妄想ゲーム:コロナ禍が無い世界線のトップ娘役人事

 

歴史にifはない。

そう分かっていたとしても、

もし〇〇だったら…と夢想してしまうのが人間というもの。

 

ここ最近の宝塚、というより日本において、

大きな影響を及ぼしたのは、ずばりコロナ禍です。

 

が、もっと大きな流れの中で動くトップ人事には、

実はさほど影響はなかったんじゃないか(任期を除く)と思う一方で、

娘役人事には多数影響を及ぼしたのではないかと邪推してしまいます。

 

本日はそんな「コロナ禍が無い世界線のトップ娘役人事」について、

(暇なので)空想遊びをしていきたいと思います。

 

もしもコロナ禍がなかったら

 

コロナ禍スタート直後の大きな娘役人事といえば、

朝月・潤花・夢白のシャッフルと星風まどかの専科異動。

 

すなわち、真風涼帆の後妻に潤花を、

柚香光の後妻に星風まどかを据え置く、というのは、

たぶんコロナ禍前から決まっていたことだと個人的には思います。

 

けど、たぶんコロナ禍が無かったとしたら、

彩風咲奈の相手役は朝月希和ではなく、

夢白あやがそのままストレートに上がったんじゃないかなーと邪推してみたり。

 

というか、今までの宝塚人事であれば、

2021年で研5になる彼女を、

あっさりトップ娘役にしていたと思うんですよね。

 

で、そのまま彩風咲奈と任期6作を務め、

添い遂げ就任添い遂げ退団…。凄く綺麗じゃありません?

 

じゃあなぜそうならなかったかと言えば、

当時は先行きが不透明過ぎて、

他組からお輿入れした人間がそのままあっさり昇格するなんて、

本当に大丈夫?という空気があったのは事実です。

 

で、潤花を後妻に貰った真風涼帆ですが、

てっきり芹香斗亜に引継ぎをするのかと思いきや、

そのままズルズル9作任期を務めあげた経緯を考えると、

真風&潤花で4作やることは決定事項だったのでしょう。

 

では、芹香斗亜の相手役になった春乃さくらは順当だったのか。

個人的には否です。

 

最近のトップ娘役人事が自組昇格が続いているのは、

簡単に組替えが出来ない状況下だったことが大きな理由であり、

普通であればもっとフレキシブルに人材がシャッフルしていたハズだからです。

 

じゃあ、芹香斗亜の相手役最有力候補は誰だったかといえば、

個人的には星空美咲かなぁ。

花組経験者同士で高身長、歌えて見栄えも良いスーパーコンビ。

凄く想像しやすいと思います。

 

そもそも花組は超路線を外に出すことが多く、

星空美咲は完全にその系譜でした。

彼女の育成モード時の次期候補ナンバーワンは芹香斗亜でしたし、

そこが嫁ぎ先であることは、極めて順当だと思うんですよね。

 

コロナで笑った人、ステイな人

 

け、ど。

結果的に星空美咲は永久輝せあの相手役になり、

夢白あやは朝美絢まで引継ぎ残ることになった。

 

仮にそうじゃなかったとしたら、

たぶん美羽愛とか音彩唯あたりにお鉢が回ってきたはずで、

つくづく娘役人事は残酷だな、と思ってしまいますよね。

 

もちろん朝月希和や春乃さくらが

「トップ娘役不適格」という話ではありません。

別格枠のはずが気付けばトップに…?!というのは、

誰もが憧れるシンデレラストーリーですし、もちろん実力も充分。

 

が、歴史にifがあったとしたら、

彼女たちはトップ娘役になれなかったかもしれない。

けどなれた、これが正史です。

 

とはいえ、一方で既に研6・7にも関わらず、

いまだ未来が不透明な状態で競わされているのも、

凄く大変だろうなーとしみじみ思いますし、

さらにその下の106・107期については、

モブ枠を脱げていないという悲惨な状態であることも現実です。

 

「男役10年なのだから、娘役も10年」と言うはやすし、

男役に比べて圧倒的に役も出番も少ない娘役が、

実力があるにも関わらずひたすらモブモブしているのも、

それはそれで可哀想なのでは?と思ってしまう私なのでした。

 

そして不思議なきよら羽龍

 

ちなみに。

月城かなとの相手役が海乃美月であることは、

たぶんコロナ禍前からの決定事項だったように思います。

 

本来であればその対抗馬がきよら羽龍だった…と言いたいところなのですが、

どう計算しても月城かなとの相手役には間に合わないんですよね。

 

なので最初から後妻候補だったと私は予想していたのですが、

結局月城かなとは5作で退団してしまうし、

なんなら「設定」では任期2作目で退団を決めているわけで、

じゃあ月組での昇格はハナから無理やんけ、って話なんです。

 

正史では「初めての新公ヒロがコロナで中止、

月城政権下で休演が相次ぎ、気付けばハシゴが外された」という認識なのですが、

もしかしたら最初から背水の陣だったのかも?と思った次第。

 

むしろ彼女はコロナ禍により、

桜木みなとの相手役候補に名乗り出られたハズなのに、

その他の原因でそのチャンスも逃すことになったし、

結果的に鳳月杏の相手役候補ですらなくなってしまったことを思うと…

うーん、残念!!って感じっす。

 

以上、暇な時間に遊んだ空想ゲームでした。

 

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コメント

  1. 12がつ より:

    蒼汰さま
    娘役人事のif、きっとおっしゃる通り色んな想定外(本人の休演も含め)からはじめの計画から変更があったのかもしれないですね。
    きよら羽龍さんは、初詣ポスター掲載者。
    これまで少なくとも娘役は、全員トップになっているかと思いますが、彼女の舞台姿を観ていると、トップ娘候補というより、実力派のすご強別格の貫禄が感じられて、もはや初詣ポスター掲載というアドバンテージのはずのものが足かせになっているようにも見えます。

    雪組次期の朝美夢白が宙組花組雪組のめぐり合わせで生まれたコンビだとしても、結果としては私にとってはありがたい人事のズレですが、むしろ元々は彩風潤花同時就任だったのが、真風さんのイワタニからの任期延長、星風さん異動により予定が狂ったのであって、本来は朝美夢白同時構想があったんじゃないかと、勝手に想像しています(想像は無料なので!)
    2度目の東上ヒロインは確定だろう音彩唯さんがこれからどうなるのかも、注目ですよね。

  2. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    先々から決まっていたこと、そうでなかったこと。
    様々な条件の元、今、があるのですね。
    実力は嘘をつかない、と感じる昨今。
    発表が待たれる星1娘役さん。
    いづれにしても、星のトップコンビ、2番手のトリプルダンサーは、最高に素敵な方々ですね、暫くは星組に通います。

  3. より:

    コロナ以前に、星風まどかが宙組で「私いじめられました」問題を起こしてなければ、アナスタシアで退団フラグが立ってミューサロやってた彼女はそのまま退団、プレお披露目までやってた彩風・潤花は振り回されることなくそのまま雪組トップに、真風の後任嫁は大人っぽい雰囲気の合う夢白がそのまま昇格で、平穏だったというのが周りの宙組ファン達の見方ですが・・・

    • masa 蒼汰 より:

      えーーーーーーーーっ、悲願の生え抜きトップ娘役にそんな見方、センスないわーーーーーーーーーー。星風まどかなんて実力的にも学年的にも長期政権感ビンビンだったじゃないっすかーーーー。