2018年・95期生考察① ~あと一歩の距離~

さて、ブログ移転記念企画として

「2018年総決算・95期生考察シリーズ!!」を連載していこうと思います。

 

と、言っても残り1ヶ月ありますから

途中で何か大きな変化があったら笑ってやってください。笑

 

第1回の本日は、95期生で現在正2番手を務める

柚香光礼真琴の2人についてです。

 

 

花組の正2番手・柚香光

 

◆柚香光(花組)

2018年1月~3月:大劇場公演『ポーの一族』

アラン・トワイライト役

2018年5月:博多座公演『あかねさす紫の花/Sante!!』

天比古/大海人皇子役(役替わり)

2018年7月~10月:大劇場公演『MESSIAH/BEAUTIFUL』

山田右衛門作役

2018年11月~12月全国ツアー公演『メランコリック・ジゴロ/EXCITER!!2018』

ダニエル役

 

2018年の宝塚は、大作『ポーの一族』で始まりました。

 

柚香はこの作品で正2番手として昇格後、

この1年はスターとして順調に歩みを進め、

現在は全国ツアーの主役として日本中を回っています。

 

彼女はその圧倒的なビジュアルと華を武器に

伝統・花組の路線を爆進し続けました。

 

そして現在、トップオブトップ明日海りおの後任として

次期花組トップに目されているわけです、が。

「彼女はまだトップの器ではない」という懸念の声は少なくありません。

 

特に、昨今の歌ウマ偏重主義の劇団において

あの残念な歌唱力は、かなり無理があるように思われます。

 

私は全国ツアーを観劇しておらず、スカステニュースのみ拝見しましたが

あの上手なところだけを切り取って編集しているはずの映像ですら、

ズッコケそうになりました。笑

 

もちろん、彼女のようなビジュアル特化スターは

早めにトップに就任した方が良い、という宝塚の価値観は良く分かります。

 

そして過去に、そういうトップスターがたくさんいて

どうにでもなったことも知っています。

 

ですが、そのためには

彼女の実力を補佐できる相手役、そして2番手以下スターが不可欠です。

 

相手役はこの際置いておいて、

果たしてそんな有能な男役が果たしているのか、というのが問題です。

 

 

瀬戸、鳳月もいつまで在籍しているかは分からず、

水美も柚香の影に隠れてますがダンス以外の能力は意外と粗削り。

 

じゃあ永久輝や暁が組替えすれば良いのか、というと

研10に満たないスターにそんな大役を任せるのは酷というものです。

 

でも明日海をいつまでもトップに置いておけるかといえばそうもいかず

待てても2020年1作目までだと思います。

 

もちろん、彼女のような華のあるスターが頂点に立つのは当然ですが、

そのトップスターまでの1歩が、果てしなく遠く。

来年はスターとしての成長が望まれる1年となりそうです。

 

星組の正2番手・礼真琴

 

◆礼真琴(星組)

2018年2月:ディナーショー『MOMENT』

2018年4月~7月:大劇場公演『ANOTHER WORLD/Killer Rouge』

徳三郎

2018年8月~11月:東上&海外公演『Thunderbolt Fantasy/Killer Rouge』

捲殘雲

 

95期生首席として、常にトップを走り続けた彼女。

星組の2番手として、長く現トップを支えながら

今年はディナーショーを主演したりと、自身の研鑽も積んできました。

 

舞台で見る彼女は、

実に二枚目風(徳三郎みたいな役が似合うこと似合うこと)で

スターとしての旬を迎えている感がビンビン伝わってきました。

 

なんせ歌・ダンス・演技とどれも高得点な技巧派スター。

さらに低身長ではあるものの、万人受けする少年系のビジュアル。

 

まさに柚希、明日海に続くトップオブトップの系譜を継ぐ

「宝塚の顔」として存在することになるスターではないか、

というのが個人的な予想です。

 

が、このようななんでも出来る技巧派スターは、

香寿たつき、安蘭けいのように、

いいように使われ就任が遅くなるというジンクスがあります。

 

トップスターまであと1歩のはずなのに、

能力が高いがゆえに果てしなく遠く感じる、

という不思議な立ち位置です。

 

果たして、来年も順調に歩みを進めるのでしょうか。

 

トップスターまであと1歩の2人だが・・・

 

この2人は実に対照的ですね。

 

長嶋と王、桜木と流川、聖子と明菜、よろしく

まさに宿命のライバル関係だと思います。

(不仲だというわけではありませんよ、念のため)

 

もし、トップスターになるための条件が

舞台人としてのスキルと2番手経験年数だとすれば

柚香ではなく、礼がすぐにトップに立つでしょう。

 

しかし、ここは宝塚。

技巧よりビジュアル、オーラだという従来の伝統に乗っ取れば

柚香の方が先にトップに立つでしょう。

 

トップまであと1歩のはずなのに、その1歩が「読めない」。

だからこそ宝塚は目が離せないのかもしれません。

果たして、来年はどういうスター街道を歩むことになるのでしょう。

 

いずれにせよ、2019年は

誰もトップスターがいなくなるという状態にはなりませんので

2人とも2番手として実力をより蓄えることになる1年となりそうです。

 

ますます目が離せませんね。

 

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コメント

  1. lulukumiclayton より:

    蒼汰さん

    こちらでもフォローさせていただきます。

    短期間のブログでなく、長く続けて頂けたらありがたいです。
    蒼汰さんの的確な観察力、思い、意見を長く読みたい希望から
    最低、95期生全員退団まではお願いしたい気持ち一杯です。笑

    これからも楽しみに読ませていただきます。

    (朝美さんへの私のコメント、少しワイルドでした。というか
    きつい感じで、「え?!」と思われてしまったかも、、、。)

    • masa 蒼汰 より:

      lulukumiclayton様
      コメントありがとうございます!!
      そうですね、これからも無理せず自分のペースで頑張っていこうと思います。
      95期生退団かぁ…5年で済まなそうですね。笑

      いえいえ、全くそんなことはございませんでしたよ。これからも末永くよろしくお願い致します。

  2. ピット より:

    どうしても誤字が気になってしまうたちなので初めてコメントしますが水舞というのは水美舞斗さんのことですよね?
    他の方が苗字(?)で書かれているので水美と書かれないと略字になっているみたいでとても気になるのですが…
    あえてこう記入されているのでしたら申し訳ございません。

    柚香さんの全国ツアーを見てきましたが本当に95期生はスターとして期待されているんだなあと感じました。礼さんと柚香さんはまったく売りが違うので多少ずれたとしても同時期に就任する気がします。その時の2番手も含め人事的には話題の中心でしょうね。楽しみです。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!
      そしてご指摘ありがとうございます。完全なる誤字です。笑
      前ブログでは瀬央さんをずっと「瀬尾」と記載していた私ですので、なんともお恥ずかしい限りです…。

      全国ツアーをご覧になったとのこと、とても羨ましいです。
      来年以降の人事配置がとても楽しみですね!!