリエットを観ました。
    本当に歌は素晴らしかった!まだ研1で96期バッシングの最中によく演じていたな~と今となれば冷静に見られました。
    ただ10年前はやはり少し偏見な目で見ていたかも。ブログなどでもやれ太っているだの(舞羽さんがスリムすぎ?)演技がどうのと批判ばかり。でも今思えば夢華さんは被害者だったんですよね、劇団の無茶ぶりの。
    劇団もいじめ問題のもみ消しなのか、夢華さんを大抜擢して96期を正当化というか、こんな逸材がいるんですよ、とアピールしたかったのかな。。
    退団後の夢華さん(則松亜美さん)を舞台で観たのは、東宝版1789だったと思います。アンサンブルでしたが、ソロも少しありました(革命家の恋人役)まぁ宝塚を早く辞めて次の道へ進まれたのは、あの当時の境遇では正解だったのかな、と思います。

  9. せん より:

    はじめまして。
    いつも楽しく拝読させていただいております。

    そもそも、ジュリエットというお役は海外では骨太(という表現がしっくりきます)の女優さんが抜擢されることが多く、可憐で儚い要素があまりないように思います。と、いうより、脚本とは裏腹に可憐さや、儚さを用いてしまうにはあまりにもしんどいお役だそうで、夢咲ねねさんがジュリエットをされた際、舞台袖までの移動は車椅子だったと聞きます。
    やはり、当時の夢華さんには荷が重過ぎるお役だったことは間違いありません。
    それに、96期問題もあり、観客も夢華さんに対して冷たい反応があったことは間違いないです。

    それらを乗り越えて、頑張る根性があったのなら、今頃…と思わざるを得ませんね。

  10. サクリエット坂上 より:

    あの頃の劇団は、いまいち人気の爆発力がまだない子と、いじめ問題はあったが、歌唱力抜群の新人を天秤にかけるという、なかなかの仕打ちをしてしまう。
    あの頃の劇団は、本当に冷酷でしたよ。

    仮にどちらがトップになっても、
    次回作の仮面の男で、音月さんの人気を吹き飛ばす駄作を当てられるという事故に遭うのですから。
    あの作品は東京でも酷かったけど、
    村なんて、、、、コマのムチシーン、
    流石に引いたよ。
    意味不な娘役の椅子ダンスに、脱ぐシーン。
    キモい唇
    馬に乗ってるのに。海に落とされ、電気クラゲでビリビリ。
    反吐がでる演出。

  11. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    当時、音月さん目当てでもあり、Wキャストのジュリエット配役に動揺しながらも、数回観劇した記憶があります。
    96期生は、やはり実力派なん。
    様々な思いが交錯したであろう(勝手な想像です)雪組の辛い時代を過ごしてきた彩風さんが、朝月さんと雪組のトップコンビで、和希さんが明年から加わり、これもまた時を経てのご縁なんですね。
    雪組の進化が楽しみです。

  12. 読者 より:

    やっと、夢華さんをきちんと評価してくださる方を拝見して嬉しくなり、コメント失礼します。
    私は当時彼女のジュリエット、新公ヒロインでのアントワネットを実際に劇場で見ました。
    ジュリエットもですが、アントワネットもとても素敵でした。
    歌舞伎や四季などいくつかの舞台ものの一つとして宝塚は観劇していたので、実力に対する周囲の状況を残念に思ったものです。
    アントワネットをやると聞いたときは必死でツテを探した思い出があります。

    今もご活躍ときいてさらに嬉しくなりました。
    ありがとうございました。

  13. はる より:

    当時、生で拝見しました。お上手でしたが、持って生まれた体格的に音月さんとのバランスが悪いなと思いました。音月さんのトップお披露目前の「はじめて愛した」にも出てらして手足が長い、スタイルの良い大人の女性役が似合う若手さんで驚きました。当時、96期問題には無頓着でしたので何故こんなに押せ押せなんだろう、、?とは思ってましたね。あの問題が無かったらトップ娘役は無理でも作品になくてはならない役割を担っていただろうと想像します。

    劇団には大事な生徒を才能が開花する前に退団に追い込んで欲しくはないのです。危機管理を持って宜しくお願いします!と申し上げたいです。無論、芸事の世界ですから昔からあっただろう芸事の競争はあって然るべきですがSNSが発達している現代はメンタル面が非常に心配ですね。繊細なタイプの人も多いと思います。その辺りを上手くやって頂きたいです。あと宝塚ファンは気に入らない事があると書きたくなるでしょうが、過剰な異常な書き込みは大好きな宝塚を衰退させる方向に導くので一旦冷静になってから書かれたら如何でしょう?と思います。

    追伸:蒼汰さんは際どい題材も上手に書かれるので毎回感心しております。

  14. 夏みかん より:

    夢華さんの存在を知ったのは、退団後の最初の出演作「タイタニック」でした。続く「1789」「スカピン」も観ましたがとにかく上手い!歌はもちろんですがセリフも抜群ですね。

    その後私が宝塚ファンに出戻ってスカステ契約してからは、夢華さんの出演作品を探して観ては上手さに唸りました。アントワネットなんて新人公演のレベルじゃないですよね。
    劇団が無茶を承知で抜擢したのもわかるなぁという気持ち半分、でもこれだけの逸材を安全確実に育てるには無謀すぎただろうという気持ち半分で、長い間割り切れない思いでした。

    ロミジュリBlu-ray Boxにも夢華版が入らず、劇団は黒歴史に蓋をしたまま終わらせるつもりか?とモヤモヤしましたが、今回ようやくジュリエットを見ることができてすっきりしました。やっぱり彼女は上手かった!研1だろうと渦中の人だろうと舞台の上では関係ありません。未熟な部分はあっても、夢華ジュリエットは良かったです。

    結果は玉砕だったけれど、劇団が夢華ジュリエットを観客に見せたかったのは本気だったと思います。そして今回ようやく放送ができて多くの人が見られたこと、今も96期生が活躍していることは、10年たって時効というか、ひとつひとつ実績を積み上げて黒歴史を乗り越えたとも言えるかもしれません。

    何よりも今、亜海さんが舞台女優として元気で活躍していて、良い作品に次々と出演していることが嬉しいです。昨年コロナで中止になった「ミス・サイゴン」ジジ役、来年こそ絶対観るぞ~!!

  15. あず より:

    当時、母が二人のジュリエットを生で観に行きました。
    正直、あみジュリエットは歌は抜群だけどやっぱり見た目がヒロインではない。劇団も本気で娘1にしようと思っているとは思えないんだけど……と言っていたのを覚えています。
    あれが新公ヒロインだったら、きっと伝説のジュリエットになっていた、とも。
    どうしても娘1不在にしたかったなら、みみちゃんとあゆっちでヒロインを分け合い、あみを新公ヒロで良かったはずなんですよね。

    当時から「いじめ問題は劇団と音楽学校の問題であり生徒たちは被害者だ。あそこまで、厳しい、自由がない、予科がしていい表情まで決まっている、全て同期の連帯責任、誰かが失敗したら委員がまず頭を下げ全員で謝る、上級生がカラスは白いと言えば白く塗る、と語られる音楽学校で、予科生たちが勝手にいじめをし、学校や本科が関与していないなんてありえない。委員は学校から問題児をどうにかしろと圧をかけられていたと考える方が自然」だと思っていたので、ずっと96期のバッシングを嫌な気持ちで見ていました。
    せめて、劇団も音楽学校もこの失敗を活かし、今後生徒たちが健康に健やかに芸を磨きけるよう、そして無駄に生徒たちを疲弊させるような人事がなされないよう、期待しています。
    新理事長も仕事のデキるタイプっぽいので、大丈夫だとは思いますが……。