もっと気になる芹香斗亜の今後と娘役戦線の話

 

【速報】ななんと、雪組公演もコロナにより中止に…私の久しぶりのSS席が…(大号泣)

安定した公演再開の道はなかなか遠そうです。関係各位の快復を心より祈っております。

 

 

さて、本日は前回の記事の続き物です。

 

真風涼帆の任期9作以上コースがほぼ確定となった今、

後任の宙組新体制はどうなっていくのか。

 

前回は現トップ娘役の潤花について考えましたが、

今回は現在2番手スターの芹香斗亜について書いていきます。

 

歴代最長(?)2番手スター・芹香斗亜

 

少なくとも平成宝塚史以降、

歴代最長2番手スターである芹香斗亜。

 

その歴史は、彼女が2番手羽根を背負った、

『カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲』からカウントすると、およそ約7年。

 

番手的に弱かった花組時代はノーカン、

なんて悠長な事を言ってられません。

宙組に来てからも9作も2番手をしていることになるのですから。

 

これまで星組、花組、月組とトップ就任のタイミングがあったにも関わらず、

星組&花組は礼真琴&柚香光の95期ツートップ同時就任、

月組は100周年を月城&海乃のダブルムーンで迎えることに押され、

2番手記録を更新しながら、今に至ります。

 

 

ただし、裏を返すとそれは、

「芹香斗亜を宙組でトップスターにしますよ」という、

劇団の後ろ盾があってこそだと思います。

 

現に、真後ろで待つ95期生・桜木みなとは、

芹香斗亜を押し出す程の劇団からの猛プッシュがあるわけでなく、

他組を見渡しても、脅威になるような超路線級の若手は居ない。

なのであとは「彼女自身が待てるか」それだけです。

 

花組時代の彼女を見ていると、まさか最短研16、

もしかしたら研17就任になるなんて、誰が思ったことでしょう。

 

ここまで来ると立派な高学年就任。

となれば、また新たな問題にぶち当たることになります。

 

任期と相手役について思うこと

 

まず気になっている点は、もし芹香斗亜がトップに就任したとしたら、

果たして普通任期5作やらせて貰えるのか?ということです。

 

平成宝塚史以降、研16以上の高学年で就任したスターについて調べると、

壮一帆、北翔海莉、安蘭けい、香寿たつきは任期4作以下の短期。

霧矢大夢、紫吹淳、大空祐飛、蘭寿とむは任期5~6作の普通任期です。

 

少なくとも7作以上の中任期以上コースは居なかったわけですが、

任期が短期か否かは、組事情、就任年齢、

そして2番手在位歴によって変わるのだと思います。

 

例えば安蘭けいや壮一帆のように2番手歴が長いから、

芹香斗亜も同じく短期かもしれない、という理論も成り立つし、

宙組の先輩である大空祐飛と同じく中卒入団で若いからこそ、

芹香斗亜も6作出来る、という理論も成り立つという。

 

なので現時点で普通任期出来るか否かは、

全く読めない状況と言えるでしょう。

 

そしてもう1つ気になるのは、相手役についてです。

私は当初、潤花が引き続きトップ娘役を続投するかと思っていましたが、

芹香斗亜の高学年就任が見えてきた今、

ここも変えてくる可能性が出てきますよね。(詳細は前回の記事参照)

 

そこで思い出されるのが、105期以下の娘役の台頭についてです。

遠からず席が空くであろう雪組と月組には、

夢白あやときよら羽龍という、

103期・104期を代表する超路線級娘役が上手いこと配されています。

 

それでも105期以下の娘役の育成に取り掛かっている点が、

個人的に非常に気がかりだったのですが、

もしかしたら芹香斗亜の相手役探しをしているのかな?と思ったり。

 

特に新公ヒロを取らないまま超スピードで育成されている、

星空美咲は気になるところ。

 

他の娘役を考えるならば、夢白あやは出されたことから可能性は低いとして、

シャッフル前提できよら羽龍、星組お得意の再輸出で詩ちづる、

あるいは自組昇格で山吹ひばりと、実は選択肢が多い。

 

ファンの皆さんはぜひ天彩峰里を!!

という声が大きいんでしょうけれど、どうなんでしょう…。

東上ヒロを2回重ねた時点で、私は可能性は低いと思います。

 

最近は男役よりも娘役の動きで人事が読めることがありますから、

彼女たちの動きで見えるものがあるかもしれませんね。

 

芹香斗亜が辿り着くであろう場所

 

本稿は芹香斗亜がトップになる前提で書いていますが、

もちろんそうならない可能性もあるわけで。

 

いや私は無いと思いますけど、コロナ禍で色々変わってきていますから、

いまいち読み切れないのが難しいところ。

 

芹香斗亜は宙組に来て、東上主演を2回(合計3回)やり、巴里祭もやり、

舞台写真も8枚出て、一本物でも2番手羽根を背負い、しかも雉羽根付き。

つまり2番手として最終究極系まで辿り着いています。

 

ここまで来ると、ガチで「することが無い」わけですが、

後は何をやるんでしょう…やっぱり全ツ主演なんでしょうかね?

 

果たして芹香斗亜がトップに辿り着く日は一体いつなのか、

そしてその先に広がる未来は、一体どういうものなのか。

彼女のこれからの頑張りに、より一層期待して待ちたいと思います。

 

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コメント

  1. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    雪組の初日からの公演中止、とても残念ですね。
    私も星組新公観劇が、消えてしまいました…。

    芹香さんはこれまで培われた経験による安心安定と、公演ごとに、新鮮な魅力をみせてくれる方だなぁと思っています。
    本公演では、真風さんの善き相棒であり、別箱主演ではカンパニーを率いる兄(姉)のような存在で、おっしゃる通り
    次はもう、全ツをやる、しかないのかと。
    トップコンビ、2番手とスポンサーが付いているのは、組としても強味であると思います。
    濃い役も似合いますが、爽やか系の役で主演してもらいたいです。もちろん名コメディアンヌである事は忘れてはいません。
    その時が訪れるのを、楽しみにしています。

  2. ものぴ より:

    いつも楽しく拝見しております。
    おそらく初めてコメントいたします。
    天彩峰里ちゃん、やはり厳しいでしょうか。
    以前の娘役考のシリーズでも天彩峰里ちゃんは取り上げられてなかったので、天彩峰里ちゃんについての記事を読んでみたいです。

  3. あんがす より:

    紫苑ゆうさんがスカステで二番手時代が7年と言ってましたが、それを越しちゃう勢いですね。やはり宙組次期トップ内定で異動したからこそ、これだけ待てるとしか思えないですね。最近の二番手退団と違って、路線落ち経験もないですし。にしても真風さんの去就が読めなさすぎる。

  4. May より:

    星空美咲さんが相手役は学年が離れすぎでは!?とも思いますが、すらりと長身で並びは合いそうですね。彼女のスピード育成ぶりは気になります。仮に、詩ちづるさんの動いた後の月に行って月城かなとさんの2人目の相手役になるにしても、きよら羽龍さんはどうなるのか。星空さんが動いたら、男役人事を読み解く鍵になりそうです。
    他の読者様のコメントで、芹香さんに爽やか系のお役を、とあり、「愛と青春の旅だち」似合いそう!星組だし出演されていたはず…と思って調べたら、なんと新人公演初主演作品だったとは。これはいいですね、ヒロインは若手なら誰が来ても概ね問題なくこなせそうな役どころ、お披露目で潤花さんとスカピンやってからお相手を迎えて思い出再演をどうでしょうか!?

  5. かのこ より:

    記事をいつも楽しみにしております。
    宙組のこれから、ほんとうに気になりますね…。
    never say goodbyeのフィナーレで、短いですが芹香さん桜木さんが組んで踊るシーンがあったので、少しずつ体制を変えていってるのかも、とちょっと思いました。
    (先月発売された組本でもこの組み合わせで写真を撮っていますが、でもこれは籤引きで決まったらしいのでノーカン…と思いつつも、さすがに出来過ぎ感もほんのり感じます(^^;)

    このゴールデンウィーク中、こちらのブログを再読しておりまして、その中に、「トップのスペア論」がありました。
    読みながら、もしかしたら「歌劇団の下支えになる長期トップ」にも「スペア」があるのかもしれない。そんな事を考えていました。真風さんは急遽、その立場についたのかもしれないな、と。本来なら既にバトンタッチは済んでいたのかもしれない。…まあ私の根拠無き妄想なのですが。

    ともあれ、動きがあるまでは今の宙組を楽しみたいと思います。

  6. 杏仁豆腐 より:

    1つ前の記事にあったように高学年就任は同時就任同時退団が多い例によると、芹香天彩で短期は結構ありえるのかと思っていました。
    ヒロイン2回は確かにコンビになる確率低いですが、月城海乃コンビも誕生してますし。
    宙組に関しては何もかも読めないので、どの条件が強く作用するのかとても気になります。

  7. リピーター より:

    阪急交通社イメガのキキちゃんと宝塚市出身のじゅっちゃん、久々の関西出身コンビで良いと思うんですけどね〜
    東上も2回目の方は映像も残ってないですし…見飽きたって感じでもないですけどね……あんま関係ないのかな…?
    ネバセイといいグランカンタンテといい、パレードで2番手(目)男役さんの隣に路線の娘役さんがいるのがなんか嬉しいなぁと思って見ていました。

  8. せち より:

    潤花さんはゴージャスな魅力あるトップ娘役さんですし、活躍をまだまだしてほしい気持ちはありますが、真風さんと任期は一緒にしそうな感じがします。

    近い将来に芹香さんがトップになった時に、相手役が潤花さんではないのであれば天彩さんなのでは?さすがにここまで待たせておいて、加えて長期トップではないであろう芹香さんに星空さんが相手になることはないと思うのですが…。
    蒼汰さんが報われ論の中心にある?天彩さんを推すことはないだろうと思っていますが(笑)

    天彩さんも実力ある娘役さんですが、華が欠ける印象受けていましたが、ネバセイフィナーレで驚くほどの華やかさで驚きました。これは、もしかして…があるのか?と感じました。
    芹香さん天彩さんのコンビ、歌も上手い2人ですし似合うと思いますがね…。

  9. マーガレット より:

    こんにちは。

    芹香さんには短期でもトップになっていただきたいです。そして飄々としたコメディセンスのある芹香さん、お披露目にスカピン良いですね!お歌も前回の星組再演では辛いものがありましたが、芹香さんなら大丈夫ですね。ただ、マルグリットは初演の遠野あすかさんに合わせたすごいソプラノなので、前回星組再演時は娘役トップさんが声が低い方だったのでキーが合わず、非常にきびしかったです。そして潤花さんはお歌がとても進化したとはいえ、やはり元々の声が低いのでマルグリットのソプラノ歌はやはりきびしいです。
    もしスカピンやるなら、今度こそは歌える娘役さんでお願いしたいです。天彩さんのマルグリット、素晴らしいだろうな、ぜひ聞いてみたいです。