緊急提言②直面しうる最悪のシナリオ

 

本稿は①これまでの経緯を改めて確認したうえでの今後について②劇団が直面する可能性のある最悪のシナリオについて、の二部構成で考えていた記事でした。が、書き出して逡巡しては消しを繰り返し、これまでブログへの掲載を控えていました。なぜなら、これまで私がブログ運営をするにあたって課していた一番の絶対的ルールである「政治的思想や宗教の話を持ち込まない」を破ることになるからです。

ですが、私と管理人が危惧している最悪のシナリオに向かって突き進みつつある現状を察知したため、書き綴ることにしました。本来であれば2部構成で丁寧に書くべきところですが、時間がないためオチの方を先行して書きます。

断っておきますが、本稿は政治的思想という非常にセンシティブな内容を取り扱っています。そういうネタが嫌いな人はこの時点で「戻る」を押しましょう。そして私は自分の考えを押し付けるつもりはなく、「こういう心配をしている人もいる」という、あくまで心配ごとが趣旨です。よって、内容についての意義申し立てや反論については「なるほど、あなたはそういう考えなのですね」としか言えませんので、ご理解ください。

 

劇団が直面しうる最悪のシナリオ

 

前置きを長く取りましたが、結論をバッサリ先に申し上げます。私たちが危惧していること、それは今回の問題で「非常に攻撃的」かつ「過激派」な人権主義的活動家の方々に標的にされることです。なぜに括弧書きをしたかといえば、例えばリベラルやフェミニズムというのは立派な思想・主義であり、それに基づいて素晴らしく前向きで、建設的な社会活動を熱心にされている方も大勢いる一方で、あえて特定の文化や趣味の世界を偏重的に攻撃し、炎上させる人「も」居るからです。

では、仮にそういう人たちに目をつけられた場合に起こりうることを書き出しましょう。まずは「被害者」と呼ばれる人たちを集め、決起させ会を結成し、劇団に対して謝罪と賠償を要求すること。これにより劇団と遺族の間だけの問題だった世界線が開かれ、より長期化かつ解決困難な状況に持ち込むでしょう。

となると、どうなるか。問題が解決するまで公演は全部中止だという話になるし、舞台を観に行くファンもいじめの片棒を担ぐ加害者扱いし、徹底的に攻撃されるでしょう。また、「チケットを買って公演を観に行くことは、劇団を支持することと同じだ」として、不買運動まで煽動すると思います。これを世間ではキャンセルカルチャー(主にSNS上で、過去の言動などを理由に対象の人物を追放する現代における排斥の形態。過去の犯罪や不祥事を大衆に拡散して炎上を誘って社会的地位を失わせる運動や、それを良しとする風潮を指す)と呼ぶのを、ご存知ですか?

さらに突き進めば、過去の宝塚の名作たちが「男尊女卑だ」として上演・放映中止になったり、その脚本家や演出家、はたまた出演者であるスターたちが攻撃の的になるかもしれません。考え過ぎだと思いますか?

もちろん私もそう思っていました。けど、事実その最悪のシナリオまでのレールが着々と引かれつつあるのです。

 

絶望のカウントダウン

 

この事件が起きた時から述べていますが、今回の問題の「解決」とは、遺族の納得です。なぜAさんは尊い命を自ら捨てなければならくなったのか。その原因を明らかにし、遺族へ説明・謝罪をするとともに、二度とこのようなことが起きないよう企業として体制を整備しなければなりません。

そのうえで、企業としての問題個人の問題(複雑に絡み合っていますが)別々に考えるべきだと私は思います。例えば劣悪な労働環境については、少なくとも阪急阪神HDは上場している企業として報告・公開の義務があります。ですから、再調査や労基が入ることも当然で、その結果を踏まえより良く改善していかなければなりません。

ですが、個人の問題は違います。パワハラがあったのかなかったのか、謝罪はあったのかなかったのか、明確な証拠が外野には分からない個人的な問題について、私は他人が擁護も批判も出来ないと思うし、それは劇団と遺族の中で行われるべきことだと思います。もちろん劇団には遺族に寄り添って欲しいと心から願っていますけれど、もし交渉が決裂したのなら、法の場で決着をつけるしかないのかもしれません。

つまり、本来であれば「劇団と遺族との間で話し合われるべきこと」で「遺族の納得と承知」がたどり着くべきゴールだったはずなのに、劇団が下手をうってワイドショーで大炎上するハメになった。私が週刊誌やワイドショーの類を嫌悪しているのは、事件がエンタメ化することで大切な事実が、最終的なゴールが捻じ曲がってしまうからです。

そしてこのまま放置しておけば、遺族の本来の希望そっちのけで極端な人権主義的活動家が主体となって入れ替わり、どんどん薪をくべ、問題はさらに大きく、大衆的になっていく。はい、これが最悪のフェーズです。こうならないように緊急提言①で「劇団VS迫害されたものという代理戦争に気をつけろ」と書きましたが、もちろん私の便所の落書きレベルの戯言が届くはずもなく…そして想像通りの結果にたどり着いてしまいました。

このままいくと、誰とも知れない「自称」被害者が続々と現れ、企業の体制を批判し、それを愛するファンも批判し、弱体化したところで賠償を請求するだけでなく、業界自体も破壊しつくされるかもしれない…。まさしく第2のジャ〇ーズへのカウントダウンが始まっていることに、果たして阪急阪神のお偉方と、批判に熱心なファンは自覚しているのでしょうかね?

 

宝塚とファンの「これから」

 

改めて書きますが、劇団は人が一人亡くなった事実を受け止め、その運営方法について軌道修正を図るべきです。そして400人を超える団員とそこで働く人々の声を拾い、ケアに努め、まさしく「清く、正しく、美しく」な舞台興行を果たす責任があると思います。そして月組トップスターが「舞台を開けるために組子一同心を合わせた(意訳)的なことを挨拶していたわけで、舞台を開けたいと願うタカラジェンヌが居るのであれば、私は繋いでいくべきだと思います。それは理念の話だけでなく、興行という現実的な問題としても(週刊誌報道についてはノンタッチです)

一方でファンの受け止め方は様々で、劇団に猛烈に怒り狂う人、愛想をつかす人、今はチケットを取りたくないし舞台も観たくない人、贔屓のためにと嫌々通う人、全然気にならない人…色々あって、色々いいと思います。暗い感情を抱くのは当然だし、それをありのまま受け止めるのも個人の問題でしょう。

一方で私は、Aさんへの悼む気持ちは忘れないけれども、取れたチケット分は舞台興行として楽しむ、といういつものペースで参加していくつもりです。劇団の動きについては単純に静観モード、ただ現実的に出された結果を受け入れます。ですから、「今は観に行くべきではない」などと言われる筋合いはないし、そんなことを言われても「じゃあお前は観に行かなきゃええやん」で終わりなのです。

そしてこれは宝塚だから、ではなく、ジャニーズも、歌舞伎も、全部同じだと思っています。嫌な人は離れれば良いし、好き好む人はそのまま居ればいい。ただ、キャンセルカルチャーとして劇団を不必要に批判し、社会的地位を下げる行為は個人的に許せないと思うし、「愛がゆえに批判もする」ファンの行為が結果的にそれを一助している事実に何とも言えない気持ちになる…というお話でした。

 

あとがき

 

なお、冒頭にも述べた通り、本稿は2部構成の後編を先に書いてしまったものであり、ひっじょーーーーーーーーに思想的に偏っていることを自覚しております。

これまでの経緯や事実確認、これからについての柔らかい個人的な感想については前編として後に掲載する予定です。…気分が変わらなければ。(小声)

 

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コメント

  1. イレーヌ より:

    蒼汰さん
    こんばんは。
    扱い難いテーマについてご提言頂きありがとうございます。
    宝塚が第二のジャ○ーズに向かっていること、私も大変危惧しております。
    メディアに出ている某OG(最早OGと呼んでいいのかわからない在籍期間ですが・・)が人権活動団体と関係しているようで、
    これはジャ○ーズ問題の「当事者の会」のバックにも同じく人権活動団体がいるのとよく似ています。
    万博アンバサダーの活動も当面休止だそうで、これもCMが一気に放送見合わせに追い込まれたジャ○ーズを思い出します。
    この流れが加速し、スポンサーが離れたり、メディアミックス系の作品がコラボ白紙等の事態になれば公演継続も危ういです。
    同じように1回目の会見が大炎上したジャ○ーズという先例がありながら、あのような世間知らずな会見をしてしまった劇団には絶望と不安しかありません。どうかジャ○ーズと同じ末路を辿らないようにここからの立て直しを頑張ってもらいたいですが・・。
    証拠がない中、全面降伏して会社を廃業し、法を超えた補償を宣言したジャ○ーズがあんな状況ですから、一体どうすれば世間が納得するのか最早わからないですね。気に入らない対象が潰れるまで徹底的に叩く現代社会が恐ろしいです。

    ジャ○オタ兼ヅカオタの私には踏んだり蹴ったりな年になりました。とほほ
    (不適切であれば非承認でお願いします。)

  2. 焼き鳥 より:

    そうたさんこんばんは
    川人弁護士がマスコミを使って世論を味方に付けるやり方をする人だから、余計面倒ですね
    劇団が最悪の会見をやったから、ますますマスコミが騒ぎ川人弁護士によって「その手」の団体に目をつけられて未来が見えません…
    早急に解決しないとまずいのに、劇団はまた無かった事にしようとして長引かせそうでウンザリです

  3. 五條 より:

    おっしゃる通りですね。ジャニーズも歌舞伎も、もうそっちのアレが絡みついているようで。

    ぶっちゃけ遺族さえ納得できるならもうそれでいいだろうと思うのですが、ここで劇団が対応ミスって大チョンボ。せっかく表沙汰にせずに劇団と直接やり取りしてくれていたのに。多分遺族を舐めてたのかなと。ここまではやるまいと考えていたのかな、と思います。
    結果、最強格の弁護士つけて厚生労働省で会見開いて全部ぶちまけられた。ならば関係ない外の方々のご意見も頂戴いたしましょうか、という。焦ったでしょうね。
    劇団は「(宝塚歌劇団の常識としては)パワハラやイジメはない」でうっちゃろうとしたら、被害者弁護士から「いやそれ令和の世間一般ではパワハラやイジメに該当するんやで。じゃあ世間に聞いてみましょか」とやられてしまった感じ。

    もし裏で遺族とやり取りを終えられていたら、労基すら入らなかったかも?完全にやらかしましたね。この後もし活動家に目をつけられて色々されても、劇団の自業自得です。
    が、劇団のチョンボに巻き込まれたジェンヌ(宙除く)及びファンは、本当にただただ被害者です。ベンチがアホだから野球ができへんとはよく言ったものです。
    週刊誌の記事がどこまで本当かはわかりませんが、一旦止めて完全降伏し、今後一切のパワハラ及びイジメ行為を無くす為に心機一転したほうが、ダメージは少ないかもしれません。結果、宙組は切られるかもしれませんが…。

    新潮や文春、どこまでが本当かはわかりません。今までを鑑みるに全てが嘘ではないのでしょうが。
    ・彩風柚香礼の3人が意志を共にして劇団へ直談判(月城も知っているかと。元雪で彩風とは仲が良く、95期ということもあるので連絡はしているでしょう)
    ・桜木と副組長は、被害者が亡くなった数日後には独自に動いていた(恐らく芹香と組長には無断で)。

    これらが本当ならば、今のまま宙組再開は相当難しい。ただ物語として出来すぎてねーか?と感じるので、だいぶ創作入ってるような気がします。

  4. まりまり より:

    いつも拝読しております。
    まさに、大多数の『声無きファン』の思いを代弁するような記事をありがとうございます。
    あくまでも第三者でしかない、なんならファンでもなんでもないであろう方々による『必要以上の過剰な』事実の開示要求の声には本当に、うんざりしております。
    悲しい結末に至ってしまった彼女の個人事情の事実を知る権利なんて誰にも無いし、また知ることはできないのです。
    また、公演を望む現役の団員やファンの気持ちを踏みにじる権利もまた同様で、関係ない第三者たちからどうこう言われる筋合いなどないのです。
    ご遺族の気持ちに寄り添うべきなのはあくまでも企業としての宝塚であり、それ以外の当事者でもなんでもない、ゴシップとして本件に群がる第三者たちこそ、一番嫌悪されるべき存在だと思っております。
    私は縁あって月組の前楽を観に行くことができました。久しぶりの生観劇、本当に素敵でした。みんなが愛され、気持ちよく過ごせる環境が整うよう、微力な1人のファンとして、『清く正しく美しく』応援していこうと改めて感じました。

  5. 芹香グッズは全買いした より:

    蒼汰様
    おはようございます。

    もうね。
    鼻で笑っちゃいますよ、最新の週刊誌報道の内容。
    (読んでてすみません)
    元々お粗末さはありましたが、ついにそれが露呈。

    あれを読んで手の平くるくるで宙二番手さんを称賛した人もいましたが、私はけっこう、冷静にトーンダウンする人が出てきた印象があります。

    結局は正義や解決のためでなくてっとりばやく稼ぐため。
    根本的なシステムの問題を叩くのではなく、たまたま今顔を出しているジェンヌさんの個人攻撃に走り続けている。
    そういうことに気づいた人が出てきたし、これから増えていくのだろうと思います。

  6. でぶちょ より:

    冷静に。

    宝塚歌劇を楽しみ、愛し、応援している(いた)ファンの皆様、お疲れ様です。
    亡くなられた生徒さんの四十九日も過ぎ、私の心情も変化してきました。

    そもそも、他人を批判出来るほど、自分がハラスメントの知識があるのか?宝塚歌劇の運営方法に関する知識が、部外者の私が知りようもないわけですし。

    良い子ちゃんぶるわけではなく、一部の生徒さんや組を攻撃したところで、ナンの問題解決にもならない、どころか真逆の結果を招く可能性も大だし。

    オールドファンの方の中には、「伝統」を持ち出して昔話を始めて、ややもすれば亡くなられた方に非があるような論調には怒りを覚えますし、恥ずかしいからファンを名乗るのやめてくれ〜と心底がっかりしますが、面と向かって論破出来るはずもないので、モヤモヤするだけ。見ない(読まない)のが一番とはいえ、他人の見解をシャットダウンして向かう先にあるのは、今の宝塚歌劇運営陣そのままですし。

    運営側は96期の時と同様に、有耶無耶に済ませられると踏んだのかもしれませんが、10年以上経って、社会が人権問題に過敏になっている今、それは無理なお話。

    考えてみたら、ショーでよくある男役が娘役の頬を叩くとか、振られてナイフで刺すとか、今のTVじゃムリムリ。舞台の上でタバコを吸うなとは言いませんが、本当に難しい。

    中・高生の娘たちから見ると、私は昭和ってOSをインストールされて、アップデートが追いついてないんだそう。確かにいつフリーズしてもおかしくないな。

    今の若い生徒さんの価値観や生態なんて、幹部にはチンプンカンプンでしょうね。

    年寄りに出来ることは、静かに見守ることだくです。

  7. YK より:

    いつも記事を楽しみに拝見しております。
    宝塚は雲行きの怪しい方向へ進んでいるものの、ライトファンとして正直なにも心配してないというのが本音です。
    ジャニーズを引き合いに出されてますが、皆さんご存知の通り彼らはマス的なテレビと広告スポンサーなしではやっていけない体制だったのに対して、宝塚は自前の劇場を持ちメディアの宣伝が無くても公演が出来る点が基盤としての堅固さが違うと思います。
    また巷から大批判の記者会見(私もどうかと思った口ですが)も親会社の阪急の事前検閲がバッチリ入っていることは大企業の末端にいる私からも明らかであり、どんなに再調査しても阪急&宝塚は大筋を変える気は毛頭ないでしょう。知り合いから聞くに阪急グループの結束(特に関西)は良くも悪くも凄まじいものがあります。なので再調査自体が茶番ですね。
    鉄道というユーザーが使わざるえない企業とそれをバックに独自路線を敷ける劇団という閉ざされた帝国の次の一手(あるのか?)が楽しみです。
    長文&乱文失礼しました。

  8. おかず より:

    こんにちは。

    ヤフコメ見ている限りでは、キャンセルカルチャー状態ですよね。コメントを読んでいると、宝塚を一回も見たことのない人や、宝塚のファンなんだろうなと思う人さまざまですが、コメントの中で、~するべき、~べきのべき子さんは、私は苦手です。上から目線というか、意見の押し付けのように感じてしまって…今の状況でも、観劇したい人はすればいいし、離れたいなら離れればいい。べき子さん達大きなお世話だと思っています。私は生観劇はなかなか出来ませんが、これからどうなるか静かに見守りたいと思います。

  9. ちゃとらし より:

    いつも記事拝読しております。

    私も個人の意見となりますが…

    ご遺族の納得、それがないと筋が通らないのは私もそう思いますが、大切なお嬢様が亡くなられた事実を受け入れるだけでも長い年月がかかると思います。
    劇団が今よりもっと誠実な対応をしたところで、ご遺族が納得して「公演を再開しても良い」と言うには数ヶ月の時間では到底足りないのではと想像します。
    永遠に納得できない、許せない可能性もあるかもしれません。
    ご遺族の納得を得て再開というのは理想の形ではありますが、現実的には非常に険しい茨の道であると感じます。
    ましてやご遺族の主張に反発している現状は、茨の道に毒蛇を放ったようなものだと感じます…。
    そして蒼汰さんがおっしゃるように過激派の攻撃も受けやすくなってしまったと思います。

    (身も蓋もないような現実的な話ですが、過去に起きたパワハラの末の自死の場合、パワハラを認め遺族に謝罪した場合でも和解に至るまで3年以上はかかっている印象です)

    一方で公演再開を待ち望む気持ちもあります。ライトなファンですが、芹香さんがトップとして大階段に立つ姿を見たい気持ちもあり、とても複雑な心境です。

  10. うどん より:

    いつも拝読しております。
    初めてコメント致します。

    ご遺族側の最初の会見のあと某SNSで「それでも私は芹香さんの宙組が観たい。観たくない人は観なければいいのに。」とつぶやいたところ「そんな考えのやつ信じられない、こいつヤバい。」みたいなコメントやら引用リプライやらをされました。
    過去ツイまで漁って宝塚と全く関係のないつぶやきにまでイチャモンつけてくるほどの粘着質ぶりを発揮した人もいました。

    別に宝塚観劇は国民の義務でもなんでもないのだから嫌だと思うなら放っておけばいいのになんであんなに過激になれるのでしょうね?
    歪んだ正義感と世直し気分にウンザリです。

    芹香さんのFF16を楽しみにしている、と思っていても言いづらい人も多いのではないのかな?
    私は元々芹香さんが好きなのでそっち側に偏っていると言われればそれまでですが芹香さんのこともまっぷーさんのことも変わらず応援していますし、そういう考えも許容される世の中であってほしいです。

  11. モモ より:

    私もここしばらく、書かれていることと同じことを考え、懸念していました。決して小さな問題と考えているわけではありませんし、劇団が改善しなければならない点は多々あるでしょう。ですが、自分の正義を振りかざして騒げば良いわけじゃない。そもそも、部外者が騒ぐ話でもない。もっと建設的な方向で着地できることを切に願っています。

  12. PY より:

    よくぞ書いて下さったという気持ちです。この事件が起きた時から、こういうシナリオになってしまうのではないかと危惧しておりました。

    彼ら(敢えて書きませんが)の食い物にされてはいけない、でも時すでに遅しといったところが辛いです。

  13. HIRO より:

    勇気のいるコメントをありがとうございます。

    ブログを拝読し、
    活動家に踊らされる市民にならないよう、自分の考えを持ち、冷静に見守りたいと思いましたた。

    (宝塚の革命のシーンにそういう場面ありましたね。うる覚えですが、神々の土地のラストの方で活動家が市民の押さえられた感情を利用するみたいな。)

  14. コスモスハート より:

    蒼汰様

    数日前までは、私も最悪のシナリオ、想像していました。しかし、何とか遺族と話をした模様。内容は現段階で、伏せられているようですが。
    最悪な事だけは回避できる?かな?
    しかし、労基が入ったから、残業代を払うとなると、今、60時間越えから50%増し、全員に払ったら、一億超えるかもね。宙組は数日でも公演しようと思っているか知りませんが、多分無理かな??もし、下級生に対して、あなた達はいてもいなくても同じ、なんて発言していた事が本当だとしたら、増上慢、思い上がりではないのか。
    でも、そんなことは言ってないと信じたい。
    NHK杯とか見ていて、スケートのコーチのアドバイスに感銘しました。
    完璧なスケートを目指していると、完璧って何
    ?となる。どこまでで完璧?
    そうではなく、素晴らしい演技を目指しましょう。観客席の1番後ろの奥に、あなたを見にきている子供達がいるとする、その子供達にも伝わるように、素晴らしい演技を目指す事が大切だと思う、というような事を言われていました。
    宙組の東京公演をするにしても、どういう挨拶をして再開できるのか?なかなか、それをイメージするのは、???まだ厳しい。
    110年、これで維持した、引き継いできた芸、とは言うけれど、確かに、そうかも、でも、もしかすると潰してしまった逸材もいたかもしれない、と私は思う。
    天才は少ない。しかし、天才を見つけられる能力のある人も少ない。

  15. けれどチケットは欲しい より:

    宝塚これからも見るしその姿勢が劇団のあの適当な会見に繋がるんだろうなと鬱になるのですが、それはそうと我々は1789であんなにフランス人権宣言を聞いたのに、その他演目でも革命やら弱い市民やらに涙してきたのにいざ人が死んで人権派笑が来たらやいのやいの言うんですかね どこの組織にも過激な人はいて人権派に焼かれると悪くないところも焼かれるのでしょうが、正直そこまでガソリンを追加し続けたのは劇団だから自分は人権派ガーとは言えません 何の圧力でもいいからマシな組織になってほしいです

  16. ゆり より:

    蒼太さんのご意見に全く同意です。
    毎度ながら読み応えのある記事をありがとうございます!

    観たくない人は観なければいいと思います。
    私は贔屓のジェンヌさんのことが大好きで、観劇日を楽しみに、日々仕事や育児や家事などを頑張っているため、誰にどう思われようが知ったこっちゃない精神で来週宝塚へ遠征します。

    贔屓がアンバサメンです。今回のことでアンバサ活動をしないことになったと本日のニュースで観ました。
    そうなるんだろうなと思ってはいたものの、やはりファンとしては残念でした。
    今の世の流れ的に宝塚=ヤバいみたいなイメージがあると思うのですが、その流れでアンバサ活動もしないことが決定したとニュースでやっていて、贔屓の名前が出てきたときはさすがに胸が苦しくなりました。

  17. シビック より:

    本当、劇団甘く見過ぎやでって感じですよね。
    タイムリーにOGとも呼べない人が人権問題とか声高に言い始めましたよ。いや、元々言ってたし、そもそもそういう活動している方なんですけど。へー、こうやって事実とねじ曲がって、一人歩きしていくのかと体感してます。
    ま、事実を知りませんけども。
    ただ、人権問題ー!とか言ってくれてますが、今矢面責められているジェンヌさんの人権は?と思います。批判されることもあるかもしれませんが、本当に全員がこんなに針の筵に晒される状況なのか?

    僕としては、大企業なんだから、先手を打って行動してほしいですし、マスコミや世論に煽られている現状を打破してくれるような人に見事な収束をしていただけるよう大枚を積んでも依頼すべきだと思います。

  18. ゆうまま より:

    こんにちは、いつも興味深く拝読しています。

    先日の2番手あげの記事のヤフコメ欄、「この桜木みなとさんという方」「存じ上げない方ですが」という前置きのコメントが多くて少しぞっとしました。
    「ずんちゃん」と呼んでるコメントってかなり少なかった印象です。
    何だか変な方向に行きそうでこわいですね。

    一方で、最近は阪急の法務がガッツリ動いてるなというのを感じるのと、肝心の故人側の弁護士さんが世間の関心とは真逆で「大企業に雇われた個人事業主の立場を守ること」自体に興味がおありなのかなというか、あまりパワハラに興味を持ってるように感じないんですよね。なんだか収まるところに収まるんじゃないかなと感じ始めています。

    ただ、「宝塚すきなんですー」とは言いにくい世の中になるのは事実かと思います。まぁ宝塚がすきって言っても変な目で見られなくなったのってここ10年くらいだと思いますし、残念ながら元に戻る感じなのかもしれません。。。

  19. ドルチェ より:

    今回の事件の前から、宝塚は時代に即して変わるべきという論調を目にするたび危機感を募らせ、「古い価値観も尊ぶところこそが宝塚」と自らに念を押し、時には発信してきました。
    良くも悪くも女子校文化の延長、あの分野の活動家には男子校女子校の存在すら罪と冒涜する輩も多く、宝塚という女の園を破壊する気満々の確信犯に違いありません。
    中高をお嬢様学校と呼ばれることもある女子校で過ごし大学から先は女子率1割台の環境にいますが、母校に対する一部の賞賛と多数の偏見との乖離を実感する身として、彼らは宝塚がどんな改革案を出しても絶対に「よくできました」と認めることはしないと想像します。
    戸籍が女性の未婚者しか在団できない時点でアウトなのです。どんなに素晴らしい舞台を創り上げても、彼らには中高年男性が若い女性を搾取する機構で茶番を演じさせているようにしか写りません。
    多様性を尊重と言いながら自分たちが正しいと認めない価値観を貶めることには鈍感で、人権派と言いながら裁判で黒にならなさそうな個人を吊し上げ、顔写真まで出して誹謗中傷する報道を野放しにしています。
    劇団がこの勢力に負けまいと戦う限り、長年歌劇を大切に思ってきたファンは支持します。公演してくれれば、ひたすらチケット買います。財力に限りがあるのが悔しいですが…
    心配なのは阪急がどこまで劇団を大切にしてくれるか、今は完全なお荷物、阪神系の役員は切れと主張しているかもしれません。阪急に切られて宝塚がやっていけるとは思いません。
    また阪急主導で宝塚イズムより世間に合わせる方が大事と、性別不問オーディション制生徒呼び廃止など「改革」されてしまったら、それはもう宝塚ではないので潰れたのと同じです。
    ご遺族の納得が得られる日は来ないと思います。我が子を失って、そういう理由なら仕方ないわねと納得できる親はいないでしょうから。
    遺族との交渉とは別に、劇団には公演続行と宝塚存続のための内部改革に頑張ってもらいたいです。
    毎日こんなマイナスの考えばかりでは憂鬱ですが、やはり宝塚は観劇がいちばんです。花組全ツ、梅田、新潟、長野どこも素晴らしいですよ!!
    こんな時こそ微力ながらも、と土日祝全部観劇に当てましたが、思い切って行動して良かったです。
    主様にもどこかで観ていただけますように。

  20. ヤタロー より:

    ホント、外野がとやかく言うことではないのですよね。一部マスコミ・ネット民がネタとして「消費」しているだけなのに、それに踊らされているファン(?)のなんと多いことか。ご遺族と劇団の和解と、劇団員・スタッフの皆さんの労働環境改善が為されることを祈るばかりです。

  21. クリオネ より:

    まさに今の状態を恐れていました。

    私は以前からそういった活動家方面からも情報収集しているので断言しますが、蒼太さんの想像する未来はマジで現実に起き得ます。

    今最悪なのは、人権派とワイドショー好きな人たちが、共に週刊誌(特に文春)が大好きだという点ですよね…
    ワイドショー好きな層は言わずもがな、人権派の方は、権力者の不都合を暴くという意味で、ちょっとびっくりする位に文春を信頼しています。彼らにとっては社会問題を絡めて仕舞えば政治記事と芸能ゴシップが同じ価値を持つようで。

    大した権力者でもないジェンヌ個人の言動を弄び、一方当事者の意見だけを過剰に吹聴することを善しとしているのだから、どこが人権擁護なのだという話です。(こういうことを、あちら界隈で発言すると袋叩きにされるのですが笑)

    彼らが求めるクリーンな世界と興業のクオリティが両立できるのか。
    猛批判する人達は興味ないようですから、ぶっちゃけ無視しつつ粛々と体質改善するしかないでしょうが、無視するにも体力を奪われるので先細りにならないかと心配しています。

    あとファンを自称して週刊誌に乗っかる方は、そろそろ本当に冷静になった方が…あなたの大好きな宝塚全体の首を絞めています。

  22. より:

    心の整理に役立つ記事をいつも有難うございます。
    正直、この記事をさりげなく読んだ時は少し大袈裟かな?なんて思ってましたが、蒼汰さんや管理人さんがそんなことをする筈はない、何か理由があるはずだ。最近はバタバタしていて追いきれなかったことなどをよくよく視野を広くしてみたら「あー、これやばいかも!」な事が起こっておりますね。
    ご遺族と劇団は24日に初めてあって27日に遺族側が会見のようですね。
    嫌な予感が当たらなければ良いと切に切に願っております。

    最悪の最悪な場合、ファンは暫く宝塚は観られなくなるやもしれません。
    一から、いえマイナスから宝塚歌劇は再生出来るのか?企業の体力にもよりますが、その辺りまで覚悟しておこうと思ってます。。

    そうなってしまった場合は「なんでそこまで放置した?」と嘆く準備もしておきましょうかね。。

  23. みかん より:

    今回の件でファンをやめた者です。80年代後半から歌劇を見続けていました。
    やめた理由は、とても個人的なことですが、記者会見で感じた歌劇団幹部の考えがわたしの育った家庭環境を思い出させたからでしょうか。聞いていて、なかなかわたしにはしんどい思いのする会見でした。
    わたしは必死の思いでそこから逃れた人間なので、これまでも劇団はいろいろ問題がありましたが、亡くなった方をどうしても自分と重ねてみてしまう部分もあり、どうにももう自分自身ファンと名乗れなくなってしまいました。
    今も心の整理中です。

    劇団の運営や対応に問題があったとわたしには思われますが、特定の生徒や組が標的にされ非難されている現状をみて、ああ、またこんなことになっているのか、と溜息がでるというか、情けない気持ちになるというか、そんな感じです。

    ファンでもなんでもない人間ですが、報道の過熱状態が落ち着いてくれるように、解決の糸口がみえますようにと願っています。

  24. ひろみん より:

    蒼汰/masa様
    いつも良質なブログをありがとうございます。
    私は宝塚歌劇団と生徒の皆さんの現状と未来を危惧している、宝塚ファンの1人です。
    蒼汰/masa様のブログ「緊急提言②」を拝読いたしました。私の思いをゴッソリすくい取っていただいた気分です。宝塚愛を感じました。ありがとうございます。

    まず、亡くなられた宙組の生徒さんには、本当に残念で悲しいです。ご遺族にもお悔やみ申し上げます。

    宝塚歌劇団は今、某週刊誌・文春砲とやらの格好の餌食となり、メディアから袋ダタキ状態です。一般の人々は、踊らされてメディアと同じ目線で劇団や生徒を批判しています。
    先日の劇団の会見や調査そのものの不備など、劇団と阪急ホールディングスの対応のマズさがそれに拍車をかけています。情けない。

    今この国は、色んな意味で崩れつつあります。日本の古き良きものが失われる危機に瀕しています。古来からの道徳観、倫理観がぐらつき、男女のあり方、ひいては家族のあり方さえも変えつつある。日本人が汗水流して守ってきた国民皆保険や年金も、そして日本独特の戸籍制度も。。その動きにはリベラル勢力、いや、似非リベラル勢力が関わっています。そしてそこには黒幕も存在します。強い意志を持って、この国を変えようと活動しているのです。我々日本人が、のほほんと日々楽しく暮らす間に。空恐ろしいです。

    宝塚歌劇団も日本の古き良きものの1つだと思います。どうか、荒らしまくられて、あとは焼け野原しか残らなかった‥なんてことになりませんよう。。

    宝塚歌劇団の行く先は真っ暗な闇ですが、1つあえて光と呼ぶなら、それは日本人の飽きっぽさと忘れっぽさです。宝塚話もそろそろ皆さん飽きてきたのでは?もちろん1人大切な命が失われていることを忘れてはいけませんが。週刊誌も大衆の興味が薄れ、発行部数を稼ぐメリットが薄れたら、また他に餌を求めて移っていくかと。大変いい加減な希望的観測ですが。

    宝塚歌劇の舞台が、今後も平凡な私たちに夢やワクワク感を与え続けてくれますよう、願ってやみません。