さて、花組トップコンビの柚香光&星風まどかが、
ついについに卒業しました。
95期体制の終焉の始まり、
そして小川期の終幕を感じた今回の卒業につけて、
私の個人的な思い出話を綴っていきます。
さよなら、柚香光。
私が宝塚に興味を抱いて「出戻った」頃、
柚香光は既に押しも押されぬ花組のスーパースター様でした。
今考えても当時の彼女(と礼真琴)の勢いは凄くて、
あの学年であの人気と存在感を放てる人が、
今後果たして出てくるのだろうか、と思うくらいです。
彼女の凄さは、いかに実力偏重主義な人でも惹き込んでしまう、
その圧倒的なビジュアルとオーラ。
いつ見てもその瞬間が一番カッコ良くて、
何度繰り返し見ても飽きさせないその造形美は
95期の、いや宝塚が誇る至宝だったと思います。
…それだけに、彼女のトップ期がコロナで潰れ続けてしまったのが、
本当に本当に本当に本当に残念でなりません。
「花組が元気な時は宝塚も好調」という言葉がありますが、
正直、ここ最近はずっとその裏の状況である気もしなくなかったり…。
個人的にはコロナ真っ只中だった影響で、
空席祭りだった『はいからさんが通る』を、
少しでも埋めなきゃという使命感にかられ、
歴代最多回数観に行ったことは思い出深い出来事の1つですが、
その後は東京公演が潰れまくった影響で、全然本公演を見られず。
一ファンとしてはぶっちゃけ不完全燃焼ですけれど、
けど本人が「やり切った」という思いで溢れているのなら、
納得して送り出すことしか出来ません。
宝塚男役のビジュアル的理想美の到達点である彼女の姿を、
見られただけラッキーだと思うことにします。
辛く険しいトップロードでしたが、本当にお疲れ様でした。
ちなみに、トップ期で個人的に一番好きだった作品は、
『二人だけの戦場』です。←
さよなら、星風まどか。
そして、星風まどか。
彼女は私が宝塚に出戻ったころにちょうどトップ娘役に就任し、
かつブロガーとして初バズした記事が、
真風涼帆&星風まどかの宙組に関するものであること。
また、そもそもブログ名が『異人たちのルネサンス』から取っているので、
私にとっては原点と呼べる存在です。
そんな彼女もついに退団ですか…感慨深いですね。
彼女は研4でトップ娘役に就任し、花組で5作、宙組で5作の計10作。
愛希れいかに続く女帝様の系譜ですが、
舞台の上ではひっそりとたおやかに相手役を支え、
まさしく「プロトップ娘役」を貫いた存在だと思います。
個人的には宙組トップ時代は持ち味にトゥーマッチな役が多く、
(そりゃ真風涼帆のカラーが前提なので致し方ないが)
花組異動後の大人の女性感も身にまとった今の姿の方が好みですね。
けど、ベストアクトはやっぱり『アナスタシア』かなぁ…。
寒々しいロシアの空気を、
一人ろうそくの灯のような存在感で冒険するアーニャは、
ビジュアル、歌唱含めて、本当に彼女にピッタリでした。
(ま、今考えると色々と意味深な気がしますが…)
あと、あまり語られない気もするのですが、
顔の小ささや手足の長さなど、体系が娘役の理想美のソレで、
ショーでの姿に見惚れたこと多数!!
ビジュアルモンスター・柚香光との並びの相性も良く、
まさに最強の花組トップコンビだったと思います。
退団後の活躍も実に楽しみな彼女。
可愛くて歌もうたえて年齢的にもギリ若い範囲内ですから、
もしかして引く手あまたなんじゃないでしょうか。
それらも含め、今後の歩みが実に楽しみです。
苦労の多いトップ人生、お疲れ様でした。
以上、花組トップコンビに思いを馳せてみました。
この2人は色んな意味で大変なトップ期間だったと思いますので、
まずはゆっくりと休んで、新たな道に進んで欲しいと思います。
そしてこの2人のトップ期が見られて私は本当に本当に幸せでした。
短いようで長い間、ありがとうございました!!
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