以前、真風涼帆のトップ任期について考察しましたが
最近のいろいろな発表により
予想よりも任期が伸びそうだなと思い至りましたので
改めて色々と考察してみました。
このタイミングでスポンサーが付くの巻
さて、本年10月1日付で
真風涼帆が岩谷産業のイメージキャラクターに就任しました。
公式ホームページによると、
岩谷産業は2020年5月に創業90周年を迎えることから
「100年企業」に向けて挑戦を続ける当社のイメージにふさわしい存在として、
また、当社の新たなイメージを訴求するため起用を決定いたしました。
だそうです。
普通に考えれば、90周年記念のイメキャラに選ばれたわけですから
90周年が終わるタイミング、つまり2021年5月末までは
退団しないと読むのが筋だと思います。
2021年のスケジュールはまだ出ていませんけれど、
通常サイクルであれば真風6作目は宝塚大劇場の正月公演。
1作くらい公演順の入れ替わりがあったとしても、
さすがに5月末まで公演を引っ張るとは考えにくいので
真風7作(以上)任期フラグが立ったと言えるでしょう。
任期5作目に超大作が来た!!の巻
そんな中、真風任期5作目が
超大作の一本物ミュージカル『アナスタシア』に決定。
任期途中に大企業のスポンサーが付き、
大作一本物ミュージカルを上演するなんて、
完全に「龍真咲」と「かんぽ生命」と『1789』と同じ流れですよね。笑
一応、当時の時系列を整理すると…
2014年12月:龍真咲がかんぽドリームシアターナビゲーターに就任
2015年4月~7月:『1789』上演 ※特別協賛
2015年11月~翌2月:『舞音』『GOLDEN JAZZ』上演
2016年6月~9月:退団公演『NOBUNAGA』『Forever LOVE!!』上演 ※特別協賛
ダブルトップ時代から数えて5作目『PUCK』の途中でかんぽのイメガに就任。
そして6作目は彼女の代表作となった『1789』で、かんぽの特別協賛。
そこから2作後の『NOBUNAGA』で退団しています。
やはり海外ミュージカルはお金がかかりますからね。
大作を前に弾みをつける意味でも
スポンサーにご協力を頂くことはとーっても大事なことです。
一方、真風涼帆にとって『アナスタシア』は
きっと彼女の代表作になるであろう作品。
そもそも彼女の代表作が『オーシャンズ11』の再演じゃあ
役不足というものなのかもしれません。笑
『アナスタシア』は彼女の退団時に
「あの作品をやり遂げたことで満足し、退団を決意しました。」
と言いがちな、キーになりそうな公演の予感がします。
『アナスタシア』を成功に導き、
真風6作目の宝塚千秋楽後に退団発表、
からの7作で退団とすれば、流れとしては完璧だと言えるでしょう。
(もちろん1作延長くらいの誤差はあり得ます。)
ちなみに、龍と真風は同じ研12就任。
龍は明日海とのダブルトップ体制を含めて任期8作ですから、
真風任期7作というのは、早期就任組としては普通なのかもしれませんね。
博多座の行方が気になるの巻
そして、もう1つ気になるのは
来年秋の博多座公演がどうなるかということです。
ここ最近の博多座と言えば、
2019年:宙組『黒い瞳』
2018年:花組『あかねさす紫の花』
2017年:月組『長崎しぐれ坂』
と、過去の名作の再演が続いていますけれども
最近の宙組トップスターたちに関しては
2016年:宙組『王家に捧ぐ歌』
2013年:宙組『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
と、自身の中でも比較的大きな作品の
セルフ再演を行っているんですよね。
…もしかしたらもしかして
『アナスタシア』を持っていくなんてこと有りうりますかね?
劇団はこれまで『エリザ』や『ロミジュリ』のように
版権料の高そうな公演は本公演や別箱で再演を繰り返し
予算を分散させる手法を取ってきました。
よって『アナスタシア』も博多座での再演込みで
お買い上げした可能性も無きにしもあらずだと思います。
で、真風任期6作の場合、
博多座がプレさよなら公演となるわけですが、
そこで直近の公演の再演をするとはさすがに考えにくいと思うのです。
(※早霧の中日公演『星逢一夜』再演は、好評を博した本公演の再現ということで「異例」扱いかなぁと思ってます。)
よって博多座が『アナスタシア』であれば
任期7作越えの可能性が高まりますし、
逆にプレさよなら公演であれば
別の作品を上演するんじゃないかと思ったりします。
とはいえ、大作海外ミュージカルを
いきなり外箱に持ってこれるかと言われると
それも難しい気がするのですが…どうなんでしょうねぇ。
まぁ、このあたりは来年上旬にならないと分かりませんので
現段階では何とも言えないんですけどね。
今後の人事の鍵となる『真風涼帆の任期』
と、こういうことを書くと
「あなたは真風涼帆さんを早く辞めさせたいのですか?」
と怒りのコメントを頂きそうなので断っておきますと
ち が い ま す 。(きっぱり)
昨年までの宝塚人事の鍵が
「礼真琴の2番手は誰になるのか?」だったのと同様に、
「真風涼帆の任期」は全組&全学年に余波を生じさせる案件なんですよね。
真風涼帆の任期はどうなるのか?
それはつまり、芹香斗亜はどうなるのか?と同義であり、
それはつまり、桜木みなとはどうなるのか?と同義であり、
それはつまり、他の95期生組はどうなるのか?と同義であり、
同時にいつもの「トップの変わり目で誰かが2番手でやってくる」が
どうなるのかという問題にも関わってきます。
そして、相手役は変わるのか?
それはつまり夢白あやがどうなるのか?と同義。
それはつまり他の組の娘役事情がどう変わるのか?と同義でもあって…。
うーん、複雑だなぁ。
ちなみに、現状だけでまとめると
真風7作任期からの芹香5作任期というのが
一番分かりやすい流れになるわけですが…。
ともすれば桜木にトップの椅子が回ってこなそうなのが気になるところですね。
個人的には、今の宙組の体制は「古き良き宝塚」を再現しているという
非常に分かりやすい売りを持っていますし、
中任期でもぜんぜん有りだと思うのですが…。
果たして、劇団の采配やいかに。
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コメント
真風さんがく長期なんだろうなというのは最近の発表を見て確信しているのですが、相手役の星風さんの任期はどうなるのでしょうか…?
アナスタシアでタイトルロール=退団説が出てる見たいですが、何となくまだやめないような気もするし…
研4就任+宙組初生え抜きで大切に育てられてきた娘役さんなので…
ただ2番手も芹香さんでトリデンテが変わらず長期というのもありえないきがして…
芹香さんがいつまで2番手をやるのか。そのまま宙組で待つのか組替え落下傘トップ?謎が深まります…
コメントありがとうございます‼
個人的にはタイトルロールだから退団、という安直な考えに関しては否定的な立場です。笑
とはいえそこのトリデンテがずーっと一緒なのも考えにくいわけですが…7作ならギリなんですかね?
最近は前例があてにならないことが多いので据え置きのままいきそうですけどねー。
こんにちは!いつも楽しく拝読させていただいてます。今日は怒りませんよ(笑)真風さんの任期ファンとしては
嬉しいですが、そこまで全体の人事に影響があるとは思いませんでした。
他のトップさんはスポンサー付いてるのに真風さんは付かないなーだから制作発表もないのかしらんぐらい思っていた所の、まさかの岩谷産業がスポンサー
優良企業ですもんねー。どうなんでしょう。当初はまぁ様と同じく5作だったのが、別箱含めての大劇場のチケットの売れ行きの良さを認められて、スポンサーも付き任期が伸びたのでしょうか。
キキちゃんの行方ですが、やはり待っても宙組でトップになるんじゃないでしょうか。二番手長くてもまだまだ年齢的には若いですし、このまま真風さんの後を引き継いでもらいたいです。
このままでは行かないんでしょうかね。
コメントありがとうございます‼良かったです、怒られなくって…笑
真風さんの安定感と岩谷産業さんって個人的にはピッタリな印象です。
以前おっしゃられていた通り就任学年が若いからそもそも中期以上でもオッケーなわけですが、
安定しているからこそ7作コースにゴーが出たともいえるかもしれません。
私もこのまま宙組を継いで欲しいと思うのですが…どうなんでしょうねー。
いつも「なるほどー」と頷きながら読ませてもらっています。
私はネオダンディズムのプロローグから湖月から始まって柚希真風と統一感無いご贔屓で今に至りますが
退団という話は聞きたくないもんですよね
しかしトップになった瞬間から退団までカウントダウンが始まるわけで…。
怒られるかもしれませんが、真風さんが3番手2番手のときのほうが幸せでした笑
皆さん言われるように、いろんな役が出来て美味しすぎます
柚希は独壇場だったので2番3番手の美味しいところもトップなのに持って行くという力業でしたが、真風さんは組子みんなでという感じが
私には新鮮でどっぷり真風沼にハマっております。
どうでもいい自己紹介は置いておいて。
やはり女性が男を演じ、キラキラな理想の男というのが宝塚の魅力なので
歌が上手かろうが踊れようが、圧倒的な男の魅力とオーラがある人にトップになってほしいと思ってしまいます
蒼汰さんの言われる古き良き宝塚です。
新花も新星も万能な才能のトップさんになりました。
でも、古き良き宝塚を体現している真風さんにはもう少し頑張って伝統を残してほしいと思ってます。
そうなるとキキちゃんには申し訳ないのですけどねぇ
出来るもんならトップと2番手を交代してもらってもいいぐらいですけど(笑)
これからも考察を楽しませてください(^_^)
長文失礼いたしました。
コメントありがとうございます‼
おっしゃる通り、新花と新星はまさに「新世代」という印象で、新たな時代を引っ張る新星たちだとすれば
だからこそ古き良きを体現し続ける存在も必要だからこそ、現宙組が輝くのかなぁとも思います。そこを買われての7作コースなのかもしれません。笑
トップに立った瞬間、あとはゴールに向かうだけ。悲しいですけど、それがトップの運命ですもんね。
彼女の素晴らしい男役芸が少しでも長く見られることを祈っています。