宝塚歌劇団の会見と報告書を読んで

 

本日、例の事件に関して宝塚歌劇団の記者会見、

ならびに遺族代理人弁護士による会見が行われました。

 

まず最初に言いますが、私は劇団の記者会見を見られていません。

だって仕事してましたから。←

 

その代わり、帰宅途中の電車の中で、

遺族代理人弁護士の会見の最後の方を聞きながら、

公式HPにアップされていた報告書を全部拝読しました。

 

結果的にそれで良かったかなと思っているのですが(理由は後述)

現時点での個人的感想を書いていきます。

 

第一感想と長時間労働の件

 

えーっと、劇団の記者会見について、皆さんはどう思われました?ハッキリ言いましょう、私は超予想通りでした。

ざっくり概要をまとめると、①劇団の運営体制に問題があった②だけど上級生からのパワハラはない③理事長が責任を取って辞任、というもの。これを史上最低の記者会見とおっしゃる方も居るようですが、少なくとも劇団が矢面に立ち、運営側が全て悪うござんしたとした時点で、研1生に無理を強いた96期問題の時よりはコンマ1mmレベルですがマシな対応だと思います。そう、つまり劇団の姿勢としては、在団中の生徒を全力で守る方針に舵を切ったということです。正直、ずぇーーーーーったいパワハラについては認めないだろうな、つまり遺族と正面衝突するだろうな、と思ってましたし、オールドなファンほどそう予想してたんじゃないですかね?

で、劇団が公表した報告書ですが、これがすごく興味深い内容でした。「新公長が演出助手の仕事をしている」と最初に聞いた時、どゆこと???と思いましたけど、「演出内容に無理や間違いがあれば提案する」「上級生から衣装を借りるにあたり、誰が誰から借りるのか、足りないものが何かを確認する」「衣装合わせのスケジュール管理」と読んで、まぁ確かに実務的過ぎて出演者の代表が取りまとめる内容な気がする、と納得してしまったり。

とはいえ結びの「劇団側の人材不足のせい」の通りですし、配役表が遅いとか、稽古時間に無理があるとか、もうその通り過ぎますので、劇団のいう通りスケジュールの見直しは必須でしょう。それでいくと、前回の記事でも書きましたが、やはり年8回公演への変更は木場理事長による改善措置の一環だったことも判明。それ以外にも、自主稽古、振り写し、お声がけコミュニケーションなど、なんとなく知っていたレベルのことが詳細かつ鮮明に書き出されていて、不謹慎かもしれませんが興味深かったです。

 

上級生によるパワハラと報告書の件

 

で、報告書を見る限り、なんであの4人の名前が挙がったのかがやっと分かりました。新トップは、自身のブリザードデュエダンについて話さざるを得なかった弁明会の後に、過呼吸状態だったAさんを横目に「なんであなたが泣いているの?」とリフレッシュコーナーで言ったから。新組長は、Aさんが配役表を誤って配布したり、振り写しの有無についてコミュニケーションが上手くいかず叱責したから。上級生娘役はAさんの新人公演の本役で「お声がけコミュニケーション」がなされなかったことに対して詰問したから。著名人親族の男役は、その件で再度Aさんを呼び、事実関係について確認したから。

うーん、この内容だけ読むと(特に後者の2人は)そりゃそう指導するだろうなって感じがしなくもないよなぁ…。「じゃあ分かった。それは信じる。忘れてなかったけど行けなかったのであれば、その改善方法を考えないといけない(原文ママ)なんて、本人の声で再生余裕なくらいですもん。もしかしたらキツい関西弁で「この嘘つき野郎!!」と言った事実があるの か も しれませんが、週刊誌報道だと「いじめネタを週刊誌に売った」ことに対して弁明会でそう言ったかのような印象を与えているわけで、全然違うやん、って感じ。一方で、本当に弁明会があったんだということ、それを機に上級生と下級生が分断状態になったことが、事実として書かれていることも軽く衝撃でした。

そして長の期なのに娘役2人しか居なかったこと、コロナ明けで様々なことが復活したこと、芝居もショーも新たな試みが多くあり難易度が高かったこと、そういった運営側の落ち度が重なり、このような結果になりました、というのが報告書のオチです。現段階では客観的な資料がこの報告書しかない以上、ただの赤の他人である私はこれを準拠するしかありませんし、これだけを読むと「なるほど、色んなことが重なって最悪の結末になってしまったのだな」という気になってしまいます。だけどもし、仮に記者会見でこの内容を聞いていたとしたら、しどろもどろな口調に苛立って内容が頭に入ってこなかった可能性はありますね。←

 

私たちの正直な感想

 

ここから私と管理人の個人的感想について書きます。私たちは事情により子無しなので、子を持つ親の気持ちを正確に理解することが出来ません。もちろん、亡くなったAさんに対しての深い悲しみの感情を抱いていますけれど、まるで自分のことのように嘆き悲しんだり、遺族の手記を読んで涙が溢れた、ということは残念ながらありません。ただ単純に真実が知りたいです。当ブログがいつも「データに準拠する」と口すっぱく言っているのは、客観的に証明されたものや自分の目で実際に見たこと、考え至ったことしか信用出来ないからであり、ウワサ話と感情論を何よりも嫌うのは、愛読してくださっている方なら理解頂けるでしょう。

で、遺族代理人弁護士の意向としては、劇団が運営体制について非を認め、謝罪したことは評価する。けれど、上級生のパワハラが認められなかったことは到底容認出来ない、とのことだそう。その流れで2年前のアイロン事件を引き合いに出しているわけですが、当然ながら私はその場に居なかったし、証拠のLINEとやらも内容を知りませんので、事実か事実じゃないかなんて軽はずみに断じることは出来ません。けど、ここまで来てしまったら「言った、言わない論争」という事実認定の争いになるわけで、もう訴訟しかなくね???と思っちゃうのです。

私は、パワハラという事実があったとしたら、到底許せないことだと思いますし、法的に、あるいは社会的に裁かれるべきだとも思います。だけど事実関係がどうだったかなんて、赤の他人である私には分からないのです。もしかしたら当てた直後に「あ、ごめん」と反射的に謝ったかもしれないし、あるいはドラマのように高笑いして去ったのかもしれない。それを客観的にどう証明したら良いのでしょう?加害者と呼ばれる人たちはヒアリングの中で自分の意見を述べた。AさんにアドバイスのLINEも送っていたそう。だけど「報告書の内容は事実ではない」と言うのなら、もう法の場で白黒ハッキリするしかない。どちらの言い分も明らかにしてこそ、公正でしょう。

当然ながら「争え」と言っているのではありません。法廷闘争はとんでもないエネルギーを必要としますし、時間もかかります。私生活にも多大な影響が出るでしょう。そしてもし仮にアイロン事件が「故意」による「傷害事件」として認定されたとして、今度はその因果関係を立証しなければならない。だけど、少なくとも私の耳には遺族代理人弁護士がそれを望んでいるようには聞こえず、それが意外でした。

いずれにせよ、日本は法治国家なので、感情論で物事を断定するべきではないというのが私の持論です。コメント欄で突っかかられるので一応(言葉が通じない方のために)補足しますけど、これはあくまで私はこう思うという話であり、これを読んだ方に強要しているわけではありません。どちらが可哀想に見えるか、どちらが有能そうか、ではなく、あくまで事実ベースで語る必要があると考えます。と同時に、それを一般大衆が知る必要性は無くいと思いますが、まぁ各局ニュースのトップになっていますし、一番の事実は「人が一人亡くなっている」ことですからね…。そう、揺るぎない事実が果てしなく一番重いのです。はぁ、つくづく後手後手な劇団ですな。

 

宙組に問題はなかった…のか?

 

とまぁ、ここまで書いてきて、相当劇団の肩を持っているような印象を抱かれるかもしれませんが、そんなことはありません。報告書も因果関係に無理があったり、誤魔化しているだろう点が少なからずある点が非常に気になりますし、なんで「宙組に問題はなかった」とか言っちゃうんですかね(ネットニュースより)???「問題はないと認識しているが、Aさんにとってはパワハラだと感じるかもしれない発言があったかもしれないので、それについては謝罪します」とか、言えんのかね?????

ただし、ネットニュースの見出しになりそうな「見ていて気分が悪くなった」「ファンとして不信感が募った」「ジャ〇ーズの二の舞だ」という程ではない、ということだけ書き記しておきます。

世間的には炎上真っ逆さまな案件となりつつありますが、果たして今後どうなるのでしょう?もちろん改善すべきところは改善し、日本を代表するエンタメ興行としてスターのことを第一に考えて欲しいと思いますが、本当に業務体制は変わっていくのでしょうか…。引き続き生暖かく経過を見続けたいと思います。

 

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コメント

  1. りん より:

    なるほど。
    記者会見を見ずに報告書から…というのはいいのかもしれません。
    会見を見てたら報告書を読み上げながら全くパワハラやいじめはありませんでした〜、と言っているようにしか聞こえなくて戸惑いました。
    最初の方がずっとそんな感じで、最後に少しだけ、長時間労働等についての謝罪があった、そんな風に受け取りました。

    うーん、本当にここからどうするんだろう。
    と思ってしまう超ライトファンでした。

  2. 蚊取りレーヴ より:

    働き方改革についてもざっくりして説明しかなかったのでもう少し詳細ほしかったですね。
    稽古以外の準備等の負担があるのは事実でしょうし。
    働き方改革で舞台の質が下がることを心配する声もありますが、必ずしも両立できないものではないとも思います。
    夜なべして作ったヘアアクセサリーとかは見れなくなるかもしれませんが、
    睡眠時間を十分に取ることがベストパフォーマンスに繋がるという科学的な論文も出てますし、寝ること、休むこともる程度強制にしないと日本人の中でも真面目な人の集まりの集団は変わらないかと…

    今回の事例は、自ら高みを目指すことが求められる世界でどこまでやりがい搾取と認めるか、あるいは無言の強制力や厳しいしきたりの中でどこまでをイジメ、パワハラとするのか等、劇団内部に向けた事例だけではなく今後の日本のエンタメ、芸術分野でも一つの基準となる判例ができるかもしれませんね。
    日本を代表するエンタメ集団としてそこもリードしていくことになるのでしょうか…
    あとはジェンヌだけでなく一般人も今の時代は録音、録画、SNSの保存等で万が一のことが起きた時は証拠を残すことを意識しないといけない時代なのかもしれませんね〜…

    • おむらいす より:

      学生ヅカオタです。

      ルネサンスさんの仰る通り、少し長いですが報告書をしっかりと読むとまた感じ方が違いますね。 

      はっきり言うと、え、この内容飛ばしすぎてないか?会見下手かよ!!と。
      伝えることがざっくりしすぎていて、会見を見た全ての人に誤解を与えかねないものだと思います。

      以下、あくまで報告書が全て正しいと仮定した場合での私の意見です。

      ざっくり3つにまとめると、

      ➀亡くなられた方(以下Aさん)への負担があまりにも大きすぎること
      ➁自主稽古が義務のようになるほど公演のレベルが高くなっていること
      ③今後について、です。

      ➀についてですが、報告書で挙げられていた複数の事案を見る限り、Aさんは本当にギリギリまで追い詰められるほど、彼女がこなさなければならなかった業務内容が多すぎる。報告書を見るまでは知りませんでしたが、新人公演の長であっても「これは生徒さんがしなければならないことなのか」というほど、プロデューサーに賄ってもらってもいいような雑務が多すぎます。本公演の直後からお稽古、それに加えて異常な多さのタスクが責任感の強いAさんを更に追い詰めてしまったのでしょう。
      話が逸れますが、このことで、小学校の先生に関するドキュメンタリーを見た時のことを思い出しました。本来なら分業したり外部委託ができるようなことを、先生たちは「生徒のため」と教職以外にも、事務連絡を含めた、心配になるほどの膨大なタスクをこなしていました。こうした「やりがい搾取」が日本にはまだまだ多く存在していて、これでは真面目で誠実な方ほど無理をして苦しんでしまいます。Aさんは通常の新公よりも負担が相当なものであったと推測しますが、その原因の大半は「分業や効率化」によって防げたものではないかと心が痛みます。

      ➁私は中高と演劇部に属しているので、演劇をする上で、どうしても自分の納得がいくまで自主稽古をしたいですし、当たり前ですが、記録されている労働時間外にそのような時間が発生することも理解できます。でも最近は難度の高いパフォーマンスをするため、公式稽古以外では時間が足りなかったのこと、長いお稽古で、劇団の生徒さんには相当な負担があったと思います。Aさんは、このような負荷が高くなっている状況の中、新公の長として下級生に教えるべきこと、上級生とのコミュニケーション、そして自身のことも考えなければいけない状態で踏ん張らなければいけなかったのです。私が言うことではないかもしれませんが、Aさんは本当に責任感が強く、何でも真剣に取り組まれていたからこそ、大変な状況の中での上級生から叱責されることで心にくるものがよりあったのではないでしょうか。

      ③法律や訴訟については全く分からないので何とも言えませんが、これだけ大きくニュースに取り上げられていることと、会見の杜撰さに宝塚ファンでない人の心無い、のかある意味真っ当な意見がyoutubeのコメント欄でも見られていることに、劇団としてもうちょっと上手く対応できなかったのかなというのが正直なところです。この事態を、一体どうするつもりなんでしょうか。いつ何時でも、劇団の誠実な対応を望みます。

      長文、駄文失礼いたしました。

  3. にゃん より:

    お気持ち論が世の中を動かす時代ですね。
    私もほぼほぼ同意ですが、なにせ会見の話し方が本当に下手くそでした。
    その点弁護士さんの会見がやはり1枚上手な印象です。
    言った言わない論、こういうつもりで言ったが言われた側は違う受け取り方をした…パワハラやいじめを擁護する気はありませんが、これをどこまで第三者が知り得て追求することができましょうか。
    その場合やはり法の下で、証拠に従って、しか方法がないのです。
    しかしその証拠だっておそらく限られているはず。
    命を絶つほどに追いやられてしまったことは悲しいしやるせないです。
    でもだからこそ、命は絶ってはいけないのだ、と改めて思わされました。
    でもきっとそんな声はその時の彼女には届かないほど、何も見えなくなってしまったのだと思います。
    それは無念です。
    親御さんが娘さんの気持ちを守りたいように、今責められている方を守りたい人もいる。
    難しい局面に立たされた宝塚歌劇団。
    今後の行く末を見守るのが1ファンにできる務めかと思っています。

  4. みねり より:

    disっているわけではないですが感想に性別の差をかんじました

  5. ロージー より:

    ヘアアイロン事件が故意だったか、パワハラ発言があったかなどは客観的証拠がない以上、裁判になったとしても立証のハードルは高そうです。

    他方で、この前のブログで蒼太さんも書かれていた通り、宙組は昨今の他の組と違うおかしなところが多いです(星風さんのスライド、全組中最少人数で退団者が異様に多い、ブリザードデュエダンなどなど)。
    それなのに宙組に全く問題はなかったと言われると、ほんとうに?と首を傾げたくなります。

  6. あんがす より:

    私は今回の会見と報告書は酷いものとは思いませんでした。逆にここまで明らかにするんだと驚いたくらいです。

    発端のヘアアイロン事件も、上級生娘役はきちんと丁寧に指導して、気遣いもしてたんだな、と。LINEとかの証拠捏造は難しいでしょうし。やはり報道だけで判断して叩く危険性を再認識しました。

    ただ、生徒さんは現実に一人亡くなっていますし、何かしら原因はあったのだろうと思います。
    個人的には一番大きいのは厳しい指導よりも、過労働とそれを吐き出す同期や仲間がいなくなって孤立してしまったのかなという印象でした。コロナ禍で組旅行や飲み会もなくなってしまって、コミュニケーション不足にもなったのかもしれません。

    そして「厳しい指導」とパワハラの線引きはどこでするのでしょうか。あまりここに重きを置くと、ただでさえ浮世離れと言われる宝塚がさらに浮世離れにならないかも心配です。K池先生の指導伝説なんて、オールNGのような。劇団は待遇改善の方に重きを置くようですが、私はこれがベストだと思います。

    でもご遺族は劇団内のパワハラが主要因であり、加害生徒とされる生徒たちに謝罪を求めて、決裂してしまった感じですね。

    おっしゃる通り、裁判で決着をつけるしかなさそうですし、長引きそうですね。110周年記念行事どころではないと思います。ファントしても、どんな顔して祝えばいいのかもわかりません。

  7. のり より:

    ブログ更新ありがとうございます。
    SNSでのバイアスがかかりまくった意見にいいねがたくさんついているのを見て疲弊してしまいました。
    蒼汰さんの多角的な視点の記事を読ませていただくことでザワザワした心が少し落ち着きました。ありがとうございます。
    私は報告書を読んで、「事実は一つだが、真実は人の数だけある(意訳)」という言葉を思い出しました。
    それぞれの認識の違いで、お互い嘘をついていないのに食い違ってしまうこともあることを、留意して見守っていきたいと思いました。

  8. イレーヌ より:

    蒼汰さん

    劇団の会見を視聴、調査報告書を全文拝読し、遺族側弁護士の会見も拝見しました。
    ヒアリングを拒否した生徒が4人もいる点、ヒアリングを受けたにも関わらずご遺族側の証言と証拠が報告書内において無視されているという点が気になりました。この時点で隠蔽の気配を感じてしまいます。。
    事実がどうであっても、先日発表されたご遺族コメントのインパクトは大きく、あれを読んで娘を宝塚に預ける親がいるだろうかと思います。
    音楽学校受験生が減少しそうです。

  9. ものぴ より:

    報告書(私はまだ前半部分しか読んでないんですが)を読むと、個人それぞれが宝塚というシステムの中で頑張っている、追い詰められいている、という空気が伝わってきますね。

    前組長も良かれと思って弁明会を開いたのに、かえって溝が深まってしまった…

    正直、弁護士さんは阪急を相手にしたいだけで上級生は別にって感じかな?
    でも、遺族としては誰か責める相手(この場合、上級生)が必要なのでしょう。
    分かりやすい因果関係が欲しいのは人間の性ですからね。

    私は峰里ちゃん側の人間なので、そう思ってしまいました。

  10. Rin より:

    報告書を全て読んだ上でコメントさせていただきます。

    まったく納得いかなかったのは、宙組プロデューサーに関しての記述です。
    宙組プロデューサーと遺族で電話の内容に食い違いがある、というところから不穏なものを感じて慎重に読み進めると、
    聞き取りの際に残していたメモには押し当てたとか故意に当てたという記述はなかった、と。
    それ、本人は伝えたけど、宙組プロデューサーが書かなかった可能性はないの?故意ではないという結果でヒアリングを終わらせたかったんじゃないの?と突っ込みたくて仕方がありません。
    もうこの時点で宙組プロデューサーへの不信感が募っているのに、幹部4名から問い詰められた件において、宙組プロデューサーに被害を訴えることは出来たはずでしょ、って。
    被害者の心情に寄り添う気のない記述に笑うしかありません。

    「感情論で物事を判断すべきではない」。
    本当にその通りだと思いますが、だからと言って感情が無視されて良いわけではありません。
    「ヘアアイロンが当たった」事実に、相手を苦手と思う気持ち・その気持ちに至った様々な理由が合わさったら、故意ではないか、と思うのも理解できます。
    「指導を行った」事実にしても、伝え方が怒っているように思えた、指導の対象は異なったとしても指導が重なることで負担になった、複数人から指導をされることで更に負荷がかかり、叱責されているように感じた、って想像に難くないです。
    加害者とされる方たちの真実だけで作られた報告書に気持ち悪さを感じました。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます。加害者とされる方たちの真実だけで作られた報告書、というのはまさしくその通りで、それに対して抵抗感が強い人が多いのも当然だと思います。

    • まりあん より:

      いつも楽しみに拝読させていただいております。今回の件はやはり思うところがあり、初めてコメント差し上げます。
      論点である2点について。まずは1点目の過剰な業務量と不十分な管理体制について劇団が非を認めたことは少なくとも評価に値するかと思っています。もちろん、対応策等についてはまだまだ深堀りの余地はありますので、今後の劇団のことを注視する必要があるとは思いますが。(その過程のどこかで、我々ファンという名の顧客は、劇団員の待遇改善に係る費用を値上げという形で負担することをどこかで覚悟しておく必要があるとも思っています。ファンであることを選び続ける限り、ですが。)
      2点目については、一般論としてパワハラと指導の境界は判別し難いところ、報告書の内容に偽りがないという大前提で考えると、劇団として噂の上級生らを加害者として断定するに足る証拠もなかったのかなとも思っています。仮に不十分な証拠で加害者を断定・公表した場合、果たしてその先にどんな誹謗中傷が起こり得るかと考えると、今回パワハラがなかったと言い切ったことは、適切な行動のようにも思えます。
      もちろん火のないところに煙は立たない上、報告書の内容もご都合だなぁというところもあるので、宙組の中で何もなかったとはないだろうという感覚もあります。そこの解決については、我々が見えないところで構わないので、劇団がご遺族と真摯にやり取りすることを願うばかりです。
      上記から劇団としては宙組の公演はトップ交代なしで再開と発表するのは仕方ないとも思っていましたが、はて、それでファンは足を運ぶのか、世間は納得するのか。それはまた別の話ですね…

  11. YK より:

    いつも記事を楽しみに拝見しております。
    今回の件は親族側の訴えなしに粛々と進んでいくなら管理人さんのご意見の通りかと思いますが、亡くなられたジェンヌの親族側が弁護士を引き連れて劇団側の不備やパワハラを訴えてきた時点で、少なくとも心情的には劇団を擁護できるものではないなと思わざるをえません。
    劇団のダメージを少しでも緩和するためなら、理事長の更迭だけでなく、蜥蜴の尻尾切りと言われようが宙組の上級生を退団&左遷して劇団に批判的なファンと世論(そもそも宝塚に興味ある世論なんているのかはさて置き)の溜飲を手っ取り早く下げるというやり方が最悪の中の最良と思うのですがドライ過ぎますかね、、、。
    いじめからの自殺を引き起こしたとのレッテル(デジタルタトゥー)がついた以上、宙組上級生には退団後の躍進もないでしょうから腐ったみかんと考え切り捨てるべきかと。
    桜木みなとは好きなのですが、仮にそうなっても運が無かったと割り切るしかありません。
    そして低学年と言われる103期以下の中で次の希望を探した方が良いと思います。
    完全に自分の妄言に近いコメントで申し訳ありませんが、組織を残すという視点ではこういう考え方もありではと送らせて頂きます。掲載はお任せします。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      腐ったみかんとして切り捨てることが一番楽だろうに、そういう決断をしなかったというのが良くも悪くも今回の劇団の動きとして特徴的かなと思います。

      • Joy より:

        初コメント失礼致します。
        わたしも報告書、読みました。
        わたしはファン歴一年の超ライトファンで、96期こ件の時の劇団の対応についてはあまり知らなかったので(つい最近調べて知りました)まさかパワハラを認めないなんてことをすることを思っていませんでした。遺族側が証拠はあると断言しているからには、訴訟が起きた場合劇団に勝算はなく、劇団は全てを認めて謝罪をするほかないのだろうと思っていたのですが…
        しかし、報告書の件ですが、世間で言われているほど酷いとはおもいませんでした。読んでみれば、多少誤魔化しはあるでしょうが、腑に落ちる内容もありましたし、パワハラか指導か、判断が難しいところも多いでしょうから、まあこんなものなのかも、と思いました。
        ただ、遺族側が、他の組と比べて宙組に問題があったという発言をされていること、被害者の妹が雪組にいることを踏まえると、宙組に問題はないというのはおかしいのではないか思ってしまいます。
        もう何を信じたら良いのか…遺族には同情しますし、宙組にも頑張って欲しいという気持ちです。
        それと、劇団は公演再開するつもりみたいですが本当にできるのか心配です。退団希望者がいないというのも信じられないです。(今は辞めさせないようにしてるんじゃないでしょうか)組子のメンタルをとにかく大事にしてほしいですね。そして過労にならないよう徹底的に改善してほしいですね。また、世間ではそんなに言われていないようですが、音楽学校の制度の改善、絶対に必要だと思います。これ以上、未来あるタカラジェンヌたちが苦しまないことを祈ります。
        最後に、Aさん、月組への異動後、トップになる可能性はあるかもしれないと思いました。世間からのバッシングがすごいことになりそうですが…。

    • ろん より:

      横から失礼します。
      例えばトカゲの尻尾切りをするとして、
      実際は2年も前からのこと、辞めてしまった前トップ、前組長はお咎め無しで済ますのでしょうか?
      ならば今のトップ、組長は本当に貧乏くじを引いた気の毒な方達だと思えてしまいます。長期トップ下での(組長が)ミスリードやらパワハラなのに今のなりたての人達が責任を取らされるだけで終わりとなるのは納得出来ません。

  12. どーもくん より:

    根本的なことですが、別に法廷で勝とうが負けようが、事実認定はされますが真実はわかりませんよ。法廷闘争はあくまで勝ち得る証拠が提出されたか、されなかったかだけの話なので。裁判によって決着がついても事実認定はされますが、真実はわかりません。ただ証拠が足りなかっただけで、真実は真逆なんて可能性はいくらでもあるので。「ただ単純に真実が知りたい」と言っていますが、別に裁判で勝とうが負けようが真実はわかりませんよ。この文章を読んでいる限り、おそらく真実と事実の切り分けができていないように思います。

    また法廷闘争をして決着がつかないと、全ての物事は感情論であり、事実ベースで語っていないっていうことですか?遺族側弁護士の主張のどこが感情論か知りたいです。事実となりえる証言を論理的に並べてるように思えるので。感情論って「あの被疑者は顔が犯罪者顔だからきっとわざとケガをさせたに違いない」みたいな主張のことを指すのだと思ってました。
    事実となりえる証言でさえも、法廷闘争して決着がつかないと感情論なんですか?「ヘアアイロンでケガをさせておきながらも被害者に謝っていない」という話がある以上、少なくともそれは未必の故意に該当しませんか。裁判って別に確たる証拠が無くても状況的に妥当であれば事実認定されるもだと思ってますが違いますか?「ヘアアイロンでケガをさせておきながらも被害者に謝っていない。だから加害者はわざとヘアアイロンを当てたわけではない」って日本語通じます?通じないのであればそれは事実ベースで語ってると思いますが違いますか?

    あと、事実ベースを重視するのはわかります。なので客観的に証明されたものを信用するのはわかります。ただ、自分の目で実際に見たことや考え至ったことはあくまであなたの一個人の感想(主観)ですよね?なぜ客観的に証明された物を信じるのに、まったく反対とも思える自分の主観を信用する理由がわかりません。あなたの主観はウワサ話や感情論と同じ類ではないですか?「客観的な証明、主観/ウワサ話、感情論」という切り分けがどういう論理でなされているのかわかりません。

    最後に、自分のことのように嘆き悲しむことができない理由を、自分が子無しであるように書いていますが、別に子供が居なくても、想像力をはたらかせれば、自分のことのように考えることはできるのできませんか?実際にウクライナ人になってロシアからの攻撃を受けなければ、ウクライナ人の気持ちを自分のことのように考えることはできませんか?つまりあなたに想像力が無いだけか、当事者に興味がないだけ(もしくはそのように振る舞わざるを得ない別の理由がある)の問題な気がしますがいかがでしょうか。それが最後の感想「見ていて気分が悪くなった・・・という程ではない」という感想につながるのだと思います。その理由は「自分が当事者(子持ち)出ないから」というところに終着させようとしていますが、この問題に深く関心が持てない(もしくは関心が持てないように振舞わざるを得ない)何か別の理由があるのはないですか?文章全体的に矛盾が多く生じているように思うため、何か読者に対してまだ発していない自分の主張があるのでは?と思いました。

    • masa 蒼汰 より:

      熱量の高いコメントありがとうございます。
      別に法廷で勝とうが負けようが、事実認定はされますが真実は分からないということを知っていて、それでこの趣旨の記事を書いています。それがどういう意味か、文面から理知的だと伺える貴方なら分かりますよね?
      そして、結局のところ全ては「あなたの感想」でしかない。だから私は私の思うところを書くけれど、それは自分が実際に見たこと、あるいは客観的なデータがベースであって、他人の意見や出所不明なウワサ話を根拠にするつもりはないって、そんなに矛盾する意見ですか?
      残念ながら私に想像力がなく、当事者に興味が無いというのはおっしゃる通りだと思います。そもそも誰かに肩入れするつもりは毛頭なく、それが当ブログの運営と、私が生きていくうえでのモットーのようなものです。それを「子供が居ないから」を免罪符にしたつもりはないのですが、そう誤解させたとしたら、あるいはこの記事が矛盾だらけで貴方の気を悪くさせたのだとしたら、私の文章力が低いせいでしょう。

    • おかず より:

      横から失礼します。私は子持ちですが、管理人様が言っている事は悪い?(言葉がうまく思いうかばずにすみません。)とは思えません。私は故人の親御様のコメント読んだときは、やっぱり自分の子供が自分で命を絶ってしまう事は尋常でない悲しい事だと思いましたが、嘆き悲しみ、号泣するかと言えばそうではありませんでした。想像はできます。ただ自分が経験していない事なので、そこまで感情移入出来なかったのではないかと自分自身は思いました。これは自分語りになってしまいますが、我が家の長男は2年前小学3年生で白血病になりました。(今は元気です。)それもあり、小児病棟のドキュメント番組や、NHKの病院ラジオという番組を見たら、それこそ入院中のことを思い出して泣いてしまいます。見なきゃいいのに見てしまうんですよね。

      だから、想像することが出来てもどう感じるか考えるかは、人それぞれだと思います。子持ち、子無しは関係ないかと思います。

      かなり熱量が高くなって申し訳ないです。どうしても言いたかったもので…スミマセンでした。

  13. こんちゃん より:

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    私は子供を持っておりますが、我が子が学校でいじめ案件に関係したことがあり、結局クラス替えして問題は収束に向かったのですが、親として心労はありました。Aさんの案件も、なぜもっと早く組替えしなかったのかと思うばかりです。

    遺族代理人弁護士の方の、労災問題についての著書を拝読いたしましたが、労災認定におけるパワハラ認定は相当に困難を極めると述べられておりました。

    遺族側が裁判を避けたがっているのは、裁判となるとAの故意が認められる可能性は低いと判断しているのでしょうか。

    劇団の諸問題の放置をかばうつもりはありませんが、SNSに溢れる、裁判で判決が出ていない案件について一方的に断罪する風潮には疑問を感じます。

  14. ロージー より:

    重ねてのコメントになってしまいますが、調査報告書については、個人的には納得し切れていません。
    結論に都合のいい情報は事実認定し、都合の悪い情報は、〜という発言はあるものの少数であるため事実認定できないとして、チェリーピッキングを行なっているような印象があります。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます。
      その点に関しておっしゃる通りだと私も思います。結局、都合の悪いところは誤魔化してるんですよね。

  15. はる より:

    私もご遺族が今後の話し合いで納得出来ないのなら裁判しかないと思いました。ここまで来たら行き着くとこまで行くしか無いかと思います。
    その場合の宙組をどうしておくのか?にはなりますが、加害者はいないとしたからにはそうなりますね。。全ては劇団の責任としましたから。

    可能性は低いですが、話し合いで納まるところに納まるのが1番良いですが、、。
    期待はせず私も生暖かく見守りたいと思います。

  16. ぼん より:

    私も同じ意見です。会見自体はネットで言われるほど最低ではないと思いましたが、理事長のニヤケ顔は印象を物凄く悪くしますね。
    おっしゃる通り、なんでもう少し上手く言えないんですかねー。むしろわざと?と思ったくらいです。最初から「パワハラと感じたのかも…」と言うと「感じたですますつもりか、認めたうちに入らない!」と言われる可能性があるので、まずは労働環境についてのみ認め、パワハラは一旦否定して、外部チームで情報が止まっていた事を理由に、この先の劇団と代理人との話し合いのなかで少しずつ歩み寄り、最後には「パワハラと感じた可能性のある発言があったことは事実でした、申し訳ございません。」と持っていくような。
    人が1人亡くなっているのだから、宙組に問題があったことは明らかですしね。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      正直な話、私もそういう流れになると思ってました。だからこそ会見で言ったとされる発言内容には結構驚きです…。

  17. そりた より:

    大変お世話になっております。まず、公式HPに調査報告書が掲出されていることを教えて下さり大変ありがとうございます。これは、各局ニュースも◯◯◯◯◯なブロガーも後回しにする、意外と重要な情報かと存じます。

    内容は劇団(の描くストーリー)寄りですが、外部といえども委託は劇団が行うわけですから、これは通常のことだと考えます。言い方を変えると、裁判などになった場合、この報告書の内容がほぼそのまま劇団側の主張となるわけです。

    大手法律事務所や担当弁護士の氏名入で公表してるので当然といえば当然ですが、荒唐無稽な部分はないように感じられます。また、ご遺族も調査に協力頂いている点は大きいと思います。

    各局ニュースは、劇団がまるで木で鼻をくくったかのように回答しているような伝え方をしています。実際に報告書に目を通すと、確かに「判断しかねる」とする部分、劇団寄りの総括をしている様に感じる部分はありますが、決して根拠のない主張をしているわけではない事は理解できるのではと考えます。

    劇団寄りの報告書とはいえ、その中でも劇団側のリスクマネジメントおいて、労務時間管理以外の面でも稚拙な所は見受けられます。ここで具体的には挙げませんが、要はマネジメントを組に丸投げし過ぎていたことを改善すべきと言うことです。

    今後劇団に求めたいこととして、単なる労働時間の短縮のみに留めるのではなく、どんな劇団にしていくのかビションを構築していく事だろうと思います。いかなる「清く正しく美しく」を現代社会に提示するのか、劇団に問われる事はあまりに重いですが、期待しております。

  18. ぽてと より:

    いつも記事の更新を楽しみに拝読しております。誰かのファン、というわけでもなく、公演を観られる機会もほぼ無く、人事含めて宝塚の動きがなんとなく気になり追っている者です。(初見は花組愛と革命の唄です)
    今回の件、被害者遺族のコメントと、劇団側の報告書を拝読しました。
    私は子持ちですが、子どもを亡くされた親の悲しみはもちろん計り知れないと思いつつも、責められる立場になってしまった生徒さんのことを考えるとまた悲しい気持ちになります。
    外部弁護士による調査チームの報告書を読み、「いわゆる悪い人はいなかったんだな、よかった」という感想を持ちました。が、関連の記事や各SNSのコメント、本投稿のコメントも含めてですが、納得できないとの反応が多く、お花畑ファンって私のこと?と落ち込んでおります。
    様々な改革がきちんと行われ、劇団員の皆さんが健全に夢を追いかけられる環境が整うことを願ってやみません。

  19. 橡の花 より:

    こんばんは、先日「RRRの観劇プランがとれた」とコメントしていた 橡の花 です。
    私は本日、月組公演18時の部を観劇してきました。

    劇場に行ったのは17時過ぎだったのですが、テレビの街頭インタビューが来ていたので、
    「今日、報告書が出るという話しだったから、それで来ているのかな」と思いました。

    ただそれ以外は、日比谷シャンテのお店のOGの方々もごく普通に接客されていましたし、
    劇場内においても私の座席の周辺は、客席降りがどこに来るかで盛り上がってる人たちとか、
    海ちゃんの髪が金髪なのは外国の人だからなのかを話している人たちとか、まあ要するにいつもの雰囲気でした。

    行き帰りにおいても、ガラス張りのカフェの会議エリアを使ってパワポでプレゼンをしている人たちとか、電車で疲れてスマホばかり見ている人たちとか、まあ要するにいつもの様子でした。

    今回の月組公演ははじめて観たのですが、印象に残ったのは、芥川龍之介の「地獄変」を用いた箇所があり、「この状況下で地獄変を題材にするなんて、意味深だな」と思いました。
    あとは組長さんがベテランなのに結構活躍されていて、面白いなと思いました。

    以上です。

  20. ちよ より:

    私は会見をリアルタイムで見たのですが、「この人たち自社の社員が仕事を苦に自死を選んだことについて何の悲しみも忸怩たる思いもないのかな…」と思いました。まるで他人事のような話ぶりで…まあ自社の社員じゃないですが。結局そういうことなのかなあ。
    調査の内容の正誤、パワハラについては今後も話し合いや場合によっては訴訟もあり得るのでしょうが、人を大切にする組織とは思えなかったし、そういう場所にいる人たちを応援するってどういうことにつながるのかな、と考えさせられた日でした。

  21. まーる より:

    激しく同意です。
    報告書は報告書なのです。
    ヘアアイロンによる火傷がままあることなのも事実でしょう。使用頻度と劇団員の人数を考えると。ただ日常茶飯事という言葉のニュアンスがこの場で適切かどうかはまた別なんでしょうね。。日常茶飯事だからこの程度の火傷大丈夫なはずだけどみたいな滲み出てしまうお気持ちを汲み取って不快に思う人がいるんだろうなとは想像がつきます。なんだかなぁ。

    • トキ より:

      初めてコメントします。
      いつも記事を楽しみにしたいます。
      記者会見全て見ました。「宙組に問題はなかった」というのは「他組に比べて、特に宙組に問題があったのか」という記者の質問に対する答えでした。
      長時間労働はあったがパワハラはなかったという大方針の堅持はともかく、大人数の前での謝罪会見、その場で即答えなければならないという状況を前提とすると、受け答えに大きな違和感はなく、むしろ真摯とも言える態度で、自分はある意味劇団に対して安心しました。
      (その真摯さが生きている生徒を、劇団の存続を守ろうという方向にいっている可能性はありますが)
      あの会見を見て内容(パワハラはなかった)ではなく態度に不満を持つ方は、その方とその方の周囲がよっぽど優秀か、自分が組織の長として振る舞う必要がない方かと思います。
      私は遺族の声明文を読むと涙が出ますし、報告書の内容をうのみにできないと感じますが、「宙組に問題はなかった」と報道されているとしたらキリトリだと感じ、コメントさせていただきました。

  22. タンタン より:

    初めてコメントします。
    宝塚歌劇を認識したのが、宙組のアナスタシアでした。そこから実際に観劇してどんどん宝塚が、宙組が好きになりました。

    報告書を読むとただ悲しくて、ヘアアイロンでの事、新人公演での事その他。
    これから公演が再開されても、どんな気持ちで観劇すればいいのか、ハッキリしてほしい、パワハラいじめがあったのならそう想像してしまって嫌な気持ちで観たくない、でも観劇したい応援したい複雑な気持ちです。

  23. mimi より:

    いつも影ながら拝読しております。
    今回の会見は、報告書の内容よりも「宙組に問題はなかった」「退団希望者はいない」と理事長自ら言い切ってしまったことが何よりも問題であったように感じます。これにより、今回の件で少なからず劇団に不信感を抱いている生徒や関係者に対して、さらに拍車をかけてしまうのではないかと…。
    極端なことをいえば上層部のおじさんたちの首が飛ぼうが報酬がカットされようがそれはどうでもいいのですが、宝塚の世界に憧れ、人生をかけてひたむきに頑張っている生徒たちの心を蔑ろにするような対応はしてほしくないという気持ちです。

  24. ちさと より:

    蒼太さんと同じ感想を持ちました。
    そして、劇団としては何としてでも通常運営に戻したいんだな、現役生を守るんだなと。
    過酷労働は認めるし改善するけれど、パワハラはなかった、宙組に問題はなかった、としたら当然遺族は納得いかないところまでは劇団も想像ついたと思います。そうなったら訴訟沙汰になることももちろん想定内なのでしょう。。

    被害者とされる方がもう亡くなってしまっている以上、ご本人からのお話はもちろん聞けないし、宙組生内へのヒアリングしかできないですよね。それは偏った調査だと仰る方の気持ちも分かりますが、、。でも劇団としてはやれることはやった認識なのかなと思いました。

    締めの方で蒼太さんがおっしゃる通り、「宙組に問題はなかった」と言い切るのではなく、「宙組に問題はなかったと認識しているがパワハラと取れる発言があったかもしれない。それについては謝罪します」と、言えればまだ良かったのに⋯と心から同意しました。

  25. ゆうまま より:

    こんにちは、いつも興味深く拝読しています。

    故人親族側の弁護士も本気なら阪急の法務部も本気なのかと。社員を守る、それはそれで当然ではないでしょうか。

    正直なところ、「本当にあの人はいじめられてたんです!」と証言する下級生がたくさん出てくるのかと思いきや、そうでもなかったのかなというのが一番の驚きでした。。。

  26. ちゃとらし より:

    こんにちは。冷静になブログをありがとうございます。

    電通事件との比較になりますが、電通側も労働環境の改善(深夜残業の禁止)を提示して、パワハラ上司の処分はしなかったと記憶しています。(退職はしたみたいですが、懲戒解雇ではなかった)
    その前例があるので、劇団も労働環境の改善の提示、上級生は守る道を選んだのではないかと思います。

    ただ電通と違ってパワハラをしたとされる上級生達は世間に顔を売って仕事をしているわけなので、お咎め無しの状況は遺族も世間の気持ちも逆撫でするでしょう。
    お気持ちに対処する法的義務は無いですが、何らかのペナルティを課さないことには、世間が振り上げた拳の納まり処がないまま暴走していくような気がします。

  27. コスモスハート より:

    蒼汰様

    劇団の会見、私も仕事中で見られませんでした。書面を読むと、予想通りの展開だった。
    負担かけすぎてました、というところまでは認めたので、これは弁護士がヒアリングしている中で、恐らく、法に触れるか触れないか、そこ重要、証拠あるなし、無いなら無実。
    で展開するよね。予想していました。何とかスケジュールを変えるとこまでは行き着いた。

    しかし、
    明らかに証拠になるような資料がある部分のみで、謝罪はするけれど、言い切れない、とか見た物はいない、真実は闇の中。結局不明。

    思うに、芸事で舞台人の顔は大事な商売道具。
    意図的に傷つけていなかったとしても、これ、宝塚以外の芸能界、芸能事務所で、全く謝罪もなくスルーできる話??小学生でも謝りますけど。
    先輩から、イジメじゃないよね、と確認されても、失敗して火傷させてごめんなさい、とかの台詞を言ったとは書かれていない。
    凄く違和感。
    ノートに火傷させてごめんなさいを30回書いて提出しました?????と、ツッコミ入れたくなりました。あえて、ロッカールームに呼んでアドバイスするヘアーセットの指導って何で?
    そして、LINEの懇切丁寧なアドバイスが強調され、故人の嘘の報告が強調されていた。

    あくまで、現在在籍している上級生寄りの見方にシーソーは傾いているようなイメージ、と、感じたのは気のせいかな?
    うーん。上級生に絶望していた中で、お伺いに行けなかったのかと推察の域を出ないが、宙組P、あの時と、今と違う人なん?という別の事に、更なるアレコレを想像してしまった。

    新人公演と代役練習、
    何だかなあ、モヤモヤは晴れない。
    演出助手不足、どうやって解決しますかね?

  28. アライグマ より:

    記者会見は見ていません。SNSも。(自分の精神衛生のために)
    報告書を読みました。

    正確な内容かどうかは私ごときにはわかりませんが、この内容でも、私は、故人が追い詰められていく気持ちが想像できます。

    上級生からの罵詈雑言がなく、上級生からすれば当然の指導をしたということなのかもしれませんが、アップアップで必死の彼女が、整然とした、誤っていない上級生の指摘に、思わず、事実ではないことを口走ってしまうことはあると思います。冷静な指摘を受け、さらに塗り重ねてしまう。

    理不尽な罵詈雑言は明らかなパワハラですが、そういう事態ではなく、過剰に負担の大きい状況におかれた彼女が、多くの仕事をこなしていくなかで、上級生から問題を指摘され、さらにつらい立場におかれの悪循環だったように見えます。つらかっただろうな。

    本当に理不尽な罵詈雑言ならテープにとって、さらに上の人に訴えればよいのでしょうが、一応、整然とした上級生の指摘だとすれば、彼女の心理はひどく追い詰められたでしょう。

    上級生は自分の指摘は間違っていない、冷静に説明したと言い続けておられるように思いますが、私の経験では、そうであればあるほど、それが重なれば、部下は、自分を責めたり、追い詰められます。
    彼女の状況を見極めることができないまま、上級生らの、自らの言は正論であるという態度の指摘であったと思われ、上司としての、上級生や、プロデューサーほかの明らかな力量不足を感じます。
    (嘘をついたとのことですが、なぜ、取り繕ってしまったのかということへの思いやりがない。上級生の反応が怖いから取っ繕ってしまったということはあるのでは?そう考えるべきでしょう。)

    大手弁護士事務所の報告書では、労働環境における、その部分の指摘がないことが私には不満です。

    感想まで。

  29. セントクロース より:

    ブログ読んで、同じように思った方がいて少し安堵しました。いうほど酷くはない。

    生徒間のつながりの前に、事務方は立ち入れない部分があり、事務方がやらねばならぬのは一にもニにも生徒を世間の非難から守ることなのでしょう。
    けれど、今の事務方には生徒を守る意識はあっても、そこに情がまるでないように思えます。故人に対しても、上級生たちにしても。フレームは直すけど、中身はアンタッチャブル。知らんこっちゃない。今回のような最悪の事態が起きても、その意識を変えることができない、つまり真の意味で寄り添えないことに、恐怖を覚えました。

    じゃあどうすればいいのか、と考えた時に、外部できちんとビジネス常識を身につけた、OGなどが中に入ることで、そこの融合ができるのではないだろうか、と思いました。中の伝統と非常識さをきちんと整理できるのは、その伝統を熟知したビジネス経験者が複数必要なのではないか。
    おそらく、阪急の人間だけが事務方をしているうちは変わらないでしょうし。
    弁護士とか専門家では、多分この特殊性を理解しきれず、ハレーションを起こすだけな気がします。

    宙組に問題がない、は創設当時から見ている身としては、は?の一言に尽きるというか…。何度も無理な人事を繰り返してきましたし、2代目の時はイジメも酷かった。25年経っても、生え抜きが生まれないところからして、組に漂う閉塞感は拭いされていません。この組で育成できないと思っているから、高身長のトップ確約路線は必ず他組に配属するんだって、ファンですらずっと思っています…。102期、103期と連続で路線が大劇場公演休演するなんて、宙組だけですし。

    対外的に発表はしなくてもいいけど、そら組に対する扱いも変えないと、

  30. orange芋 より:

    公開された資料の黒塗り部分を会見では当該生徒さんのプライベート、プライバシー、個人情報なので公開できないと言っていたのに、その部分を知らずに「黒塗り資料!隠ぺいだ!」と騒いでる低俗な意見もあってうんざりしています。

    会見自体、「宝塚」をよく知らない人にとったら何のこっちゃと思われるだろうなぁと思うこともあったし、ぼそぼそと喋られるので音量を何度も上げました。
    調査にあたられた外部弁護士さんの代表者を一緒に登壇させるのは無理だったのでしょうか。

    公開された資料を読むにあたり、納得した面もありますが新公の長の期の役割に驚きました。こんなことまでさせるのかと。いったらクラスの委員長的存在で、クラスに先生の指導を伝える役割の重労働版というか。自ら本公演もこなさなくてはいけないのに。しかも会見で、本公演のある日も直前まで稽古をしてるという話も出ていました。
    身体的にも大変な負荷のなか、下の子たちの面倒も見なくてはいけないのは大変な苦労だと思います。
    上級生のみなさんも同じようなことをされてきたのですね。

    その後、遺族側弁護士の会見を忌憚なくまとめられたものを見たのですが、ご遺族側としてはLINEの文面や、娘さんとの電話などのやり取りなどからパワハラがあったと認識されていて、ともかく「謝罪してほしい」ということが一番の想いなのだと私は思いました。

    劇団側の会見を見ていると、どんなに辛かったろうかと涙が出てきました。
    宙Pとか組長らと話し合いしても素直に言える子がいるでしょうか。
    言ったことによってまた悪い方向にいったらどうしよう、とその気持ちが大方の皆さんにはわかると思います。一般人の私の学生生活でもそういったことはありましたし。

    この問題は思われたよりもきっと長く続く可能性があり、ご遺族が特に名指しされた宙組の公演が厳しいかもしれません。
    ただ大劇場、東宝ともに劇団そのもののみならず、周囲で働く人たちの生活もありますのでそのことも鑑みたうえで正しい判断とともに早期解決を願ってやみません。

  31. てひ より:

    ここで遺族と争う姿勢を明確にした以上、現実的な未来図として音楽学校の受験者の激減は避けられないよな・・・と途中からそんなことばかり考えていました。

  32. そんそんみ より:

    私は全く逆の意見です。
    劇団側の報告書は、一見正直に全てを記載しているように思えますが、違和感を感じました。
    上級生の話は無条件に受け入れて採用しているのに、パワハラの目撃談や被害者の子の話は伝聞だとか、誰から聞いたのかわからないから、などとして一蹴して有耶無耶にしている印象です。
    さらに、彼女が仕事上で嘘をついてミスを隠したから、パワハラされても仕方ない、と言うふうに印象づけています。
    また、報告書を作成した弁護士団は、正式な第三者委員会ではなく、劇団側に批判的な意見を述べられる性質のものでは無い旨、川人弁護士が会見で仰っていました。よって、報告書の内容にはかなり偏りがあると感じます。
    あくまで報告書は劇団側の都合の良いように作られている、そう感じました。

  33. 玉から毛が生えた より:

    会見も観ましたし報告書も読みました。

    会見の様子はさておき報告書の内容は個人的には腑に落ちる内容でした。
    客観的ですし、お亡くなりになった劇団員の心情に寄り添う意思が見受けられます。

    ですが問題は報告書の内容の是非ではなく「遺族側が納得するかどうか」だと思います。
    (ご本人がお亡くなりになっている以上、ハラスメントがあったかどうかではない)

    これに関しては遺族代理人の弁護士が会見で助け舟を出していて
    「劇団側は『外部委員会』という表現をしているが第三者委員会ではない」
    「今後遺族側は事実関係を検証し直すことを求める意見書を劇団に提出する」
    「劇団側と11月末までに面談交渉を実施する予定」
    「交渉を続けることにより裁判所の手をわずらわせることなく劇団は姿勢をあらためてもらいたい」
    とおっしゃっています。

    つまり
    遺族側と劇団側で協議を行い、第三者委員会を立ち上げて事実関係を検証しましょう。
    (そして落としどころを探りましょう)
    その為には劇団の全面的な協力が必要ですよ。
    訴訟沙汰になるのはお互い嫌ですよね?
    という事です。

    個人的な予想ですが、今後、遺族側と劇団側で協力体制に入ると思います。

  34. ふゆり より:

    わたしは、義務教育の間に年単位のいじめを受けた結果、暗い希望に取り憑かれました。それでも今があるのは、思い止まったからです

    しかし「どうして思い止まったのか?」と聞かれたら「わからない」としか答えようがありません。突然いじめが終わった訳でも、適切なカウンセリングを受けられた訳でも、感動的な出来事があった訳でもないからです。自分のことなのに、数十年経ってもわからないままです。

    ヘアアイロンの件がきっかけだったのか、それが諸悪の根源だったのか。悪意を持った登場人物がいたのか、いなかったのか。今回のいじめ・パワハラ問題の答えがわかることはない気がします。世の中、白黒ハッキリすることばかりではありません。

    たしかなのは、歌劇団の労働環境に問題しかなかったことです。

    最後に。亡くなられた方と同様、加害者とされる方の名前(芸名)も表向きは非公表のはずです。公表された内容を受けて「やっぱり○○さんは悪くない」というような、名前や愛称を入れた発言を見かけますが、もやもやするのはわたしだけでしょうか…。

  35. トムヤムクン より:

    コメントさせて頂くのは2回目となりますがいつも蒼太さんのブログを愛読させて頂いております。長文となり申し訳ありません。
    私は昨日自宅におりまして、LIVEで会見をみておりました。
    外部の弁護士会からは必要とする叱責の範囲内であったと考え、パワハラ、いじめがあったと確認できなかった、とされました。ヒアリングは人によっては数回、あわせて数時間に及んだとの事で、非常に細部に渡り聞き取り調査を行ったように思います。この報告を受け、劇団としてパワハラ、いじめはなかったと考えたけれど、労働や指導が故人を追い詰めてしまった事に関して誠心誠意対応したいと話され、この報告で終わりではないとも話されておりました。2024年の公演回数や新人公演の時期など様々な課題に取組むとも話され、劇団はこの事件を重く受けとめているし、変わろうとしていると感じた次第です。
    ただ遺族は過重労働だけでなく、当該上級生方の謝罪も求めているわけで、、これで故人側が納得されるわけではないのも理解できます。他方、Xで炎上しているのを見まして世間は劇団にどう会見してもらいたかったのか、と考えてしまいます。私は少しほっとしたのは遺族との話し合いを申し出てはいるが実現していない事、遺族も拒否ではなくてまだ時期ではないとの認識だと専務理事の方が話されていた事です。
    遺族の方への対応を何もせず他の関係者への対応に追われているだけなのではないか、と先日の遺族の弁護団会見で気落ちしていたので、、。
    若い女性が亡くなっているわけで49日が過ぎようと解決する問題ではないと思いますが遺族への誠実な対応を続けていってほしい。たらればですが、調査報告がもう少し早ければ、この会見も遺族弁護団より早く行えたのではないだろうか、その場合はまた少し世間の反応がら違ったのではないか、と思ってしまいます。
    木場理事長が宙組が安全に公演できると判断できたらやります、とおっしゃいました。私は宙組の皆さんが歩みだせるのを待ちたいです。

  36. のら より:

    冷静な記事をありがとうございます。
    企業としての言い分はそうなんだよね、と思いながら会見を見ておりました。ただ、ヒアリングはマストとして受けさせるべきだったと、劇団の甘さを感じております。ご遺族側が少しでも歩み寄れるような配慮が欲しかったです。
    ただ、弁護士が会見冒頭で「劇団が会見する時間を知らなかった」と述べられたので、劇団そのものを悪としてはいないか危惧ネットで調べればわかるよと思いました。私はネットをググって調べたので、この発言に対して非常に違和感を持った次第です。
    双方、起こった事を歪めず対処して頂けるよう願ってます。

  37. より:

    ほぼ同意見です。

    週刊誌に目を通した時には「マインド」「嘘つき」などのパワーワードがどう言う文脈で出てきたのかがほぼ省かれていてミスリードさせるなあと思っていましたが、報告書を読むとそれぞれの件に関する流れが分かりやすくて。
    こちらで端的にまとめてくださってありがたいです。

    Xは大荒れで劇団批判に溢れかえってますが、そもそも第三者委員会との違いや調査報告書に対する劇団のスタンスが理解できていない方も多く拝見していて脱力します。
    パワハラが事実という前提で語る人も多くまるで現場を見ていた様に断罪する方もいて、週刊誌プロパガンダの威力をまざまざと見せつけられ空恐ろしいです。

    現実として亡くなった以上彼女が何を感じたのか最早誰にも分かりません。
    死人に口なしとはかなりキツイ印象ですが、事実としてはそう。
    だからこそ御遺族は真実を知りたいでしょうし加害者と名指しされた人もまた苦しんでいると思います。
    パワハラについては裁判するのが早いと思いますがこの報告書以上の信頼に値する証言証拠が出てくるとは思えないし、証拠採用の基準も明確で納得できたので…争う余地が見つからない気がします。

    劇団が示した改善策がきちんと遂行される事、また今回とは別件になりますが宙組内に問題があったならば合わせて改善する機会なので良い方向に舵を切ってもらえたらと思います。

  38. みき より:

    報告書読みました。
    驚いたのは稽古日程などここまでこと細かに劇団が内部事情を一般公開したことです。

    ヘアアイロンの事件は2年前のことでそれが今回の出来事の直接の引き金になったとは、裁判では認定は難しいのではないでしょうか。
    裁判は証拠が全てで、それを認定するためには当時Aさんやご家族が激しく抗議したとか、全治何週間に及ぶほどだった診断書などの証拠がなければなりません。裁判とはそういうものです。むしろヘアアイロンは、それが報道されたことで、内部に少なからずじわじわ影響を与え、それが過酷な労働環境やAさんのプレッシャーも相まって、最悪の結果になってしまったのかと。

    あと、ヘアアイロンのMさんも励ましのラインも送っていることからも、叱責した上級生含め、イジメやパワハラの意識はなく、また具体的証拠もない以上、そこを強制的に謝らせたり、処分も組織としてなかなか難しいのではと思います。決して擁護しているわけでほありませんが。

    ただご遺族は劇団の誠意を求めておられるのだと思います。
    ですので、当事者にイジメの自覚はなかったようだが、Aさんにとっては辛かった、それを劇団がすくい取れなかったと率直に謝罪はできないのでしょうか。宙組としても、原因は何であれ、組内で大切な仲間がこうした結果に至ってしまった悔恨や悲しみを表明するだけでもご遺族は多少なりとも救われないでしょうか。

  39. ドルチェ より:

    私も記者会見の中継は見ず(主様同様、会社で仕事中)、帰宅中ネットニュースより先に劇団公式掲載の報告書を読みました。
    概要版とはいえ、外部弁護士作成の報告書ごと公開するとは良い意味で驚きました。
    弁護士名も隠し報告書からこう判断しました、改善策はこうですと一方的に話すだけで終わると想像していましたので。
    過剰労働をコントロールできなかった管理責任を認め謝罪し、今生きている宝塚の舞台に立ちたい生徒は守るという劇団の姿勢を高く評価します。ええ、オールドファンですから。
    記者会見の話振りや報告書の内容がどうであれ、批判したい人は批判したいだけ、
    第三者委員会ではない、劇団に都合の悪い情報は載せない等難癖つけている人は、遺族側弁護士は遺族の意向や利益に関わらず真実だけを述べていると思っているのでしょうか?
    ニュースサイトの炎上等は想定内でしたが、こちらのような宝塚ファンしか見ないブログ(失礼ご容赦ください)に公式サイトの報告書すら読まずにコメントする人がいることにがっかりしました。
    私が気づいた範囲では、虐め加害者と報道され酷い中傷を受け続けてる生徒さんに関して、故人からの相談事に丁寧にアドバイスしていたという事実(LINEが残っていると報告書に明記)を掲載した報道機関はありませんでした。
    故人が仕事上のミスを虚言で誤魔化そうとした(と上級生が言った?)ことについても、遺族側弁護士も報道も触れていないようです。
    遺族に100%寄り添え正義の味方派も、見たいものしか見ない、信じたいものだけが真実なのです。
    私にもハイティーンの子がいますが、もし我が子がこんな亡くなり方をしたら、想像もしたくありませんが、狂気に陥り後悔と他罰感情に苛まされるでしょう。
    同様にもし、我が子が世間に虐めの加害者と誹謗中傷され続けたら、やはり気が狂うほどの悲しみと絶望の中で苦しむことでしょう。
    また、四半世紀会社員生活する身としては、社員が自死するたびに世間に公表し業務を止める一般企業はないし、パワハラ上司(と部下が言う)が1人もいないと断言できる500人規模以上(スタッフ入れればもっと?)の会社が日本にあるとは思えません。劇団は一般企業とは違うというなら(もちろん違うはず)、労働時間やパワハラについての議論を一般企業の物差しで行うのは間違っています。
    劇団が憎くてたまらない、時代錯誤な劇団を潰してしまえ(時代に合わせて独身女性限定やスター制度を廃止するようなことになれば、それはもう宝塚ではない、潰れたと同じ)と仰る方は、どうぞ宝塚に関わらずないでいただきたい。ご自身が軽蔑しているもののファンを名乗る義理はないのですから、グローバルスタンダードに即した趣味の世界を他に見つけるか、理想の歌劇団をご自身で立ち上げてください。
    宝塚に絶望から救われ生きる希望を貰い、今も観劇を生きがいとしている人もたくさんいます。
    私は宝塚ファンですから、炎上させて稼ぎたいだけのメディア情報より、世界で一つの宝塚を守り継ぐと言ってくれる劇団の公式発表を信頼したいです。
    メディアが煽る大衆の世論が間違っていたことは枚挙に暇ないですし。
    劇団を批判する人がいうところの隠蔽されて真実とやらを知りたいとは思いません。
    真実は誰にも分からない、ただ誰かを憎み責めることは人の心を蝕み続けることは確かです。未だに加害者扱いされた生徒を叩いている人は、他人を正義の剣で攻撃する快感が麻薬のように手放せないほど心が荒んでいるとしか思えません。
    まとまりなく長々と失礼しました。
    一日も早く劇団とファンに平穏が戻るよう、幹部の皆様どうぞよろしくと切に祈ります。

  40. ヅカおばば より:

    はい、オールドファンでございます。
    予想通りの会見でした。パワハラなんか公に認めるわけないですよね。制服(スーツ)組が責任をとって終わりです。

    が、芹香は次の公演で退団。ヘアアイロンさんは今公演後で退団(挨拶なし)なのでは? そして、ご遺族には謝罪(なんならHDの社長を伴って)、賠償は示談で。となりそうな予感です。パワハラについては絶対オープンにしないと思いますよ。生徒の懲罰って退団なんですよね、結局は。

    「公演はやる」と言い切っているので、宙組解体はないのでしょう。次期は初の生え抜きの桜木で、なんなら、夢白を戻したりして(ついでに95期の誰かを連れて)。中堅・下級生もそこそこの人材を移動させて「新生宙組」にするのではないかな。ちょうど宙組を作った時のように。

    「なんだかんだ言っても見るんでしょ」完全に足元見られてるようなんですが・・・
    まあ、突き詰めると宝塚って究極のオタク文化(元をただせば、温泉地の出し物で遊園地のアトラクションのひとつ)だと思うんです。好きな人は身上潰すくらいのめり込んでしまう世界なんですよ。世間一般の常識なんかあるはずない、夢の世界(闇の世界)が宝塚だと思いますよ。

  41. エマ より:

    ☓☓年劇団を見てきた者とすれば、運営に非があったことを認め謝罪しスケジュールを改善するというのは当社比では物凄い進歩と思うのですが、いかんせん会見ではもっと御本人に寄り添った姿勢を見せるべきであった思います。
    また、報告書は概ね理解できる内容でしたが上級生よりの内容で、指導は自然としても果たして叱責は必要なのか疑問です。
    某所での拾い物ですが、普通の会社員とは違って統制が取れなければ大怪我に繋がることを舞台上で繰り広げられていること、
    また通常の演劇と違って男役と娘役の在り方の指導は上級生しかできないことを見ても
    通常の会社員の規範でなく欧米で問題になっていたバレエ団などを参考に改革が進めばと思います。

  42. May より:

    蒼汰様が、公表しなくてもよいプライベートな背景に触れてまで、お考えをきちんと言語化しておられる態度、敬服の極みです。

    ここのところ感想が全く出てこずしばらくコメント投稿は控えておりました。
    SNSやブログを斜め読みしてoverviewは把握しているのですが、公式ソース(報告書)にあたるほどの熱量、関心を持ち切れない自分がおります。。そういう立場で超長文のコメントを残すのもいかがなものかとは思いますが、すみません。

    故人や遺族の無念は尊重されるべきもので、命が失われたことは重く受け止めるべき、ということは明確に思っておりますが、そこまでで止まっています。あくまでミュージカルの一分野としての宝塚好きであり、宙組ではない組の推しのミュージカルスターとしての芸事スキルを観たい、と思っているだけで、元より演目次第では贔屓組の舞台でも観ない…という非常にライトな層だからなのかもしれません。ただ、こんなライト層でも、好きな公演にはそこそこお金は落としていますので、似たようなテンションのファン層が一斉に離れたらそれなりの損失にはなるんじゃなかろうか、とも考えます。
    個人的に、娘役さんのアクセサリーにワァ凝ってる、と思うことはあれど、そこに重きを置く気にはなれませんし、入り出の服の値段やヘアセットで騒ぐファン心理も共感しづらいです。裕福な出自のお嬢さんたちをやりがい搾取してるよなぁと思います。とはいえ、競争社会で勝つためには人よりもっともっと努力しないといけないので、稽古やヘアメイクの研究など、どんどん時間を費やす方向にいくのは、決して全肯定はしていませんが仕方なかったようにも思います。だとすれば、劇団側でコントロール可能な稽古・本番のスケジュールの見直し、装飾として提供する物品の範囲の拡大、等は対応するべきだったのでしょう。

    関西というか主に大阪ですけど、昔から「ええやんええやん」「ごちゃごちゃ言いな」「よー分からへんわ」文化で、企業も公人も、不正や有耶無耶が比較的起こりやすいです(一応、大阪に親戚を持つ中の人間としての発言です、ご容赦ください)。
    コンプラ重視の金融を除き、高給取りの事業会社や外資系を見渡すとパワハラ処分が緩いのはあるあるで、生存者バイアスと言われようとも、うまく根回ししてうまく逃げるしかない、真っ向対決してもほぼ下の者が負ける、というのが実感です。宝塚も同じかと。なので、浮世離れした空間で若い娘さんが己を追い詰めてしまった過程において、例え過保護と言われようとも親が必死で守る他なかったでしょうし、取り返しのつかない結果となった遺族の後悔はいかばかりかと感じます。
    あと話は逸れますが、「先生」という肩書きはよくない。先生と呼ばれた立場の人間をas if they were somebodyと付け上がらせるだけです。さん付けで充分では?お金をいただく立場として研1からプロなのであれば、演出家側もプロとして仕事をするだけ、プロとプロのフェアな関係性を築いていくべきではないでしょうかね。小林一三先生の出身校よろしく、「先生」と呼ばれるべきは創設者だけだから教員・演出家は全てさん付けだ!でいいんじゃないでしょうか。余談でした。

    元ジェンヌの友人が、昔から人のことをあれこれ言わない彼女にしては非常に珍しく、退団後のある日に一言、「宝塚はネバーランド。みんな、時が止まっているの」とぽつりと溢したのが、今もずっと印象に残っています。
    ジェンヌさんたちが全体的に、音楽学校に入った高校生で精神年齢が止まっているのだと思えば、高校の部活ならそういう指導、グループLINEもあり得るよなー、とかなり腑に落ちるんですよね。

    だいきほといった素晴らしいミュージカルスターを輩出した養成機関として、まともな運営体制で存続できるように、改善方向にいけばいいなと遠巻きに見ています。

  43. りおか より:

    私も記者会見は見ず報告書を読みました。

    正直なところ列記されている事象自体は、当然の対応でありパワハラとは言い難いなと思う一方で、声がけできない、ミスを誤魔化すといったことは心理的安全性が低い職場の特性であることから、組内の雰囲気はあまり良くなさそうと思わざるをえないです。

    睡眠不足をはじめとした身体的疲労が精神状態の悪化をもたらします。
    宝塚の深夜に及ぶ稽古時間、アクセサリー作りの負担などは、明確な事実として知っていた人は多いはずです。
    今さらながらですが異常なことと認識し、ジェンヌさんの身体的、精神的負担が軽減されれば良いと思います。

  44. あかねさす紫 より:

    多数の熱いメントが届いているようですが、ご多忙のところ、私も度々のコメント失礼致します。

    劇団は「組織の問題」とすることで生徒を守り、生徒を守ることで現在の5組体制と今後の収益を守ろうと決めています。宙組トップは芹香さん続行。これも仕方ありません。首を切れという声も多数ですが、「芹香さんのパワハラだけ」が今回の不幸の原因ではないので、芹香さんを引責退団させれば、逆に訴訟ものです。

    今回の劇団の発表に失望の声が渦巻いていますが、私は当然の内容だと思っております。遺族に会えず、訴訟も視野に入る状況で、守ると決めた上級生の非を安易に認める報告は出せません。その為、パワハラ疑惑の4名について、嘘は書けませんから、ヒアリング拒否という体裁で問題になりそうな内容の報告書への記載を回避したと思われます。よってパワハラについては0回答となり、世論が納得しないわけですが、それも止む無しと思っている事でしょう。

    そうは言うものの、私は訴訟に発展することには懐疑的です。ご遺族側弁護人も訴訟については歯切れが悪い。恐らくパワハラを争点にした訴訟は難しいと考えているのではないかと思います。双方の協議で妥協点を探り、決着。これが私の希望的観測です。
    もちろんパワハラ疑惑の上級生は、法的な罪の有無とは関係なく、過酷な状況を知りつつ、故人をフォローせず追い詰めたことに対して、心の底からお詫びしてほしいです。

    ただ、ご遺族と文春が繋がっていることが垣間見えてから、私は少し視点が変わってしまいました。文春を通じて名前を晒されている上級生たちは、代理人弁護士の会見で文春の内容をフォローをしたことにより、まだ疑惑の段階であるにも関わらず、もうすでにパワハラが決定事項として、苛烈な社会的制裁を受けていると思うのです。

    文春を通した情報戦が始まってから、宙組はさらに仲間を信じられない集団になり、分断され、崩壊の一途を辿っっています。疑心暗鬼の中で、宙組生全員が苦しんだと思います。元から腐っていたと言われればそれまでですが、悪の巣窟のように蔑まれる宙組が哀れにも感じられ…。
    ご遺族の傷が癒された上で、宙組も生まれ変わって新たな道を歩んで欲しいと、非常に少数意見だろうと自覚しつつコメントさせて頂きます。

  45. もん より:

    そうた様の見解が、私の考えに近いと思い投稿しました。劇団の報告書は、調査結果として、妥当かと。取り調べでなく調査ですからね。今後、また展開がありますよね。ただ、会見がうまくないですね。おしゃべりの専門でないですから。
    弁護士は、おしゃべりの専門でもありますけれど。しかしながら、この世論の中、よく出てきて話されたと感じました。辞任の理事も。

    音楽学校の特殊制、歌劇団の稽古公演体制、スターシステム、今回の件、課題がごっちゃになって、世間は思いつくまま浅はかに発信し、それが誰かを傷つけていることに気付かず。SNS関係、人の質を下げます。

    人は、もっと深くてそれぞれ様々な事情を抱えて生きていますから。
    誰のせいだ、何のせいだ、こうすべき、なんて単純には言えない案件なのに。

    こちらのブログは、事実として明るみになっていることと、その出元と、自身の見解とそのあいまいさとその理由と、わかりやすく気持ちよく拝読しました。

  46. 半年寝かせ太郎 より:

    いつもお疲れ様です。

    本件の行方は仰る通りもう生暖かく見守るしかないのですが、今回の報告書を読み、思い出すことがありました。

    たしか去年末あたりに制作スタッフの募集を開始していて、なんだろうと思っておりました。

    プロデューサー候補は電鉄経由の採用のはずですし、演出制作志望であれば演出助手採用があります。
    また、実際の公演の進行管理であれば宝塚舞台があります。

    これって今回報告書にもあった衣装合わせなど事務的な調整、制作進行管理を生徒や演出家、衣装部などの間に入って取りまとめる事務職だったのかな、と(当時、募集要項ではよく分からず)。

    ただでさえ過密な公演スケジュールに、原作ものやコラボものが増えるなど、プロデューサーは対外的な折衝、調整業務が増えていると想像できますし、演出助手も激務のなかで辞めていき人足らず、さらに演出家も若返りで演出制作面の仕事に専念したいとなると、事務的な舞台制作進行管理の専門人材が必要な状況だったのかな、と思います。

    前理事長のイケイケ状態から少しずつ歪み、疲弊は見えていて、仰る通り木場理事長の責務はイケイケを継続しつつも、劇団内の歪み、疲弊を軟着陸させることだったのかもしれません。

  47. 超超ライトファン より:

    自分にとってははわかりやすい結果だと思いました。

    (劇場側)
    ・指導、叱責や弁明会などは実際あったが、劇団内では通常行われている範囲内である。(※一般社会ではこれをいじめ、パワハラと言うが)
    ・長の学年が2名しかいなかったため過労死ラインの過重労働になってしまうことを劇団側が判断できなかった。
    ・過重労働のため、ミスが重なり余計に叱責される場面が増える結果になってしまった。
    ・このような事は全て劇団側の判断ミスであったので謝罪し、今後は労働環境の改善を行う。
    ・上級生4名については、(※ヅカレベルでは)普通の事をしていただけなので、契約打ち切りまでには至らない。

    (遺族側)
    ・過重労働については認められた。
    ・組の上級生は、過重労働で追い詰められていた娘さんに叱責を重ね、更に追い詰めたように感じる。
    ・このことは、はっきりとした証拠を上げるのは困難で、裁判沙汰にするのは難しい。
    ・とにかく自分たちが追い詰めたせいで娘さんが亡くなったことを認め、謝罪だけでもして欲しい。

    (巷の人)
    ・宝塚のシステムとか伝統とかよく知らんがいじめをやった4人を吊し上げ叩き潰し世間から抹殺してすっきりしたい。

    (自分の考え)
    ・上級生と下級生の分断、「外部漏らし」を疑われたことなど、厳しい言葉をかけた人だけでなく、故人に対して上級生のそこはかとなく冷たい対応などはあったと思う。誰と誰のパワハラが原因だったと断定するのは難しいと思う。

  48. さんさん より:

    いろいろな意見があるのは承知ですが、関西の夕方のニュースで最近退団されたOG(同期?)の方が厳しい叱責はあったがいじめはなかったとお話しされていました。
    ヘアアイロンの件は一応軽く謝罪はあったが、その謝罪に不満があったそうです。
    いろいろな事が重なってこのような事になってしまったのではと推測されていて、文春が出た時点でもっと適切に対象できていればと残念でなりません。

    ちょこちょこOGさんの話しが出てきていますが、誰が悪いとかではなくパワハラまがいの悪習や環境が悪いんですよね。
    音校時代に本科になる厳し過ぎる指導はやめようと同期と話し合ったが、音校上部に伝統が廃れるからと無理強いされたとも話していました。
    ちなみにそのOGさんは優しい上級生にいじめから救ってもらったが、今の宙組にはそのような上級生がいなくなってしまったそうです。

    絶対に知っているはずなのにパワハラはない、いじめを見た事はないと言い切ってしまう上層部ではどうしようもないですね。

    今回の事も宝塚内では伝統でも世間一般的にはパワハラです。
    内部にいると麻痺して分からないんでしょうか?
    本当にこれからどうしていくのかが心配です。

  49. Koara より:

    厳しい上下関係や「指導」、睡眠時間を削った惜しまない努力は今の宝塚をより魅力的なものにしているのでしょうか?

    私がこの騒動から考えた問いです。

    報告書を読んで感じたのは、被災者を助ける、サポートする生徒の少なさです。もちろん報告書に載っていないだけかもしれませんが、劇団に有利に働く情報をわざわざ省くとは考えにくいので確認できなかった可能性は高いです。被災者のキャパがオーバーしているのは明らかにも関わらず上級生がサポートしない、正論だとしても「指導」を続けていくことには疑問を感じました。新公学年内で解決することが毎年の伝統だからということなのかもしれませんが、そこまでして守られる必要はあるのでしょうか。
    また、いじめ、ハラスメント等が本当になかったとするならば、今の劇団ルールを変えない限りは、被災者と同じような状況の生徒を生み出してしまうことを意味していると思います。この点は深く受け止め、改善して欲しいです。
    厳しいレッスンを受けた生徒による学芸会、伝統芸能としての宝塚から、エンタメとしての宝塚に長い時間をかけてシフトしてきた、させてきた。それに伴い宝塚を目指す層も変わってきたはずなのに劇団内部は変われなかった。この歪みが一気に爆発してしまった気がします。
    今回、ハラスメントの有無に関わらず、上級生を応援するファンの声が被災者を少しずつ苦しめていた事実はあると思います。ハラスメントがないのだとしたら尚更、他の組にも追い詰められている生徒がいる可能性もあります。誰かを応援することに誰かを傷つけるリスクがある。純粋なファンほど耐えきれない現実でしょう。どうか何も考えずに宝塚を応援できる日が来ることを願っています。

    人様のブログで長々とお気持ち表明してすみません。

  50. でぶちょ より:

    歴だけはながい、超ライトファンです。

    色々憂えてきましたが、観劇回数が少なく、グッズだって大して購入しないド庶民ビンボー人の私の様な人間が、声高に改革を!と叫んだところで、お金をジャブジャブ落としている太いお客様は、あんまり危機感無いみたいなので、たぶん変わらないんだろうなぁ~、と冷めた目で見るようになりました。

    常々、宝塚をとりあげる切り口って、「秘密の女の園に潜入」みたいな感じで、予科生の奇妙な生態(髪型とか、あれを変って感じないのかな?)とか、舞台の内容や演目がバラエティーに富んでいる事なんて、これっぽっちも取り上げてもらえないでしょ?

    そんな世界観、ハラスメントにしたって「絶滅危惧種の宝庫!」みたいに思えば、それはそれか?なんて茶化してもみたり。

    でも、人が亡くなられた事実を考えたら、弱い奴、力のない奴、金のない奴はいらない世界なんて公言したも同様な舞台を観たい人、劇団員になりたい人なんて、減少の一途でしょうね。

    いっそ、宝塚ファミリーランドや宝塚温泉、宝塚プールみたいに、他のお楽しみとのセット、組み合わせ?抱き合わせ?みたいな、ユル〜い感じを目指すのかな?

  51. 公美 より:

    いつも客観的で興味深いブログをありがとうございます。
    沢山の批判の的になってしまった宝塚。しかし私は今回の会見、報告者について一定の評価をしています。
    「パワハラが確認できなかった」という発表が拡大されて歌劇団は何も変わろうとしていない!という論調が多いですが、少なくとも長時間にわたる勤務には改善策が出ています。
    そして、報告書など最後には弁護士による改善の必要性も結論として述べられている。実際に、音楽学校でも色々な無駄な伝統が廃止されてますよね。
    ハラスメントについては、私は劇団の方針として「劇団が全ての責を負い、生徒を守る」という方向性をとったのだと思います。激しい競争社会である宝塚、おそらくパワハラに近いような厳しい指導、グレーな部分もたくさんあることでしょう。
    しかし、今回確定していないパワハラをもとに名前の出ている生徒たちを前面に出して謝罪させた場合、宝塚ファンの皆さんは劇団を称賛するのでしょうか?
    私は生徒を前面に出して守らなかったという批判が吹き荒れると思うのですが。
    そして生徒を前面に出したのち、激しい誹謗中傷がSNSで吹き荒れることでしょう。
    二次被害の心配もあります。
    それらを見据えて、今回は劇団の労働管理に問題があったとして劇団が責任を負うことにしたのだと思います。理事長も退任します。
    そしてこれから宝塚は少しずつ変わっていくと思っています。
    私がファンとして思うのは、あまりファンが生徒を追い詰めてはいけないということです。
    例えば新人公演の配信はやめるべきだと思います。まだ失敗が許されて良いはずの新人公演の配信で色々批判されて生徒は苦しんでいると思います。
    私は、2人のジェンヌさんと親御さんを含めての知り合いです。2人とも宙組ではないですが、1人は中堅の男役さん、1人は新公学年の娘役さんです。宝塚のお稽古などの大変な部分についても聞いています。そんな中で、男役さんのお母様の言葉「娘はこの仕事に就くことができて、本当に喜んでいます。舞台が大好きなんです」という言葉が頭に残っています。
    宝塚は生徒に幸せもくれているはずです。
    激しい競争社会の宝塚、グレーな部分、改善が必要な部分はたくさんあるし、改善しなくてはならないと思います。ハラスメントが本当にあるなら解決していかなくてはならないと思います。
    そしてそれは、これから少しずつ改善の方向に進んでゆくと信じています。
    そして蒼汰さんのように多面的に客観的に描いてくださるブロガーさんもいる一方、宝塚を一面的に批判しているブロガーさんもいます。
    一面的に批判するそうしたブロガーさんがじゃあ宝塚を見なくなるか、ブログを閉じるか、と思えばきっと少し経ったら花組前ツの感想やら雪組の感想を書いてくると予想します。
    ファン自身がジェンヌさんを消費しているのではないでしょうか。
    長くなりましたが、私はこれからも宝塚が良い方向に向かうことを見守っていきたいと思います。

  52. ちゃん より:

    宝塚歌劇団は日本を代表する劇団だと思っていたのですが、運営元は広告塔くらいにしか思ってないんですかね。10代から20代の芸能人は、外部だったら私生活までわりとお世話してもらっているイメージがあるのですが、抱える人数が多すぎますね。日本の悪い慣習全部載せみたいなところがありそうですが、ここが変わって日本の芸能分野の働き方改革まで波及しないかなと考えていました。きっかけという言葉では不謹慎ですが、素晴らしい才能たちが守られる世界であってほしいと改めて思いました。

  53. より:

    調査報告書を読み、遺族代理人弁護士の会見を見ました。
    労働問題については認める形でしたので、今後の改善内容が効果的であること、それが検証されることを期待します。ただ、あるOGさんがいいねをしているものを見ると、ただ労働時間を短くすればいいというわけではなさそうですが…。継続的に労働環境の改善が図られるといいですね。
    パワハラについては、遺族が主張するパワハラを否定する形で調査報告書が作られているせいか、週刊誌の見出しにあったような出来事がまったくの事実無根ではなかったことに驚きました。本件には関係ありませんが、デュエダンの釈明がめちゃくちゃ気になります。
    さて、パワハラに該当しないとする根拠はおそらく発言者本人の証言なのでしょうがパワハラを否定するのは証拠が要らず、パワハラを肯定するためには数人の証言や本人のラインでは足りないというところが何とまあ…。そして位置が反対側だから近付くはずがないと庇うつもりなのでしょうが、廊下で過呼吸起こしてる人を放置してリフレッシュコーナーに向かうのもそれはそれで酷くない?と、地味に思いました。見えない位置なんでしょうかね…。
    報告書を見る限りでは、ヘアアイロン事件そのものよりも週刊誌で報道された後の周囲の当たり方の方がストレスになりそうです。過重労働、睡眠不足によって精神と体調に異変を来していた所に、度重なる叱責がコップの水を溢れさせる最後の一滴になったように見えます。
    報告書にも「新たな証拠によって事実と確認されたものを訂正する可能性がある」と書いてありますので、今後の対応を注視していきたいと思います。