雪組『仮面のロマネスク』配役発表に思う

再びドイツから失礼致します。←

 

我ながら楽しみにし過ぎている

雪組『仮面のロマネスク』の配役が発表されたようですので、

雑感をさっくりまとめていきます。

 

雪組『仮面のロマネスク』配役雑感・男役編

 

ヴァルモン子爵が朝美絢、

メルトゥイユ侯爵夫人が夢白あやなのは確定事項で、

2番手・ダンスニー男爵を取ったのが縣千と、ここまでは超順当。

 

3番手格のジェルクール伯爵を取ったのは、

番手上順当な102期生の咲城けいが取りました。

 

個人的には本人の持ち味と違うと思うのですが、

とはいえ別格枠で生きていくには

こういう役をモノにしないといけないですものね。

新体制を睨んでの良い挑戦かなと感じます。

 

なお、個人的にジェルクール伯爵を取るかもと思っていた真那春人は、

物語を引っ張るメルトゥイユ家の執事・ロベール。

立ち位置を考えるとこれも順当ですかね。

 

そして4番手っぽい立ち位置のアゾラン役には聖海由侑。

雪組お得意の「美味しい別格枠」に着実な一歩を踏み出した印象です。

 

彼女は小柄で実力高、彫り深めな少年顔という、

人気が出る要素満載なスターさんなので、

このチャンスを生かし、さらなる飛躍を遂げて欲しいところ。

 

あと気になったのは、メルトゥイユの恋人・ベルロッシュ男爵という、

ほんの一瞬出て顔面の良さだけを披露しにかかる役どころに

101期生の麻斗海伶がプチ抜擢されたことでしょうか。

 

彼女は童顔が多い雪組男役陣の中でもシャープな顔立ちですし、

これは実に正解な登板だと思います。

縣千の同期枠としてどんどん使われて欲しいですね。

 

雪組『仮面のロマネスク』配役雑感・娘役編

 

続いて、娘役の方はというと、

2番娘役格・トゥールベル夫人を取ったのは100期生の希良々うみ。

 

やーっぱり来たかー。外箱だと本当に強いですよね、彼女。

全ツ版ミュレボでは朝美絢と組んで歌い踊り、

ルポワのジゴロ場面ではウッフン姉さんパートを取り、

そしてついに芝居における2番手枠にまで辿り着きました。凄い。

 

で、数少ない路線メンバーである華純沙那は、

新進気鋭枠のセシル登板に。

学年を考えると非常に順当な立ち位置でしょう。

 

ぞじて地味に出番の多い小間使い役・ジュリーに、

109期生の首席入団＆初詣ポスターモデルの音綺みあが大抜擢!!

これはとんでもないデビュー戦になりそうですし、

雪組の彼女にかける期待の大きさの表れでもあるでしょう。

 

あと逆に意味でビックリしたのが、

セシルの母・ヴォランジュ夫人役に103期生の愛羽あやねが登板したこと。

 

彼女は上手過ぎて毎舞台ごとにビックリさせられる存在ですが、

上手過ぎてバリバリの老け役を回されるのか…という感じ。

今回の大劇場では雑誌売りの少年役として出てますから、

その年齢差に耳がキーンとなりそうです。←

 

配役発表で改めて思うこと

 

以上、全体的に超順当な配役だったと思います。

個人的には咲城けいの老け役と音綺みあの大抜擢、

あとたぶん新路線候補の律希奏がヴァルモンの影役で出るので、

どんな存在感を示してくれるのか、非常に楽しみです。

 

で、縣千が正式にダンスニー男爵を取ったことで、

これで3作連続で朝美絢主演の外箱2番手を、全て取ったことになります。

 

これって結構レアな事態ですし、仮に順当に新体制になった場合に、

外に出そうな気配をうっすら感じたり…。

 

ま、それはまだまだだいぶ先の話ですし、

今は『仮面のロマネスク』が無事に観られるよう祈るだけです。

 

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