本命不在の娘役戦国時代を徹底解剖!!

2018年末から2019年に起きた華麗(カレー)なる花娘戦争、

もとい柚香と礼の相手役を巡る娘役戦線から早1年。

 

今度は雪組と月組で空くトップ娘役の座をめぐる

熱いバトルの火蓋が切って落とされたわけですが、

今回の注目点は本命不在であること。

 

最近の外箱ヒロの抜擢は中堅組が多く、

101期以下は新公ヒロ経験者が乱立状態。

 

さらに本命と思しき夢白

現時点では娘役バトルに関係しない宙組で一緒に在籍することになり、

ラストチャンスをめぐる中堅組が

虎視眈々と待ち構えている状況だと言えます。

 

以上を踏まえ本日は

私たちが勝手に選んだ主要娘役の現状とこれからを勝手にまとめ、

娘役戦国時代の今後について考えていきたいと思います。

 

※外出自粛で暇なため書き殴っていたら久しぶりの4000字越え!!笑

長いですがどうぞ最後までお付き合いください。

 

本命不在の娘役戦国時代・総当たり戦

朝月希和(96期:花組→雪組→花組)

 

新公2/東上1.5(W含む)

 

何でも卒なくこなす96期のラストヒロイン。

第一次花組時代は微妙な扱いだったものの、

雪組に栄転後は望海体制下で娘2ポジションで活躍。

 

その後、花組にまさかの里帰り。

瀬戸かずや主演『マスカレードホテル』で東上ヒロインを務めました。

 

96期娘役といえば、悲喜こもごも色々あった世代ですけれど、

実は彼女が一番美味しいポジションに

収まってるんじゃねぇか的な印象があります。笑

 

もちろんトップ争いに絡むことはありませんが、

この学年になっても栄転もありうるという意味では

微妙路線たちの希望とも言えるかもしれません。

 

海乃美月(97期:月組)

 

新公3/バウ1.5(W含む)/東上3.5(W含む)/単独エトワール

 

月組娘2ポジション、

そして次期月組トップ娘役候補の1人。

 

大人っぽいビジュアルと芝居力、

そしてダンス力の高さは目を見張るものがありますが、

龍真咲時代から抜擢され続け早5年近く。

さすがにそろそろ厳しいかなぁというのが正直なところ。

 

彼女の強みは、なんと言っても月組生抜きスターであることでしょう。

トップの芽は、月城の相手役ではなく、

むしろ芹香斗亜or愛月ひかるの落下傘の受け皿登坂としてだと思います。

 

仙名彩世のように最後に大輪の花を咲かせることが出来るのか、

トップ情勢とともにその行方が気になるところです。

 

有沙瞳(98期:雪組→星組)

 

新公2/バウ2/東上2/単独エトワール

 

雪組時代、望海風斗の相手役候補でありながら星組へ組替え。

その後は綺咲の下で星組の娘2ポジションで活躍中。

 

さらに組替えでやってきた舞空瞳に抜かれ、

さすがにトップ情勢が厳しくなってきたかと思いきや

ここにきて彩風咲奈、月城かなとの相手役候補に浮上。

 

安定した実力はもちろんですが

なにせ彼女は天下の池銀ガール。

 

地場産業としての宝塚のファン層による

「彼女を是非トップに」という声は意外と大きい模様。

 

海乃に続き、彼女も「報われ論」としてのラストチャンス。

逆に言うと海乃と有沙のどちらか片方しか

トップになれないような気がするのですが、果たして。

 

遥羽らら(98期:宙組)

 

新公2/東上2

 

「TAKARAZUKA REVUE 2019」によると

どうやら彼女はガッツリ宙組娘2ポジションの人のご様子。

 

しかも、ここにきて『壮麗帝』で2度目の東上ヒロイン。

これは今考えると、乗り込んでくる潤花への蓋的役割

任されたと考える方が自然なのかもしれません。

(潤が全ツ経験者とはいえ、遙羽が4期上で東上回数も上だから一応成り立つ?)

 

とはいえそれでも貴重な外箱ヒロイン経験には変わりなく、

その割になぜか次期トップ論争で

絶対に名前が挙がらない不思議な立ち位置にいる娘役でもあります。

 

本公演での扱いを含め、前述の朝月と同様に

実は一番美味しいポジションに収まってる娘役とも言えるでしょう。

 

彩みちる(99期:雪組)

 

新公3/東上2

 

不遇の99期の1人にして、

一応次期雪組トップ娘役候補の1人。

 

とはいえ永久輝バウ『PR×PRince』で

後輩の潤花にガッツリ抜かれた経緯があることから

トップ戦線では厳しい情勢であると言えます。

 

むしろ東上ヒロ経験があることにより、

同組内では星南、野々花よりは上へ行ける前提を思えば、

朝月が抜けたことによる次の雪組娘2ポジションへと

すんなり収まりそうな気配がします。

 

小桜ほのか(99期:星組)

 

新公1/東上1(暫定)

 

不遇の99期の1人にして、

まさかのここにきて轟理事東上ヒロイン。

(ただしスチールが出るか否かが分かれ目なので、現時点では「暫定」。

 

トップ戦線において「轟公演ヒロ」は強力なカードだったりするわけですが

むしろ有沙が抜けた後の星組娘2ポジション

目指していると考える方が自然な印象です。

 

なにせ星組トップ娘役・舞空瞳の唯一の弱点は歌。

そこを補佐できる実力を持つ彼女は

これからの星組の屋台骨にピッタリな存在だと言えます。

 

音くり寿(100期:花組)

 

新公1/東上1.5(W含む)/単独エトワール

 

東西で役替わりがあった『ME AND MY GIRL』新公に、

朝月とのWヒロの『MY HERO』、そして凪七東上『蘭陵王』と

なかなかに飛び道具的な抜擢が多い印象の彼女。

 

歌に芝居にダンスにと、とにかく実力は飛びぬけていますが

とはいえ彼女の芸風はどちらかというと脇向き。

むしろポスト・桜一花というのが正しい表現かもしれません。

 

花組では現トップ娘役・華優希の

同期支えとして期待されているのは明白。

朝月退団後の娘2ポジションに収まる予定かと思われます。

 

天彩峰里(100期:星組→宙組)

 

新公1/東上1/単独エトワール2回

 

音くり寿と同じく、実力者でありながら

星風まどかの同期支えとして宙組に越してきた彼女。

 

安定した舞台スキルはもちろんですが、

実は彼女、兵庫県宝塚市出身であり、

地場産業としての宝塚のファン層に根強い支持がある模様。

 

華やかなビジュアルだけでなく、

2度エトワールを務めるほどの歌唱力を有しているわけですから、

トップ候補としては過不足無い存在。

 

だがしかし、潤花の乗り込みにより

その立場が不透明になってしまったことで

次期「報われ論」ガールの候補生となりつつあります。

 

果たして娘役人事のダークホースになれるのでしょうか?

 

天紫珠李(101期:月組)

 

新公1 ※轟東上『チェ・ゲバラ』はノーカウント。

 

男の娘大好きな月組で性転換を経て、

すぐさま『夢現無双』で新公ヒロに抜擢。

 

その後轟東上『チェ・ゲバラ』に出演するものの、

破線下&ヒロインスチールが出ていないことから

東上ヒロカウントされない扱いの模様。

 

以上を踏まえると、

実は新公ヒロを1回しか経験していないため

トップ路線としてはちと弱い印象です。

 

星蘭ひとみ(101期:星組→専科)

 

新公2

 

宝塚の娘役のために生まれてきたと言っても過言ではない、

その圧倒的なビジュアルは「天武の才」レベル。

 

とはいえ、芝居も歌もダンスも舞台人としては絶望的であり

いかに宝塚がビジュアル第一主義とはいえ、

限度があるでしょというものの典型例だと思います。

 

だけどねー、本当にビジュアルだけは最強なんですよビジュアルは。

舞台で立っているだけで「華」になれる娘役なんてそうはいません。

 

彼女に関しては突然の専科異動というのが

果たして人事的に何を意味しているのか不可解という一点のみ。

 

過去に檀れい、遠野あすかと

専科経由でトップ娘役になった人たちはいるものの、

果たして彼女がその道に乗っているとは想像出来ず…。

その行方に要注目ですね。

 

潤花(102期:雪組→宙組)

 

新公3/バウ1/東上1/全ツ1

 

現在、最もトップ娘役の座に近いカードを所持しているにも関わらず

最も早く席が空く雪組から組替えさせられた彼女。

発表時は、その想像斜め上の人事にSNSもブログも大騒ぎでした。

 

とはいえ路線としてはノープロブレム。

狙うは芹香斗亜の相手役でしょう。

 

全ツヒロ経験の上に

ヒガシマル醤油というスポンサーまでゲット。

優雅に星風退団待ち中、と言ったところでしょうか。

 

夢白あや(103期:宙組)

 

新公2/バウ1

 

3人娘の1人にして潤に続くトップ娘役候補の彼女。

潤の宙組組替えにより、

路線としては他組に嫁ぐ運命が決定づけられた現状です。

 

その先は花組で柚香、月組で月城or芹香、雪組で彩風と、

誰が相手役であったとしても選ばないというのが

彼女の娘役としての強みだと言えます。

 

問題は、大人っぽい魅力を持つ娘役は

最近の宝塚人事において不遇(伶美とか海乃とか有沙とか)であること。

 

まさか路線落ちでは無いとは思いたいのですが、

娘役が最も混戦している宙組でくすぶり兼ねない状況を見るに、

いささか心配だったりします。

 

きよら羽龍(104期:月組)

 

新公1

 

『ピガール狂騒曲』新公ヒロ抜擢にともない、

ついに動き出した3人娘最後の1人。

 

中卒入団のため抜擢は遅かったものの

歌唱力をはじめ、その実力は折り紙つき。

 

このまま夢白のようにゆっくりステップを踏ませるのか、

それとも舞空のように超特急で育成してトップ娘役の座に就くのか

月組の育成采配の行方が気になるところです。

 

変わりつつある娘役戦線

 

以上を踏まえると、現時点でトップ娘役戦線に絡んで来そうなのは

海乃、有沙、潤花、夢白、ギリで天彩かなぁというところでしょうか。

 

ところで、前から思っていたのですが、

最近の娘役人事って人材不足というか本命不在というか

「この人!!」と決め猛烈にに推していく、

いわゆる超路線系を作らなくなってきてますよね。

 

例えば100周年前後で言えば、

愛希、実咲の95期・研4就任トップコンビに始まり、

花乃、咲妃、野々、舞羽あたりも

新公バウ東上を独占の上で研5あたりでとっとと就任。

 

ここ最近だと星風がそれに該当しますけど、

華、真彩はヒロイン経験が少ないまま就任しましたし、

舞空なんてトップ戦線に名乗りを上げた時点では新公ヒロ1回のみ。

 

逆に2019年以降の外箱ヒロを務めたのは

朝月、海乃、城妃、有沙、遥羽、さらには音波と、

中堅組の登板が目立っています。

 

これは宝塚が上級生を大切にする

いわゆる「ねぎらい人事」方針に舵を切っている明確な証と言え、

昨今のライトファンには喜ばしいことだと思うのですが、

とはいえ有望な若手が出て来づらい状況であるとも言えるわけで。

 

さらに最近は長期トップ娘役を作らず、

みんな5作前後で退団していく傾向があるため、

人材不足感が否めない状況になりつつあると思います。

 

ですが、それは裏を返すと

劇団は多くの人にトップ娘役に就いてもらいたいという意図が

もしかしたらあるのかもしれません。

 

果てさて本命不在&大混戦なトップ娘役戦線、

月組と雪組の座に一体誰が就くことになるのか、

今後の展開が楽しみですね。

 

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コメント

  1. abbie より:

    蒼太さん
    候補になり得る娘役さん達を判りやすく紹介してくださって有難うございました。

    最初は、雪には夢白さんかくらっちだろうと思っていたのですが、先日の月新公の抜擢の記事をみたときから、お羽ちゃんも似合いそうと思えてきました。
    咲ちゃんも翔ちゃんも共に歌の面ではちょっと弱いタイプなので、歌唱力が高いお羽ちゃんならアッと驚く話題性もあって良いのではと思いました。

    小顔同士だと並びもバランス良いですし…。研3での抜擢って宝塚では珍しくないですから可能性ありかも?

    後はみねりちゃんも仄々した感じで可愛いですよね。
    とにかく、雪組には歌の上手な娘役さんを補充して頂きたいです。

  2. 修正依頼 より:

    天彩さんはバウヒロじゃないです。スチール出ていないので。wikiご覧になってたら、あそこの記載も間違えてます。

    • 蒼汰 より:

      コメントとご指摘ありがとうございます‼︎
      本当だ、ちゃんと確認してませんでした…訂正させて頂きますね。

  3. ちゃとらし より:

    大変読みごたえのある記事をありがとうございます!

    ホントにもー潤花の異動でまっったく読めなくなりました…
    雪に関しては、何故潤花トップじゃダメだったのかという疑問がありつつも、池銀ガールの有沙さんが可能性高いかなぁと思います。
    前例があるとはいえ、池銀ガールを2代連続でトップ娘役にしないのはスポンサーの意向に反するだろうというのが一つと、先日の龍の宮物語の評判が大変良かったこと。
    ビジュアルとスターオーラに優れる彩風さんを支える系相手役として収まりが良い感じがします。

    一方の月は…月城さんがトップなら…正直候補者全員現時点では決め手に欠ける、という印象です。
    相性的には夢白さんが良さそうな気がするんですが、前回のエルハポンでは「台詞あったっけ?」というレベルのモブ役、かつ蒼汰さんが触れたように壮麗帝でのヒロインではなかったため、トップ娘に向けて育成まっしぐらというわけじゃないのでしょう。(その割りにショーでは娘2のような扱いなのがやや不思議。)約1年後なのでまだまだ分かりませんが。
    個人的には珠城さんの退団は2021年後半の予定だったのが、IAFAの不振で急遽早まったと思っており、次期娘役も目星はつけているが2022年のお披露目に向けてまだゆっくり育成中だったと予想しています。
    となると若手の夢白、きよら羽龍にチャンスが来るのではないかなぁと予想しています。
    夢白さんは育成ののんびりさから考えて柚香さんの後妻パターンもありそうな気もしています。

  4. AKIRA より:

    蒼汰さま
    いつも興味深い考察記事ありがとうございます。長文になりますが、今回の娘役戦国バトルについて感想を綴ってみたいと思います。
    1.朝月さん
     雪組での彼女の輝いていた姿が目に焼き付ています。とりわけ、SUPER VOYAGERやGato Bonitoでの彩風さんとのからみダンスにウットリ見とれてしてしまいました。96期なので絶望的な状況だと思いますが、暫定的にもトップ娘役の彼女の姿を見てみたいなと思います。
    2.海乃さん
     月組はよくわからないのですが、カンパニー&BADDYでのいぶし銀のような彼女の立ち位置に興味が湧きました。素敵だと思うのですが、娘1にはどうかな?という感じです。
    3.有沙さん
     雪組時代を知らないのですが、「霧深きエルベ」での切ない娘役に引き込まれました。ビジュアルや彼女の持つ雰囲気がトップ娘役にはとても相応しい思います。
    4.遙羽さん
     オーシャンズ11で見た彼女はとても魅力的でしたが、ビジュアル集団である宝塚ジェンヌ中ではアベレージ上という感じですかね。
    5.彩さん
     一押しですが、内外での評価のようにトップ就任にはイマイチ物足りなさがあるのでしょうか。でも、「凱旋門」での朝美さんとのからみ役や、「ファントム」でのソレリ役(とっても可愛いです!)は存在感がありますし、「壬生義士伝」での彼女の演技は素晴らしい思います。でも、直近のワンアポではその他大勢の一人役しか与えられていないのでは?と感じました。前述の朝月さんと同じく暫定でも羽根を背負った彼女を見てみたい思います。
    6.小桜さん
     とっても人懐っこい感じの娘役さんだと思います。でも、蒼汰さんのご指摘どおり、今後の星組の屋台骨を支える一人でしょうね。
    7.音さん、天彩さん、天紫さん
     勉強不足でよくわかりません。
    8.星蘭さん
     お人形さんのような方ですよね。昨年の専科異動には色々と憶測が飛び交ったようでして。。。。また、よく分からないのですが、芝居、歌、ダンスすべてが舞台人として絶望的なのですか?ジェンヌとしての資質アベレージは保持していると思いますが、ビジュアル特化としての専科異動だと言われていますからそのとおりなのでしょうね。
    9.潤花さん
     劇団の激押しで今の地位に辿り着いた方なのでしょうね現実的には。でも、見た目は可愛らしいしダンスセンスもありそうなので、トップポジションはしっかりと果たせると思います。宙組での活躍を期待しています。
    10.夢白さん
     オーシャンズ11でしか拝見した事がありません。蒼汰さんご指摘のとおり、大人っぽい魅力を持つ娘役さんだと思いますので、気が付けば海乃さんや有紗さんの立ち位置になってしまうのでしょうかね。
    11.きよら羽龍さん
     勉強不足でよく分かりません。

     長々と失礼しました。結局、人事が内外の要因に大きく左右されるのは必然ですから、新公や外箱ヒロイン経験はもとより、各組の人事プロデューサーや相手方トップの思惑が加味される事で決定されるのでしょうね。私個人としては、雪組は彩さん、月組は有紗さんでお願いしたいです(笑)
    今後ともよろしくお願いいたします。

  5. けけ より:

    人事考察いつも楽しみに拝見してます。
    個人的には、月組はこれからきよらさんの爆上げで娘トップに、雪トップへは夢白さんが異動になるのではと予想してます。
    トップ候補に、海乃さん、有沙さんの名前が挙がっているのをみて、叶わないIFではあるのですが、城妃さんも候補になり得ただろうなと思ってしまいました。
    トップ娘役という立場は、ファンは姑的立場で見ている印象で、数多くの娘役の中から未来のお嫁さんを探し、この人なら、、、、!と心を落ち着かせているところに、突如現れた娘がそのポジションをとろうもんなら、ヘイトが集まってしまうのかなと思ってます。
    彩風さんのファンの方は今頃ドキドキされているのではないでしょうか。

  6. より:

    桜庭舞ちゃんは候補に入りませんか?
    とても良い娘役さんだと思っています。