2025年までの宝塚人事の道しるべ

姉さん、事件です!!

 

宝塚歌劇団より、大阪・関西万博の顔として万博の魅力を伝える

「2025年日本国際博覧会アンバサダー」

宝塚歌劇団が、そして若手男役スター5名が就任する報が伝えられました。

 

いやー、これは色んな意味で大事件でしょう!!

 

在阪企業としてのプライド

 

思い出されるのは、小川理事長が年頭会見にて

この大阪・関西万博に積極的に関わっていきたい旨を話していたことでしょう。

 

その会見の内容を見て

ぶっちゃけ「既にもう決まっているのでは?」と思っていましたが

まさしくその通りだったわけですね。

 

そしてその時にネタとして話した「夢組」発言 だ け を切り取って

明後日の方向に怒っていた人たちは何を思うのでしょう…笑

という内容を当時まとめた記事はコチラ。

 

まぁ普通に考えれば阪急電鉄は在阪企業の雄。

万博に関わるなんて当然なわけですが、

とはいえ宝塚歌劇団がこういうカタチで関わるなんて

阪急電鉄の部門の中でも力をつけてきているということなのでしょう。

 

ちなみに他のアンバサダーが

ダウンタウン、松本幸四郎、コブクロ、山中伸弥、佐渡裕、

これまた豪華な布陣なことを思うと、本当に凄いですよね。

 

ここにトップスターでも、

5年後にトップに立っているであろう3番手付近のスターでもなく、

各組選抜の若手スター(つまり知名度が低い)を配したのがまた、興味深いです。

 

選ばれし5人の若手スターたち

 

じゃあなぜそんな若手スターが選ばれたかといえば、

突発的なイベントに出演出来るだけのそこそこの時間があり、

かつ少なくとも2025年まで退団しないのが条件だったのでしょう。

 

ということは、たぶん途中で入れ替えたりせず

少なくとも5年間は宝塚を代表した存在になるということでしょうから

言い換えれば「各組若手スターの中での劇団の推し」

分かりやすく明示したというわけですね。

 

ということで選抜メンバーは以下の5名。

花組:聖乃あすか(100期)

月組:風間柚乃(100期)

雪組:縣千(101期)

星組:極美慎(100期)

宙組:風色日向(102期)

 

この5名は、以前記事でまとめた各組期待の若手御曹司たちです。

 

…風色日向をのぞいて。

 

鷹翔千空ではなく風色日向が選抜!!

 

一番の驚きはココです。

宙組代表(というわけではないのでしょうけど)鷹翔千空ではなく、

つい先日『El Japón-イスパニアのサムライ-』で新公初主演したばかりの

風色日向であるということ。

 

もちろんそれは、決して風色が役者不足であるということを

言っているのではありません。

 

鷹翔は101首席入団、初詣ポスターモデル、

研5にして既に新公主演2回経験という劇団期待の星ですから

並び的に彼女の方がしっくりくるのではと思ったからです。

 

そして102期も範囲内であるならば、

他組で彩海せら天飛華音という選択肢もあったけれど選ばれず、

ともすれば風色が突然「102期の顔」レベルまで格上げされた印象もあります。

 

ひとまず宙組は98期・瑠風の猛プッシュのうえ、

鷹翔と風色の2枚看板体制で行くのでしょうかね。

うーむ、相変わらず路線を詰めるなぁ。笑

 

あるいは鷹翔が5年以内に組替えするか、

もしくは他にスポンサーがつく予定があるかも想定されるわけですが、

このあたりは今後の展開を待つしかなさそうですね。

 

組替えへの「縛り」となるのか

 

というわけで人事考察的に最も気になるのが

組替えへの「縛り」となるのか、ということです。

 

わざわざ花月雪星宙と全組から選抜したということは

今後、この5人の誰かが組替えして偏りが出てしまうと

やはり見映え的におかしなことになりますよね。

 

ということとは少なくとも2025年までは

彼女たちは今の組を動かない(もしくはトレード)のでしょうか。

 

私は以前から組替えの重要性を説いているわけですが、

勝手にそろそろ若手陣のシャッフルが起こると思っていました。

 

具体的にいえば、

彩風雪組新体制にともなう雪組への路線の補填。

例えば、風間の雪組へ組替え、とかね。

 

しかしこの5人は絶対に動かないとすれば、

雪組に動けるのは95期組か、98期組、

あるいは鷹翔などの若手組からの補填となります。

 

しかしそれぞれ朝美、綾、縣と自組に路線がいるわけで、

ともすれば結構大掛かりなシャッフルを想定しなければならない。

 

と、ここまで書いて思ったのですが、

風間と縣のトレードだと理論上は問題ないわけですが…。

うーん、それだと彩海とキャラ被りしそうですよね。

 

まぁ考え始めるとキリが無いので一旦止めますが、笑

人事考察のうえで一つの縛りとなりそうなのは確実です。

果たして、どれだけの効力を持つものなのでしょうかね。

 

全員トップになれるとは限らない問題

 

ところで。

広報のために選抜されたスター5人組といえば、

「AQUA5」「POND’S」が思い出されますよね。

 

AQUA5:水夏希、彩吹真央、音月桂、彩那音、凰稀かなめ

POND’S:望海風斗明日海りお、蓮城まこと、美弥るりか、凪七瑠海

 

AQUA5は当時のトップ・水を中心とした雪組メンバーからの選抜、

POND’Sは89期縛りという中から選抜されたメンバーですから

もちろんこのアンバサダー同じとは言えませんが、

トップに立ったのはそれぞれ3名と2名。

 

特に当時研8だった89期の方は、

シシィを演じた凪七はトップ当確だと思われていたでしょうし、

路線としては美弥より蓮城の方が上だったわけで。

 

それを思えば、現段階でトップ当確だと思われていても

今後どうなるかなんて分からないのだなぁと改めて気づかされますよね。

 

果たして、このアンバサダーがどれだけの効力を持つものなのか。

今後の展開が気になると同時に、

選ばれた5名の今後の活躍に大いなる期待を寄せたいと思います!!

 

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コメント

  1. ねじねじ より:

    今回選ばれた各スターファンの一部の方々が急に選民意識強くなってる感に苦笑です。
    万博ときちんと関係作って素晴らしいと思うものの、各アンバサダー紹介PDFでのご挨拶文言が他の方々に比べてイマイチなのが気になりました。
    グループとしてのコメントで5人のうちの誰かが何を言ったのではないですが、相変わらず身内に敬語を使っていたり、目的語が良く分からない長い1文といい…。

    広報よ、もっとがんばれ、と思ってしまいました。
    もちろん、向こう5年間のアンバサダー5人の活躍は楽しみです!

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      仁義なき若手人事闘争の火蓋かこんなにも早く切られるとは思いませんでした。笑
      あの差しさわりが無さすぎて中途半端な文章、もうちょっと捻って欲しいなぁと私も思いました…宝塚独特と言えばそうですが…。
      向こう5年間、色々と楽しみですね!!

    • きい より:

      こんにちは。
      いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。
      今回のアンバサダー発表について、歌劇団が万博に関わることに何の驚きもないのですが、蒼汰さんと同じく、やはり一番びっくりしたのが宙組代表?は鷹翔さんではなく、風色さんが選ばれたことでした。(勿論芸事での実力云々ではなく、鷹翔さんがスチール入りしたことや羽ありで階段降りしたこと等の劇団からの扱いから)
      今回、鷹翔さんがアンバサダーには選ばれなかったからといって、路線としの梯子が外されたとはならないとは思いますが、これからの宙組の若手の動きがかなり気になります。
      以上、宙組ファンの一言でした(^ ^)
      これからもブログを楽しみにしております。寒い日が続いておりますが、お体をご自愛くださいね。

      • 蒼汰 蒼汰 より:

        コメントありがとうございます‼
        やっぱり驚きですよね、おっしゃる通りでこれが路線落ちのサインなんてことは絶対にないと思うわけですが、
        ではなぜ風色なんだろう…と単純に不思議に思います。もちろん今後の展開によりけりですが、果たしてどうなるんでしょうかねー。
        ということで今後とも何卒よろしくお願いいたします!!