星組別箱公演の振り分け発表に思う

 

星組別箱公演の振り分けが発表されましたね。

 

トップコンビのショー公演、愛月ひかるの東上公演、

そして轟悠のラスト公演という、

色んな意味で注目度が高かった振り分け。

 

メンバーを見て思ったことを書いていきます。

 

ついに礼&瀬央の95期コンビが共演!!

 

まずは礼真琴&舞空瞳トップコンビによる、

ショー公演『VERDAD!!』。

 

 

こちらのメンバーの注目点は、

ついに瀬央ゆりあが礼真琴との共演を果たしたことでしょう。

 

瀬央ゆりあは『阿弖流為』以降、

紅ゆずる政権下において礼真琴と徹底的に分けられ、

礼の好敵手になるよう教育されてきました。

 

満を持して『VERDAD!!』でファン待望の共演!!

…ですけれども、ショー公演は番手があまり関係無いですし、

そもそもみんなでワイワイ楽しむのが趣旨ですから、

同期愛を魅せるには調度良い公演なんだろうなぁと。

 

その他、主要メンバーで言えば

新公主演者で碧海さりお、ロミジュリで愛に抜擢された希沙薫というダンサー組に、

最上級生は天寿光希というメンツ。

 

総勢21名、しかも礼真琴が学年2人目という

少数精鋭でメンバーが集められたのも特徴かもしれません。

(まぁ舞台狭いですもんね、あのホール。)

 

東上ヒロインよりも気になるのは

 

そして愛月ひかる東上公演『マノン』。

気になるヒロインは有沙瞳、しかも破線上。

 

 

まぁこれは海乃美月の流れからみるに、

いわゆる「でしょうね」案件。

小桜ほのかに東上ヒロを重ねるわけにはいきませんもんね。

 

そして海乃・有沙は完全に「強い娘2ポジ」に君臨してますねぇ。

年に1回は別箱でヒロインを取ります、的な。

まぁ実力、立場を考えると当然なんでしょうけれど。

 

それよりも個人的に気になるのは、

男2(ロドリゴ)、男3(ミゲル)が誰になるのか、です。

 

キャストから推察するに、男2はたぶん綺城ひか理、

男3は天飛華音…だとさすがに若過ぎるから、

上級生別格の誰かがやるのかもしれない。

 

つくづく、組替えって本人は大変だろうけど

路線としては美味しいなぁと思います。

雪組の綾凰華、宙組の紫藤りゅう同様、

綺城ひか理もなんだかんだ美味しいポジションを維持してますよね。

 

メンバー的には、フレッシュな礼&舞空には魅せられないような

大人な色香が溢れる公演になるでしょうから、楽しみです。

 

栄えある轟悠ラスト公演のメンバー

 

そして長年宝塚に貢献を果たしてきた

轟悠ラスト公演のメンバーも発表になりました。

 

 

轟悠と言えば、最近は星組と縁が深いのか

『ドクトル・ジバゴ』『シラノ・ド・ベルジュラック』と

2作品で特出しています。

 

このどちらにも出ていたのが天寿光希瀬央ゆりあですが、

今回はさすがに離されました。そりゃそうですよね。

 

気になるのはヒロインや男役2番手が誰になるのかなんでしょうけれど、

今作は轟悠の轟悠による轟悠のための公演でしょうから、

もしかしたら不在の可能性もあるのかなぁと思ったり。

 

男役2番手「格」は天華かもしれませんけれど、

轟悠の最後の相手役、などというとてつもない肩書きを、

果たして誰が背負えるのでしょう?笑

 

そして、下手にチケット売れる上級生等がいても

チケットが回らくなってしまう問題があるでしょうから、

若手の登板が目立つのは「でしょうね」案件と言うもの。

 

と同時に、轟イズムを継げるラストチャンスですので、

若手の中でも天華えまと極美慎の両巨頭に、

そして今後が気になる稀惺かずとが登板となったのも、

なるほどなぁという感じ。

 

あと、小桜ほのかが地味に

『ドクトル・ジバゴ』から3連続登板なんですね。

前回はヒロインでしたし、高い実力が信頼されているのでしょう。

 

専科特出はもっと多いかと思ってましたが、

代表して(?)汝鳥伶の登板となりました。

 

こちらもどんな作品になるのか、楽しみですね。

 

下級生まで登板があって良かった

 

というわけで今回は全体的に

「でしょうね」案件の多い振り分けだったと思います。

 

しかしながら3公演に分かれたことで

下級生まできっちり出番が振れたみたいで良かったです。

ただでさえ星組は現在2チームに分かれて公演中であり、

別箱は貴重な舞台経験になるでしょうから。

 

これらの公演が行われる頃には、

今よりも少しは情勢が落ち着いているといいなぁと思う私なのでした。

 

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コメント

  1. おさかな より:

    蒼汰さん

    こんばんは!今日雪組公演を見に行っていたら、いつの間にか星の振り分けでて驚き余韻が飛んでいきました〜。(最初で最後のだいきほ観劇でしたがチケ取れてホント良かったです涙!)

    個人的にお芝居が好きと公言してる極美が轟さんから学べるものは多そうだなと思っていたので嬉しいです。

    有沙さん、タイトルロールですね!予想通りではありますが楽しみです。

    そして礼&瀬央コンビ待望の別箱共演!!チケットとれるの難しそうですが頑張ってみたいと思います笑

  2. ねこまさ より:

    私の感想ですが、、、

    VERDAD

    たしかにかなりの若手で、「誰?」
    が多いですね。
    音咲いつき・都優奈は歌、夕渚りょうはダンサーですが、あとは分からず。

    マノン

    愛月ひかる、綺城ひか理、天飛華音までは分かりやすい。
    新公ショーブランでものすごい歌声と貫録を見せつけ、ようやくヴェローナ大公で抜擢された遥斗勇帆がどこまで主要な役に食い込んで来るかに注目。
    大輝真琴、輝咲玲央の星組ザ別格や漣レイラを追い越すか。
    別箱ゆえに逆転もありえる。

    婆娑羅の玄孫

    ヒロイン格は小桜ほのかの他に音波みのりもいますね。
    Wかもしれません。

  3. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。家系図によると婆沙羅大名の子孫らしい地方民です。

    「轟悠最後の相手役というとてつもない肩書を、果たして誰が背負えるのでしょう」という賛辞をありがとうございます。

    往年の銀幕のスタア的な男役芸に、稽古場での役作りから立ち合い、同じ板の上で呼吸できる、こんな贅沢で貴重な機会を、生徒さんが「降られた」とか「蓋された」と思っているわけは無かったでしょうに、ファンの中にはねえ・・・

    今回はSNSで「天華、極美は轟に蓋をされる形となってしまいましたが」という表現をあまり見ないので嬉しいです(冗談ですよ)

    • こころ夫人 より:

      こんにちは。

      いつも楽しく、拝見しています。
      轟さん・礼さん・愛月さんの三様の公演で、それぞれに振り分けされた組子さんたちの、新たな魅力の競演なのですね。

      大劇場で公演中のロミオ&ジュリエットでの、デュエットダンスは、評判通りの高度なもので、私の目には何がおきているのか、ついていけず、すみません、わかりません…でした。

      アンフィシアターでは、360度どの位置からでも、トップコンビのダンスが観られる(かも?)なんて、ついていけなさそうですが、でも楽しみです。

      無事に、今後の公演が開催できるように、劇団の皆さんの努力を無駄にしないように、自分のすべきことを、忘れずにすごしたいと思います。

  4. あやこ より:

    3分割しても充分見応えあるなオイ!(きっとmasaさまも同じ思いでしょう笑)
    コンサート組は、礼瀬央と若手によるバキバキK-POPからの(ミッキー王子は永遠にフレッシュなので可)うっとりディズニーメドレー、マノン組は重厚に暑苦しく(褒めてます)理事組は、クセの少ないメンバーでスマートに。
    もちろん全配信。
    いやー、上手にできてます。
    今年の夏は、忙しくなりそうですね、masaさん!笑

  5. MS より:

    紅さんのスカピン観劇以来、すっかり星組から離れてしまってましたが、ロミジュリで星組復活しました!通わせてもらってます。
    今まで、ロミジュリが何故ここまで絶賛されるのか、正直あまりよく分からずにいましたが、ファントムを望海・真彩で感動してしまったように、礼真琴を待ってたのねっていうロミジュリ。こういう少年少女だからこその腑に落ちる感じ。
    稀惺かずと君、後ろの方で踊っていてもオーラが隠せず、今度はいしさんのお芝居出演ですよね。この3分割は、人数が多い星組の下級生にとっては、勉強とアピールの絶好のチャンスですね。下級生、だいぶ覚えたので、楽しみです。
    そしてそして、このロミジュリを経てからの愛ちゃんと有沙瞳でマノンですよ。発表があったときは、マノンの何がよくて再演なんだろうと思いましたが、この2人なら観てみたいというゾクゾク感に変わりました。そして水乃ゆりちゃんにとっても、娘2(もちろん娘1も)を狙うなら、とてもいい勉強の場だと思います。
    なかなか、3公演とも、見どころあり、下級生も楽しみな、素晴らしいラインナップになりましたね。