愛月ひかる・宙組のDNAに差す新たな色

だーいぶ前に書きかけだった

93期考察シリーズの連載を再開したいと思います。

 

前回は彩風咲奈編だったわけですが、

当時、潤花が雪組トップ娘役に就任すると全く疑っていないのが

今読み返すと面白いですね。笑

 

本日は愛月ひかる編です!!

 

『SANCTUARY』に見る愛月のスター性

 

まず始めに、懺悔します。

 

ブログ開設当初、あれっだけ苦手だった愛月ひかるが

最近気になり過ぎて気になり過ぎて、

むしろ好きになってきている自分がいるということを。笑

 

どれだけ好きかって、

彼女が出演している作品を全部見返し、

キャトルレーブが再開したらどのブロマイドを買おうか検討し、

最近ブログを書く時は『宝塚巴里祭2019』を

ずーーっとつけっぱなしにしているくらい好きです。よっぽどですよね。

 

そんな流れの中でやっと最近、

愛月初バウ主演作品『SANCTUARY』を見たんですけれど、

皆さんご覧になったことありますか?

 

あらすじをざっくりまとめると、

 

16世紀フランス、小国の王子・アンリ(愛月)が宗教戦争を終結させ、

フランス国王に即位するまでの物語を、

彼の妻・マルゴ(伶美)を巡る愛や、信仰の中に渦巻く

人間の欲望をドラマティックに描いた作品。

 

「田渕大輔×宙組」ということで

作風で言うと『異人たちのルネサンス』に非常に似ていて、

個人的には大好物な部類の作品なんですけれ、ど。

 

とにかく暗い、暗いのよ。

話の展開が暗いのではなく、

舞台の色味がひっじょーに暗い。

 

衣装もゴージャス、殺陣をはじめ演出も華々しいのに、

なぜにこんなに舞台が暗いのか。

 

それはやはり、主演を張る愛月の持つ

全ての役を闇属性に引っ張るダークパワーがゆえかなと思うのです。

 

特性:闇属性に引っ張るダークパワー

 

前回の彩風咲奈編で少し触れましたが、

彩風が全ての役を陽属性に引っ張ってしまうのと逆で、

愛月は全ての役を闇属性に引っ張ってしまう印象なんですよね。

 

例えば仮に、このアンリという役を彩風咲奈が演じたら?

情けな系王子様になるとはいえ、

もう少し白く発光する主人公として描けたと思うのです。(例:パルムの僧院)

 

同様に、仮にこのアンリという役を芹香斗亜が演じたら?

中世の雰囲気ではないかもしれませんが

青春ちっくでレジスタンス的な表現になったと思うのです。(例:群盗)

 

あるいは仮に、宙組3番手として

桜木みなとが本公演で演じた役を愛月が演じたとしたら?

 

詐欺で逮捕されていたダニーよりも

よっぽど悪どい犯罪行為で成り上がってそうなベネディクトになるだろうし、

父親ドン・フェルディナンドすらも裏切って領地を我が物にした挙句、

カタリナを力づくで奪いそうなエリアスになっていたことでしょう。笑

 

宙組版ベネディクトもエリアスも、桜木が持つ独特な爽やかさが、

路線として魅力的なキャラに見せられたわけですけど、

愛月が演じると黒過ぎる結果になるんじゃないかと勝手に想像しちゃいます。

 

その力は舞台人として非常に魅力的な「才能」であり

誰もが持ち得るものではないわけですが、

問題は、それが宝塚では「主役っぽくない」ということでしょう。

 

『神々の土地』ラスプーチンや

『異人たちのルネサンス』グイド司教あたりなんて、

確かに彼女にしか出来ない魅力的なキャラなんだけれども、

路線というよりは専科的な光り方なんですよね。

 

そんな彼女のスター性こそが、

宙組時代、実力的にも人気的にも

イマイチ伸びきらなかった理由なのではないかと思うのです。

 

宙組のDNAに新たな色を加えて

 

そもそも、愛月が育った宙組は、

アダルティでスタイリッシュな組カラーを

全面的に押し出した時代でした。

 

彼女が新公主演し出した時は、大空・蘭寿・北翔

渋い男役たちがトップから3番手を張っていましたし、

後半は凰稀かなめが凍てつく美麗さで

スタイリッシュに組をまとめていた印象。

 

そんな宙組の風土が、愛月のもともと持つスター性と相まったために、

大人っぽい・アダルティを通り越して

闇属性をグツグツと煮詰めたような、より強固なものになったのだと思います。

 

その結果、例えば東上公演『不滅の棘』でも

舞台演出は一面真っ白なのにも関わらず、

その白の裏にこびりつく底深き闇色が見え隠れしたりするわけ。

 

それは演出的にも正解な再演だったわけですけれど、

春野寿美礼のように様々な面が魅せられるスターならまだしも、

愛月がそれ一辺倒で主演し続けるわけにはいかないというのが

宝塚のトップスターシステムの難しいところ。

 

その意味で、彼女にとって組替え

やはり転機だったと思います。

 

専科異動という、路線として一端梯子を外され、

「悲願の宙組生抜きトップ」という重荷が解かれたことにより、

黒一色だった彼女のパレットに、

新たな色味が増したように感じられるからです。

 

『アルジェの男』と『巴里祭』を見る限り、

宙組のDNAに他組のカラーが混じったことで、

彼女の持つスター性が明らかに柔らかくなったように思います。

 

と同時に、彼女の大人っぽさが他組では

「クラシックな男役像」として魅力的に映るのも追い風でしょう。

 

ということで個人的には

今の彼女の方が断然魅力的に見えるわけで、

それが『眩耀の谷』でどう進化したかが非常に楽しみだったわけです、が。

 

新型コロナの影響で見られないんだなぁーーーーこれがーーーーー!!泣

少なくとも3回は見る予定(しかも一回は一桁列目!!)だったのですが、

いやー、本当に残念っす。

見たかったなぁ…2番手羽根を背負うドヤ顔の愛月ひかるを。笑

 

日を追うごとに終息する気配のない現状。

彼女の今の姿を見るのは当分先になりそうですね。

 

93期御三家を改めて考える

 

そもそも、なぜにこれまで触れてこなかった

93期御三家について思いを馳せたかと言いますと、

 

今更ながら『SANCTUARY』を見て、

「もし他の2人が演じたらどうなるか」というifを考え始めたら

この3人って全く違うスター性を持つんだなと今更気付いたからなんですよね。笑

 

前述の通り、全てを陽属性に引っ張る彩風咲奈と、

全てを闇属性に引っ張る愛月ひかる。

そして芹香斗亜は…。

 

ということで続いては、

前から一度真正面から書きたいと思っていた

93期のドン・芹香斗亜編です。

 

☆★☆★☆

ランキング参加始めました!!

ぜひポチっとお願いします↓↓

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ

にほんブログ村

コメント

  1. abbie より:

    蒼太さんの解析はとても納得がいきます。

    私が愛ちゃんに目覚めたのは巴里祭からで、宙組時代は素の話し方とか地味なのであまり興味持てなかったスターさんでした。

    組み替えで路線落ちかとも言われてましたが、その為の判官贔屓ではなく、巴里祭で愛ちゃんが真ん中に立つと華やかで輝いてみえて本当に素敵で、こんなにカッコいい人だったんだって再認識させられたんですね。

    星と花、95期の2人がトップに立った後の年末のタカラヅカスペシャルは更にこの印象が強まりました。

    だいもんが登場するとホッとするように、愛ちゃんが登場すると「これぞ宝塚の男役!待ってました!」ってワクワクするんですよね。

    マコっちゃんやカレーくんといった新しい時代の到来を感じさせるスターに対して、愛ちゃんの男っぷりはやっぱり長らく宝塚ファンをしてきた私には絶えないで欲しい宝塚の王道なんですよね。

    ビジュアルより実力という声が多いけれど、やっぱり宝塚は多少歌が下手でも、女性が男性に見えてしまうビジュアルあってこそって思うんですよね。

    先日深夜にべーさんの「琥珀色の雨に濡れて」を久しぶりに観ましたが、仕草や表情が本当に男にしか見えない。

    新しい時代、変わっていく宝塚も良いけど、変わらないで欲しい宝塚の良さが無くなりませんようにって思っています。

    そういう意味でも、愛ちゃんがトップに立つ姿を見てみたいものです。

  2. 青子 より:

    コロナの影響で宝塚から引き離され、早ひと月以上が経ち、日々このブログ更新を楽しみに待ついちファンでございます。 ホント、面白いです!

    苦手だった人がある日急に気になりだして一気に沼に落ちちゃう感じ、めちゃくちゃ分かります。
    こんなこと言うと怒られそうですが、私、以前から望海さんがどうも苦手でして。
    ギラギラしたクドさが怖くてですね。ショーの客席降りとか怯えてたんですけど(笑)
    それがですね、ある時突然、好きー!!ってなったんですよ。
    いつって、「はばたけ黄金の翼よ」で(笑)
    なんでしょうね、あの昭和で漫画な大芝居、凄く似合ってたんですよねえ。
    それから急に虜になってます(笑)
    結局、苦手だなと思ってたのは気になっていた証拠なのか、
    それとも苦手だと余計に注目してしまい、結果、そのスターさんの良いところを見つけてしまうのか。
    不思議なものですね。

  3. はっちゃん より:

    いいですね!
    深い考察、特にifの辺り、目を開かれる感じです。
    愛月さん、スカステの番組でダンスの番組があり、振付家のもと、娘役と二人で確かセカオワの曲で踊るのがあったんです。すごくスタイリッシュで、ドキドキものでした。そんなに好きなら、この番組もいつか見られるといいですね。

  4. 美椒 より:

    蒼汰様

    初めてコメントさせていただきます。いつも楽しみに拝見しておりました。

    愛月ファンの私、いつからかと考えますと、やはりまぁ様のAmotionからだと思います。いつの間にか沼にどっぷり(笑)自分でもビックリしています。こんなにハマるとは!
    今月にスカステで放送があると思いますので、是非ご覧くださいませ。
    歌はともかく(ナイショ)兎にも角にもスタイルの良い愛ちゃんが目に飛び込んで来ます。カッコイイです。

    真風さんのヴァンパイアサクセションもオススメです。

    これからも蒼汰様の考察、楽しみに待っています(^^)

  5. ちょっこー より:

    すごい面白い記事でした!

    なぜなら、僕も愛月ひかるが気になって仕方ないからです笑

    きっかけは、このブログで「何を言ってるかわからない人」と紹介されてたから笑

    星担なのであんまり宙組見ることなかったんですけど、そこから注目してみるようになりました!

    闇属性。たしかにそうだなー。
    今回の玄燿の谷もまさに闇属性であり、ショーではキラッキラの王子様だったので是非とも観て感想を読みたかった!

  6. クリーム色 より:

    蒼汰様

    初めてコメント致します。

    「全ての役を闇属性に引っ張るダークパワー」とか「凰稀かなめの凍

    てつく美麗さ」とか言葉が面白すぎて、盛ってるようだけど的を得て

    いる文章は、大変楽しませて頂きました。 

    ・・・とこれだけでは何なので「SANCTUARY」「神々の土地」の

    愛ちゃんは、私の中で愛月ひかるを強烈に印象付けた作品でした。

    月組ファンなので特に愛ちゃんを全部拝見していないのですが、

    (スカイステージ入ってません)その魅力を分かりやすく解説して頂

    いた蒼汰様に感謝しています。

    これからも楽しみにしています。

  7. うらうら より:

    ようやく愛ちゃんの記事をあげてくださいましたね。ありがとうございます。蒼汰さんがそんなに愛ちゃんを気になってくださって嬉しいです。

    SANCTUARYに闇属性は全く感じませんでしたが、そんな見方をする方が居るとは! ただただ色気ある野性的な王子でしたが(笑)

    新人公演の「誰がために鐘はなる」や「美しき生涯」もぜひ観ていただきたいです。「誰がため」はなかなか放送が難しそうですが…
    「モンテクリスト伯」は闇属性の主役なのでお手のもの、とか言われそう(笑) 最後の涙のシーンは必見ですよ。愛ちゃんって相手役がいたら男が数段上がるのです!

    これからも是非愛ちゃんにご注目ください!

  8. ともじの嫁 より:

    こんばんは!
    楽しいこともなく、飲み会もなく、新年度の慌ただしさはあるものの、業務を先に進めさせられず、感染防止に気を使う毎日。唯一このブログの更新が楽しみです。結構前向き思考の私ですが、流石に滅入って来ております。
    愛月さん!初めて雑誌か何かで見た時、寺島しのぶさんにソックリだなぁ~と思いました。←本題に関係ない。笑
    先週、星組担当の職場の後輩のデスクマットに、写真が2枚挟まってました。礼真琴大好き女子なので、まこっちゃんの写真かと思いきや、なんと愛月さん!その女子、ニヤリと笑って「今気になって仕方無いの」だそうだ。
    身近にもそんな奴がいます。報告でした。では!

  9. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。スカステ専科の地方民です。

    愛月さん・・・堕ちてもいいわ・・・killing me softly・・・ぐはっ

    蒼汰様、ようこそ、宝塚の魅力の奥座敷へ。礼さんの魅力は、すみれの花園でしか咲けない悪の華でねえ、語りづらいところがありますよね。

    蒼汰さんのおっしゃる「クラシックな男役」ね。クラシックって辞典によると

    ①古代ギリシア‐ローマの芸術作品のように、完成され調和のとれた形式の美しさを特色とする作品、あるいは流派。

    ②長い年月をへたもの。古風なもの。古めかしいもの。

    「異人たちのルネサンス」って、宛書が凄かったと思います。ダ・ヴィンチ真風氏は①で、彼女は歌もダンスも演技も別に上手くはないけど、単体としてすごく調和がとれている。ギリシャの青年像的。「真風さんのここと○○さんのここを合成して・・・」とか思わない(笑)

    愛月さんは②、グイド枢機卿とか、ラスプーチンとかプガチョフ、古風というか前近代、中世の冬の夜の暗さがあるんだなあ。愛月さん単体だとルネサンス的調和でなくてバロック的、歪んだ真珠の魅力なんだなあ。ヅカのセンターを目指すとなるとなあ・・・中世の秋の豊饒の魅力にならんとなあ。

    アポロ的礼さんの隣なればこそ、愛月さんのデュオニソス的魅力が妖しく発光できていると思うんです。もし月組落下なら、だれがその隣になるかもポイントかなあ・・・組替シャッフルくるか?

  10. Key より:

    花組星組中心に見ていましたので愛月さんの下級生時代はあまり見ていませんがSANCTUARYは以前に偶然スカステで見ていて面白いと思いました。史劇の重々しさが出る人ですね
    異ルネでは主役2人が逃げる約束をしているのを上から見下ろし盆が回りポーズを決める姿等に歌舞伎の色悪か実悪かという凄みのある色気を感じてワクワクしました
    歌舞伎では立ち役は悪役を演じて危険な色気と大きさを身に着けていくようですが黒い瞳のプガチョフはニコライと並ぶ役者ぶりの大きさで立派でしたね(真風さんも愛月プガチョフをよく引き立てていたと思います)
    プガチョフといえば紫吹さん、当時は男役とはいえ女性にあそこまでさせなくてもと思ったのですが当時の評論家が黒を征服した後は自然と本当の白が出来ていくだろうと評したのが印象にあって愛月さんもそうなられるといいですね。りかちゃんより一層濃いのですけど
    95期は現代風でいいのでしょうけどジャリタレっぽく感じるときもあるので真逆の愛月さんには頑張ってほしいです(エル・アルコンは琴ちゃんと役が反対と思います)
    私の好きな芹香さんは若すぎる2番手時代にトップもまだまだソフトな明日海さんで二人の雰囲気はあっていたのでしょうが悪だの黒だの対立する役がなくてそれが彼女の弱点かと思います。ロレンツィオが好きだったので権力悪のそれ以上の役、花の業平の基経のような権力にガムシャラに進んでいくような、香寿さんのような誰にも邪魔はさせないと言うきっぱりした演技が必要な役をやってほしいです

  11. まるこ より:

    こんにちは。93期考察を楽しみにしていました。なんせ途中で色々投下されましたからね(笑)
    愛月さんで印象に残っているのは「翼ある」で、リスト様は文句なしにかっこよかったです。不思議なもので、93期というか正確にはキキ愛ですが、2人が宙で、かつ真風さんと並んだ時に(ここ重要)このお三方のかっこよさを再認識しました。個人的に私は身体の大きい人を一括りにしてしまうのですが(大きいだけでアウトオブ眼中というか笑)タイプの違いが分かり地味に感動してしまいました。あとは昨年末のタカスぺ。2番手陣の男役らしさ=芸、93期のクンバンチェロ(初舞台シークレットハンター中のクンバンチェロも重なり)に、これよこれ、宝塚で見たかったものは、と思い出したのでした。

    ところで芹香さんがドンなんですね(笑)私は潤花さんの宙移動の際に、多くの人の左遷だの、不幸好きに辟易気味で、思わずこちらに書き込みに来てしまいました。私はポジティブに、宙もいよいよ動く、と受け止めましたので。ただ、蒼汰様の「次期月組トップ考」で「次期体制を睨んでの異動であることは明白であり、その相手役として想定されうるのは芹香斗亜以外にいません」で、あ、もしかしたら違うかもと思い始めてきました(笑)ひねくれものなので。一方で真風芹香、あるいはトリデンテがあまりに充実していてこれは解体が近いとは感じていました。それが現トップ(コンビ)退団か、逆に2番手の他組就任を含み違う結末となるのかは分かりません。

    一つ言いたいのは、落下傘という手を多くの人が気軽に口にする風潮が好きではないのです。大空さんやかなり昔のスライドを除き、降る方は3作など調整色が強く、芹香さんはその対象ではないと思うわけです(壮さんは建て直しに貢献し、紅→礼は北翔さんを挟んだから成立。またこの二人の3作は大変充実していたと思います)。ましてや月城さんの経験強化のためにちょっと降ってもいい、逆に降る理由の除去が95期内の序列が乱れるため、というのは大変失礼な話だと感じます。

    という人事予想やスターあれこれが語れるのも、公演あってのことですね。早い収束を願い、通常に物事が回るのを願うばかりです。

  12. より:

    愛月さん考察、楽しく拝読いたしました!
    個人的には愛月さんは宝塚が大好きすぎることで、目指す男役像が明確すぎて自分の魅力から生まれる男役像よりも、型としての男役道を歩いていたように見えました。その結果、途中までは正統派クラシカル路線をひた走っていたと思います。しかしTOP HATのアルベルトで道が狂い始めたように感じます。(TOPHAT未見でしたらぜひご覧ください!)その後も王妃の館の金沢やラスプーチンのような男役というより、人間としてどう演じるかが問われる役を経て、愛月さん自身の魅力が発露しはじめた所に、身についた男役の型が合わさり、今の姿に結実したように思います。巴里祭での曲に合わせて次々と変わる雰囲気、とても魅力的でした。
    組替えで本当に輝きはじめたと思います。ぜひ男役愛月ひかるを完成させてほしいと思います。そして全ツ…見られることを祈っています!