宝塚GRAPH正月ポートから見る人事

 

宝塚GRAPH2024年1月号が無事届きました。

歌劇&宝塚GRAPHの1月号と言えば、そう「お正月ポート」。

 

その時点の人事的傾向が最も色濃く出る代物であり、

2024年以降の人事を考えるうえで非常に重要なアイテムと言えます。

 

本日は、2023年度版と比べながら、

各組の今について改めて考えていきます。

 

Special Portrait 比較

 

さて、まずは2023年版と2024年版の掲載者を見比べてみましょう。

 

【2023年版】

花組 月組 雪組 星組 宙組
柚香光 月城かなと 彩風咲奈 礼真琴 真風涼帆
水美舞斗 鳳月杏 朝美絢 瀬央ゆりあ 芹香斗亜
永久輝せあ 風間柚乃 和希そら 暁千星 桜木みなと
聖乃あすか 礼華はる 縣千 綺城ひか理 紫藤りゅう
彩海せら 天華えま 瑠風輝
極美慎 鷹翔千空

 

【2024年版】

花組 月組 雪組 星組 宙組
柚香光 月城かなと 彩風咲奈 礼真琴 芹香斗亜
永久輝せあ 鳳月杏 朝美絢 暁千星 桜木みなと
聖乃あすか 風間柚乃 和希そら 天華えま 瑠風輝
綺城ひか理 礼華はる 縣千 極美慎 鷹翔千空
帆純まひろ 彩海せら 諏訪さき 天飛華音 風色日向
一之瀬航季

 

この1年での変更点は、以下の通り。

・真風涼帆退団により宙組の序列が全部一つ上がった。

・紫藤りゅうの退団。

・水美舞斗&瀬央ゆりあの専科異動。

・綺城ひか里の星組→花組組替え。

 

また、昨年度は瀬央ゆりあの暫定2番手誤魔化しと、

永久輝せあ&暁千星の昇格前夜ということで、

なぜか番手順での掲載だった、というのも注目ポイントでした。

 

新規掲載者と非掲載者の悲喜こもごも

 

さて、まずは新規掲載者を拾ってみましょう。

 

<新規掲載者>
・帆純まひろ:バウW主演
・一之瀬航季:バウW主演
・諏訪さき:?
・天飛華音:バウ主演
・風色日向:バウ主演

 

2023年に天飛華音&風色日向がバウ主演を決めたことで、

今年は綺麗きっかり102期生がカットラインとなりました。

分かりやすくて良いですし、アンバサメンとして出遅れていた風色日向が、

ついに路線レースにたどり着きました。

 

で、綺城ひか理は花組組替え後も当然掲載されますので、

その流れでなのかは不明ですが、帆純&一之瀬の微妙路線コンビも初登場。

 

そして珍しいのが、微妙路線に厳しい雪組で諏訪さきが掲載されたこと。

しかも、別に何も主演していないにも関わらず、です。

 

まぁ雪組は正路線が華世京まで空いちゃいますし、

花組が5人居るのに3人というのは少し寂しい、

ということで賑やかし要因として抜擢されたのは良いことなのですが、

だ の に な ぜ 同 期 の 英 か お と は ハ ブ ら れ る ね ん っ っ っ ! ! !

 

…月組は夢奈瑠音蓮つかさ(退団したけど)も未掲載でしたし、

タカスペでもハブでしたから仕方ないのは分かるんですが、

さすがに、さすがにファンとしては悲し過ぎますよ…。

まぁ私は今から月城かなとと一緒に退団してしまうんじゃないかと超心配なんですけど。(スーパー小声)

 

人事的に一番の問題は@2024年

 

さて、今後について個人的に気になっている点を2つ挙げます。

 

まずは柚香光、月城かなと、和希そら、天華えまの退団が決まっており、

花・月・雪・星はそれぞれ1名ずつ欠ける予定となっています。

 

となると、これまで宙組の人事過多問題について書き続けてきたつもりですが、

人数だけで考えると組間の偏りという意味では

そこまで深刻ではないのかもしれません。

 

それよりももっと深刻なのが、アンダー103期が全く育っていないこと。

特に次世代である103期生の亜音&希波が足踏み中で、

104期生にいたっては新公主演者がたった天城れいん1名だけ。

(だけど本誌に載っている彼女は爆イケ!!是非見て頂きたいです)

 

105期・106期がここに載って来るのはさすがに早いと思われるので、

一時期正月ポート関係が95期で止まっていたように、

しばらくメンツを変えず102期ラインでカットする年が続くかもしれません。

 

ま、そもそも宝塚が存続出来るのかの方が、

よっぽど直面している問題としては大きいわけですけど、←

アンダー103期問題はこの1年でも何も解決せず、むしろ後退している印象なので、

若手育成についてどうするかは早急に手を打たねばならない現実でしょう。

 

私は宝塚を待っていますよ

 

そ、し、て。

今月号の宝塚GRAPHでは芹香斗亜&春乃さくらの姿が!!

良かった、無事掲載されたのですね。

 

いらん敵を作らないよう、文面は見事にスーパー無難な感じで、

芹香斗亜に関しては明らかにやつれている様子ですけど、

それでも無事で良かった。あぁ本当に良かった。

 

あと、表紙が次世代コンビの永久輝せあ&暁千星というのも印象的ですね。

2024年はこの2人が猛追しますぜ!!という劇団の高らかな宣誓に見え、

良い意味で勢いを感じます。

 

色々と大変な現状ですが、

本誌のおかげで2024年の宝塚の今を久しぶりに感じることが出来ました。

歌劇1月号も楽しみに待ちたいと思います。

 

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コメント

  1. 芹香グッズは全買いした より:

    蒼汰さんこんばんは。

    タカラジェンヌに幸あれ…とだけ思っております。
    彼女たちの努力がこれ以上踏みにじられませんように。

    最近は少し宝塚から離れているのですが、それは再起を待っている気持ちからです。自分の出来ることをやるしかないですよね。