バウ考

バウ公演といえば、新人公演に次ぐスターにとっての大きな関門。

主演したか否かによって、その後のスター人生に大きな違いが生まれます。

 

記憶に新しいのは、美弥るりかはトップになれるか論争において

彼女がバウ(単独)主演していなかったということが

トップになれない根拠の一つとして上げていた方もいるくらいでした。

(そして2019年初のバウ単独初主演が餞別だったわけですが)

 

そんなバウ公演において

事実なのか、憶測なのか、単なる噂なのか

よく分からない定説ががいくつかありまして、それは

 

・「主な出演者」は主演カウントにならない

・劇団からの格付けはショー公演<芝居&ショー公演<芝居公演

 

ということ。

 

そして2019年バウ公演で、内容が既に発表されているのは以下の通り。

 

月組『Anna Karenina』 主演:美弥るりか

雪組『PR×PRince』 主演:永久輝せあ

花組『Dream On!』 主な出演者:綺城ひか理、飛龍つかさ <特別出演>水美舞斗 

宙組『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』 主演:瑠風輝

 

もし、上記のよく分からない定説を前提として考えれば、

劇団の位置づけ的には『Dream On!』<『リッツ・ホテル~』であり、

それはそのまま主演するスターの劇団からの推し度も同じなのでしょう。

 

いずれにせよ、瑠風輝は劇団的に御曹司認定なのだということが分かったので

彼女にはぜひこのチャンスを生かして頑張って頂きたいですね‼

 

花組『Dream On!』の怪

 

それとは逆に、綺城、飛龍が主な出演者である『Dream On!』の話。

つくづくこの公演は不思議で、

その不思議っぷりはポスターからもありありと伝わってくるのですが…笑

 

そもそも私はてっきり『New Wave! 』シリーズのように

全組回していくのかと思ったのですが…違うのかな?組名入ってないし。

 

『New Wave! 』シリーズは

2013年の花組公演から始まっており、

「主演」ではなく「主な出演者」という形式をとってきました。

 

だいたいが、かつての宝塚の名曲を

若手スターたちが歌い踊る、という内容なのですが

振り返って「主な出演者」を見てみると

人事調整に体よく使われている公演だなぁという印象があります。笑

 

花:望海風斗、瀬戸かずや、芹香斗亜

月:美弥るりか、宇月颯、鳳月杏、珠城りょう

宙:澄輝さやと

雪:月城かなと、永久輝 せあ

星:瀬央ゆりあ、紫藤りゅう

 

『Dream On!』もこの『New Wave! 』と同じ、

若手に出番のチャンス&人事調整の意味合いが強そうな雰囲気ですが…

果たしてどのような意図があるんでしょう。

 

意外と少ないバウW主演

 

ところで、調べていて気付いたのですが

バウW主演って意外と少ないんですね。

というかここ数年でめっきり減ってません?

 

以前だと

 

『アルカサル~王城~』 主演:十碧れいや&麻央侑希

『the WILD Meets the WILD』 主演:蓮水ゆうや&七海ひろき

『灼熱の彼方』 主演:彩風咲奈&彩凪翔 ※週替わり

『二人の貴公子』 主演:龍真咲&明日海りお

 

など、年1回~2年に1回程度あったものの

記憶では2015年『A-EN』主演:朝美絢、暁千星が最後であり

この4年間は『New Wave! 』以外全て単独主演です、たぶん。

 

一応2015年~2018年のバウ公演(専科公演&餞別除く)はこんな感じ。

 

【2018年】

星組『デビュタント』 主演:瀬央ゆりあ

バウ・ショーケース 『New Wave! -星-』 主な出演者:瀬央ゆりあ、紫藤りゅう

宙組『ハッスル メイツ!』 主演:和希そら

月組『愛聖女』 主演:愛希れいか(たぶん餞別)

花組『Senhor CRUZEIRO』 主演:水美舞斗

雪組『義経妖狐夢幻桜』 主演:朝美絢

 

【2017年】

月組『Arkadia -アルカディア-』 主演:暁千星

宙組『パーシャルタイムトラベル』 主演:桜木みなと

バウ・ショーケース 『New Wave! -雪-』 主な出演者:月城かなと、永久輝せあ

星組『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』 主演:七海ひろき

 

【2016年】

花組『アイラブアインシュタイン』 主演:瀬戸かずや   

星組『鈴蘭』 主演:礼真琴  

 

【2015年】

雪組『銀二貫』 主演:月城かなと

宙組『相続人の肖像』 主演:桜木みなと

バウ・ワークショップ『A-EN』 主演:朝美絢、暁千星

花組『スターダム』 主演:鳳月杏

バウ・ショーケース 『New Wave! -宙-』 主な出演者:澄輝さやと

月組『Bandito』 主演:珠城りょう

 

 

まとめるとバウ公演って3つの意図があって、それは

・路線スターの箔付け

・別格スターのご褒美

・退団スターの餞別

であり、路線スターの箔付けに関しては

選定されたー人を重点的に育成する方針に転換しているのかもしれません。

 

バウ公演の意義

 

で、話は戻りますけど

つくづく『Dream On!』って不思議ですよね。

 

綺城、飛龍が「主な出演者」扱いで

水美は「特別出演」のはずなのに、発表時からポスターまでガン推しされている。

 

でも、もし劇団が本気で水美を推すのであれば

『花より男子』チームに混ぜられていたはずだし、

綺城&飛龍なんて、念願のバウ初主演(主演じゃないけど)のはずなのに

ただ『花より男子』に混ぜたくなかった感のが強くありません?

 

いや、それで『花より男子』が豪華だったらいいんですよ?

でもさぁ、個人的には

柚香・水美・綺城・飛龍のF4メンバーのが見たかったぜ私は。

 

けど劇団的にはそうはいかない。

本命は聖乃だから花沢類を彼女にさせたい。

彼女よりも学年が上のスターたちの処遇が微妙だからみーんなバウへ、

水美も混ぜちゃうと格落ち感が出ちゃうから「特別出演」という、

まぁ大人の事情なんでしょうね、きっと。

 

で、久しぶりに「主な出演者」表記を使うんですから

結構苦肉な策な気がしますが…果たしてこれは正解だったのかな?

 

この答えは数年後にならないと分かりませんし、

個人的に綺城・飛龍は実力派スターとして好きなので

今は公演の成功を心から応援したいと思います。

 

そして気になるのは今年末に予定されている星組バウ公演ですよね。

果たして天華が単独主演になるのか、極美とWになるか、

それとも今回のようにお茶を濁すのか。

 

今後のバウ主演計画も非常に気になりますね!!

 

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コメント

  1. ちぃさま より:

    こんばんは。

    ふむふむなるほどですね〜。17年の七海ひろきは別格ご褒美だったのですね。今年の永遠輝せあは路線ではあるけど、決して早いバウ主演ではないのですね。

    実は微妙なドリームオン観に行きます。友の会のステータス上がるために抽選申し込んでいるのですけど(呆れるほど本当に当たらない)、なぜか水美舞斗出演日のチケット当たってしまいました。

    今ではバウ公演を観ること自体が貴重な機会かと思うので楽しみです。二分割ではなく三分割ってところが、キャスト的に本当に微妙ですね。水美舞斗の扱いですが95期にスターが集中しているので、素人考えで95期でトップ二巡もありかと私は思うのですが、瀬尾ゆりあ漁夫の利で星組2番手?含めてどうなるんでしようね。

    【エルベ】の記事での各組バージョン楽しそうですね〜まさかトップの役で歌唱力が邪魔になるとは・・・( 笑 )誰かが【ちぎみゆ】で観たいと書いていましたが、望海フロリアン含めてドンピシャかと思いました。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      七海、瀬戸、あとは星条なんかもそのたぐいに含まれるかなと思います。
      個人的には水美も瀬央もすんなり2番手には上がらないと思う派なんですが、果たしてどうなるんでしょうねー。
      確かに早霧&咲妃なんかはドンピシャですね。望海だと当時だとしても老け過ぎかと思いますが、
      礼と違って正統派よりも堅物系で考えれば、それはそれでありかもしれませんね。笑

  2. シトラス より:

    いつも楽しく拝見しています。

    以前の記事ですが、答え合わせって感じのコメントをお許しくださいますでしょうか。
    (私が全て記事を拝見できてなくて、既に書いておいでのことかもしれませんが)

    永久輝さんの花への異動ニュースで私が思ったのは、あーだからこないだの花バウは水美さん主演じゃなかったんだ、ってことです。
    この頃から永久輝さんの異動は(もちろん)決まってて、水美さんの下には出来なかった。劇団もエグいことしますよね。あのときは、「マイティって劇団からの評価いまいち?」と真面目にかんがえました。

    10月のいまとなっては、そうたさんもおっしゃっるように、あーさは女役、せおっちの上には愛ちゃんが来る、ずんちゃんは誰も来ないけどひょっとして真風さん長期?みたいな、95期とはいえ安泰じゃないよという意思表示は平等にされてますよね。
    おまけに最後の当確と言われるれいこちゃんは怪我上がり。2回目の東上はちなつ先輩に譲りました。

    ↑↑こういう「予期せぬこと」への保険が、まぎれもなく「東上した微妙路線スター」なんですよね…。

    「バウ」に関しては、その劇場名の通りに実験的な意味合いもまだ残していると(私には)思われ、その使い方は割と柔軟なのではないですかね?

    超路線スターの東上前試験というのが一番分かりやすい用途でしょうが、そうでないときはダブルトリプルで若手に場数踏ませたり、餞別使いだったり。はては人気トップ千秋楽のライブビューイングの場所になったりと(笑)

    朝路線スターの試験のときには芝居公演なので、おっしゃるような「バウ内序列」に見えるんだろうな。

    これからも記事、楽しみにしております。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!全文同意です。笑
      あの中途半端なバウは、水美・綺城・飛龍を誰にもバウ主演カウントさせないという荒業だったと今振り返れば思いますね。
      これにより97期永久輝の組換え地ならし&柚香を支える若手スター育成をどちらも叶えたわけですから、妥当と言えば妥当ですが…。
      バウは自前ホールですから、おっしゃる通り旨いこと使い分けられるのが強みですね。本公演に比べしがらみもないでしょうから、いろいろ変更も効くでしょうし。
      今後のバウ序列も気になるところですねー。来年は3つしかないのでアレですが。