七海ひろきと三番手羽根

※本日の記事は「考察」ではなく、あくまで「雑記」です。

 

星組『霧深きエルベのほとり/ESTRALLAS』で退団する七海ひろきが

パレードにて三番手羽根を背負ったとのことは

皆さんもうとっくにご存知のことでしょう。

 

彼女のことが好きでも嫌いでもなく

割とフラットな立場で見ている私がこの立場で思うことは

純粋に「良かったね」ってことです。

 

七海ひろきの三番手羽根の意義

 

彼女の三番手羽根は

どう見ても功労者に対する「ねぎらい人事」でしかありませんけど

それにしても劇団も粋なことをしますよねぇ。

 

だってこれで正式な三番手として退団したことになりますから。

(確かネットニュースでもしっかり三番手と紹介されていましたね。)

 

これまで正直、別格スターなのか路線スターなのか

その扱いが非常に曖昧でしたけれど

 

退団するその瞬間は、名実ともに「三番手スター」であると

温情であっても劇団は示したということですから

これが「頑張ってきて良かったね」と思わずにいられるでしょうか?笑

 

 

そして個人的に1つ思うことは、例えばこれが

瀬戸かずや、鳳月杏、彩凪翔の別格トリオが退団するとしたら

果たして劇団は彼女たちに三番手羽を背負わせるのか?ということです。

 

個人的な見解を申し上げるなら

私はたぶんさせないんじゃないかと思うんですよね。

(新公&バウ主演の回数的に彩凪はまだ分からないけど)

 

正直、私にはこの3人と七海の

スターとしての立場の違いが分からず

数年前までそんなに変わらないんじゃないかと思ってしまうのですが

 

だがしかし現在、彼女は確かに超人気のスーパースターですし

フラットな立場から見ても

三番手羽を背負うのは妥当と言わざるをえません。

 

七海ひろきの転換期ってどこ?

 

七海ひろきは真風涼帆と入れ替わるようにして

2015年に宙組から星組へと組替えしてきました。

当時の彼女は研13。そこそこの学年です。

 

当時はレジェンド・柚希退団に伴う北翔海莉の落下傘、

さらに上記の通り御曹司であった真風の組替えなど、

星組はだいぶごたいついていた頃。

 

そんな中での彼女の組替えが果たしてどんな意味なのか、

今の私の知識では全く想像できません。

 

「そこそこ人気があるし

上級生別格として置いとくのはもったいないから異動させよう」

 

なのか

 

「真風の目の上のたんこぶになるくらいなら

別格用として別の組にどかしておこう」

 

なのか

 

つまり、路線スターとして番手を上げる意図があっての組替えなのか

そうじゃないかが全く読めないんですよね。

 

けど正直なところ、トップ構想には絡んいなかったでしょうし

消極的組替えであったことは間違いないんじゃないかと思います。

 

そして、私の記憶が正しければ『こうもり』あたりの頃は

数いる「ビジュアルだけで歌がへっぽこな妙齢星男軍団」の1人

くらいの扱いだったような気がします…笑

 

だがしかし彼女は、星組への組替えを転機に

人気を着々と伸ばし、自身の立場を固めていき

 

気付けば人気ベスト10ジェンヌに入るんじゃなかろうか

という程のファン数を持つスターへと進化しました。(主観)

 

いつの間にここまでの人気をつけたのか正直あまり体感しておらず

何がきっかけで何がタイミングなのか、

個人的には本当に不思議です。

 

まぁ正直、星組の雰囲気と彼女のキャラが合っていたということと

紅から礼までの学年の間にスターが不在であったことも重なり

だいぶラッキーだったのもあると思います。

 

だがしかし、運も実力のうちですからね。

そのパワーで気付けば凪七瑠海を一人降りで抜かしたことを考えると

スター人生って面白いですよねぇ。

 

まぁこんなことを書きますと

「私は舞台でのカイさんを見て好きになったんです‼バカにしないでください‼」

的な怒りのコメントを頂いてしまいそうですが…笑

 

もちろん彼女が地道にコツコツ努力して

じわじわと人気を増やしていったことも事実なんだと思います。

 

辿りついた「七海ひろき」というスター像

 

まぁそんなわけで、劇団的に彼女の飛躍が想定外だったとすれば

逆に言うとこの三番手羽はまさに

七海ひろきが自力で手繰り寄せた宝物なんだと言えると思います。

 

そして、努力すれば必ず報われる、

別格スターであっても劇団の恩情はあるんだよ、的姿勢を示したこともまた

非常に画期的な出来事だったと言えるのかもしれません。

 

いや、もしかしたら別格スターでも路線スターでもない

七海ひろきという独特のポジションを作ったとも言えるわけですけど…笑

そう考えたら果てしない偉業を成しえたのかもしれませんね。

 

 

確かにその羽は小さいかもしれないけれど、彼女がタカラジェンヌとして、

七海ひろきとしてたどり着いた姿なんだと思って見たら

なんて美しい羽なんだろう…と感動してしまいます。

 

彼女にはぜひその美しい羽で、

七海ひろきらしく、タカラジェンヌ最後の日まで飛躍して欲しいと切に願います。

 

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コメント

  1. うみひこ より:

    蒼汰さん
    愛情を感じる素晴らしい雑記ですね。しかも冷静公平な視点だと思います。

    今週のスカステの番組で七海さんが「不器用なりにずっとやってきた。」とおっしゃっていたのが心に沁みました。地道にコツコツ頑張る姿勢がファンに伝わったんでしょう。私も今朝のテレビで見た三番羽根には感じ入るものがありました。

    しかし彼女は「退団」という、ジェンヌさんにとって超重要なタイミングを極めて適切に判断されたと思います。あと仙名さんにもそう思います。
    彼女たちのこれからに幸あれ、です。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      私もスカステ拝見しました。そして私も彼女の言動を見るにつけ、「なるほどこういうところが人気なんだろうなぁ」と改めて実感しました。
      そして散り際が美しいと、その花はより一層美しく見えるものですよね。その短い最後の花の盛りを目に焼き付けたいと思います。

  2. 桜かのん より:

    蒼汰さん

    いつも楽しみに拝見しております。
    ひろきのお兄様の件、記事にして下さり、ありがとうございます。
    宙組時代から、ビジュアル・イケメンキャラのお兄様。
    星組に行ってからの人気は、目を見張るものでした。

    組内の娘役(一部、男役さんも)から、ジェントルマン認定されたあたりから、雪だるま式にファンが増えた印象です。
    「ひろきのお兄様」というネーミングは、組子が名付けたので、もしかすると、組子のひそかなバックアップ?もあったかもしれません。

    「サンファン」で、海外ファンも増えたようでしたのに、退団が惜しまれます。
    三番手羽!
    彼女の努力が報われて、私も大変嬉しく思います。

    思うに…
    理事長が小川友次さんになってから、ファン目線の計らいが多くなったように感じます。
    新春の理事長挨拶を見まして、ああ、この方は宝塚のファンなんだろうな、と強く感じました。
    生徒への愛(と何気にムチも?)が溢れていたように感じます。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      こちらを読んで色々と納得致しました。なるほど、あの紳士らしさと優しさが同居した「お兄ちゃん」らしさが人気なのですねきっと。
      彼女の資質が星組でより開花し、そしてそれが多くの人の心に響いたことを考えると本当に素敵ですね。

      おっしゃる通り、現理事長体制にあってからは「ねぎらい人事」が増えましたよねー。
      個人的には良いことだと思うので、ぜひこれからもファンが喜べるような人事采配を進めて欲しいなぁと思います。

  3. さくら より:

    実際の舞台を見て感じたことですが、事実、七海さんはショーできらびやかな衣装で登場するとパッと目を引く華やかさやオーラはありますが、正直、それだけです。華添え、以上の舞台上での役割は正直、あるとは思えません。
    お芝居はいいとされていますが、確かに人の血の通った感はあります。ですが、声量やスケール感があまりにも足りていません。自然で繊細ですが、舞台向きではないように思えます。
    「人柄」で絶大な人気を獲得されたようですが、ファンの方はどこで人柄を判断されているのでしょうか?
    インタビューなどの発言をよーく聞いていると、紅さんに対してひどいこと言ってましたよ。でも、紅さんには何言っても構わない、みたいな暗黙の了解ありますよね?トップになる前のブログでの叩かれようを見たらわかります。
    紅さんに人権はありませんからね。
    これはあくまでも私見ですが、叩かれ憎まれ道化役ジェンヌ紅さんあっての、そのアンチキャラとしての、愛されジェンヌの七海さん人気だったように思えます。
    七海さんご本人の努力でも、ファンの声援でもなく、紅さんが、七海さんに三番手羽をつけた、と考えています。
    これを書いている私は紅さんのファンではありません。
    漫画などの登場人物のキャラの研究が大好きなヲタクとして分析したところ、紅さん、七海さんのキャラは非常に綺麗なアンチをなしているように思います。
    破天荒で、エキセントリックで人を疲れさせる紅さん。それに対して、穏やかで優しく安らぎを与えてくれる七海さん。
    『泣いた赤鬼』に例えるならば、紅さんが青鬼、七海さんが泣かない赤鬼。
    青鬼がいたからこそ、村人=星組子と打ち解けられた赤鬼なのです。
    つまりは暗黒星。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      確かに、キャラ先行の紅、実力先行の礼、それに対し非常に宝塚的なスターである七海、という点で互いを補完し合ってたのかもしれませんね。
      個人的に七海さんに限らず「人柄」と「芝居」の良さは正直人それぞれだと思うので、
      何がここまで彼女の人気たらしめたのかよく分からないのですが、
      それでもここまで不動の人気を得たことは事実ですから、まぁ凄いことなんでしょうきっと。

  4. いちファン より:

    ものすごく今更なのですが
    私なりの分析をコメントさせていただきます。
    (この記事を今読んだためこのタイミングでのコメントになりました)

    私は七海さんの人気は
    スカイステージによるところが大きいと感じていました。
    勿論それまでに新人公演主演もありましたし、それ以降の別箱公演でも良い役が付いたりしていましたし
    逆転裁判2では、結果的にとても美味しい役をやっていて、なかなか良い役者さんになりそうなのでは?と思った記憶があります。
    ですが、スカイステージでのブリリアントドリームス パーソナル編での学生扮装での告白のお芝居で、
    若い人などがキュンキュンして一気にファンが増えていったと思います。
    そして組替となり星組に来て
    ブリリアントドリームス+NEXTで
    更にファンが爆発的に増えた
    と感じていました。
    そのためスカイステージを見ておらず
    舞台のみを見ている方には
    何故そんなにファンが増えているのか
    不思議に思うのではないか
    と、ずーっと思っていました。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      私は当時スカステを見ていなかったので、正直大人気の理由はいまいちピンと来ていなかったのですが、退団後もキャラを崩さないあたりプロですよね。笑