雪組『夢介千両みやげ』新人公演・全キャスト発表!!

 

雪組『夢介千両みやげ』新人公演の全キャストが発表されました!!

 

雪組の醍醐味である和物たる本作。

前回の主要3役の発表は、雪組の御曹司は縣千、次世代御曹司は華世京ですよ、

という高らかな一人っ子宣言が非常に分かりやすかったですね。

 

その他のキャスト発表は、組の今後を占う重要なもの。

雪組ファンとしては非常に気になるところだったので、

一つずつ確認していきたいと思います。

 

新人公演配役感想・男役編

 

さて、他の主要(今回取り上げる)キャストは以下の通り。

夢介 彩風 咲奈 縣 千
お銀 朝月 希和 華純 沙那
伊勢屋総太郎 朝美 絢 華世 京
三太 和希 そら 一禾 あお
悪七 綾 凰華 紀城 ゆりや
斎藤新太郎 諏訪 さき 壮海 はるま
金の字 縣 千 聖海 由侑
一つ目の御前 真那 春人 蒼波 黎也
鬼熊 久城 あす 絢斗 しおん
春駒太夫 愛 すみれ 有栖 妃華
お松 野々花 ひまり 花束 ゆめ
お糸 夢白 あや 愛陽 みち

 

3番手・和希そら役を取ったのは102期生の一禾あお。

下級生ながら比較的知名度が高く、

歌に芝居に顔芸にと実力も高い彼女は、

前回『CITY HUNTER』では夏美ようさんの役を任せられていました。

 

今後、その実力を買われて便利屋さん的ポジションに落ち着きそうですから、

ここで和希そらの役を振られたのは、納得という感じです。

 

続いて103期生のダブルタワーである壮海はるま&聖海由侑は、

揃って諏訪さき&縣千の路線格に引き続き抜擢。

 

前回『CITY HUNTER』では壮海が縣の役、聖海が諏訪の役でしたから、

綺麗に入れ替わったかたちになりましたね。

 

この2人も今後は煌羽&久城、眞ノ宮&星加のような、

雪組お得意の同期別格コンビポジションを辿りそうな気配です。

 

今回はそれぞれの持ち味とは逆の上級生の役を演じるということで、

それが大いなる経験になることは間違いないでしょう。

 

また、ともに文化祭主演者であった、

104期生の蒼波黎也VS105期生の紀城ゆりやのバトルの行方ですが、

ひとまず今回は紀城ゆりやにチャンスが振られた模様。

 

路線候補生が多い105期生ですが、紀城は今回、綾凰華の役。

ついに路線格をゲットしたことになります。

 

一方の蒼波は真那春人の役ということで、

将来的には美味しい別格枠に移行していくのか、

あるいは次にチャンスが振られるかは、今回の出来栄え次第かも?

 

あと、雪組ファンとしてニヤリとしてしまったのは、

『CITY HUNTER』本公演で構成員役として

毎日アドリブを頑張っていた104期生の絢斗しおんが、

作品内で敬愛していた組長を演じた久城あすの役を振られていることでしょう。

 

あんなカッコいい男役になれたらいいですねぇ、

と、あの日の構成員(を演じた彼女)にエールを送りたい気持ちです。笑

 

新人公演配役感想・娘役編

 

一方の娘役はということ、これが結構な混戦模様。

まず前回新公ヒロを務めた音彩唯が、なんと今回は役無し。

 

新公ヒロ経験者とはいえ、次の新人公演で役が無いことは、

まぁ少なくはないですけれどもプチビックリ。

とはいえ彼女は洋風な顔立ちですし、

和物である本作で目立つ役どころは避けたのかもしれません。

 

同じくヒロイン経験者の夢白あやは、今回新公ヒロを逃しただけでなく、

妃華ゆきの演じる芸者の役となりました。

 

前回『CITY HUNTER』で野々花ひまりの役を演じていますし、

同じ人から2度学ぶ必要はないってことで、

今回は和服さばきの特訓を積む、ということでしょうか?

 

ちなみに路線格を振られたのは、

野々花ひまり役が103期生首席入団の花束ゆめ。

夢白あやの影に隠れてしまっていますが、これは大いなるチャンス!!

 

そして夢白あやの役は、『パッション・ダムール』で美声を披露した

104期生の愛陽みちが抜擢となりました。

 

また、原作だと出番が多いらしい愛すみれの役は、歌唱力登用なのでしょう、

102期生にしてエトワール職人となっている有栖妃華が取りました。

 

混戦模様となっている娘役布陣ですが、

これもまた新人公演の一つの醍醐味のようなもの。

今回の抜擢を生かし、ぜひ次のステップに進んで欲しいと思います。

 

役が少な過ぎません?

 

しかしながら、今回の発表で改めて思ったのは、

せっかくの和物、しかもオリジナル作品なのに役が少な過ぎること。

 

もちろん、普段の公演で下級生についている役なんて、

ほとんどモブにただ名前をつけただけのようなものですが、

それでも名前があれば人格が帯び、

それがモチベーションに繋がると思うんですけどねぇ、と思ったのでした。

 

雪組としては久しぶりの和物、下級生たちは今回の公演を通じ、

たくさんのことを学んで欲しいなと思います。

 

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コメント

  1. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    縣の新人公演主演、おかわり!となったわけですが、縣の本役金の字は、実は遠山の金さん。

    ラストで金さんがもろ肌脱いで

    「この桜吹雪見忘れたとは言わせねえ!」

    「ははーっ」

    いくらなんでも、5番手(?)がラストの場をかっさらってはいかん。何かさらに仕掛けがある気がします。

    夢介、実は豪商の息子ではなくて、大名の息子が世情を学ぶために町民に扮している「桃太郎侍(作者が同一)」とか。

  2. とと より:

    元旦に出された103期の最終成績では夢白さんが3位も順位を落としてるんですよね。大人っぽいですし芸者役は勿論映えて綺麗なんでしょうけど、これはここに来て若干の失速なのか、それとも娘1に向けて体力温存期間中なのかがちょっと気になっています……

  3. より:

    禁忌・蒼穹の昴原作小説に手を出してしまいました。まなはるが現実逃避でアヘン吸ってバタン!と寝る役者趙を脳内で演じてくれて、めちゃくちゃ楽しいです。でも、舞台見たら何でこうなった?って言いそう…(笑)
    さておき、夢介新人公演。
    娘役は新人公演の他に、代役である可能性も考慮せねばならないと最近思います。男役なら番手順に繰り上がるので分かりやすいのですが、娘役は番手がない。通常私たちの目には触れませんし、できれば見たくない代役ですが、絶対に存在する。そしてこちらはお試しではなく、ある程度実力のある娘役が担っていると思います。だって、本公演を全て代わりに担うかもしれないのですから。
    星組ロミジュリでは小桜ほのかがジュリエット代役だったそうですし。(愛月DS参照)
    今雪組で代役できそうな娘役というと、夢白しか思いうかびません。代役の場合、本公演・新公の役はある程度軽くなるのではないかと。
    夢白あや、ステイのように見えますが、表面上だけだと思います。というか、そう思いたい(笑)
    新公も本公演も、無事に上映できることを祈っています。

  4. まろこ より:

    音彩さんは意外ですが、恐らく次回が102期が最後になるので今回101.102優先というのであれば歓迎するべきことだなと思っています。

    役の少なさは和物、というか石田先生は娘役の役少ないイメージですねぇ。

    壬生義士伝も役付き最下はみちる(子役)潤花も芸者とかで役名なしでしたし、誠の群像もそんな感じであったような。

    宝塚あるあるではありますが、役が多いだけで素敵な作品だなと思うので(よかったなと思う要素のあくまでひとつ)やっぱりふと思い返してはシティーハンター楽しかったなあとクスクスしたりするなどしています。

    とはいえ、まずは見なければ始まらないので初日を心待ちにしております。無事初日の幕が開き完走できますように!

  5. みみ より:

    夢白さんは確かにラストで成績を落とされたというのがあるかもしれませんが、和物はほぼ初めて。歩き方から練習されているとのことなので、日舞?和物が得意とされて雪組に配属された華純さんがヒロインで今回は良かった様な気がします。
    今回でばっちり雪娘から学び、次の和希さんの東上で相手役をされるのでは?と勝手に想像しています。

    ちなみに以前からなぜ音彩さんが雪組に配属されたのか、正直疑問に思っています。
    彼女が和物が必ずくる雪組にいるのは逆に意味があるのでは。(=トップにする気はないか組替えする)
    と思うのですが。
    いつか見解をお聞かせいただけたら嬉しいです。