宝塚歌劇団は変われるのか?・タカラジェンヌの自死に直面して

 

昨日、私は外出していたため、

ゆっくりスマホを眺めることが出来たのが就寝直前だったものですから、

このショッキングな出来事に直面したのは少し時間が経ってからでした。

 

 

まずはお悔やみを申し上げます。

 

タカラジェンヌの自死という事実

 

タカラジェンヌに限らず、自ら死を選ぶというのは、

相当な覚悟がいる行為です。

 

だからこそ、「辛いくらいなら辞めれば良かったのに」とか、

「誰かに相談していれば」とか、確かに事実そうなんですけれど、

そんな軽薄な慰めの言葉を吐くことが私には出来ません。

 

人は本当に辛かったら、

まして、思春期のころから宝塚歌劇団という閉鎖空間に過ごしていれば、

現世に逃げ場などないと思いつめてしまうこともあるとでしょう。

 

だからこそ宝塚歌劇団は、そんな若者たちを管理・教育する場として、

適切に運営がなされるべきなわけですが、

それが現時点で成り立っていないということが明らかになりました。

 

劇団側は、起きてしまった事実をきちんと受け止めたうえで、

事実をどこまで公表するのかを含め、

まずはご遺族の意向に誠意をもって寄り添う必要があると思います。

 

よって、正式な発表があるまでは、

外野はむやみやたらと騒ぎ立てるべきではない、と思う一方で、

そんなことは到底無理で、迅速な対応が求められているのもまた事実でしょう。

 

それだけに、現役団員の自死というのは、

あまりにショッキングで、あまりに重大な事件です。

 

時代は変わる、価値観も変わる。

 

ここで少し身の上話をしますと…いわゆるゆとり世代として育った私は、

団塊ジュニアや氷河期世代から「厳しい指導」をされた最終世代だと思います。

 

だからこそ、劇団の理不尽な人事や対応についても、

ある程度の理解を示してきたつもりですが、

そんな私ですら、中間管理職になってつくづく思うのは…

やはり時代は変わりました。

 

集団を理不尽なルールや規律で縛り上げ、

耐えがたきを耐え、根性だけで必死に生き抜いていくような価値観は、

多様な「人財」を尊重するようになった現代では、残念ながら通用しません。

今の若者は軟弱だと言われようと、もう止められない事実なのです。

 

それはSNSという村社会の可視化でより加速し、

あの巨大なジャ〇ーズ帝国ですら崩壊しかけているのですから、

宝塚歌劇団も、その変革が求められる時が来たのだと思います。

 

別に記者会見しろだの、意味の無い第三者委員会を発足しろだの、

そういう上辺だけの話ではなく、

もっと根本的に、人を大切にして欲しいです。

 

ファンを大事にしろとは言いません。(いやして欲しいけどさ)

この何にも縛られない自由な現代において、

敢えて規律を重んじる禁断の花園に入団することを選んだ若者たちを、

もっと大切に大切に扱って欲しい。私が望むのはそれだけです。

 

踏んだり蹴ったりな110周年

 

…と、ここまで綺麗な言葉で書いてきましたけれど、

いやはやビックリですよね。

 

嫌な流れが100周年前に似ているなんて以前書きましたけれど、

マジで笑えないレベルで、というか前回以上に悪い方向に転がっている気が…。

 

上田久美子の退団、原田諒の退団とセクハラ騒動、

週刊誌に目を付けられ、あることないこと掻き立てられたいじめ事案、

期待の95期生は柚香光と月城かなとは退団し、礼真琴は体調を崩して休演、

そして今回のタカラジェンヌの自死…。

どうなってんの、宝塚、いや木場理事長???って感じです。

 

そんな懸念を抱きながらも、昨日で私は宝塚ブロガー6年目を迎えました。

「清く、正しく、美しく」というフレーズが空虚に響く絵空事にならないよう、

劇団は今後について真剣に考えて欲しいと切に願います。

 

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コメント

  1. ひなたねこ より:

    今回の件、ほんとうに心が痛みます。
    そして劇団の危機管理能力に不安しかありません。
    ご本人だけでなく、この件で深く傷ついている方たちを守ることができるのか。
    芸事は一般企業での当たり前が通じない部分もあるとは思いますが、劇団運営は一般企業の感覚と同じ、いえブランドイメージが極めて重要なのですから、一般企業以上に今の時代の人権感覚や情報発信に敏感でなければならないと思います。
    危機管理と企業広報のプロを経営陣に迎えるべきだと思います。
    また、この時代の「清く正しく美しく」とは何か、宝塚歌劇が変えるべきこと、ブランドとして変えないことは何か見直すべきときではないでしょうか。
    卒業後のキャリアが多様化し、若者たちのモラトリアム化も進んでいるこの時代、極論すれば入団年齢は高卒以上で良いのではないか?未婚女性しか所属できないのが良いのか?劇団に所属しながら外部のオーディションを受けられないか?などなど。
    念のために申しますと、そうすべきと私が考えているわけではありません。
    ただ、そのぐらい極端でも、今まで何となくモットーだから慣習だからで深く考えてこなかったことを掘り下げて、今後の宝塚歌劇団のあり方を考えてほしいと思うのです。
    話が広がり過ぎましたが、要は平素より経営層にしっかりしてほしいと思っているということです。

  2. そも より:

    まだまだライトの域を抜けないファンです。それだけに宝塚歌劇団には企業としていかがなものか、どころかおかしいだろ?と思うことが多く目につきます。
    なにより『生徒』という肩書の社員(とその家族)に様々にして多くの負荷をかけていること。一般社会の常識いや良識から鑑みて、その有り様はまったくのブラック企業です。
    そしてその状態を疑問に思わないらしいディープなファンの人々と特権意識でガッチリ固まってるファンクラブ。
    これがヅカの伝統とばかりに、これらの人々がブラックの常態化を受け入れ、自分たちが宝塚のブラック化に手を貸していることに全く気づいていない。
    伝統を守ることは大切ですが、蒼汰さんが書かれているように、時代にそぐわない、個人に多大な負荷をかける伝統なんか、守るに値しないただの悪しき風習です。
    社員を大切にしない会社に夢だの希望だのと語る資格はありません。

  3. ずんだもち より:

    事実を受け止められません。
    どうしたらいいのでしょう?

    亡くなられたかたが誰であれ、「苦しい、つらい」という生徒たちのメッセージをファンもなんとなく嗅ぎ取っていて、「どこかおかしい」と度々言っているのに、幹部に伝わらないんですね。
    ○○さんの舞台上でのあの行動も、正面から向き合おうとしない劇団幹部に対して、自分の地位を失う覚悟の上での精いっぱいの抗議だったのかも知れません。
    木場理事長は交替するしかないでしょうね。
    経営陣も総取っ替えしてほしいです。
    再教育されるべきは生徒ではなく、劇団上層部でしょう。
    亡くなられたかたのご冥福をお祈りします。
    私の細々観劇でも目にしたことのある生徒さんでしょうか?
    今さらですけど、あなたは素敵!と言ってあげたい。

  4. より:

    96期の過去問題を超える最悪な事が起こってしまいました。新トップお披露目公演2日目にして激震が走っていると思います。面白おかしく色々とネットに書かれてしまうと思いますが、亡くなったご遺族のケアと現生徒らのケアを大事に時間を掛けるところは掛けてこの難局を乗り切って頂きたいです。

    臭い物に蓋をする傾向にあるように感じるので現代に合った対応をして頂きたい、舵の切り方を間違えないで欲しいと切に願います。

  5. ポポロ より:

    蒼汰さま

    蒼汰さまのご意見を、激しく頷きながら拝読致しました。
    生徒をもっと大切に!
    本当にその通りです。
    実情はわかりませんが、大切に気を配っていたのに力及ばず、、、という感じには思えませんよね。
    96期問題の時から進歩してない!

    文春記事への対応、人事や配役での対応等木場理事長になってからは、あまりにひどかった。
    生徒をゲームの駒、金儲けの道具としてしか見ていないのではないかとさえ思えました。
    そうした不適切な対応の結果が今回の不幸を招いたのではないでしょうか。

    理事長及び経営陣の刷新を希望します。
    劇団は逃げずに責任を果たして!
     

  6. アライグマ より:

    今から東京宝塚劇場にての観劇予定です。なんとも曰く言い難い心情です。
    お亡くなりになった方のお名前も判然としない中で、何かをいうことは控え、今の花組さんのパフォーマンスを目一杯楽しもうと思います。

    ひとつだけ。今回の事件のみだけでなく、「未婚の女性だけの劇団って、ーーそれって前近代的だし、どうなのよ。多様性が求められる時代に」という声が出るだろうというのは、私自身もそう思ったことがあるので、よくわかります。
    ただ、一方で、世の中にはいくつも劇団がある中で、この特殊性を維持するからこそ、継続できていくということもありえます。

    もし、劇団員に既婚者も含む、人材も行ったりきたりできるとなれば、おそらく、それは「ザ宝塚」の終わりの始まりだろうと思います。
    今回の事件とは直接関係ないのですが、長ーい、ライトファンの印象です。

  7. より:

    劇団の正式発表をただ待つのみ。
    自死した生徒とご遺族への誠意を尽くしたものであれば、全方位、万人が納得するものでなくとも良いと思っています。
    なので、外野が無責任に正義感面して騒ぎ立てることだけは絶対に控えたいと存じます。

    何か責任の所在を明らかにし、仮に元凶の社会的抹殺をしたとしても、果たしてそれで真実解決かというとそうではないので、劇団に変革が求められるべきとの意見に深く賛同します。

    とは言え、具体的にどう変革すべきなのか。。。
    ただ一つ言えるのは「何かコトが起こった時の対処の仕方」これを改革しないことには始まらないのでしょうね。

    芸の世界は、特に宝塚歌劇団は、トップを頂点としたヒエラルキーがあり、音楽学校からの上級生下級生という縦社会で、これ自体は宝塚歌劇団の魅力にもなっている部分です。
    現代にそぐわないことと矛盾を抱きつつも、この仕組みが膿を作る要因だと気付いてはいても、実はこのパッケージに魅力を感じているファンは多い筈ですので、ここを現代風に平等まっ平らにする事は、おそらく出来ません。
    お掃除当番がなくなっただけでもかなりの改革だと私は思っているくらいです。

    話が逸れましたが、元々膿が生まれやすい危うい仕組みである以上、膿が生まれた後の姿勢・対処が明確になることで膿の抑止に繋げるしかないというか。
    それは例えば、ヒットメーカーの演出家であろうが、公演中のトップであろうと即座に引きずり降ろすだけの効力を持ったものでお願いしたい。
    勿論それを逆手に取る冤罪もあり得るので、そこに対しての整備も必要になりますけど、本人のモラルに頼るだけでは闇の巣窟になる以上、罰則で縛るしかないのでしょう。
    本来そんな考え方は大嫌いですが、どんなことが起ころうとフニャフニャとなよなよとビシッとしない劇団の態度には疑問しかないので、これくらいで結果的には丁度良い塩梅になるのかなと。

    まぁ、所詮、中のことを知らない外野の戯れ言ですので見当違いの事を言っているかもしれませんが(^_^;)、
    宝塚歌劇団が時代錯誤な代物なのは確かで、その時代錯誤感が歌舞伎のように尊ばれているのも一つの事実である以上、時代錯誤を今後も継承していくしかないのだとしたら、ピリッと一つの揺るぎない線を引いてほしいと思っています。
    営利的に線を引くなんてことは容易くいかないのも重々承知してはいますが、ここもあそこもと思うから中途半端なうやむやに帰結してしまうのだとも思うので、それこそ清く正しく美しくをモットーに線引きした潔く強い対処の仕方を今後は貫いてほしいと考えます。

    • より:

      少々言葉足らずで誤解を生む書き方だったかと反省し補足を記述します。

      >>何か責任の所在を明らかにし、仮に元凶の社会的抹殺をしたとしても、果たしてそれが真実解決かというとそうではない
      → 責任の所在を明らかにするのも、元凶の社会的抹殺も、ただ戦犯を作り制裁を与えて安心したいだけなら(騒ぎ立てたいだけなら)意味が無いという意図です。勿論、個の解決だけ試みても、事件を生み出す温床がそのままならば抜本的解決ではないという意味も含んでいます。

      >>それは例えばヒットメーカーの演出家であろうが、公演中のトップであろうと即座に引きずり降ろすだけの効力を持ったものでお願いしたい。
      → これは、例の記事を鵜呑みにしての発言ではありません。それくらい忖度せず即効性を持って対処する姿勢を取ってほしいという意図であり、単にイメージしやすいかとわかりやすく例に出しただけの事です。
      真相なんて所詮外野にはわからないことですので、宝塚に限らずどんな記事もゴシップは話半分にしか思いませんし、翌日には忘れるくらいの位置付けです。

  8. はる より:

    取り返しのつかない事態になってしまいましたね。

    亡くなった理由は、「ダイエットがうまくいかない」とか「失恋して発作的に」とか、そういう個人的なことも考えられますが、もしも劇団のあり方に追い詰められたのだとしたら、もう宝塚から離れようとも思います。「悪いのは劇団、ジェンヌは悪くない」と何だかんだ応援し続けるファンの存在が、結局は劇団をそこまで高慢で怠惰にしたんじゃないかとも思うので。ビジネスだもの、企画が成功して売れてさえいれば、現場で何かあっても文句を言えなくなるのは仕方ない。
    ※もっとも、そうだとしても正直に「劇団が追い詰めてしまった」なんて公表するかわからないんですけどね…。

    私は、以前職場が一緒だった人を亡くしたことがあります。ほぼ定時で上がれる仕事だったし、言動もSNSもそんな兆候はありませんでした。本人の奥さんや親さえ気づかなかったそうです。だから周囲が必ず関知して事前に防げ、というのが無茶なことは、少しわかっているつもりです。
    ただ、これまでにも黒い噂が数多あった組織だけに、色々勘ぐられるのは当然だとも思います。
    どうか亡くなった方の関係者の方々に誠実な対応がなされるよう願います。

  9. 五條 より:

    誰かのせいにするのはアレですが、木場理事になってから坂道を転がり落ちるかのように…
    現役ジェンヌの自死なんて前代未聞。110年で初でしょうか?
    宙組どうすんでしょうね。なんか演目的にこの結果の後にやるには問題ある流れがあるようで。変更するのでしょうか。というか、こんな事起きた後に、やれるもんですかね?笑顔溢れるショー?いやいやいやいやいや。
    今後しばらくは、宙組で死は扱えませんし、笑顔も無理です。じゃあなにやんですかね。
    そもそも、本件の関係者はどの面下げて舞台に上がるというのか。その渦中の宙組に行かなきゃいけないきよらの心境やいかに。
    これ、立ち回りミスったらスポンサー離れます。銀行とか印象最悪ですもん。

    亡くなった場所ももう特定されています(大島てるにも載ってます)が、川挟んで劇場の真ん前なんですよ。彼女は直前になにを思ったのか。やりきれませんね。

  10. ジャスミン改めローズクォーツ より:

    このような状況で、真摯な言葉をブログに上げてくださり、ありがとうございます。
    本当にやりきれないです…

    仰るように、劇団には、もっと根本的に、人を大切にしてほしい。いえ、してほしい、ではなく“人を大切にすべき”ですね。

    綺麗事と言われてもです、生徒さん達皆様が心身元気で、舞台を(スカステ番組でもいいですが)楽しんでくれたら、そういうハッピーなオーラのようなものは、絶対に観客に届くと思います。

    亡くなられた方のご冥福を心からお祈りすると共に、生徒さんやスタッフさんのケアを早急にお願いしたいと思います…

  11. 甘栗プリン より:

    あまりの衝撃に何も手につかず、生徒たちご家族の悲しみを想うと絶望的な気持ちです。

    本当にあなたは素敵でしたよ、忘れません。

  12. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    蒼汰さん。
    ブロガー歴6年目を迎えられたとの事、おめでとうございます。
    そして何より、沢山の記事で楽しませてくださり、ありがとうございます。
    蒼汰さんのあげてくださる記事と共に、宝塚歌劇のこれからを、末長く見守る事ができるよう、個人としては、気力体力を維持してゆこうと決めております。

  13. せち より:

    現役生の自死という、取り返しのつかない出来事が起きてしまいました。
    どなたが亡くなられたか、何を理由に心を病んでいたのか、私たちには知る由もないのに、推測でとある生徒を攻撃しているSNSのコメントする方、ここでもまるで週刊誌の記事が事実としてあったこと、そのことが原因のようにコメントされている方もいて、辟易とします。
    何に思い悩んでいたのか、それは彼女しかわからない。私たちは正直何もできないし、蚊帳の外でしかない。
    ただ残されたご家族や一緒に研鑽されてきた同期や仲間たちがこれ以上傷つかないように、劇団には誤った対応をしないようにしてほしいし、ご遺族や劇団生全員の精神面のケアを行なってほしいです。

  14. YK より:

    いつも記事を楽しみに拝見してます。
    今回の件は、ご家族や劇団の仲間たちにとても辛い出来事だと思うため、ケアをしっかりして頂くと共に有耶無耶にならないように劇団側では原因調査と対策を速やかにして欲しいと思います。
    皆さんからご最もなご意見を既に頂いてるためその点はお任せするとして、芸能界全般にも共通する空気感がありますが厳しい芸能の世界に踏み入れる心構えの敷居が最近は必要以上に下がってる気がしており、今までなら問題にならなかった事が表面化してると思います。某Jもそうですが今までなら犯罪レベルのトンデモ案件も芸の肥やしなどで我慢出来た(封殺された)のでしょうが、今のSNS慣れした自由な若者には通用しないので劇団はその点を理解してマネジメントする一方で、ジェンヌとして送り出す親も子供の資質(精神的に強いか)を見るべきかと思います。芸能の世界は見た目は華やかですが、足元は毒まみれなのでその点は理解すべきです。宝塚は芸能界全体では間違いなくクリーンですが、一般会社よりは遥かに過酷な競争社会だと思います。宝塚スクールの先生はその世界のサバイバー&他人なので、最後は親と家族が守り寄り添ってあげるしかないと思います。
    前近代的な意見の駄文失礼しました。

  15. イレーヌ より:

    蒼汰さん
    このような辛い状況の中更新して下さりありがとうございます。
    何があったのかわからないですが、
    今の劇団が生徒を守れなかったというのは紛れもない事実ですね。
    礼さんの休演、生徒を攻撃する文春に対し法的措置も講じずのらりくらり有耶無耶にしてきた対応等生徒を使い捨ての駒としか見ていない結果、最悪の事態になったとしか思えません。遺族が劇団を提訴する可能性も十分有り得ます。
    何があったにせよ、今のまま愛と夢の世界を届けるのは無理ですし、劇団の対応次第でファンはどんどん離れるでしょうね。
    手遅れではありますが、これを最後のチャンスと思って本気で組織の抜本的改革に踏み切るべきかと思います。

  16. 宝塚観劇歴49年の竹内 より:

    宝塚は49年もの間、私に夢と希望と幸せを与え続けてくれました。
    その劇団が、今崩壊しつつあるのでしょうか。
    具体的な改革案や提案など出す術を知りません。

    今はただ亡くなられた生徒さんのご冥福を心よりお祈り申あげます。

  17. クリオネ より:

    「もっと生徒を大切に」

    何か事件があるたびに聞きますし、私も本当に思いますが、具体的に何をすべきなのでしょうね。所詮は外野なので何が問題なのか分からないのです。
    思い込みの正義感を振り回して逆に宝塚を傷つけたくはない。

    とはいえ「なんか大丈夫?」とうっすら感じる瞬間もあり、大抵そういう予感は当たっているものです。

    蒼太さんが以前提案されていたことも含め、思いつくところですとこんな感じでしょうか。
    ・制作チームに演出家に提言できる担当の設置
    ・生徒との面談頻度増
    ・カウンセラーの常駐
    ・中堅実力者の待遇改善

    要は、一部に権力が集中する構造を改善すること、生徒のメンテナンスを組長副組長に依存させる体制は改善が必要だと思います。上級生とトップ中心の縦社会は維持すべきという前提ですが。

    なお、私は辛いことも幸せなことも「それはそれ、これはこれ」と多少時間が掛かっても割り切るタイプです。作品に現実は持ち込みませんので、宙組さんの公演はこれこらも楽しめると思います。

    昔ながらの体制にガタがきてるのは宝塚だけではなく、日本社会のあちこちで見受けられます。大阪万博なんて最たるもの…
    100周年から110周年にかけて表面化してきているのでしょう。

    宝塚を舵取りをしている(敢えて言いますが)「オジさん、オバさん」達は現実をよく見て、人間であるタカラジェンヌと向き合って、勇気を出して改革してほしいと思います。

  18. みかん より:

    言葉が見つかりません。いろんな思いが渦巻きますが、なにも言葉にできません。
    物心つかない頃から宝塚に触れ、ファミリーランドと共に楽しい思い出でしたが、2000年代少しずつ離れていきました。100周年以降で戻りましたが、気持ちがついていかなくなりました。
    劇団にはどんな言葉も響きませんが、劇団からの言葉に納得できたことはあっただろうか。生徒は常に矢面に立たされていたんじゃないか。
    おかしいと思った時に劇団に対して何も言わず、応援し続けてきたことが恥ずかしいです。
    わたしはファンをやめます。

  19. まりまり より:

    つい先日、星組の卒業生挨拶でとても印象的だった『(在団中の仲間含め)これから新しく入ってくる仲間たちが気持ちよく舞台に立てる環境が整うこと』という言葉がいつまでも気になっていました。そこに、今回の大変悲しく辛い事件が起こり、なんともいたたまれない気持ちで心を傷めています。
    また、一ファンとして、たくさんの若い後輩たちと一緒に働く身として、子を持つ親として、どの視点から見ても劇団の運営に対しては失望と不信感でいっぱいです。
    本当に運営が交代してから負の連鎖がものすごい勢いで立て続けに巻き起こり、悪い企業体制が露呈し続けるこの状況に対し、これからどのように対処していくつもりなのか。
    ファンはもちろんですが、生徒のみなさんの不安や悲しみが少しでも早く癒えるよう、『しっかりと環境を整えてくれること』を心から祈るばかりです。

  20. まいか より:

    いつも楽しく拝見しております。
    細く長く宝塚を見てきましたが前代未聞の事が起きてしまいましたね。

    理事長の交代もそうですが、週刊誌に目をつけられたあたりからどんどん良くない事が起きている気がします。
    この後も週刊誌が面白おかしく宝塚の体制などを書き立てることが目に浮かびます。
    こういう事が起きた時、とにかくマスコミや世間は権力者や組織を責めがちですが、真実は本人と関係者のみしか分からないので、現時点でどちらかを糾弾するのではなく冷静に見守りたいと思います。
    ご遺族も大事な娘さんを失ってどん底な状態ですし、ジェンヌさんも辛いはずなので、そこにマスコミの魔の手が及ばないよう、憶測まみれの記事はクリックせず、静かに見守りたいと私は思います。
    長文失礼致しました。

  21. るん より:

    こんばんは、いつも見ているだけだったのですが居てもたってもいられず初めてコメントをさせていただきました。
    先ほど出た宝塚に関する報道についての公式発表でご親族の心情に配慮し詳細については公表を差し控えさせていただきますって書いてあったのですが、宙組しいては宝塚で何が起きているか、今後もしこのような事態になった時にどうするのか気になり。。宙組の103期生は抜擢された方が集合日付けで辞めてしまったり、別箱退団に長期休演、何かあるのではと思っていた矢先の今回の出来事。。。
    また96期の時のように有耶無耶にされてしまい今後はもうこの件に触れずにいくのでしょうか。ご親族の意向で詳細を公表しないならわかるのですが、親族の心情に配慮って、、、今すぐ詳細を出せとは言わないのですがやはりあの件は本当だったのかなと憶測が広まってるので、、、少し落ち着いたあとに何かしらの声明を出すのでしょうか。公式が詳細公表しません!って言った以上詳細を公表することはないでしょうし、有耶無耶になって終わるのか。。あと一カ月もすれば何事もなかったかのようにまた前の宝塚に戻るのでしょうか。。
    昨日の今日なので劇団も対応が大変だと思うのですが現役の生徒が自死を選んでしまった事実は変えられないので今後どのようにこの件を受け止め、何が変わっていくのか、誠意のある対応がなされますように。

  22. 通りすがり より:

    初めてコメントいたします。
    いつも楽しくブログを拝読しておりますが、まだ何も詳細が明かされていない今回の報道について、劇団に全ての非があるかのような論調で語るのはいかがなものでしょうか。
    勿論、劇団に何らかの不満があって追い詰められた可能性はあります。でもそうではなく、プライベートでもっと個人的な悩みを抱えていたのかもしれません。
    真実なんて、ただのファンには永遠に分からないでしょう。たとえご遺族であっても、亡くなられた方の心の内を100%知ることなんて不可能だと思います。だからこそ辛いんです。
    劇団の理不尽な人事や数々の不手際には私も怒りを覚えています。コバケンはよやめろ、とは心の底から思ってます。
    だからといって、亡くなられた方を勝手にその犠牲者のように扱うのは、己の主張に故人を利用しているようなものではないでしょうか。
    どうか、今はまだ静かに見守って頂けたらと思います。勝手なお願いではありますが、ご一考頂ければ幸いです。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメント欄で喧嘩しても仕方ないことですが…我ながらそんなに「劇団に全ての非があるかのような論調」ですかね?おっしゃる通り、自死の理由なんて誰にも分からないし複雑なものだと思うからこそ、ありふれた言葉としての「人を大切に」という根本で留めたつもりなんですが…。己の主張に故人を利用しているなんて激しく心外です。色んな人の憶測や感情が錯綜してるからこそ、加熱しちゃうタイプのファンの方には落ち着いて欲しいとだけ願ってます。

  23. May より:

    ご冥福をお祈りします。誰であれ自らこの世を去られるのは辛いことですが、あまりにも、若すぎる。無念です。
    皆まで言わずとも、ですが、観客の脳裏によぎっているであろう様々な仮定と前提が繋がっているのならば、それはもう劇団のマネジメントの杜撰さによって奪われた命だと言ってもオーバーではないのでしょう。と憶測でものを言ってはいけませんが…
    阪急グループ全体から見ればrevenueのポーションも小さく、歌劇団の理事長は、仕事力の微妙な偉いさんの兼務先の一つってことなんだろうかな、と思ってしまいます。運営を頑張ったところで自分の出世に繋がらない、取るに足らないポジションなのではないかと。阪急のセグメント情報も斜め読みで適当なこと言ってますがお許しください。
    亡くなったお生徒さんの親御さんの気持ちを考えると胸が痛くてたまりません。
    昨今のあまりの杜撰さ、こんな場所に大事な娘を預けたいと思う親がいるでしょうか?受験生は後に続くのでしょうか?

    これはフェミストのたわごとですが、お金を落とす層の大半が女性だから手抜き対応でもええやろ的な感じで、舐めてるんですかねえ?劇団は。

  24. kobara より:

    少し話はそれますが、以前OGの方だったと思いますが、音校時代寮では食事がでないから自分で料理を云々という話を聞いてびっくりしたことがあります。中学を卒業したばかりの子や未成年も多い中で近隣出身者以外には寮生活を強制しておきながら食事の用意もないのかと。自由な外出も難しい環境だというのに。(少し前の話なので何かしら改善した可能性はありますが)
    体調面ですらこのありさまですので、劇団がメンタルヘルスなど重要視していないことは容易に想像できます。
    海外では公演やカンパニーごとにカウンセラーが付くことが多いと聞きます。人間関係ももちろんですが、役の影響で精神に不調をきたす人も多いとか。
    生徒がみんな健康に平和に過ごせるように劇団もそろそろ精神的なケアなどを取り入れていただきたいものですね。形ばかりではないキチンとしたものを。

  25. N より:

    劇団から公式にコメントが出ましたね。
    劇団は阪急直営でやってるってことは広報担当者も当然社員ですよね。それでこの文章とは…。まるで亡くなられた方が交通事故死のような表現だなと感じてしまいました。全く他人事というか当事者意識が感じられません。
    企業では当たり前に行われているメンタルヘルスの定期的チェックだとか匿名で相談できる独立した機関の設立とか、いろいろファンとして今後にやってほしいことはありますが、初動がこんな感じだと、また何も変わらないのかと思ってしまいます。

  26. PY より:

    今回に限らず、以前からの週刊誌報道で一つ驚いた事があります。
    それは、結構な割合で週刊誌の内容を信じ込んでしまう人がいるということ。
    「火のない所に煙は立たない」というかの如く記事を信じてしまう人間が一定数いるのだから、そりゃあ週刊誌サイドも愉快でやめられないでしょうね。

    劇団の改革は必要です。
    しかし、ファンである我々も、ネットやSNS、週刊誌などの情報にいちいち惑わされるようではまたこのような悲しい事件は起きてしまうと感じます。

  27. Key より:

    どうして宝塚でこんな悲しいことが。。これが熟年男性ならよほどの熟慮の末かと無理やり諦めもつけますが、若い女性にこのような亡くなり方をされるとなんとかしてあげられなかったのかと、またご遺族のことを思うと本当に胸が痛みます。
    これからどのような事態が起きるのか、理事長はどう対応されるのか。なにも説明しない、対応策発表も遅いでは生徒さんがまた矢面に立たされますね。キキちゃん、まっぷーさんは就任したばかりで大変な試練にあうわけでメンタル面が心配です。数ヵ月前の何某砲に名前が出ているキキちゃんと彼女はマスコミに「知りません聞いてません」では通せないでしょうから実に心配です。でもトップとしての初日ご挨拶のとおり「どんな時も胸を張って上を向いて」組子さんたち皆と前に進んでもらいたい。
    数日後のチケットを持っているのですが、休演でなくもし見ることができたら客席から「皆さん頑張って」と念力を送ろうかとwそして月後半には平静さを取り戻した舞台が見られるよう祈っています。

  28. ドルチェ より:

    ジェンヌたちより、親の世代の方が近い者として、ご両親のお気持ちを想像して涙が出ます。
    何人かの方が書かれているとおり、原因は本人しか、おそらくは本人にすら分からない。自ら命を絶つ方は心の病を抱えているケースも多いですし。
    劇団が公式に遺族の意思で詳細は公表しないと載せているのに、真相究明し公表すべきと言う人は、それが正義と思っているのでしょうか?
    一般人が同様に亡くなったとしても、その人の会社で虐めやパワハラが蔓延っている、犯人は誰それ、社長は辞めろ!と外部の人間が執拗に批判することなどあり得ません。
    世界で一つの特殊な存在である宝塚歌劇を守りたい、ずっと続いてほしいという願いをこめて、舞台上でのジェンヌさんの活躍を楽しみに観劇したいです。
    亡くなった方のご冥福と、ご遺族の心に少しでも早く慰めが訪れるよう祈ります。

    • ドルチェ より:

      追加させていただきます。
      ネットニュースで週刊誌が事件について意見募集していると知りました。
      すでにあちこちで書かれている過激な「意見」を集めていることでしょう。
      劇団や幹部、更には特定の生徒を糾弾するような人は、ネットに書く前に、自身がそうする資格のある完璧な人間なのか、胸に手を当て考えていただきたいです。
      それなりの年数生きていれば、宝塚ファンなら多くの観劇を通して尚更、正義と悪は裏表、人の心に美醜が同居することも知っているはずです。

    • ドルチェ より:

      追加させていただきます。
      ネットニュースで週刊誌が事件について意見募集していると知りました。
      すでにあちこちで書かれている過激な「意見」を集めていることでしょう。
      劇団や幹部、更には特定の生徒を糾弾するような人は、ネットに書く前に、自身がそうする資格のある完璧な人間なのか、その行為が今回のような取り返しのつかない事態に繋がる恐れはないのか、胸に手を当て考えていただきたいです。
      それなりの年数生きていれば、学校会社どんな組織も世の中そのもの清濁併せ持ち成り立つことは分かります。宝塚ファンなら多くの観劇を通して尚更、正義と悪は裏表、人の心に美醜が同居することも知っているはずです。
      公式に理事長のコメントが出ましたね。必要十分な内容と思いました。

  29. kz より:

    亡くなられた生徒さんのご冥福をお祈りいたします。
    そして今回の件に関する劇団の公式サイトのお知らせを見て心底がっかりしました。
    宝塚歌劇団に関する報道についてというタイトルに始まり中身の冒頭の部分の流れに非常に幼稚さを感じました。
    たとえ報道によって発表をせざるを得なくなったという状況だったとしても些細を明かせないとしても、事実を事実として認め、一企業としてもっと主体的な書き方があったと思います。
    文章一つとっても組織の保身が最優先で人(身内でさえも)を大切にしない組織なのだなと失望しました。
    今ちょうど宝塚を見てみたいという友人と観劇の計画を立てていますが止めた方が良いと伝えてしまいそうです。

  30. そらら より:

    週刊誌報道が書いたことが必ずしも真実ではないとは思いますが、
    記事が出た後に双方に適切なケアが出来ていれば
    こんなことにはならなかったのではと残念でなりません。
    辞めるに辞められない事情があったのでしょうが、
    もっと早く組替え等で引き離すなど。
    気付けば宙組だけ103期生がほぼいなくなってしまいました。
    味方になってくれる人、相談できる人いたのでしょうか。
    ただただ悲しいです。

  31. orange餅 より:

    劇団側の対応如何で、このあと続々と退団される方が出てくるのではないかと、ふと思いました。

    私たちには夢の世界ですが、劇団員の方たちにとってはリアルで過酷な場ですよね。
    色々言われて「有名税」なんて言われたのは昔のこと、みんな同じ人間、それぞれに悩みや苦悩があるというのに。
    周りの人間がとやかく言うことではないですが、ファンも今一度考え方を考え直すときでもあります。

    様々な意見やマスコミの報道があると思いますが惑わされず、今はご冥福をお祈りすることしかできません。

  32. 399 より:

    いつも興味深く拝読しております。そして長文のコメントで失礼いたします。

    劇団ホームページに昨日掲載された「報道について」で、あまりにも冷たい言葉の選び方に驚愕いたしました。
    そして本日掲載された「理事長より」で、なぜこれを第一報として一昨日、いえせめて昨日の休演発表前に公表できなかったのかと疑問を越えて憤りすら覚えました。

    演出家の方の案件の時にも感じましたが、大企業を親会社に持つ組織として、コンプライアンスの意識があまりにもお粗末すぎるのではないでしょうか。そして団員を守るという意識についても全く見えてきていません。

    正常な企業であれば、あんな無理筋で強引な解雇もするわけがありませんし、先だっての週刊誌報道時に「聞き取りはしたけれど事実無根だってみんな言ってるよ」程度の発表でごまかすこともしないでしょう。
    このような企業の体質が、未来ある若い女性を絶望に追いやってしまったのではないでしょうか。

    週刊誌で報道された、あるいは各所で噂されている事柄について、私にはどれが真実でどれが嘘なのかは全く分かりません。
    ただ、追い詰められてしまった方がいる。劇団は彼女の支えにはなれなかった。それが事実です。
    劇団には、タカラジェンヌという女性達の人生を預かっているのだという意識を今一度持って、再発防止以前に、組織としてのあり方を見つめ直してほしいと切に願います。

    最後になりましたが、お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。