花組の振り分け発表に今後の組体制を思う

前回の記事にて花組公演『はいからさんが通る』のチケットが

好評発売中ですと勝手に宣伝しましたけれど、

先ほど確認に行ったら、なんと完売しておりました!!(10月19日19時現在)

 

凄い!!素晴らしすぎる!!

コロナ禍の中、よう頑張ったなぁ花組。

 

これまでチケットが入手できなかった新規層が来たのか、

あるいは公演の感触が良くリピーターが続出しているのか分かりませんが、

チケットが売れることは良いことだ!!

 

今後はもしかしたら内部保留分のチケット、

いわゆる「戻り」があるかもしれませんので

買い逃した方がいたら小マメにサイトを覗くことをお勧めします。

 

そんな嬉しいニュースが聞かれたのと同時に、

注目の外箱公演の振り分けが発表されましたね!!

内容を確認していきたいと思います。

 

別箱公演振り分けに関する注目点

 

それぞれの振り分けは以下から確認が出来ます。

 

 

 

 

まずは水美舞斗のDSが無事開催されるようで何よりです。

そして水美自身はもちろんのこと、DS含め催事が挙行出来ないというのが

営利企業にとって一番の打撃であることを考えれば、

少しずつ以前の形に戻りつつあるのは良いことですよね。

 

振り分けの注目点で言えば、

聖乃バウの2番手格とヒロインが誰が務めるか、でした。

 

路線組で言えば男役は優波慧しかいませんので、

彼女が2番手格を務めるのはほぼ確定でしょう。

聖乃&優波は『花より男子』のF4で既に組んでいますから

精神的支えを含むという意味では、順当な配置ですね。

 

そして飛龍、帆純を『はいからさんが通る』で明確に抜かした直後の今、

聖乃の下に配置しないという点では配慮を感じます。

 

『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』側を見れば、

飛龍、音、若草、糸月と歌が得意な若手が集められており、

分業体制が上手いこと敷かれてるなぁというのが印象的です。

 

バウヒロインは誰の手に?!

 

そして一番気になるのはバウヒロイン。

こちらは個人的な予想通り、華雅、春妃のお姉さまコンビが配置され、

新公ヒロ組では都姫でなく、中止により暫定扱いである美羽が配されました。

 

コロナによる新人公演が行えない今、

バウ公演のヒロイン経験は貴重なスターカード。

 

今の現状で言えば、先にバウヒロインを経験させるという

真彩希帆パターンもありうりますが、

とはいえ美羽が華雅、春妃の両名を抜かすとは考えづらい。

 

ということでボカしそうですね。

いわゆる『デビュタント』方式で正式ヒロは置かないか、

あるいは華雅、春妃のW体制かでしょう。

 

公演解説を読むと女性キャストが「母」ぐらいしか見当たりませんので、

いわゆるワラワラ体制にする可能性が一番高そうですが…果たして?

 

華優希の任期についてさっくり考える

 

ところで、いつぞやのカレンダー占いの記事にて、

 

華優希が6月に掲載されていることから次作で退団するのではないか?

というご指摘を頂きました。

 

実は私、勝手に華は4作(柚香3作目)任期だと予測していました。

その理由は、花乃、仙名、美園、珠城と組んだ愛希、朝夏と組んだ実咲と、

100周年以降の同時就任同時退団でないトップ娘役の任期が全員4作だからです。

 

そして仮に、もしコロナ事変がなかった2021年の公演スケジュールが

予定通り月→宙→雪→星→花と公演していく場合、

柚香3作目の東京千秋楽は7月くらいに終わる目途だったと予測出来ます。

 

ところがそれがリスケとなり、華3作目である『アウグストゥス』の

東京千秋楽が7月4日となったわけです。

なるほど…こう考えると確かに退団フラグと言えるかもしれません。

 

問題は、もし仮に華が本当に3作で退団するとして、

聖乃バウヒロインをボカシ体制なんて悠長なことをやっている場合、

組内に後任が居ない事態が発生する可能性が高くなることでしょう。

 

唯一の有資格者は音くり寿ですが、

同期引き継ぎはスライド等の特別事情が無い限り滅多に起きないという

過去の検証から考えるに、可能性は薄いと思います。

 

よってそのバトンは、トップ目前だったはずなのに

足踏みさせられている潤花・夢白あやという

超路線コンビに巡ってくるかもしれません。

 

というかですね、コロナのせいでヒロイン経験が積めない今、

貴重なトップ娘役候補の若手を温存するという名目で、

朝月希和等が登板させられたのかもしれないなぁと思ったのでした。

このあたりは長くなるので、また別の機会に書きます。

 

来年1月が今から楽しみ!!

 

個人的には下級生で推している青騎司

『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』に配されたのが嬉しかったです。

よーし、見に行くぞー!!

 

そしてこの流れでいけば東上公演だけでなく、

もしかしたらバウ公演も配信放送するようになるかもしれませんね。

 

色んな意味で楽しみな来年1月の花組外箱公演。

兎にも角にも無事開催されますように!!

 

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コメント

  1. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    聖乃さんバウ、ヒロイン不在?出てくるのが母だけ?はて、と思っていたら、あらすじが変わっていますね。

    中止前の最初のあらすじには確か、

    ”ランカスター家の女系血筋を引くヘンリー・テューダー(のちのヘンリー7世)が最終的に勝利、ヨーク家のエリザベス王女と結婚してテューダー朝を開き、近代イングランドの礎を築いていく。”

    とエリザベス・オブ・ヨークの存在があったのに、今掲載されているあらすじにはエリザベス・オブ・ヨークがいない!

    これは、情勢により、美羽さんを新人公演ヒロイン→バウヒロインの予定が、ヒロイン不在の脚本に書き換えたのかもしれませんね。

  2. RO より:

    華さんのあと、星風まどかさんでは?歌かダンス、どちらかでもしっかりしたお相手をお願いしたいです。

  3. あず より:

    蒼汰さんこんにちは。

    花組振り分けどれも面白そうで、興味のある下級生も綺麗にバラけていて楽しみです。
    私は華ちゃん4作だと思ってるんですが、後妻を取るなら夢白あやちゃんへの引継ぎは大歓迎ですね~。
    れいちゃんと華ちゃんのお芝居が好きなので、お芝居の出来る相手役さんに来てほしいな、と思います。
    私の周りにでは夢白ちゃんのダンスを褒める人が多いんですが、ダンスも良いけど何よりも彼女のお芝居が好きなので。
    今の体制は生え抜きが多く安定していると感じるので、2度の組替えで新しい風を吹き込んでくれそうなのもいいですね。
    夢白ちゃんが1作残ってひとこちゃんと1作組んで退団、も想像するとなかなか美しい並びで良さそうです。
    さすがに先の事を考えすぎですね(笑)
    今日もはいからさん観劇してくるので、今の花組を存分に楽しんできます!

  4. AKIRA より:

    華さん気になりますね。
    ところで、数日前にはいからさん東京公演GETしたのですが、チケット完売なのですね。めでたしめでたし
    また、華さん退団カウントが始まるのでしょうかね。まだまだお若いので、宝塚の後ろ楯が無くなると、芸能人生がシビアになりますよね。やはり、ある程度ジェンヌとしての満足感を得てから退団するのがベターですかね。でも可愛い役者さんなので今後の活動に期待してます。

  5. kobara より:

    こんにちは。
    バウは研2で1人だけ出演する星空さんが気になります。今後のヒロイン候補として、今回はヒロインではなくても何かしら目立つ役を割り振られる気がします。(きよらさんみたいに)
    華雅さんと春妃さんは聖乃さんよりかなり学年が上なのでさすがにヒロインはなさそうかな…。ヒロインくらい重要な役ということはありそうですよね。女王とか、忘れられない年上の初恋の人とか。
    あと、一之瀬さんが二番手格来そうな気もします。聖乃さんとのメインだとちょっと心許ないですかね。

    • はぁ より:

      私も星空さんがなにか大きな役が来るのではないかと思っています。
      しかも彼女は成績優秀者で特に歌が上手なので、これからの花組で重要な戦力になると思います。

      ヒロインが上級生娘役になると安定感はありますが、新鮮味とトキメキに欠けますよね。。。

      なにはともあれ、観に行くのが楽しみですね!

  6. YUKIMARU より:

    蒼汰 様
    いつも楽しみに拝見しています。
    花組バウですが、薔薇戦争のお話ですね。

    どの辺りから、お話が始まるんでしょうね。

    ヘンリー7世が、聖乃あすか

    ヘンリー7世が倒して王座を勝ち取る相手は リチャード3世。
    映画とかでも醜い姿の王として、出てきますが、近年は少女漫画とかで両性具有の人物として描かれていたり、シェイクスピアが描いた王とは違った評価もあるようですが。

    演出の竹田悠一郎は、どんなリチャード3世を描くのでしょう。

    リチャード3世は優波かな、と思っていたのですが出演者を見て、そうかも、と思いました。

    ヘンリー7世は 薔薇戦争の終結の救世主として、現れますが、
    遡って考えると王位継承権があるかもしれないという微かな望みに応えて現れた人でもあります。

    ヘンリー7世のお母さんは、14歳の時にヘンリー7世を産みましたが、彼が生まれる前に彼の父親は戦死してしまいました。
    彼の祖父は、ヘンリー5世の未亡人と結婚した王族ではない貴族です。
    欲のないヘンリー6世はヘンリー7世のお父さんにも爵位を与えます。

    ヘンリー5世は偉大な王でしたが、早くなくなってしまい、幼少期に王になったヘンリー6世の時代に イギリスの王位を巡って薔薇戦争になります。

    兄弟で王位を奪いあったり、誰かの未亡人を奥さんにしたり、
    王様になる手助けをした人が謀反を起こしたり、
    色々あるんですが、戦国時代の日本の国の物語みたいに、面白いと、思います。

    ヘンリー7世のお母さんは、
    4回結婚したひとですが、
    息子は彼だけで、自分の息子を王にするために、
    自分の夫やリチャード3世に反感を持つ貴族たちに画策したりするんですね。
    リチャード3世が殺したと言われるエドワード5世のお母さんと仲良しになって、エドワード5世の姉を自分の息子の嫁にと、考えたり。

    そして、それが、実際の戦争とともに、結婚という形で、薔薇戦争の終結に繋がるんですね。

    そして、その子孫が現在のイギリス王室に繋がっていきます。

    若手が沢山でるバウで、
    薔薇戦争は 意欲作 に違いないと 思っています。

    今から楽しみです。

  7. トコオカ より:

    蒼汰様
    いつも楽しく拝見しております。
    宝塚は出戻りでして、以前良く観ていたのは杜さん・一路さん・轟さんでした。
    一昨年観劇復活して、「あああああ!轟さんが!理事で!」と喜び勇んで公演によく行くように。
    蒼汰様のブログにうなづいたり考えたりしながら、楽しんでます。

    青騎司さんですが。知人の娘さんで応援しています。蒼汰様が推しているのを見て、「きゃー、ありがとう!」っておばちゃん目線になってますー(^◇^;)
    これからもブログ楽しみにしてます‼︎

  8. 90年代ヅカファン より:

    確かに、はいからさんはすでに、華さんにとって十分対外的に知名度のある代表作と言えるし、実咲さんや愛希さんのようにエリザベートや、大作ミュージカルで花道を飾るタイプではない、となると…?と考えてしまうところはありますね。
    「ダル・レークの恋」は麻路さきさんで拝見したことがあり、そのイメージがなんとなくたまさくコンビに重なるので、これ元々このコンビ(二番手として月城さん)のためで、バウは風間さんだったのでは?それがいろいろ予定外に予定外が…などと妄想しています。