下級生を応援するのは楽しい【雑記】

突然ですが。

たぶん、ほとんどの宝塚ファンが通る道って

 

気になったスターができる

→各組のトップ・トップ娘役を覚える

→2番手スターなどの路線組を覚える

→新公主演経験者などの若手組を覚える

→「同期繋がり」「抜擢ジンクス」などで網目状にスターを覚える

→上級生などの別格スター組を覚える

→新公主演していない無名の下級生組を覚える

 

などなど、多少前後が入れ代わりつつも、

こんな流れで宝塚の深みにハマっていくものだと思うのです。

 

かくいう私もちょっと前までは

路線組すら顔の判別がつかないほどのライトファンだったはずなのに

最近はまだ抜擢すらされていない

超若手スターを応援することの楽しさに気付いてしまいまして。笑

 

本日はそんな下級生を応援する楽しさについて

とりとめなく書いていこうと思います。

 

下級生を舞台で追いかけて

 

「スターシステム」を採用している宝塚では、主要キャストは路線組が、

目立つ脇役はいわゆる別格もしくは上級生が配役されるため

下級生たちはいわゆる「モブ」を演じることが多いのが実情です。

 

主要メンバーが情感こもった芝居をするその背景で

セリフすらない役を思い思いに演じる若手たち。

とはいえそれも、宝塚という世界観を構築するには

重要なファクターだったりします。

 

いつか大きな役を与えられることを夢見て

努力を重ねるタカラジェンヌを客席から見つめることが、

下級生を応援する醍醐味だと言えるでしょう。

 

台詞がなかろうと、照明が当たってなかろうと

与えられた役を一生懸命に演じているその姿を見ると心揺さぶられますし、

公演ごとに成長していく様が感じられるのも楽しい。

 

また、背景と同化しているタカラジェンヌの中から、

自分の推しの若手を見つけられた瞬間の喜びと言ったら

筆舌に尽くしがたいものがります。笑

 

また、外箱公演では、

出演者が少ないために下級生まで役が満遍なくつくことにより

本公演では想像出来ないくらい出番が多いこともあります。

 

名前のある役を与えられたり、舞台に出ずっぱりだったり、

さらには念願のセリフを舞台で発する姿を見た日なんて

心の中で喜びの舞いを踊りまくってしまいます。

 

下級生をスカイステージで追いかけて

 

そんなトップを含む路線スター組の出番が多いのは

舞台の上だけではありません。

テレビ、雑誌、グッズなどの媒体もそれは同様。

 

それらを全て追いかけたり、

グッズを買い揃えたりするのはファンとして大変なんでしょうけれど、

とはいえそれは実は「贅沢な悩み」だったりします。

 

なぜなら、抜擢すらされていない下級生スターは、

舞台でもメディアでも、

いるかいないか分からないほどの扱いしかされないからです。

 

その分、スカイステージでのたった数秒の出番でも

宝塚グラフで路線スターとちょっぴり映ってる姿を見つけただけでも

家宝のように大切にせねばという気持ちになります。笑

 

特に「タカラヅカニュース」は「はじめのいっぽ」だけでなく、

新公インタビューや稽古場情報などで

ちょこちょこ下級生が出演したりするものだから気が抜けません。

 

また、実際に喋っている姿を見るにつけ

「こんな声なんだ」「素はこんな感じなんだ」と

スターの素顔を知ることが出来るのが嬉しかったりします。

 

何もせずとも情報が手に入る路線スターと違って

アンテナを張り続けなければ何も知り得ないのが

下級生を応援することの大変さでもあり、楽しみだったりするのです。

 

私の個人的推し・望月篤乃について

 

以前から当ブログで取り上げている通り、

私は気になる下級生として

雪組の101期生・望月篤乃をうっすらと追いかけ中でして。

 

私の一目惚れは『20世紀号に乗って』を見てから↓

 

そんな彼女、実は『ONCE~』の新公で

ファット・モー役(しかも通しで)に抜擢されましてね。

 

おかげで先月のスカステでは

彼女を見ない日がないほど出ずっぱりな週があり、

いやーファンとしては本当に楽しかったです!!

 

「タカラヅカニュース」の中の新人公演インタビューでは、

彩、星加、縣、彩海とともに5人で出ていたのですが、

まずもって彼女が初めて喋っている姿を見られて感動!!

 

しかもテレビ慣れしている他の4人(主要キャスト経験者が多い)に比べて

明らかに緊張しているのがテレビを通しても分かって

「ひゃ~カワイイ~」ってなりました。笑

 

※蛇足ですが、やっぱりテレビ慣れって大切だなぁと縣千を見て思います。「ゆるふわ」もですが、彼女は人と喋っていても必ず真正面、つまりカメラの奥の視聴者の方をずっと見つめるんですよね。TVショーとしては当然なんですけれど、それを今の段階で完璧に出来ているって凄いなぁと感心します。

 

さらに「Young+」では同期の日和春磨とともに登場。

結構長尺のガッツリインタビュー番組でとでも見ごたえがありました。

ちなみに、番組内で仲の良い組子として紹介されたのが

まさかの舞咲りん(九州繋がりだそう)だったのが意外過ぎて面白かったです。笑

 

両方の番組を見て思ったのは、

望月氏はしっかり者なんだなぁということ。

理路整然とハキハキ喋るし、その一方で芝居論について熱く語る場面も多く、

素の彼女を知ることが出来て本当に楽しい一週間でした。

 

各組の下級生ジェンヌをリサーチ中

 

そんなわけで、雪組の舞台で望月氏を見つける楽しさを知ってから、

各組で応援する若手スターを見つけようと

実は色々とリサーチ中な私です。笑

 

個人的に気になっているのは、まずは花組・104期生の青騎司。

彼女は下級生過ぎて本公演ではまだ見つけられず、

『花男』『マスカレ』などの別箱での活躍を楽しませて貰ってます。

 

高身長スタイルもさることながら、顔面が本当にイケメンなのですよ彼女。

なのに『花男』つくしの弟役として

目がなくなるほどニコニコしていたのが可愛らしかったです。笑

 

続く105期生は宙組の泉堂成が気になっているのですが、

『サパ』で初めて彼女を見る予定だったのに残念ながら中止に…。

早く舞台での彼女を見てみたいなー。

 

と、ここまで書いて気づいたのですが、

私は自分のことを「舞台技術偏重派」の人間だと思っていたのですが

もしかしたらバリバリの面食いなのかもしれないと思い始めた今日この頃。笑

これに関してはまた別の機会に書こうと思います…。

 

そんな流れで月組、星組でも

応援する下級生スターを決めたいなぁと思っている今日この頃。

 

下級生含め、多くの組子を認識出来るようになると

より本公演が楽しくなってくるし、

さらに気になる子が出てきて…と繰り返していくことこそが

宝塚というスターシステムの面白さなのかもしれません。

 

というわけで、皆さんも気になる若手スターを探してみると

また新たな宝塚の楽しみ方が見つかるかもしれませんよ!!

 

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コメント

  1. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。スカステ専科の地方民です。

    三島由紀氏が若き日の玉三郎丈を評して“美貌が特権的に人々の心をわしづかみにする。その力を歌舞伎が失ったら、老優の深い修練の芸の力のみで、歌舞伎を維持できるものではない”と真っ正直なラブレターを書いておりますが、たぶん宝塚の本質もついているのでしょう。

    私は女性で、好みの男役さんについてはずっと面食い、というか正直脳内疑似恋愛で愛でております。長いヅカファン人生で、たまには贔屓の歌に聞きほれたいのですけれど(笑)

    個人的に興味深いのは、男性の宝塚ファンが男役さんについて面食いであるということの心理の綾についてご教示願いたいです。楽しみ♪

  2. あやこ より:

    昨日は、スカステ無料デーにて、花より男子鑑賞会。希波らいとのモジモジインタビューからの、なりきり西門総二郎に感動し、つくしの弟のリアル学ラン!などと、ヤングスカウトにいそしんでおりました笑。
    我が家の理事長(母)による、辛辣な娘役斬り。その後、ソウタさんのハナダン感想との照合。充実したステイホーム。
    宝塚歌劇の素晴らしい若手育成システム、そしてソウタさんのブログ。シリアスなこのご時世、本当に出会えてよかったです。引き続き、月・星のおすすめ若手ジェンヌ捜索をよろしくお願いします!笑

  3. ざんず より:

    蒼汰様

    こんばんは。
    いつも楽しく興味深く拝読しております。

    下級生を応援することの楽しさ、まさしく沼ですね。
    私は宝塚ファンになり日が浅いライトファンですが
    若手を探す楽しみに気付きました!
    これが宝塚が100年以上続いてきた理由のひとつかな。とも思っていたところです。
    AKBやJも研修生やJrが人気だったりしますよね。

    何よりも、私もひっそり応援している望月氏に言及されていてとても嬉しく思います。
    公演中止期間で生観劇出来なかったのが悔やまれます。スカステは、once千秋楽から加入だったため出演番組を見逃してしまいました!
    でも、スカステ加入して様々な若手を見る機会が増えてますます若手に興味が出てきました!スカステ加入して良かったなと。今日も106期生の文化祭見てしまいました。

    今、気になっている若手は月組の某娘役さんと、
    IAFAでめちゃくちゃ異次元スタイルだった男役さんです。ですが男役の方の名前と顔が一致しなくて、未だに色々調べてます(笑)プログラムを見てだいたい絞れたのですが…皆さんどうやって覚えているのか不思議です。

    今は家でゆっくりしながらスカステ見て、下級生の発掘を楽しみたいと思います。
    これからも蒼汰さんの鋭い視点楽しみにしています。

  4. AKIRA より:

    蒼汰さま

     相変わらず面白い視点でのブログに引き込まれています。特に「舞台技術重視派→実はバリバリの面食い派?」には笑ってしましました。私も男性なので、男目線から、ジェンヌさんをどうしても見てしまいますよね。今、私が気になっているのは星組娘役の桜庭舞さん。先日、東京MXのカフェブレイクを見たとき、素の桜庭さんを知りえ得た事が一番の要因です。雪組から組み替えで来た方ですよね。やはり小桜さんより可愛い。
     ちなみに、去年の紅さんのサヨナラショーのアンコールで、紅さんの左後ろに立っていた方が気になっていたのですが、舞台メイクから判断すると桜庭さんだと確信しました。(違っていたらゴメンナサイ!)
     舞台やメディアを通して、一押しのジェンヌさんを探す。舞台の端で、役もセリフも付いていないジェンヌさんを見つけて自分なりに応援していく。とても楽しみが増えました。

  5. サエ より:

    いつも楽しく拝見しております。
    最近私が思っていたことは「青田買いがしたい」です。既に輝きを放っている上級生さんを観るのもとても楽しいのですが、刺激が足りない…そう、青田買いしたいのです。
    でもなかなか東京の劇場の2階席や別箱1回だとキラッと光る若手を見つけるのは容易ではないのです。
    あの子は誰?!問題を解決するためにも芸名が表示されるメガネが貸し出されたら良さそうなのですが!

  6. みかん より:

    こんにちは。まさにその通りだなぁと読ませていただきました。
    小さい頃はドレスを食い入るように見つめていました。そのおかげ?か異様にお衣装に詳しい時期(以前、どの公演で使われていたかなど)がありました。それから娘役さんのファンになり、最近出戻って男役さんの魅力も蒼汰さんのブログを読んで発見することができ、ますます楽しくなりました。
    もう20年ほど経ってしまいましたが、桜一花さんに当時お手紙だしていたなぁと思い出しました。下級生の時から観続ける楽しさ、よくわかります。
    海外住まいなので宝塚に通える皆様が羨ましいです。これからもブログ、楽しみにしています。

  7. ねこまさ より:

    もう研8ですが、星組の蒼舞咲歩さん。
    舞の字が入っているのでダンサーかと思ってましたが、
    研5くらいで演じた、スカピン新公のショーブランは低音が伸びやかに響き渡り圧巻でした。
    その後、目立った抜擢は無いので残念ですが、、、。

  8. ねこまさ より:

    もう一人、星組の都優奈さん。
    研2の時の阿弖流為の冒頭、
    壱城あずささんの妻役で美しいソロパートを披露。
    残念ながら斬られてしまい、あとはその他大勢でしたが「誰?」と幕間まで気になってしまいました。

    残念ながら目立った抜擢は他にありません。。