少し前に黄金世代(仮)105期生について書きましたが、
その時に書ききれなかった事項について改めて書こうと思います。
そのテーマはずばり、キャラの住み分け問題です。
なぜ95期生は若手時代から知名度があったのか
大前提として、
なぜ花の95期生は「若手時代から」あれほどの人気を誇っていたのか。
その理由は、キャラクターの住み分けが明確だったことにあります。
圧倒的ビジュアルスターの柚香光、
圧倒的実力派スターの礼真琴というツートップがいて、
そこに芝居上手な正統派クラシカル路線の月城かなとが控えます。
本来であればこの3人だけが
トップ有資格者として人気を博す存在であるはずなのに、
悲願の生え抜き宙組トップの宿命を背負う1人・桜木みなと、
一般受け抜群のジャニ顔ビジュアルを持つ朝美絢、これで5名。
そこに柚香光のライバルとしての立ち位置を確立した水美舞斗、
7人中7番目のバラエティ担当・瀬央ゆりあ、
さらに上手過ぎる別格枠として存在感を放った輝月ゆうま…。
こうして、95期は誰がどんな役割なのかが
パッと分かるキャラ分けが偶然的にもなされており、
だからこそ、たとえ95期が好きではない人であっても、
その個性の違いを認識することが出来ました。
これにより、若手時代から各メンバーが高い知名度を獲得できたことが、
95期生がここまで絶大な人気を得るに至った
最大の要因であったと言えるでしょう。
105期生キャラ住み分け問題
で、105期生。
稀惺かずとは、皆さんご存知ですよね。
そして七城雅は……月組で見分けつきますか?
この2人が105期のツートップのはずなんですが、
唯一の違いは身長差くらいで、
どちらも可愛い系の顔立ち、何でも卒なくこなすタイプという、
キャラが被っているんですよね。
そんな2人に対するアンチテーゼ的な存在が、
大人っぽいビジュアルを持つ正統派美形・大路りせ。
…のはずが、宙組問題で大ステイ中。
このスリートップの時点で、95期の3人と比べると、
だいぶ印象が弱いように感じられます。
(どちらかというと、暁・瑠風・天華といった98期ラインに近いイメージです)
そして、自力でチャンスを掴んだシャカリキ小柄系という、
ポスト朝美絢に近い存在として期待されるのが、泉堂成でしょうか。
ただし彼女も宙組生であり、しかも同じ組には大路りせがいるという状況。
この時点でかなりのアドバンテージの差があるのが現実です。
また、稀惺かずととキャラが被っているため、
自意識強め系小柄実力派という点では礼真琴に近いカラーの美空真瑠が、
やや中途半端な推され方をしている間に、
花組では夏希真斗にまでカードが配布される展開に。
これはおそらく、大路りせのステイにより、
稀惺・七城と持ち味が被らない大柄アダルト系の人材を、
劇団が他の誰かに当てはめようとした結果ではないかと思われます。
しかし、そのポジションにはすでに大希颯が存在しており、
はたしてこの追加にどれほどの意味があったのかは疑問です。
そして、既に下級生に抜かされていて
完全別格枠に移行した紀城ゆりやが、
瀬央ゆりあ兼輝月ゆうま、みたいな感じでしょうか?
現時点での105期生のmy評価
ってことで現時点での105期生のキャラ住み分けを考えると、
大柄安定型:七城雅
小柄シャカリキ系:稀惺かずと、泉堂成、美空真瑠、
大柄アダルト:大路りせ、大希颯、夏希真斗
別格枠:紀城ゆりや
…と、宝塚の全組をまんべんなく観ている私でさえ、
正直この程度の住み分けしか認識できていないのが現状なんですが、
果たして皆さんはどうなんでしょうかね?????
そして現時点でトップの香りがするのは、
稀惺かずとと七城雅、
そしてギリ大希颯って感じがするんですが、うーーーーーーん…。
ま、前後の104・106・107が大不作な感じで終わりそうなので、
それこそ高齢トップ枠がいるかもしれませんけどね。
新公学年が終わるまであと半年。
いまだに誰もバウ主演を決めないまま終わりそうなのですが、
果たして花の105期生はどうなるのか?
まずは顔を売ることが大事なはずなのに、
スカステ等でも期売りや若手売りを全然しないのも不思議ですよねぇ。
ま、これからも気長に応援したいと思います。
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